楽天市場への出店は、初期費用や月額費用、さらに売り上げに応じた手数料などがかかります。
出店料が高いといわれている楽天ですが、他モールと比較してみるとどうでしょうか。
わざわざ、出店料が高い楽天で出店する理由とは
何なのでしょうか。
なぜ楽天の出店料が高いのかを考えていきましょう。
楽天の出店費用
楽天市場に出店するための費用は、プランにより
異なります。
がんばれ!プラン | スタンダードプラン | メガショッププラン | |
初期費用 | 60,000円 (66,000円/税込) |
60,000円 (66,000円/税込) |
60,000円 (66,000円/税込) |
月額 | 25,000円 (27,500円/税込) |
65,000円 (71,500円/税込) |
130,000円 (143,000円/税込) |
月額支払方法 | 年間一括払い | 半年ごと 2回分割払 |
半年ごと 2回分割払 |
登録可能商品数 | 10,000商品 | 50,000商品 | 無制限 |
画像容量 | 1.5GB | 100GB | 無制限 |
システム利用料 (パソコン) |
3.5%~ 6.5% |
2.0%~ 4.0% |
2.0%~ 4.0% |
システム利用料 (モバイル) |
4.0%~ 7.0% |
2.5%~ 4.5% |
2.5%~ 4.5% |
がんばれ!プランよりもスタンダードプランの方がお得になるボーダーラインは、月商178万円だといわれています。
出店するお店の規模に合わせて、適切なプラン選びをしていきます。
楽天の出店費用は高いのか?

楽天の出店費用は、他のECモールと比較すると高いのでしょうか?安いのでしょうか?
代表的な4つのECモールと楽天の出店費用を比較してみました。
- Amazonの出店費用
- Yahoo!ショッピングの出店費用
- au PAY マーケットの出店費用
- Qoo10の出店費用
Amazonの出店費用
楽天市場 | Amazon 小口出品 |
Amazon 大口出品 |
|
初期費用 | 66,000円 | 無料 | 無料 |
月額 | 27,500円~ 143,000円 |
110円 /1商品 |
5,390円 |
登録可能商品数 | 10,000商品~ 無制限 |
49点まで | 49点~ |
システム利用料 | 3.5%~ 7.0% |
5%~ 15% |
5%~ 15% |
Amazonは2つの出品プランがあり、小口出品では
1商品から出品が可能です。
管理画面がシンプルで使いやすいというメリットがあり、規模の小さな店舗でもスタートしやすくなっています。
一方で、全体的に簡素的な商品ページとなっていますので、ブランディングに力を入れたい出店者には不向きであるといえます。
出店費用だけを比較すると、楽天よりも圧倒的にAmazonの方が圧倒的に安く抑えられます。
Yahoo!ショッピングの出店費用
楽天市場 | Yahoo! ショッピング |
|
初期費用 | 66,000円 | 無料 |
月額 | 27,500円~ 143,000円 |
無料 |
登録可能商品数 | 10,000商品~ 無制限 |
20万点まで |
システム利用料 | 3.5%~7.0% | 無料 |
Yahoo!ショッピングは、Amazonや楽天市場と比較すると規模は小さめです。
システム利用料が無料なので、できるだけ費用を
抑えて出品したいという方におすすめです。
Yahoo!ショッピングでは、ポイント原資負担1%~15%、キャンペーン原資負担1.5%、アフィリエイトパートナー報酬1%~50%などが手数料として必要になります。
これらは売れたらかかる費用なので、売れるまでは不要な手数料です。
売れるまでの赤字のリスクを抑えられます。
au PAY マーケットの出店費用
楽天市場 | au PAY マーケット スタンダード |
au PAY マーケット |
|
初期費用 | 66,000円 | 無料 | 無料 |
月額 | 27,500円~ 143,000円 |
10,710円 | 21,780円 |
登録可能商品数 | 10,000商品~無制限 | 50,000点まで | 50,000点まで |
システム利用料 | 3.5%~ 7.0% |
4.5%~ 9.0% |
4.5%~ 9.0% |
参照:au PAY マーケット|au PAY マーケットの料金
au PAY マーケットは、2025年4月から出店プランが2つになります。
コミコミ出品プランという名前で「スタンダード」と「プレミアム」の2種類です。
どちらも登録可能商品数やシステム利用料が同じですが、プレミアムの方にはメルマガ配信オプションが内包されています。
スタンダードでメルマガを配信する場合は1通0.5円となりますので、メルマガを活用していきたい方はプレミアムがおすすめです。
Qoo10の出店費用
楽天市場 | Qoo10 | |
初期費用 | 66,000円 | 無料 |
月額 | 27,500円~ 143,000円 |
無料 |
登録可能商品数 | 10,000商品~ 無制限 |
50,000点まで |
システム利用料 | 3.5%~ 7.0% |
6.0%~ 10.0% |
Qoo10はメインユーザーが10代~30代の女性となっており、流行に敏感です。
日本国外でも販売しているので、グローバルなモールであるという特徴があります。
初期費用や月額はかかりませんので、売れるまで
費用はかかりません。
システム利用料は最大で10.0%となるため楽天よりも高額になりますが、出店のハードルが低いといえるでしょう。
それでも楽天に出店するメリット

