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楽天スーパーロジスティクスの料金体系とは?FBAとの違いについても解説

楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、楽天市場に出店する店舗向けに出店されている物流代行サービスです。

料金プランは利用規模に応じて柔軟に設定されており、導入のメリットとしては、素早い配送による顧客満足度の向上などさまざまな利点があります。

本記事では、楽天スーパーロジスティクスの料金体系について紹介します。

他にも「楽天スーパーロジスティクスとFBAの違い」や「楽天スーパーロジスティクスを利用するメリット」についても解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、楽天スーパーロジスティクスの料金体系について理解を深めてみてください。

楽天スーパーロジスティクス(RSL)とは?

楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、楽天市場に出店する店舗向けの物流アウトソーシングサービスです。

このサービスを利用することで、商品の入荷、保管、発送といった物流業務を一括して任せることができます。

最先端の作業機器や情報システムを活用し、丁寧なオペレーションによって店舗の運営をサポートを受けられます。

また、楽天市場は「ワンデリバリー構想」を掲げ、EC事業者向けの総合物流サービスに力を入れており、楽天スーパーロジスティクスはその一環として展開されています。

効率的な物流・配送システムを構築し、店舗がスムーズに商品を管理・出荷できる環境を提供することで、安定したECビジネスの運営を目指しています。

さらに、倉庫は全国各地に配置されており、千葉県流山市や習志野市、神奈川県大和市、大阪府枚方市、福岡県糟屋郡などに拠点を持っています。

楽天スーパーロジスティクスの料金体系

楽天スーパーロジスティクス(RSL)の料金は、在庫の保管費や出荷作業費(梱包費を含む)、配送費の組み合わせによって決まります。

詳しい料金表については、以下の通りです。

引用:楽天ロジスティクスサービス|サービス紹介

詳細料金については、公式サイトから見積もり依頼をするようにしましょう。

楽天スーパーロジスティクスとFBA(フルフィルメント by Amazon)の違い

楽天スーパーロジスティクスとFBA(フルフィルメント by Amazon)の違いについては、以下の4つが挙げられます。

  • 料金体系
  • 配送スピード
  • 梱包資材のロゴ
  • 定型配送会社

それぞれの項目について解説していきます。

料金体系

引用:楽天市場|フルフィルメント by Amazon(FBA)との違い

楽天スーパーロジスティクスは、他のECモール向けの出荷でも同じ料金体系が適用されるため、コスト計算がしやすいのが大きなメリットです。

また、配送料は全国一律(北海道・沖縄を含む)で、60〜120サイズの場合は一律380円に設定されている点も魅力の一つです。

一方で、FBAはAmazon向けと他モール向けの出荷料金に差があるため、コスト管理がより複雑になります。

加えて、地域ごとに異なる配送料が設定されている点にも注意が必要です。

フルフィルメントサービスを選ぶ際には、どのECモールで活用するかを明確にし、物流業務の委託にかかるコストも踏まえて総合的に検討することをおすすめします。

配送スピード

引用:楽天市場|フルフィルメント by Amazon(FBA)との違い

楽天スーパーロジスティクスでは、通常配送の場合、当日発送には対応していませんが、遅くとも翌日までには出荷が完了します。

また、翌日配送を希望する場合は、繁忙期を問わず、当日の15時29分までに連絡すれば対応可能です。

一方、FBAの通常配送には出荷日の明確な規定がなく、翌日配送は注文確定日から3日以内に商品が発送される仕組みとなっています。

さらに、FBAでは年末年始などの特定の時期には対応が難しくなる場合があり、当日配送は東京・神奈川・大阪の一部地域に限定されています。

これに対して、楽天スーパーロジスティクスは年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休に関係なく、365日出荷に対応しています。

