- サイテーションとは
- Affinity Index Rankingとは、ショッピングサーチBecome.comが特許を持つ検索アルゴリズムです。「どんなページからリンクを受けているか」「どんなページにリンクをしているか」を基準にWebページの価値を判断する検索アルゴリズムです。
- >> MEOでは「検索アルゴリズム」を指します
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略歴/流れ
Affinity Index Rankingは、米ショッピングサーチBecome.comが特許を持つ検索アルゴリズムの一種です。
Webサイトを「どのような質のWebページにリンクしているか」並びに「どのようなWebページからリンクされているか」という2つのポイントを基準に、コンテンツの価値を決定するシステムです。
もっと言えば、「価値のあるサイトにリンクしている」「同じ要素を強く持つ価値あるサイトへリンクを貼り、関連性の低いサイトへのリンクを最小限にとどめている」という基準を満たすWebサイトほど良質だと判断されることを指します。
Become.comは、Michael Yang氏とYeogirl Yun氏によって2004年に創設されたものであり、2005年10月にはトランス・コスモス(企業を対象にITアウトソーシングサービスを提供する企業)と日本法人の「ビカム株式会社」を創立しました。
その頃、日本国内が対象となる「Become Japan」ベータ版公開を実現させたのです。
Affinity Index Rankingとは何か
Affinity Index Ranking(アフィニティ・インデックス・ランキング)とは、略してAIRと表記されることもあります。
Affinity Index Rankingは米国のショッピングサーチ「Become.com」が特許を持つ、独自の検索アルゴリズムです。
主に2つのポイントを重要視しており、
- どんなサイトにリンクしているか
- どんなサイトからリンクを受けているか
が基準となります。
現時点(2021年9月現在)では恐らく、Affinity Index Rankingそのものが日本ではあまり浸透していないと思われます。
Become.comがこのようなシステムを採用した理由は、Affinity Index Rankingというテクノロジーを活用し、スパムのような悪質なサイトを可能な限り排除することが目的です。
Affinity Index Rankingを統括している米国版のBecome.comとは、米国内にある4,000万以上ものサイト内にある32億ページ以上に渡る情報をインデックスしているショッピングに特化したサーチエンジンです。
Become.comでは数百万にも及ぶ商品の購入情報や、レビューなどを検索できます。
独自のアルゴリズムであるAffinity Index Rankingを導入することで、スパムをはじめとする悪質なサイトを排除し、ニーズに合った検索結果を得やすくすることを目的としたものです。
関連する単語の紹介
ここでは、Affinity Index Rankingに関連する単語を紹介します。合わせて覚えておくと、より理解も深まりやすくなるでしょう。
PageRank
Googleが採用しているアルゴリズムの名称であり、Webページの重要度を判定する機能を持ちます。
PageRankは、1998年にLarry Page と Sergey Brinによって開発されました。
1つのページから別のページへのリンクを「支持投票」とし、その投票数が多いほど、インターネット上で重要度が高いと判断する指標のようなものです。
一般的な活用方法、さまざまな目線から紹介
Affinity Index Ranking(AIR:類似性インデックス・ランキング)は、Become.comが開発した独自の検索アルゴリズムで、ショッピングに関連する情報に特化したWebページを検索結果に表示できます。
ショッピングサイトにとってのメリット
Affinity Index Rankingを使って表示できる主な内容としては、商品に関する情報やレビュー、お得な購入方法などが挙げられます。
また、Amazonやヤフーショッピングのようなショッピングサイトの取扱商品の検索や比較、カバーまでもが可能です。
カテゴリ別、ショップ別の価格の比較や絞り込み検索機能もあります。
ユーザーにより多くの情報を提供でき、かつ不要なサイトのリンクを排除できるところも大きなメリットです。
ユーザーにとってのメリット
検索キーワードに対してヒットするサイトがAffinity Index Rankingを取り入れることで、スパム的なサイトや必要な情報に関係性の低いサイトが排除されます。
したがって、余計な情報が入りにくいくなるぶん、的確な検索結果を得やすくなるというメリットがあります。
MEOにおける優位点・メリット・デメリット
MEO対策とは、「マップエンジン最適化」を指します。
主にローカルビジネスで使用され、例えばユーザーが「地名 キーワード(ネイルサロンなど)」を検索した際に、Googleマップ上で表示される情報を検索結果として上位になるよう最適化することです。
ショッピングサイトで実店舗を持つ場合、Affinity Index Rankingで商品情報やユーザーにとってお得な購入方法など有益な情報を提供できます。
質の良い情報を発信していることでGoogleからの評価も上がり、検索結果での上位表示も狙えるでしょう。
デメリットとしては、悪いレビューを書かれた時に情報がユーザーの目につきやすいことです。
それを防ぐためにも、マイナス評価を上回るほどの良いレビューを得られるよう、サイトの中身や商品を改善することも大切です。
悪いレビューに対しての誠実な対応も忘れてはいけません。
その他関連する話
BECOME JAPANの歴史
Become.comは2007年2月1日より日本語版での商品検索サービス「BECOME JAPAN」でのサービスを正式に開始しました。
そこには3万点を超えるショップ情報を掲載しており、ファッションやアウトドア用品、スポーツ用品やインテリアなど、1500万点以上の商品を取り扱う大型サイトです。
そしてサイト内では、商品に関する情報(購入状況やレビューなど含む)を掲載しているWebページと共に、オンラインストでの販売価格を、同時に検索できるという特徴があります。
現在は株式会社メタップスインタラクティブ、アズアンドコー株式会社と合併して「株式会社メタップスワン」へと社名変更し、2021年に東京都の渋谷スクランブルスクエアに移転しました。