楽天モバイルは0円プランのインパクトが大きく、一気にユーザーが増えた印象が強い方もいるでしょう。
しかし、2022年7月のプラン変更によって0円プランが廃止になってから、解約を考えている方も少なくありません。
この記事では、楽天モバイルの解約方法と楽天モバイルからの乗り換えにおすすめな格安simを厳選して紹介しています。
楽天モバイルのデメリット

楽天モバイルにはどんなデメリットがあるでしょうか。
まず、楽天モバイルのデメリットについて確認していきましょう。
電波が悪い
楽天モバイルのユーザーによる口コミには、電波が悪いという口コミが多くみられます。
使用したいときに通信状態が悪くて接続ができないと不便さによるストレスを強く感じてしまいます。
一番不満が募りやすい理由の一つです。
特に楽天モバイルはエリア内であっても建物や地下鉄の中などで電波が弱くなるためつながりにくいという欠点があります。
なぜなら、楽天モバイルはプラチナバンドには非対応で、障害物などに影響を受けることによって電波の不具合を起こしやすいからです。
回線対応エリアが狭い
楽天モバイルの利用できる回線エリアはまだまだ十分とは言えない状態です。
楽天回線のエリアの人工カバー率は2023年の3月時点で98%超過となっていますが、それは主に都市部で、山間部や地方都市、田舎は対応していないエリアが多いのです。
楽天モバイルを契約する前には必ず、自分の生活圏内が楽天モバイルのエリアになっているかどうか、よく確認をしておきましょう。
国内通話を無料で使うためにはRakuten Link経由じゃないといけない
楽天モバイルの通話料は、楽天モバイルのユーザー専用の通話アプリ「Rakuten Link」を利用することで原則国内通話が無料になる仕組みです。
格安SIMの中には「30秒/11円」というものはあっても、無料の会社はほとんどないので、これも楽天モバイルのメリットの1つといえるでしょう。
ところが、残念ながら「Rakuten Link」の使い勝手があまり良くないため、評価をさげてしまっています。
データ使用量1GB未満まで無料は廃止
先述のとおり、楽天モバイルの最大のメリットで目玉であった「データ使用量1GB未満まで無料」というプランは終了してしまいました。
楽天モバイルのプランの中でも「Rakuten UN-LIMIT VI」という旧プランは、1回線めの契約分に限って1か月間のデータ使用量が1GB未満だった場合に基本料金無料を使うことができましたが、これも新プランに移行したことから廃止になり一律月額1,078円に値上げになりました。
この最大のメリットだったプランが廃止になったことが、電波の悪さに対してのユーザーの不満を助長させているといえなくありません。
つまり、1GB未満だったら無料だったので、電波が悪く通信できないことがあっても「仕方ないな」と思えていたものが、有料になったことで許容が難しいということです。
実店舗の数が少ない
楽天モバイルの実店舗は、他のドコモ、au、ソフトバンク、といった大手のキャリアに比べて店舗数が少ないです。
対面でサポートを受けたいときなどは近くに店舗があるかを確認しましょう。
ただし、楽天モバイルの対面サポートは有料のものもありますので、注意が必要です。
楽天モバイルの店舗の有料サポート対象は以下のものになります。
- あんしん操作サポート:550円/月
- データ移行サポート:1,100~2,200円
キャンペーンのポイント還元が遅い
楽天といえば楽天市場などで頻繁に開催されているキャンペーンのイメージが印象的です。楽天モバイルでもお得なキャンペーンが随時開催されています。
例えば他社からの乗り換えや対象商品の購入で楽天スーパーポイントで還元されるという魅力的なキャンペーンがあります。
しかし、残念なことに特典ポイントを受け取るまでの期間が長く、キャンペーンの適用情景をクリアした月の翌々月の月末となっているようです。
ポイントが実際に付与されるのが最短でも2か月先ということで「遅い」と感じているユーザーも少なくありません。
楽天モバイルが合わない人
楽天モバイルのデメリットからわかる楽天モバイルが合わない人は以下のとおりです。
- 安定した通信速度やインターネット接続を常に求めている人
- 楽天経済圏が生活にあまり関係のない人
- 楽天の回線サービスエリア外に住んでいる人
- スマートフォンに余計なアプリを入れたくない人や操作に不慣れな人
安定した通信速度やインターネット接続を常に求めている人
先述のとおり、楽天モバイルの回線はサービスエリアが都心部に偏っており、十分とは言い難い状況です。
さらに都心部であってもプラチナバンドではないために、建物や地下鉄の中といった障害物の影響を受ける場所では電波状況があまりよくありません。
そのため、どこでもいつでも快適にインターネット接続ができて、通信速度もサクサクがいいという方には楽天モバイルは不向きだといえるかもしれません。
楽天経済圏が生活にあまり関係のない人
「楽天経済圏」という言葉をあなたは知っていますか?
これは、生活のさまざまなシーンで楽天グループのサービスをよく利用するユーザーのことを指し、楽天ポイントを積極的かつ効率的に貯めたり、運用したりするサイクルのことです。
ショッピングだけでなく、銀行やクレジットカードなどのあらゆるものを「楽天」のサービスでまとめて利用している人にとっては使い勝手が良くても、そうではない人にとってはメリットを感じにくいといえます。
楽天の回線サービスエリア外に住んでいる人
楽天の回線サービスエリア外に居住している場合も楽天モバイルは向いていないでしょう。
たまにデジタルデトックスするなら良いかもしれませんが、住んでいるところで電波状況が悪いと使い勝手がよくありませんのでおすすめできません。
スマートフォンに余計なアプリを入れたくない人や操作に不慣れな人
スマートフォンには今やいろいろなアプリがたくさんあります。
しかし、それがかえって負担になったり、スマートフォンの操作に慣れていなかったりする人には、楽天モバイルは通話も専用アプリを利用する必要があるため向いていないといえるでしょう。
楽天モバイルはSIMだけでも契約できる