そのため、繁忙期でも安定した配送手配を希望する場合、楽天スーパーロジスティクスの利用が適していると言えます。

梱包資材のロゴ

引用:楽天市場|フルフィルメント by Amazon(FBA)との違い

楽天スーパーロジスティクスでは、標準の梱包資材に楽天のロゴが印刷されていないので、他のECモールの注文を発送する際も特に違和感なく対応できます。

一方、FBAでは基本的にロゴ入りの梱包資材が使われる点が大きな違いです。

しかし、事前に申請を行うことで、ロゴなしの梱包材を利用することも可能です。

配送会社

引用:楽天市場|フルフィルメント by Amazon(FBA)との違い

楽天スーパーロジスティクスは日本郵便と連携しているため、日本全国どこでも安定した配送品質を提供できます。

一方でFBAは、ヤマト運輸などの大手配送会社に加え、複数の業者と提携しているため、配送クオリティにばらつきが生じる可能性があります。

その結果、梱包状態が不十分だった場合、購入者から低評価を受けるリスクがあるので注意が必要です。

こうした点を考慮すると、配送品質を重視する店舗には、日本郵便のサービスを利用できる楽天スーパーロジスティクスの方が適していると言えます。

楽天スーパーロジスティクスを利用するメリット

楽天スーパーロジスティクスを利用するメリットについては、以下の6つが挙げられます。

  • 専任担当者のサポートを受けられる
  • 楽天最強翌日配送に対応ができる
  • コンテナでの商品入荷が可能
  • ギフトラッピングに対応できる
  • 分析レポートを活用できる
  • 同梱物を封入できる

それぞれのメリットについて解説していきます。

専任担当者のサポートを受けられる

楽天スーパーロジスティクスに申し込むと、専任の担当者からサポートを受けられるメリットが挙げられます。

楽天市場での店舗運営に関するアドバイスを受けられるため、初めての出店でもスムーズに進めることができます。

サポートでは、費用や商品に関する疑問を気軽に相談でき、担当者はネットショップ運営のポイントを熟知しているため、安心して利用できます。

特に、楽天市場への新規出店や物流アウトソーシングを検討している方にとって、心強いサポート体制が整っています。

楽天最強翌日配送に対応ができる

楽天スーパーロジスティクスを活用すると、「最強翌日配送」の認定に必要な以下3つの基準が免除されるため、楽天最強翌日配送ラベルを取得しやすくなります。

  • 納期遵守率
  • 6日以内のお届け件数比率
  • 出荷件数

また、楽天最強翌日配送ラベルを獲得することで、検索結果での上位表示や商品検索時のクリック率(CTR)の向上、ユーザー体験(UX)向上などのメリットが挙げられます。

このように、楽天スーパーロジスティクスを導入することで楽天最強翌日配送ラベルのメリットを生かすことができ、業務の効率化や売上の向上にもつながります。

コンテナでの商品入荷が可能

楽天スーパーロジスティクスを利用すれば、コンテナ単位での商品入荷が可能になります。特に海外からの大量仕入れにも対応できるため、輸入品を扱う店舗にとっては大きなメリットとなります。

また、適切な準備を行うことで、効率的に楽天倉庫へ商品を納品できることも魅力の一つです。

ギフトラッピングに対応できる

楽天スーパーロジスティクスを活用することで、ギフトラッピングのオプションを利用することも可能です。

例えば、店舗独自のラッピングやメッセージカードを添えることで、クリスマスなどのギフト需要に対応しやすくなります。

これにより、顧客満足度の向上やリピーターの獲得につながることが期待できます。

さらに、ギフトラッピングを選択しても、最短翌日配送に対応しているのも大きなメリットです。

分析レポートを活用できる

楽天スーパーロジスティクスでは、運営をより効率的に進めるために、「RSLカルテ」という分析レポートを活用できるメリットが挙げられます。

RSLカルテは、主に以下の4つの機能で構成されています。

  • 物流コストの推移分析
  • 基本データ(入荷数・出荷数・在庫数)の管理
  • 長期間保管されている商品の傾向分析
  • 人気商品の欠品日数の把握

RSLカルテを活用して物流上の課題を明確にすれば、業務の最適化や運営の改善に役立てることができます。

同梱物を封入できる

楽天スーパーロジスティクスでは、オプションとしてチラシや販促物などを商品と一緒に同梱するサービスを利用できます。

追加料金は発生しますが、自社店舗のファン獲得やリピート購入の促進につながる可能性があるため、コストパフォーマンスを考慮しながら活用を検討することをおすすめします。

