App Indexing(アップインデクシング)

App Indexing
App Indexing(アップインデクシング)
ユーザーがGoogleの検索結果と関連したアプリを結果に表示させるシステム。アップ・インデクシングから表示されたアプリが既に本体にインストールされている場合は、AndroidまたはiOSのスマートフォンアプリを起動させることができます。元々は2013年10月に提携出版社向けに開始されたシステムでしたが、翌年6月には誰でも使用できるように機能が拡張されました。

>> SEOでは「検索結果画面にアプリを表示するGoogleの仕組み」を指します

略歴/流れ

従来は、Webコンテンツを評価するデバイスは、PCサイトだけを基準としていました。

しかし、Googleは2018年にモバイルファーストインデックスを導入し、PCよりもモバイル対応していることが重要視されました。

その後は、App Indexingは、モバイルサイトの検索順位を決める要素に含まれているとGoogleが発表しています。

App Indexing(アップインデクシング)とは?

App Indexingとは?

App Indexingとは、アプリとWebコンテンツを関連付けて、モバイル検索結果にアプリを表示させるGoogleの仕組みです。

正式名称は、Firebase App Indexing(ファイアベース・アップ・インデクシング)と言われており、アプリを設定することによって、Googleが検索対象として認識させることが可能です。

実際に、検索結果上でアプリが表示された際に、すでにアプリがインストールされていれば、直接アクセスしてアプリを起動することができます。

関連する単語の紹介

SEO対策

SEO対策とは、検索上位表示を狙うことで、多くのユーザーからのアクセスを増やすための施策です。

具体的にSEO対策を行うメリットは、以下の通りです。

  • 継続的にアクセスを集めることができる
  • 収益が生まれやすい
  • 購買意欲のあるユーザー集客に効果がある

Webコンテンツによって、SEO対策で得られるメリットは異なるため、SEO対策を行う際には目的を明確にしておくことが重要です。

検索アルゴリズム

検索アルゴリズムとは、検索結果に表示されるWebコンテンツの順位を決定するためのプログラムを指します。

検索順位を決める要素として、ユーザーが検索したキーワードに対して、関連性と重要性が高いコンテンツが評価されています。

Googleでは、検索ユーザーに高品質で関連性が高い検索結果を表示させるために、年間500回以上も修正やアップデートを行なっています。

そのため、SEO対策を行う上で、検索アルゴリズムについて理解しておくことも必要です。

モバイルファーストインデックス

モバイルファーストインデックスとは、Googleが検索順位を決定する際には、PCサイトではなくモバイルサイトを基準にして評価を行うことを指します。

従来は、パソコンからアクセスしているユーザーが一般的でしたが、現在はスマートフォンやタブレットから検索しているユーザーが増えているため、変更を行いました。

実際に、モバイルフレンドリー対応をしているWebコンテンツの方が、ユーザはもちろん、検索エンジンから高評価を得ることが可能です。

ユーザビリティ

ユーザビリティとは、使い方が分かりやすく、どのユーザーに対しても簡単に利用することができることを指します。

ユーザビリティが高いWebコンテンツにすることによって、コンバージョンが向上させることも可能です。

ユーザーによって使いやすいように、ボタンの位置やデザインなど工夫することが求められます。

App Indexingのメリット

App Indexingのメリットをあらかじめ理解しておくことで、SEO対策にもより効果的に働くことが可能です。

具体的なApp Indexingのメリットは、主に以下の通りです。

  • 検索結果の上位表示を狙える
  • ユーザーの利便性が高まる

それぞれのメリットについて、特徴を踏まえて解説していきます。

検索結果の上位表示を狙える

App Indexingは、検索アルゴリズムのランキング要素に含まれるため、検索上位を狙いやすくなります。

また、アプリへとアクセスする手間を省くことができ、アプリ利用率を向上させることが可能です。

スマホユーザーが増えている中で、検索表示結果にアプリアイコンが表示されることは、視覚的にも目立つことができ、ユーザー集客に効果的に働きます。

ユーザーの利便性が高まる

App Indexingを活用することによって、ユーザーが無駄なタップや動作を減らすことによって、ユーザーの利便性を高めることが可能です。

従来では、アプリからWebコンテンツへと切り替える動作が多く、スマホユーザーへの利便性を損ねてしまうことも多くありました。

SEO対策を行う上でも、ユーザー体験の向上や改善に繋がるので、効果的に働くと言えるでしょう。

App Indexingの実装に必要な4つのステップ

App Indexingの実装に必要な4つのステップは、Googleで以下のように発表されています。

1.デベロッパーにウェブマスターツールへのアクセス権限を付与する
2.検索結果からのアプリへのアクセス状況を把握する
3.アプリの重要なリソースがクロール可能であることを確認する
4.Androidアプリのエラーに注意する

引用元:Googleウェブマスター向け公式ブログ

実装が上手くできない場合には、上記のステップを行うことによって、実装を成功させることが可能です。

App Indexingの今後は?

AppIndexingは、Appleガイドラインの変更に伴って2017年1月で廃止されたため、ランキング要素から除外されました。

しかし、Android版のApp Indexingは、以前と変わらずにランキング要素として評価されているため、積極的にApp Indexingを実装することをおすすめします。

Webコンテンツの運営者やアプリ開発に携わっている方は、App Indexingに関わる今後の動向をチェックすることが必要です。

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