審査について

楽天市場の出店審査に落ちた原因は?これから出店する方も必見

面接イメージ

楽天市場の出店審査は他に比べると、たしかにハードルが高く、実際に落ちてしまったという話をネット上でもよく見かけます。

ただし本当に楽天市場の審査は厳しいものなのでしょうか?楽天市場が大事にしているポイントをしっかり抑えていけば、大変ではあるけど決して落ちる審査ではありません。

今回は、審査に落ちてしまった方も、これから出店する方にも是非見ていただきたい出店審査に関わる内容をまとめていますので、是非参考にしていただきたいです。

楽天市場の出店審査は他の競合ECモールより厳しい

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楽天市場の出店時に行われる審査は他のECモールと比較してもハードルが高いと言われています。

ただし、しっかりと要件を満たしていれば審査は問題なく通過することができます。すなわちあくまで「他と比較して」審査が厳しいという意味になります。

楽天市場が大事にしているのは「クオリティー(品質)」

品質のイメージ

以前は楽天市場の審査もそう厳しいものではなく、一部では質の悪いショップも混在していたと言われています。

しかし、2016年の楽天が主催するカンファレンスにて、三木谷社長自身がクオリティーを上げることを明言しました。

ここから審査がより一層厳しくなったという見解が多く見られ、これから出店する方にとっても、すでに出店しているショップにとってもより品質を求められるようになりました。

楽天市場の審査は2度ある

キーボードとガラスの地球儀

楽天市場の審査には「書類審査」「オープン審査」という2つの審査を経て、出店することができます。

書類審査では、提示されている必要な書類を提出し、楽天市場への出店を認められる事業や商品であるかなどを審査します。

オープン審査は、開店前審査とも言われており、実際に楽天市場内に掲載するショップページに必要な記載がされているか、禁止行為が行われていないかを確認する場となっており、書類審査と比べてハードルは低いものとなっています。

一度審査に落ちても再申請OK。でも理由は教えてくれない

エッフェル塔のお腹

楽天市場の出店審査がたとえ通らなかったとしても、再度申請をすることは可能となっています。

書類の不備や追加資料が必要な場合には、担当のコンサルタントから連絡が入り、追加提出することができますが、書類審査においては、審査に落ちた理由はいくら聞いても教えてはくれません。

審査に落ちた理由がわからないということで、再申請するのか他のECモール等を検討するのかは販売者に委ねられますが、楽天市場自体は魅力的なマーケットであると言えますので、このまま引き下がるのももったいないですよね。そこで楽天市場の審査に落ちてしまう原因について、いくつか考えられる理由をまとめていきます。

なぜ楽天市場の審査に落ちるのか

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楽天市場の審査については、出店規約および「出店審査や取扱商材に関する注意事項」に記載されている内容以外の基準やガイドラインが示されていません。

書類を完璧に揃えたと思っても、審査を通過できなかったとなれば、審査結果の理由も基準もわからずに原因不明に陥ってしまいます。

そこで審査に落ちてしまう可能性の高い理由について、4つのポイントにまとめました。どれかに該当している場合には、その条件を満たせるように改善を図っていきましょう。

クオリティを保つために実績を重視する傾向

評価・査定リスト

先述したとおり、楽天市場は出店するショップに対して、一定以上のクオリティを持つことを強く重視していると言えます。

そのため楽天市場に出店するにあたって、すでに実績を持っていることは大きなアドバンテージになります。

例えば実店舗を持っていて、ある程度の売上をあげていることや、Amazonや自社ネットショップを既に運営していることも実績としてカウントできるでしょう。

実店舗もネットショップ運営もまったく行っていないのであれば、まずはここから手をつけて実績を積み上げていくというのもひとつです。

実際に既に店舗を持っていると楽天市場側からスカウトが来ることがあります。こうなれば楽天市場への出店にも一歩近づいていきますよね。

楽天市場で販売できない商材を扱っている

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楽天市場では一部の商材について、「取扱禁止商材」を設けており、該当する商材を取り扱っている販売者は審査を通過することはできません。

  • 法令で販売・所持が規制されているもの(銃や麻薬など)
  • 公序良俗、モラルに反するもの(犯罪に直結するような商品など)
  • 譲渡・転売が禁止されているもの
  • 悪用されるおそれがあるもの
  • 青少年の保護育成上好ましくないもの
  • 危険なもの
  • 他人の権利・利益を侵害する可能性のあるもの
  • その他不適切と判断したもの

