アンカーテキスト
- アンカーテキストとは
- HTMLでページからページへジャンプする「リンク」に使われるテキスト(文字列)のこと。検索エンジンはリンクの数や質をリンク先ページの評価に利用していると言われるが、その際に、そのリンクがどのような内容でリンク先ページにリンクしているのかの「質」を判断するのにアンカーテキストが使われていると言われる。
- >> SEOでは「検索エンジンからの評価やユーザビリティを高めること」を指します
略歴/流れ
2001年前後のSEO業界では、アンカーテキスト一致率が90〜100%が推奨されていました。
理由としては、リンク操作に関連するスパム排除の仕組みを持っておらず、検索エンジンスパムの認知度が低いことが原因とされています。
2003年頃からスパムリンクを改善するために、以下の大規模なアルゴリズムアップデートを行いました。
- フロリダアップデート
- オースティンアップデート
- ブランデーアップデート
現在では、SEO業界が推奨するアンカーテキスト一致率は70%未満になりました。
アンカーテキストとは?
アンカーテキストとは、他のWebコンテンツへのリンクに表示される文章のことを指します。
具体的には、検索ユーザーがリンクにアクセスするかどうかを判断して、内容を把握することを目的にしています。
リンク先の内容が分かるように、簡潔な文章であることが必要です。
このように、アンカーテキストは、SEO内部対策において、重要な要素として扱われています
関連する単語の紹介
検索アルゴリズム
検索アルゴリズムは、Webコンテンツの重要性や関連性を評価して、検索結果順位を決めるためのプログラムのことを指します。
Googleに関しては、ユーザーに高品質で正確な情報を届けるために、年間500回以上も修正やアップデートを行なっています。
しかし、検索アルゴリズムの修正やアップデートが行われるごとに、SEO対策を行うのではなく、高品質なコンテンツを作成することが求められます。
フロリダアップデート
フロリダアップデートとは、ページタイトルとの関連性が低く、大量のキーワードだけが詰め込まれたコンテンツへの取り締まりが強化された検索アルゴリズムアップデートです。
具体的に、Webコンテンツの権威性と信頼性を重視しています。
キーワードを詰め込むことで検索上位表示を狙う「キーワードスタッフィング」と呼ばれる手法を利用しているWebコンテンツの評価を落とすことが可能になりました。
ナチュラルリンク
ナチュラルリンクとは、外部の良質なWebコンテンツから自然に貼られた被リンクです。
具体的なナチュラルリンクの特徴は、以下の通りです。
- 関連性が高いコンテンツからの流入が増える
- リンクの貼り方が自然
- 相互リンクで管理が不要
- タイトルや見出しで興味を惹く
実際に、検索ユーザーにとって高品質で有益な情報が記載されているコンテンツは、外部コンテンツからのナチュラルリンクを増やすことができます。
しかし、故意に外部から増やしたリンクは、検索エンジンからの評価を落としてしまう可能性があるため、あらかじめ注意が必要です。
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジン最適化と呼ばれており、多くのユーザーからのアクセスを集めるために、検索上位表示を狙うための施策のことです。
継続的に検索ユーザーからのアクセスを集めることができ、コンテンツからの収益を生み出すことができます。
具体的にSEO対策の種類は、以下の通りです。
SEO対策の種類 | 内容 |
テクニカルSEO | Webコンテンツの内部構造を整える施策を指します。いくら高品質なコンテンツを制作しても、サイト内部が整備されていなければ、検索エンジンからの高評価を得ることができません。 |
コンテンツSEO | ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツ制作を行うことための施策。キーワードの意図を正確に読み取ることが重要視されています。 |
外部対策SEO | 良質な被リンクを獲得するための施策のことです。ユーザーや検索エンジンにとって高品質のコンテンツ制作を行う。 |
基本的には、ユーザーが求める情報がある高品質なコンテンツを作成することが必要と言えます。
アンカーテキストのSEO対策
アンカーテキストのSEO対策効果を最大限に発揮させるためには、主に以下3つのポイントを抑えることが必要です。
- リンク先の説明正しく記載する
- 重要なキーワードを含める
- 画像にはalt属性をつける
上記のように内部リンクを増やすことができるため、SEO対策にも効果があるとされています。
リンク先の説明をする際には、長文になりすぎず、ユーザや検索エンジンが理解しやすいように、できるだけ簡潔な内容にすることをおすすめします。
アンカーテキストでリンクを設定する注意点
アンカーテキストでリンクを設定する注意点について理解しておくことで、検索順位を下落させてしまうリスクを減らすことが可能です。
具体的なアンカーテキストでリンクを設定する注意点について、下記にて解説します。
隠しテキスト・隠しリンクにしない
隠しテキストや隠しリンクとは、CSSを使ってHTML上のテキストをブラウザを非常にすることで、Googleの品質に関わるガイドライン違反になります。
具体的には、以下の項目が隠しテキストと隠しリンクに該当されます。
- テキストが画像の背後に置く
- 1文字のみにリンクを設定する
- テキストを画面の外に配置する
- フォントサイズを0にする
- 白との背景に白テキストを設置する
上記のように、故意にテキストを隠してリンクを設定しないように、注意が必要と言えます。
キーワードを詰め込みすぎない
SEO対策を行う上で、コンテンツにキーワードを含めることは重要ですが、キーワードを詰め込みすぎると検索エンジンからペナルティーの対象になるため注意が必要です。
検索ユーザーがアンカーテキストで不自然ではな内に明らかに不自然出ないことが基準となります。
外部サイトからの被リンク
外部サイトからの被リンクを獲得することは、SEO対策上では有利に働きますが、下記については検索エンジンの評価を下げてしまうリスクがあります。
- 購入する被リンク
- 関連性の低いコンテンツからの被リンク
- 品質が低いコンテンツからの被リンク
- SEOを狙った相互リンク
- ワードサラダを利用している
質の悪い被リンクが無いか定期的にWebコンテンツを見直し、スパムリンクがされている場合には、リンク否認機能を活用することをおすすめします。