クエリSEO
- クエリとは
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クエリとは、データベースからデータを抽出したり操作したりといった処理を行うための命令のことである。「問合せ」と訳されることもある。
データベースには様々な属性情報をもったデータが格納されている。データベースに対して、文字列や命令をクエリとして発行することによって、特定の条件に合致したデータを検索したり、置換や削除などを行ったりすることができる。
データベースでクエリを扱うための言語体系は、一般的に問い合わせ言語と呼ばれている。問い合わせ言語の代表的なものには、リレーショナルデータベースなどで標準的に使用されているSQL(Structured Query Language)や、あるいはXMLデータベースなどで使用されているXQueryなどがある。
また、データベースの他にも、検索エンジンを利用する際に入力される文字列などが一般的にクエリと呼ばれている。なお「Webクエリ」と言えば、Microsoft Excelの機能の一種でWeb上から表データを取り込み自動入力する機能を指す。
- SEOでは、検索エンジンで入力するキーワードのことを指します。
略歴/流れ
Webマーケティングにおいて「クエリ」「SEO」は、集客において非常に重要視されています。
クエリは英語で「query」で「質問」という意味があり、ユーザーが検索エンジンの検索窓に入力する語句や文字列などを「質問」に例えた意味です。
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」と呼ばれます。特定のサイトを上位表示させるために構成や記述などを調整する手法のことです。
これら「クエリ」と「SEO」は密接な関係で、サイト分析・改善に活用できます。
「クエリ」とは?
クエリとはユーザーが検索するときに入力するキーワードを指します。
クエリでどんなキーワードで検索されているのかを把握することができるので、サイトへの流入を見込めるキーワードでコンテンツを作ることが可能です。ユーザーは様々なキーワードで「知りたいこと」「欲しいもの」などを検索します。
例えば「クエリ」を中心に以下のようなキーワードで調べているとしましょう。
- クエリ 基本
- クエリ seo 対策
- クエリ アナリティクス
- クエリ Google
「クエリ 基本」ではクエリの基本的な情報や活用法などを知りたい人が入力している可能性が高いと言えます。
「クエリ 対策 seo」ならクエリとSEO対策について情報を知りたい人が検索。
「クエリ アナリティクス」ならクエリをアナリティクスで分析したい人が検索していると考える事ができるでしょう。
これらキーワードをもとにコンテンツを作成していけば、ユーザーの知りたい情報を網羅的に提供でき、ユーザーの訪問数が増えればGoogleからの評価も得ることが可能です。
関連する単語の紹介
クエリはSEOやWebマーケティング分野で3種類に区分されます。
インフォメーショナルクエリ
インフォメーショナルクエリは情報収集型クエリとも呼ばれ、「情報の収集」を目的にしたクエリです。
ユーザーが情報を知りたい時に検索されるキーワードで「クエリとは」「クエリ 調べ方」などのクエリがその対象となります。
このクエリが直接商品の購入に繋がることはありませんが、情報に接触する「ファーストコンタクト」となるので、コンテンツマーケティングにおいて非常に重要視される部分です。
トランザクショナルクエリ
トランザクショナルクエリは購入意欲が高まったユーザーの検索ワードです。
購買がすでに目的であるため、成約しやすいのが特徴です。
トランザクショナルクエリに沿ったコンテンツ作成はもちろんですが、インフォメーショナルクエリで作成したコンテンツで信頼を獲得し、成約ページへと誘導するのがマーケティング的におすすめします。
リスティング広告においては、購買目的のユーザーがクリックしやすいのでトランザクショナルクエリが非常に効果的です。
ナビゲーションクエリ
ナビゲーションクエリは特定のサイトを訪問する際に検索するワードです。
ニュースを見たい時に「Yahoo」やショッピングしたい時に「Amazon」などのワードがナビゲーションクエリの対象。このサイトに行きたいという明確な目的があるクエリの事です。
「クエリSEO」の活用方法
クエリを分析することでSEO対策ができます。
検索クエリの分析方法を活用していきましょう。クエリの分析方法はGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを使用します。どちらも無料で使えるので、登録しておきます。
検索クエリを分析する時は以下の項目を見ていきます。
- クリック数
- 表示回数
- クリック率(CTR)
- 平均掲載順位
クリック数
検索結果で出たサイトリンクがクリックされた時にカウントされる項目。
表示回数
検索結果で出たサイトリンクが閲覧された時にカウントされる項目です。ユーザーの画面上にサイト情報とリンクが見えている状態でなければカウントされません。
クリック率(CTR)
クリック数を表示回数で割った数値がクリック率となります。
平均掲載順位
検索結果に掲載される順番の早いサイトが1位です。検索結果の1ページ目に掲載されているサイトは上位表示となるため、アクセス数が増えます。
ではこれらの数値やキーワードをどのように活用できるのでしょうか?
表示回数と掲載順位での活用法
表示回数が多くて掲載順位が低い場合には、クエリに対しての悩みや求めている情報が不足していることが考えられます。
クエリに対してのコンテンツにいらない情報を取り除いたり、ニーズに対して深堀した情報を提供するなど、コンテンツSEO対策に活用できるでしょう。
掲載順位とクリック率での活用法
クリック率が低い場合は、検索結果には出てくるのにクリックされていないか、もしくは掲載順位が低くそもそも見られていないかが予測できます。
掲載順位が上位なのにクリック率が低い場合はサイトの入口(タイトル名)で選ばれていない可能性があります。タイトルやサイトの説明文を改善しましょう。
「クエリSEO」のメリット
クエリのメリットは流入キーワードを洗い出すことで同時にSEO対策ができることです。
流入キーワードをもとにコンテンツの改善やコンテンツを充実させる事ができます。流れとしては、
- 検索時に使用されたクエリを確認
- クエリを分析してコンテンツに反映
- 掲載したコンテンツを都度分析して更新
表示回数やクリック数などを分析して、ニーズのあるコンテンツを作成します。コンテンツ作成後も分析を続け、問題点を改善し、良質なコンテンツ提供。
これら一連の流れとプラスで以下のキーワード検索でSEO対策も可能です。
- キーワードプランナー
- サジェストキーワード
- 関連する検索キーワード
キーワードプランナー
SEOやキーワード調査・選定を支援するGoogle広告運用ツールです。
検索キーワードの細かいデータを取得する事ができます。
サジェストキーワード
検索ユーザーの過去に検索したキーワードを調べることができます。検索窓にキーワードを入力後、窓下にリストアップされるのがサジェストキーワードです。
関連する検索キーワード
検索結果画面をスクロールしていくと、下部に「関連する検索キーワード」が表示されます。ユーザーが検索で使っているキーワードの傾向が分かります。
その他関連する話
クエリとオーガニック検索キーワードとの違いを解説します。
ユーザーが検索時に入力したキーワードには違いはありませんが、少し性質が違います。
- クエリは検索結果にページが表示されたキーワード
- オーガニック検索キーワードは検索結果からユーザーが訪問したキーワード
検索クエリは検索結果でページが表示されるとカウントされます。オーガニック検索はページ表示後にサイト訪問した時点でカウントされるという違いがあります。