楽天モバイルはSIMだけの契約もできます。
楽天モバイルのSIMカードには「マルチSIM」といわれる物理SIMとデータをダウンロードするタイプの「eSIM」というものの2種類があります。
楽天の格安SIMは2種類から選べる
マルチSIMとは、スマートフォンに挿入するタイプで小さなカード型のSIMのことを指します。
楽天モバイルで販売しているものはすべて「nanoSIM」対応です。
一方、eSIMは従来のSIMカードとは異なり、スマートフォンに内蔵されており、本体と一体型になっているSIMのことです。
そのためSIMカードを差し替えることはないのです。
eSIM対応の製品のみ使用できます。
楽天モバイルの解約に最適なタイミングは?

楽天モバイルを解約するときに最適なタイミングはいつなのでしょうか。
解約日によって不利益を被ることがあるのか、解約のタイミングについて説明します。
楽天モバイルを解約する日はいつが良い?
解約を申し出る日はいつでも構いませんが、解約締め日は毎月15日となっています。
当月の16日~翌月の15日までの受付分が翌月末日に解約となるため、期間中であれば解約のタイミングは同一です。
楽天モバイルの解約は日割り清算?
楽天モバイルの清算は、解約までに利用したデータ量に応じての清算になるため、日割りでの請求は発生しません。
楽天モバイルは解約後どのくらいで使えなくなる?
楽天モバイルは解約手続き後、すぐに解約処理が完了して回線の利用ができなくなります。
解約当月の料金は1日~解約日までの利用データ量に応じて請求になります。
オプションに加入していた場合、オプション料金は日割りで計算されて請求になります。
支払い方法を口座振替にしている場合には翌月の27日に解約月の料金が引落しとなります。
楽天モバイルは解約時に料金が発生する?
楽天モバイルは通信契約の解除による「契約解除料」というものは発生しません。
ただし、オプションサービスの場合は月途中で解約した場合には解約月の料金は日割り計算となります。
オプションの中でも「15分(標準)通話かけ放題」、「国際通話かけ放題」、「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」は日割り計算対象外となりです。
楽天モバイルの解約方法

