MEO用語

VSO(Voice Search Optimization)

VSO
VSOとは
ウェブサイトの設計手法の一つ。スマートホンやスマートスピーカーなどの音声検索において、サーチエンジンのSEO対策と同様に、ある特定の情報が優先して提示されるようにする。

>> MEOでは「音声検索での表示方法のこと」を指します

略歴/流れ

音声検索最適化を意味するVSOは、2018年頃から音声アシスト機能を搭載したスマートフォンが、アメリカを中心に休息な普及を見せ始めたところからがスタートとなります。

現在はスマートスピーカーの所有者は6000万人を超え、ざっと4人に1人割合でスマートスピーカーを所有している計算です。

2020年には全検索の50%が音声検索になると言われていました。こうした背景もあり、現在もアメリカではVSOへの関心が高まっています。

それを裏付けるかのように、アメリカ人1,000人に対する調査では25歳~49歳の回答者65%が、「1日1回以上は音声検索を利用している」という回答しているとのことです。

VSOとは?

VSOとは「voice search optimization」の略語で、音声検索の最適化を指す用語です。

Webサイトにおける設計機能としての役割は、音声によって検索された特定のキーワードから必要な情報を優先的に提示することです。

例えばスマートフォンでの音声機能が、代表的なものとして挙げられます。

iPhoneでのSiriやAndroidはGoogle音声機能が内蔵されており、Google調査の結果、今や検索方法の約20%を音声機能が占めるほどになっています。しかし、音声アシスト機能が発展しているのは圧倒的に海外であり、日本ではそこまで普及していません。

理由として考えられるのは、日本人には恥じらいの精神があり、「人前で声を発したくない」「何を検索しているのかを周りに知られたくない」といった抵抗感も手伝っていることです。

またVSOが普及し始めたのは、以下のような強みがあることが挙げられます。

時間短縮が可能

VSOの場合、テキストを手動で売る必要がありません。

そのため大きな変化として挙げられるのは、文字を打つ手間に比べてよりスピーディになったことです。

キーボード入力などよりも入力速度が速いので、時間短縮が可能な所が大きなメリットでしょう。

ハンズフリーのため「ながら入力」が可能

VSOツールでは指でカチカチと文字を打つ必要がなくなるため、「ながら」検索を可能にします。

料理をしながら、ジョギングをしながら、運転をしながらなどです。

関連する単語の紹介

GoogleAssistant

Googleが開発した人工知能を利用したバーチャルアシスタントを指し、ユーザーは音声でGoogleアシスタントとやりとりができます(キーボード入力も可)。

アシスタントの機能は、開発者によって強化を重ねてきました。

Siri

iPhoneやiPadに搭載されており、ユーザーの音声によって操作できるアシスタント機能です。

ホームボタン(またはサイドボタン)を長押しするか、端末に向かって「Hey Siri」と呼びかけることで起動させられます。

Alexa

VSOに対応している、Amazonが開発したバーチャルアシスタントAI技術によるスマートスピーカーであり、音声対話や天気、交通、ニュースなどのリアルタイムな情報提供、音楽再生やアラームの設定など非常に多機能です。

スマートスピーカー

日本では「AIスピーカー」と呼ばれており、対話型の音声操作に対応可能なAIアシスタントが搭載されたスピーカーです。

内蔵されているマイクで音声を拾って言語を認識し、情報を検索したり連携させている家電を操作したりします(テレビをつける/消す、エアコンの温度を挙げる/下げるなど)。

VSOの活用方法を様々な目線から紹介

VSO

今後は特にスマートフォン向けのサイトなどで、VSOへのニーズがますます高まると言われています。

そこで、音声入力はどのようなシーンに需要があるかをまずは考えることです。多くの場合、身近な日常生活において知りたい事が検索される傾向があります。

例えば、「ここから最寄りのガソリンスタンド」「中野区の託児所」といった、特定のエリア内の物事です。

したがって、HPを所有する企業や店舗は、Webサイトのタイトルやhタグに、地名や業種を上手く織り込むことがポイントとなってきます。

このように、「地名(場所) ジャンル(業種)」での検索結果に対して上位検索表示を狙う対策を「ローカルSEO対策」と呼び、その代表的な対策例にはGoogleマイビジネス(後述)への登録が推奨されています。

経営者から見たVSOのメリット・活用

顧客は主にスマートフォンで音声検索をするので、モバイルから見つけられやすい環境を作ることができます。

またVSO対策をしっかりさせることで、リピーターのみならず新規顧客の流入も期待できるでしょう。

ユーザーから見たVSOのメリット・活用

ユーザーにとっても、音声検索ですぐに表示される店舗やサービスはクリックしやすく、また上位に表示されていることでより信頼性も上がるでしょう。

また、上位に表示されるサイトの多くは「https~」から始まるSSL化(セキュリティ対策)をキチンと出来ている証拠でもあります。

よって、ユーザーにとっても手軽に検索でき、なおかつ安心・安全にアクセスできるというメリットがあるというわけです。

MEOにおける優位点・メリット・注意点

ローカルSEOの話と重複する部分もありますが、Googleマップ最適化を意味するMEOとVSOによって、さらなる集客や宣伝につながるでしょう。

VSOは主に、「渋谷 パンケーキ」「表参道 美容室」といったローカル性が強いものです。

そのため、MEOとVSOを組み合わせる「ローカルSEO」により、音声検索で情報と地図、関連情報が一度に得られます。

地域に適したコンテンツを作成するには、次の点を意識すると良いでしょう。

  • Googleマイビジネス(※)へ登録する
  • ローカルワードをタイトルや見出しに入れる
  • 自社のNAP(名前・住所・電話番号)を正確に表示させる

※登録することで店舗や自社の情報がGoogleマップに表示されるようになるサービスで、店舗での経営なら特に効果が期待できる対策です。

また注意点としては、MEOとVSOだけではエリアが限られてしまうことや、悪いレビューで自社や店舗が悪影響を受けやすいことが挙げられます。

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