Welq問題・日本語検索アップデート

Welq問題・日本語検索アップデート
Welq問題・日本語検索アップデートとは
WELQ騒動とは、DeNAが運営する医療情報サイト「WELQ」がコンテンツの品質や正確性を問われてサイトの公開取りやめに至り、キュレーションメディアやバイラルメディア全体のあり方が問われるに至った一連の騒動の通称である。

現在のSEO精度になるためのきっかけになった事件

Welq問題から日本語検索アップデートが行われた背景

2016年12月にディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」が内容の信頼性を損なっていると批判を受け、閉鎖した問題。

これが通称:Welq問題と呼ばれるもので、米Googleは2017年2月3日に日本語検索アップデートをしたと発表しました。

Welq問題で浮き上がってきたのは、低品質な記事でも適切なSEO対策を施されいれば上位表示が可能という点。

実際に医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」では、他記事からの”全文コピペで作成されたもの”や”根拠のないデータ”、”画像の直リンク”などが横行していました。

Web記事におけるルールを守らない状態での検索上位表示、さらに医療サイトということも相まってWelq問題発生から日本語検索アップデートが行われています。

言葉の定義

本記事の主な言葉を定義します。

Welq問題

Welq問題とは、2016年12月にディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する医療情報サイト内にて、問題の多い記事が量産されていたことによる事件

最終的にサイトは閉鎖されましたが、その後Google検索アルゴリズムを変えるきっかけになりました。

日本語検索アップデート

日本語検索アップデートとは、Google社が日本語検索のみに施したアルゴリズム更新。

抜け漏れしやすい言語である日本語は、他国と比較して特別な対策をする必要があったとGoogleが回答しています。

関連する単語

本記事に関連する単語の解説や説明です。

Welq(ウェルク)

Welq(ウェルク)とは、ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する医療情報サイト。

現在Welq(ウェルク)は既に閉鎖されていますが、ディー・エヌ・エー(DeNA)は以下の事業を継続しています。

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  • AI事業・研究開発
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低品質コンテンツ

低品質コンテンツとは、内容の薄い記事や根拠がない情報を羅列しただけのものを指します。

また他記事からのコピペなど、著作権侵害などで法律違反の場合も考えられます。

直リンク

直リンクとは、他メディアで使用されている画像やイラストを使用して、さらにリンクをつなげる行為のこと。

勝手に画像を使用されたという著作権侵害の他にも、オリジナル画像を掲載している元サイトのサーバーにかなりの負荷がかかります。

Web記事を作成するうえでは、直リンクはご法度とされているものです。

バイラルメディア

バイラルメディアとは、ユーザーが反応したくなるコンテンツを主に扱うメディアのこと。

「ウイルス性の」「感染的な」という意味を持つバイラルを引用して、いわゆるバズる記事を更新しています。

キュレーションメディア

キュレーションメディアとは、決まった条件に沿って情報をまとめたコンテンツが公開されているサイトのこと。

また多くのライターが記事を更新し続ける携帯のサイトを、キュレーションメディアと呼ぶこともあります。

キュレーションメディアでは低品質な記事が量産されることが多く、ディレクターの力量でサイトの強さが変わることも。

日本語検索アップデートの内容

本記事に関わる内容を解説します。

低品質サイトの検索順位を下げた

Welq問題をきっかけとした日本語検索アップデートで、「低品質サイトの検索順位を下げた」のが内容の1つ目です。

特に医療など人体に大きく関わる情報が掲載された低品質サイトが検索上位されている場合、直接生命の存続に関係します。

そのためGoogle社は、即座に低品質サイトの検索順位を下げました。

これによりYMYLジャンルといった言葉が生まれ、知識のない一般人が参入しにくく上位表示もされにくい状態が生まれました。

YMYL(Your Money or Your Life)とは「幸福、健康、金融」など、人々のお金や人生に影響を与えるジャンルのことを指します。

継続的にアルゴリズムの改善を行い始める

Welq問題をきっかけとした日本語検索アップデートで、「継続的にアルゴリズムの改善を行い始める」のが内容の2つ目です。

継続的にアルゴリズムの改善を行うことで、また抜け穴を見つけたサイトが簡単に上位表示されることを防ぎます。

継続的なアルゴリズム改善のおかげで、現在も高品質な記事を探すことができています。

日本語検索アップデートで未だに変化していない例

Welq問題から起きた日本語検索アップデートでも、上位表示され続けている記事を紹介します。

それがこちら。

検索キーワードは「筋トレ」ですが、主な内容は「占いコンテンツ」

日本語ではこういった抜け漏れが発生しやすいので、Google社は継続的なアルゴリズム改善と正確なSEO対策を見分ける必要があるでしょう。

関連リンク

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