楽天モバイルの解約手続きはユーザーに優しいでしょうか。
MNPする場合としない場合、両方の解約方法について解説します。
MNP転出しない場合
MNP転出をしないで解約する場合、解約の方法は以下の2種類になります。
- Webマイページの「my 楽天モバイル」から解約をする
- 楽天モバイルアプリから解約をする
解約手続きは、電話では取扱いがありません。
Webもアプリもわかりやすいステップで解約できるよう工夫されているため、利用しやすい方を選ぶようにしましょう。
Webで解約 | ①my 楽天モバイルにログインする ②メニューから「契約プラン」を選択する ③画面下部の「その他のお手続き」を選択 ④「解約」を選択する ⑤注意事項を読み「アンケートに進む」をタップ ⑥アンケートに回答し「申し込む」をタップ ⑦完了後、登録メールアドレスに送付される「解約完了のお知らせ」を受け取る |
アプリで解約 | ①my 楽天モバイルアプリを起動する ②下部のメニューから「契約プラン」を選択 ③画面下部の「その他のお手続き」を選択 ④「解約」を選択する ⑤注意事項を読み「アンケートに進む」をタップする ⑥アンケートに回答し「申し込む」をタップ ⑦完了後、登録メールアドレスに送付される「解約完了のお知らせ」を受け取る |
MNP転出する場合
MNP転出して、乗り換えをする場合は、MNP予約番号の取得が必要になります。
MNPの取得は以下のとおりです。
MNP予約番号の取得方法 | ①「my 楽天モバイル」にログインする ②画面右上の「三」マークをタップし、表示されたメニューから「契約プラン」を選択 ③画面下部の「その他お手続き」から「手続きへ進む」をタップ ④「他社へのお乗り換え(MNP)」を選択 ⑤画面左上に表示された電話番号が乗り換えしたい電話番号か確認 ⑥注意事項をよく読み、「MNP予約番号を発行する」を選択 ⑦表示されたMNP予約番号をスクリーンショットなどで控え「OK」を選択 ⑧乗り換えたい回線でMNP転入申し込みを行い、MNP予約番号を入力して乗り換え手続きを完了させる |
楽天モバイルを解約する際に気を付けること

楽天モバイルを解約する際に把握しておきたい気を付ける点について説明します
モバイル本体の分割請求は継続する
楽天モバイルでスマートフォンの代金を分割払いにしていた場合、支払い額が残っていたら、楽天モバイルを解約しても引き続き分割払いは支払っていく必要があります。
解約手続きは店舗かオンラインで行う
楽天モバイルの解約手続きは基本的にはオンラインで対応可能なので、好きなときに手続きできます。
また、電話では解約手続きできませんが、楽天モバイルショップの店頭での回線解約のお手続きはできます。
保証サービスなどの解約は別途手続きが必要
楽天モバイルには、契約プランを解約しただけでは、同時解約にならないものがあります。
解約時に同時解約されない契約は以下のとおりです。
- 「スマホ交換保証プラス」
- 「故障紛失保証 with AppleCare Services」
- 「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」
- 「あんしん保証with AppleCare Services for Apple Watch」
上記の保証サービスに加入していた場合は、個別で解約手続きが必要になるので注意しましょう。
MNPの予約番号は有効期限に注意する
MNP転出で乗り換えをする場合、MNP予約番号には15日間の有効期限があるため、他社へMNPする場合には、有効期間内に手続きを行いましょう。
楽天モバイルを解約後におすすめの乗り換え先

楽天モバイルからの乗り換えにおすすめな格安SIMは、下記の4つです。
- mineo
- IIJmio
- UQモバイル
- LINEMO
mineo | 動画・音楽で使いたい | 低速使い放題プラン 1.5Mbps使い放題 990円 |
マイそくスタンダード 660円/月(半年) |
IIJmio | 通話料を抑えたい | 5分かけ放題1年無料 6ヶ月間実質無料 |
20GBプラン 1,700円/月(半年) |
UQモバイル | 通信品質にこだわる | 通信品質が良い 節約モードが使い放題 |
プランM+5G(15GB) 2,728円/月 |
LINEMO | 通話料を抑えたい方 | 5分かけ放題1年無料 6ヶ月間実質無料 |
マイそくスタンダード 660円/月(半年) |
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