ドメインオーソリテイ（Domain Authority）

略歴/流れ

過去にGoogleが提供するページランク（PageRank）というウェブページの重要度を決定するための指標がありました。ページランクはサイトの被リンクを1〜10の数値で評価することでウェブページの重要度を測っていましたが、2016年に廃止されました。

ページランクに代わる指標として注目されはじめたのが2004年にMozilla社(以下、Moz）によって開発されたドメインオーソリティです。

現在では「ドメインパワー」とも呼ばれ、検索上位に入るための指標として活用されています。

ドメインオーソリティって結局なに？

ドメインオーソリティはサイトの信頼性(強さ）を0〜100の数値で表す指標です。
指標はさまざまな要素から評価されます。

• 被リンクの量と質
• サイトのコンテンツの量と質
• サイテーション
• 指名検索回数

これらはドメインオーソリティの指標を決める上で重要とされる要素です。

数値が100に近ければ近いほど、Googleで上位表示されやすいと言われています。

[st-cmemo webicon=”st-svg-file-text-o” iconcolor=”#919191″ bgcolor=”#fafafa” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]サイテーションとは
「リンクではないがURLがテキストとして記載されている」「サイト名が記載されている」といった状態のことです。
被リンクではないがサイトについて話題にされているとみなされると検索エンジンの評価に影響を与えるため、重要な要素の1つです。
[/st-cmemo]

関連する単語の紹介

ドメインパワー

検索エンジンがサイトを運営するドメインをどれだけ信頼しているかの指標です。
ドメインパワーが高いと検索結果の上位に表示されやすくなります。

ドメインオーソリティのことを指します。

被リンク

他のサイトに張ってもらった自分のサイトのリンクのこと。
検索エンジンは検索結果を決める際に、他のサイトからリンクを張ってもらっている数を考慮しています。

seo

Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことです。
特定のサイトが検索結果に上位表示されるように、ウェブサイトを調整することを指します。

ドメインオーソリティのメリット

ドメインオーソリテイはサイトをMoz社独自のアルゴリズムで確認し、Googleの検索上位に入るか数値で予測できます。

Googleの検索順位が上がるのには時間がかかりますがドメインオーソリティの値は随時確認できるため、ドメインオーソリティの評価を参考にseo対策に取り組めるというメリットがあります。

ただ、GoogleとMozのドメインオーソリティは関係なく、ドメインオーソリティの値が高いからといって必ずしもGoogleの検索上位になるとは限りません。逆に、値が低くてもGoogleの検索順位がさほど悪くない場合もあり得ます。
検索順位を決めるのはあくまで検索エンジンであるGoogleですが、ドメインオーソリティの指標はGoogleのアルゴリズムを参考に作られているため利用価値は高いです。

ドメインオーソリティの活用方法

seo対策の目安にする

ドメインオーソリティの数値が高ければ検索上位に入る可能性が高いと言えるので、自サイトの数値を上げることを目標に取り組みます。

具体的には

• seo対策を積み重ねる
• 被リンクを多く獲得する（購入するのはNG)

これらの対策を行います。

被リンクを多く獲得するには、質の良いコンテンツ作りを心掛けます。

他サイトの比較に使う

競合する他サイトの評価を知ることで自サイトと比較でき、seo対策に活かすことができます。

ドメインオーソリティのチェック方法

パワーランクチェックツール

https://www.ispr.net/
ドメインを入力して「チェック」ボタンをクリックします。無料で利用できます。

Moz公式サイトでチェックする

こちらからサイトを開き、ドメインを入力して「ドメイン分析する」ボタンをクリックします。会員登録が必要です。

Mozbarを利用する

MozbarはGoogle拡張機能です。

こちらのページから「Chromeに追加」ボタンをクリックします。

ChromeのツールバーにMozbarのアイコンが表示されます。

この状態で、アクセスするサイトのドメインオーソリティ、ページオーソリティの数値がツールバーの下に表示されます。

関連リンク

ドメインランク/ページランク

ナチュラルリンク