MEOの費用相場比較 | 成果報酬と月額報酬の違いについて解説
MEOは、SEOやリスティング広告と並んで近年注目を集めているマーケティング手法です。GoogleMap上に表示できることから、店舗ビジネスの集客において欠かせないものとなっています。
MEOの対策を行うことでGoogleマイビジネスを活用し、GoogleMap上の検索結果で上位表示を獲得できます。
外部依頼する際は、MEOにかかる費用の相場を知ることが大切です。この記事ではそんなMEOの「報酬タイプ別の相場」を解説しています。
なぜMEOを依頼しない方が良いのかも含めて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
MEOの費用相場の比較
MEOの費用相場は、提供する企業によって大きく変わります。契約プランも加えると、どの費用が最適なのか迷うのは当然です。
特にMEOは、プラン体系が複数あります。月額報酬型と成果報酬型です。それぞれメリット・デメリットがあるため、自社に合ったタイプを選びましょう。以下に分けて、それぞれ費用相場を紹介します。
- 月額報酬型
- 成果報酬型
月額報酬型
月額報酬型は、毎月決まった料金が発生するプランです。上位表示された日数は関係しません。毎月一定の料金を支払えばいいだけなので、年間の予算が組みやすい点がメリットです。
成果報酬型と違い、複数のキーワードで上位表示されても固定の報酬を支払うだけなので、費用を安く抑えられます。
ただし、上位表示されなくても同じ費用を支払わなければならないデメリットがあります。どうせ支払うのなら、施策やサポート体制が整っているプランだとお得です。月額で利用するVODサービスを思い浮かべると理解しやすいでしょう。
そんな月額報酬型の費用目安は、以下になります。
種別 | 費用相場 |
月額報酬型 | 月額2~5万円程度 |
対策するキーワードによっては、費用が上乗せされるケースもあります。月額報酬型を検討する際は、追加オプション費用にも目を通しておきましょう。
成果報酬型
成果報酬型は、成果があった分だけ報酬を支払うプランです。「エリア✕サービス名」を組み合わせたキーワードを作成し、そのキーワードがランクインした日数に対して費用が発生します。
ランクインしなければ費用が発生しないため、月々で料金が変動するのが特徴です。予算を組む際は、ある程度の目安を立てておきましょう。
順位については企業によって異なりますが、多くは3位以内と設定しています。1日あたりの費用は低く設定されていることが多く、相場は以下のようになります。
種別 | 費用相場 |
成果報酬型 | 1日1,000~2,000円 |
例えば、1日1,000円として上位3位以内に20日間ランクインしたのであれば、「1,000円✕20日」で20,000円が費用です。
初めてMEOを考えている方や、お店をオープンしたばかりの方だと費用を抑えられる点がメリットになります。依頼する側としてもメリットが少ない料金プランです。ただし、以下のケースではメリットがあまりありません。
- 競合が少ない地域
- ニッチなサービスを提供している
どちらも上位表示する難易度が低いため、成果報酬型にすると費用対効果の面でマイナスになってしまいます。自社を取り巻くビジネスの環境に合わせて判断すると良いでしょう。
MEOは月額報酬や成果報酬でやるべきではない
MEOの費用相場を比較しましたが、結論から言えばMEOは月額報酬や成果報酬でやるべきではありません。MEOに取り組もうと考えている方にとっては寝耳に水のようにも聞こえるかもしれませんが、以下の理由が関係してます。
- MEOはロケーションと店舗情報を伝える媒体
- 文字量が少ないコンテンツを外部に依頼する必要はない
- 超小規模エリアでは不要
MEOはロケーションと店舗情報を伝える媒体
MEOは、ロケーションと店舗情報を伝える媒体です。ユーザーが最も知りたい情報とは何かを掘り下げていくと、最終的にそこに行き着きます。
この点を見誤ると、MEOに関する施策で失敗する可能性が高くなります。
ロケーションと店舗情報をコンテンツにどう落とし込むかの方が重要なのです。ユーザーが最も知りたい情報に集中することで、MEOは自然と最適化されていきます。
文字量が少ないコンテンツを外部に依頼する必要はない
そもそも話として、文字数が少ないコンテンツを外部に依頼する必要はありません。理由は以下の3つの「ない」が関係しています。
- 知識がない
- こだわりがない
- 時間をかけられない
どれもクオリティ面でマイナスな要素です。対象に愛を持っていない人に、愛のある記事は書けません。営業職と同じく、コンテンツ制作でも自社に対する愛は重要です。文字であっても相手に伝わってしまいます。
それならば、自社に関して愛のある社員が手がける方が遙かに効果的です。
MEOでは文字量も少ないため、より一層その側面が強くなります。都道府県レベルで上位表示させたい場合を除いては、外部に依頼する必要はありません。
超小規模エリアでは不要
超小規模エリアでのみ表示させたい場合は、MEOは不要です。対策するまでもなく表示されます。口コミすら必要ありません。エリアを絞れば絞るほど、情報を求めるユーザー数が限られてくるからです。
一方、都道府県レベルで上位表示を狙うのであれば、口コミ施策やサイテーション、内部SEO対策の連動まで必要となります。その場合は自分たちだけでは難しいため、外部委託も考えると良いでしょう。
ただし超小規模エリアであれば不要です。情報を求めるユーザーへ自然と届きます。
MEOは自社でする方が遙かに能率が良い
MEOは自社でする方が遙かに効果を見込める施策です。外部に依頼すると成果報酬型と月額報酬型のどちらかを提案されますが、料金面から見ると割高になります。
MEOはロケーションと店舗情報を伝える媒体です。超小規模エリアなら口コミすら必要ありません。文字量が少ないコンテンツなので、外部に依頼することなく自作しても効果があります。
MEOを考えている方は、目標を明確にした上で、外部の力が必要かどうかを判断すると良いでしょう。