このような商材を取り扱っている場合には、実際に楽天市場では出店しないという内容にしていても審査上で信用が得られずに、審査に落ちている可能性がありますので、確認しておきましょう。

事業や商材、実績として品質不十分と見なされている

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品質も保つという観点から、事業内容や商材、総合的な実績から不十分と見られて審査に落ちている可能性があります。いわゆる「心証が悪い」という場合です。

事業内容が不明確であったり、事業年数が短いにも関わらず実績が乏しい。販売を予定している商材について、免許が必要なのに掲示されていないなどは不十分と見られる可能性が高いです。

上記のような内容であれば、書類をアップデートしていったり、必要な手続きを踏めば楽天市場への出店可能性はまだありそうですよね。

また、ネットショップの場合には在庫についての証明も重視されています。無在庫転売を行っている場合には出店は難しいと考えられます。

ちなみに、出店者側が政治・宗教・ネットワークビジネス・暴力団関係の場合は出店できない規約になっているため、この場合はさすがに諦めるしかありません。

個人で副業として出店しようとしている

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個人が楽天市場に出店しようとしている場合には、一つの基準が設けられています。

それは「開業届」を出しているかどうか。すなわち副業ではなく事業として行っているかどうかが大事になります。

Q まだ会社を設立していません(屋号・商材等未定)が、資料を請求できますか?

A 勿論、資料のご請求は可能です。
いざ出店される場合には、個人事業者としての開業届け、もしくは法人登記をした上で、正式にお申込いただく形となります。
資料を御覧になった上でご検討をお進め下さい。

引用:楽天市場への出店・開業案内 ネットショップよくある質問

出店通過に向けたオープン審査に向けた心準備

準備中...暫くお待ち下さい

ここからは楽天市場の出店完了に向けた準備面での内容になります。オープン審査に通ずる範囲になりますが、楽天市場への出店を考えている上で、下記の内容が容認できない場合には、楽天市場への出店はおすすめできません。

クレジットカード決済導入は必須と思え

クレカ決済 iPadレジ

EC市場全体的に支払方法として、クレジットカードや電子マネーを利用して支払いを行うのが主流であり、楽天市場もその例に漏れることはありません。

さらに楽天はクレジットカードや銀行を持っており、ポイントの優遇など消費者側にも積極的に利用を促しています。

そういった流れからもクレジットカード決済や電子マネー決済の導入は必須と言えます。

外部リンクは絶対ダメ

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これは楽天市場のガイドラインとして掲載している禁止事項のひとつです。

外部リンクで楽天市場以外に誘導するようなリンクやURLを貼り付けることはできません。

また課金回避行為として、電話番号やFAX番号、メールのように楽天市場上のページにもかかわらず楽天市場を介さない取引が行われる可能性のある記載は禁止されています。

サクラ行為・自己レビューはバレると思え

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こちらも禁止行為のひとつとして列挙されています。

クオリティーを重視している楽天市場ですので、ユーザーに対して混乱を与えたり、迷惑を掛ける行為は絶対に行わないようにしましょう。

言葉の表現については、紙一重の部分もあり出店後も商品をアップしていく中で、禁止事項に触れてしまいペナルティを受けてしまうケースは多く見受けられるそうなので、細心の注意を払っていくようにしましょう。

医薬品医療機器等法の記載は繊細に

パソコンを触る女性

以前と法律名が変わっており、昔でいう薬事法という法律にあたる内容になります。

この法律では広告規制というものがあり、ユーザーに誤解を与えるような表現、効果効能を記載して医薬品と間違われるような行為などが行われないように、制約を設けています。

同様に景品表示法なども配慮が必要になりますが、表記一つで法令を違反してしまうことが往々にしてありますので、法令遵守と虚偽広告のない適正な広告表現を心がけていきましょう。

楽天市場の出店審査は他より厳しいけど、厳しくはない

高評価とビジネスマン

ここまで楽天市場の出店審査についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。

楽天市場の出店審査は確かに他のECモール等と比較すると厳しいものではありますが、楽天市場というブランドに裏付けられているものであり、出店者側にこれを求めるのも当たり前のことだと思います。

そしてそのひとつひとつは、ネットショップを正しく運営していくためには必要な要素であり、本来備えていなければならないものばかりです。

国内EC市場を牽引する楽天市場への出店は、販路拡大に向けて大きな魅力があるマーケットですので、禁止事項に該当していないショップであれば是非出店を目指して、ブランド力を手に入れていきましょう。

 

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