MEO用語

IYP(Internet Yellow Pages)

/iyp
IYP(Internet Yellow Pages)とは
イエローページとは、特定の地域にある企業や組織の広告や電話番号を、事業の種類ごとにまとめて掲載した本のこと。

>> MEOでは「インターネット上のビジネスディレクトリ」を指します

略歴/流れ

イエローページ(Yellow Page)は、もともとアメリカにおける紙の電話帳を指す言葉です。

1966年以来存在しており、利用可能な最も古いビジネスディレクトリの1つといえるでしょう。

そして、基本的なリストは無料です。

その後、多くの国で同じようなイエローページが発行されましたが、日本では「タウンページ」が有名で、その昔は電話帳として重宝されてきました。

しかし、インターネットの台頭や携帯電話・スマートフォンの普及により、利用者が情報を収集する媒体は多様化してきた現在では、紙の印刷ではなくなり、Webサイト上で検索できます。

これが、インターネットのイエローページ(IYP)となりました。

IYPとは何か

IYPは、Internet Yellow Pagesの略語で、お店や会社情報を検索できるWebサイトをいいます。

日本では、NTTタウンページ株式会社が運営する「iタウンページ」が有名です。

関連する単語の紹介

iタウンページ

日本全国の店舗や施設、会社情報を住所や業種、駅名、スポット、地図から検索できるサイトです。

地域別で検索結果が表示でき、何県何市の何町といった細かいところの情報まで絞り込みできます。

住所以外に駅や地図の他、キーワードやジャンルからも検索できて、飲食店や宿泊施設、サロン、スクールについては、利用者からの評判も投稿可能です。

iタウンページの掲載情報は、「番号情報データベースシステム(TDIS)」から提供された掲載情報をもとに、iタウンページを運営するNTTタウンページ株式会社が独自に収集した情報を加えて編集・提供しています

ロングテールキーワード

検索ボリュームが小さい「渋谷 賃貸  楽器可  徒歩3分」といった、複数語を指します。

検索ボリュームは少ないですが、競合が少なく、ビッグワードよりも具体的に目的が絞られているため、コンバージョンに繋がりやすい傾向があります。

IYPの一般的な活用方法

IYPの一般的な活用方法

IYPは、今でもとくに地方の企業や店舗にとって価値があります。

確かにGoogleなどの検索エンジンがある今では、新たな企業や店舗を探すためにインターネット上のイエローページに直接アクセスする人はいないかもしれません。

しかし、それは会社名や店舗名を知っているからできるため、もし名前を知らなければ検索できません。

たとえばiタウンページのようなIYPに掲載されていれば、iタウンページの検索結果で上位表示されるだけでなく、検索エンジンや連携サイトからのアクセスも期待できます。

また、IYPに掲載されているリストは、とくにロングテールのキーワードとしてGoogle 検索に表示されることもあります。

もしある会社を検索している場合、ユーザーは多くの情報を探しているでしょう。

そのため、少しでも多くのキーワードがあれば情報を得るためにクリックする人はいます。少しでも検索されやすくするためにIYPを利用するのは今でも悪いことではありません。

IYPのメリット

IYPのメリットは少額で始められることです。

大きな広告費用を払う必要なく、Web上に自社の情報を掲載できるので、少しでも露出を増やしたい場合に有効でしょう。

iタウンページでは、会社名だけでなく、サービス名や単語からの検索も可能です。

自分たちが扱っている商品名からの検索も可能なので、住所や電話番号以外の情報も紐付けて掲載できます。

また、ユーザーは、iタウンページからサービス名での検索も可能で、さらに都道府県別に探せるため、とくに地方旅行で行ったとき、たとえばその土地の特産物を探すときなど便利でしょう。

そのほかにも、訪日する外国人向けにIYPへ登録するのもメリットといえます。

イエローページ・ジャパンは、店舗情報を英語で掲載できて、海外から来た外国人にも検索しやすいです。

MEOにおける優位点・メリット

IYPのMEOにおける優位点は、中小の会社や店舗の場合、検索結果に表示させる効果があります。

とくにホームページの更新が大変という場合、IYPであればかんたんに直せるし、iタウンページ広告ならば文字更新は何度行っても無料です。

そのため、事業を始めたばかりの個人事業主には、iタウンページに広告を出稿することでパソコンとモバイル版のアドレスを付与されるので、ホームページとして活用できます。

IYPのリンクがMEO的にマイナスになることはありませんが、直接的な効果はあまり期待できないのも事実ということも覚えておきましょう。

以前は、IYPのようなサイトからリンクを増やす役割を果たしていましたが、今ではGoogleで検索する人の方が多いため、わざわざIYPから探すことをしません。

そして、IYPがMEOに大きな効果を与えない背景には、Googleがアルゴリズムを見直して、リンク構築が大きく変化したことが挙げられます。

たとえば、iタウンページの企業紹介ページに設置されているリンクは、実際にはiタウンページ内にリンクされ、そこからホームページへ転送される仕組みになっています。

そのため、Googleはiタウンページからのリンクを直接のリンクと判断しないので、MEOの効果を得られにくいです。

ただし、IYPよりもGoogleマイビジネスに登録した方が、Google Mapで詳しい情報が表示されるのでおすすめです。

イエローページは、その昔大きな効果があったのは事実ですが、これはGoogleが登場する前の話。今ではGoogleから検索を行う人が多数なので、IYPに必ず登録しなければならないわけでもありません。

-MEO用語
-, ,

© 2024 MEO対策のココだけ by さーぷらいず株式会社