また、同梱するチラシや販促物を特定の商品に限定することも可能です。

楽天スーパーロジスティクスを利用する際の注意点

楽天スーパーロジスティクスを利用する際の注意点については、以下の4つが挙げられます。

  • コストがかかる
  • 取り扱いできない商品がある
  • 受注管理システムの導入が必要
  • 申し込みから稼働まで時間がかかる

それぞれの注意点について解説していきます。

コストがかかる

楽天スーパーロジスティクスを利用する際には、一定のコストがかかります。

入荷から配送までにかかる各種手数料に加え、商品の保管料やオプションサービスの利用料も発生します。

楽天の担当者に導入見積もりを依頼すると、保管コストやオプション費用が予想よりも高額になるケースも考えられます。

そのため、単に商品数だけでなく、入荷から販売までの回転率をしっかりと見極めることが重要です。

特に、不要な保管料が発生しないよう調整するなど事前の見積もりと実際の運用コストに大きなズレが生じないよう、計画的に運営体制を整えるようにしましょう。

取り扱いできない商品がある

楽天スーパーロジスティクス(RSL)で取り扱いできない商品については、以下のとおりです。

  • 取り扱い不可の商材一覧
  • 3辺合計が160cm以上、または25kg以上の商品
  • 販売価格が30万円を超える商品
  • 生体(生もの・常温保管が不可なもの)
  • 危険物・毒物・劇物(花火や薬品など)
  • 医薬品(第1類・第2類・第3類)
  • 高度医療機器・管理医療機器
  • 梱包されていない商品(梱包できない長尺品・異型物)
  • 利用運送約款および配送業者の規約に基づき不可とされるもの

自社の商材が楽天スーパーロジスティクスを利用できるのかは事前に確認することが重要です。

受注管理システムの導入が必要

楽天スーパーロジスティクスを活用するためには、店舗と楽天倉庫をスムーズに連携させる受注管理システムを導入する必要があります。

受注管理システムを通じて、受注データの管理や出荷処理の連携が行われるため、適切なシステムを導入しなければ楽天スーパーロジスティクスの利用はできないので、あらかじめ注意が必要です。

申し込みから稼働まで時間がかかる

楽天スーパーロジスティクスの利用を開始するには、申し込みから実際の稼働まで約1.5〜2ヶ月ほどかかるため、希望する利用開始日から逆算して計画的に導入を進めることが大切です。

特に、イベントやキャンペーンの実施時期に合わせて運用を始めたい場合は、スケジュールに余裕を持って準備を進める必要があります。

また、2024年7月に楽天最強翌日配送が開始されて以来、楽天スーパーロジスティクスへの申し込みや問い合わせが増加している傾向があるので、導入を検討している店舗はできるだけ早めに申し込むことをおすすめします。

楽天スーパーロジスティクスを利用して売上アップを目指そう!

今回は、楽天スーパーロジスティクスの料金体系やFBAとの違いについて紹介しました。

楽天市場の運営において物流業務の効率化を図るには、楽天スーパーロジスティクス(RSL)の活用が欠かせません。

楽天スーパーロジスティクスを導入することで、商品の入荷や保管、配送といった物流業務を一括で任せることができ、自社のリソースや倉庫にかかるコストを削減できます。

その結果、店舗運営の強化や販売促進により多くのリソースを割くことが可能になります。

今回の記事を参考にして、楽天スーパーロジスティクスを利用して売上アップを目指しましょう。

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