これからネットショップを開業しようと考えている方にとって、実際に開業のためのどのくらいの費用がかかるのか、わかりにくい部分が多く悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ネットショップ開業において一般的に必要となるような準備物についてまとめていますので、どのくらいの費用が掛かり、どのような準備をしておかなければならないのか、チェックリストのようにお使いください。
ネットショップの開業に必要な初期費用は数十万円
ネットショップの開業については、実際に既に手元にあるものも含めた判断で開業の判断をしている方もいらっしゃると思います。
その場合には、もっと初期費用の金額は下がっていきますが、概ね必要となる金額は数十万円程度必要となります。
それでは、ネットショップ開業にあたりどのような準備が必要になるのでしょうか。
ネットショップに最低限持っておきたいものとは？
ネットショップ制作に必要なパソコン
ネットショップを作る上で、やはりパソコンは必要不可欠なアイテムです。
現在はパソコンも高性能で価格が抑えられたモデルも増えていますので、5万～10万前後でも十分なスペックが揃っています。もちろん画像などを扱うので、より高いスペックでサクサク動かせるほうが効率的に作業を進められます。
また多くの情報と向き合うため、画面が小さいスマホよりもパソコンでかつ大きめのモニターに繋いだほうが作業を進めやすいです。
そして、スマホも必要です。これはネットショップを確認するため。なぜなら消費者の購買行動としてスマホから購入するユーザーが増加傾向にあるためです。
画像編集とセキュリティソフトは入れておきたい
ネットショップは画像の良し悪しで大きく左右されるため、商品画像はかなり重視すべきポイントです。
そのため、画像編集ソフト（例えばPhotoshop、Illustratorなど）は持っておきたいところです。安いものでは約1,000円/月から。
また、セキュリティソフトも必ず入れるようにしましょう。お客様の情報を取り扱う以上、セキュリティソフトが入っていないパソコンでネットに接続するのは、危険が伴います。1年間で5,000～10,000円程度かかります。
商品の魅力を伝える写真を取るためのカメラ
ネットショップ上では、商品の良さをいくら文章のみで説明しても商品の画像があるかないかで購買率が大きく変動すると言われています。
これは商品の画像があることで、商品へのイメージを持ちやすくなるためで、これはネットショップにとっては必須のものになります。
最近では、高性能なスマホカメラもありますので、スマホカメラで撮影して画像編集ソフトでアップデートしていくのも、コストを抑えたい最初は良いかも知れません。
いずれにせよ、画像や画質の良し悪しも売上には影響していきますので、デジタルカメラに限らず、高性能なカメラ機能を持ったものを採用するようにしましょう。
商品を発送するための梱包素材
実はこの梱包もネットショップにとっては大事なポイントです。
ネットショップで購入されたことがある方は体感しているかもしれませんが、梱包ひとつでもショップに対する評価は大きく変化します。
実際にレビューなどでは、梱包が丁寧かどうかという意見は必ず見受けられます。そこで「届いた商品が壊れていて、対応が悪かった」なんて書かれた日にはもう目も当てられません。
お客様と直接会う機会もないため、おろそかにしてしまいがちですが親切丁寧な梱包を行うための準備はしっかりと進めていきましょう。
販売する商品によって、どのような種類を揃えなければいけないのか変わってきますが、「配送用の袋やダンボール」「閉じるためのテープ」「商品を保護するための緩衝材」「ラッピング用品」あたりが最低でも必要になります。
ネットショップ開業において考慮に入れておきたい諸費用
人件費
事業規模にもよりますが、ネットショップ開業にあたり新たに人を雇ったり、配置転換をする場合には人件費が必要になります。
営業許可等
取り扱う商材によっては、営業許可申請を取らなければ事業を行っていけないルールになっています。
中古品・直品・健康食品・酒類・医薬品・化粧品等代表的に上げるものでもこれだけ許可が必要な商材があります。
通信関連費
携帯電話の利用料金やインターネット利用料金などネットショップ運営にあたっては様々な通信費が掛かっていきます。
画像のアップロードなど容量を使用する作業もあるので、通信制限がかからないようなプロバイダ契約をおすすめします。
プリンタ
必ず必要というわけではありませんが、納品書や領収書など印刷すべき書類が多い場合には必要になります。
ネットショップを制作するためにかかる費用
出店料やシステム利用料
これからネットショップに出店する場合には、ECモールに出店するかショッピングカートASPというサービスを利用して出店するのが一般的です。
初期に掛かる費用は、ECモールへの出店料やシステムの月額利用料等が発生します。
実際には初期費用がかからないサービスもありますが、その分今後売上に応じて支払う従量制費用が高めに設定されていることがあります。
このあたりは事業の状況や予算に応じて、選択をしていきましょう。
サーバーやドメイン
自社でネットショップを運営する場合には、レンタルサーバーやドメインを用意しておく必要があります。
レンタルサーバーを契約することで初期ドメインが与えられますが、あまりこれは使わずにご自身のショップ名に合わせたドメインを取得しておいたほうがブランドイメージとしても良いです。
ネットショップ開業にかかる初期費用は抑えられるからこそ競合も多い
ここまでネットショップの開業に掛かる初期費用についてまとめていきましたがいかがでしたでしょうか。
ネットショップの開業は他のビジネスと比較しても、コスト面で抑えられており参入しやすい手法といえますが、その分競合が多いのも事実です。
やみくもに参入するのではなく、ショップコンセプトや事業計画をしっかりと立てて戦略的に売上拡大を狙っていき、時期を見ながら投資を増やしていきましょう。
まずは無料資料請求して、疑問点を解消。
パンフレットを確認してから出店のお申込みをしてみましょう！