他のECモールと比較してみると、初期費用や月額といった費用面では楽天のハードルが高く感じるかもしれません。
それでも楽天市場は出店数が多く、多くの出店者に選ばれるモールであるのは間違いないのです。
楽天に出店するメリットについて、まとめました。
- トップクラスの集客力
- 専任コンサルタントによるサポート
- 運営ツールの充実
- 出店審査が厳しいからこその信頼
- イベントによる販売促進が期待できる
トップクラスの集客力
2023年度の日本国内の楽天ID数は全国で1億人を
越えており、市場規模の大きさがわかります。
「楽天市場」というECモールの名前を知らない人はいないと言っても過言ではありません。
ユーザーから楽天への信頼があり、出店している
店舗へも同様に信頼感が生まれやすくなります。
利用者数が多く集客に繋がりやすいという特徴がありますので、多くの人へ商品を届けたいという方にとっては、大きな魅力となるでしょう。
専任コンサルタントによるサポート

初めてモール出店をする時には、実績やノウハウがないので売り上げが伸びずに悩む場合があります。
楽天はサポートが充実しており、出店すると専任のコンサルタントを付けてもらえる仕組みになっています。
商品ジャンルに特化したコンサルタントがアドバイスをしますので、売り上げや運営の相談をしていけます。
参照:楽天出店案内|ECコンサルタントと売上アップ
運営ツールの充実
楽天では集客のためのツールが充実しています。
費用がかかりはしますが集客や売り上げに大きく影響しますので、活用していくべきです。
以下のツールはオプションとして自由に利用できますので、上手に運営に取り入れていきましょう。
オプション | 内容 | 利用料 |
R-SNS | SNSとの 紐づけ |
月額 3,300円 |
R-Mail | メール マガジン 送付 |
1通あたり1円 |
RMS商品 一括編集機能 |
CSVで商品を 一括管理 |
月額 11,000円 |
CSVデータ ダウンロード サービス |
受注管理機能からの データ抽出 |
無料 |
定期購入・頒布会サービス | 定期購入・ 頒布会サービスの管理 |
月額5,500円 システム利用料+2.0% |
出店審査が厳しいからこその信頼
楽天は知名度の高いモールであり、出品までの
ハードルの高さも一般的に知られています。
ECモールを運営していない一般ユーザーからも、「楽天に出店しているお店なら安心だ」と思ってもらえるだけのネームバリューがあります。
楽天に出店するためには審査が必要であり、もし
ルール違反が見つかれば出店契約解除という対処に至るケースがあります。
だからこそ「楽天での買い物なら安心」という信頼があり、新規顧客を獲得しやすいというメリットがあります。
イベントによる販売促進が期待できる

楽天ユーザーの財布の紐が緩みがちなタイミングといえば、楽天内で行われるイベントやキャンペーンです。
日々淡々とお店を運営しているだけでは売り上げが伸びにくいという店舗でも、イベントやキャンペーンであれば売り上げアップが期待できます。
- 楽天スーパーSALE
- 楽天お買い物マラソン
- 楽天イーグルス感謝祭
- 5と0のつく日ポイント還元
- 楽天大感謝祭
これらのイベントやキャンペーンがありますので、SNSやメルマガで集客をしながら売り上げアップを
目指しましょう。
楽天出店をおすすめできない人
上記のような理由で、出店費用が高くても楽天出店がおすすめです。
しかし以下のような人は、他のモールの方が向いているかもしれませんので慎重に検討しましょう。
- 楽天の出店費用が高いと感じる
- 競合店との差別化ができていない
楽天の出店費用が高いと感じる
楽天のサポートや集客力は魅力ですが、やはり出店費用が気になるかもしれません。
しかも支払いは年間一括払いか2回分割しか選択肢がありませんので、最初にまとまったお金が必要になります。
他にも手数料がかかりますので、売れれば売れるだけ手数料も高額になっていきます。
「いかに手数料を抑えられるか」という考え方だと、楽天は不向きかもしれません。
「いかに手元に利益を残せるか」という発想で、
売り上げや利益を伸ばしていける人に向いています。
競合店との差別化ができていない
楽天市場は会員数だけでなく、出店数も多い日本有数のECモールです。
多くの類似店がある中で、自店舗を差別化させていくのは難しく、最終的に価格競争に陥ってしまうというケースが少なくありません。
「特定のカテゴリでの品揃えを充実させる」「オリジナル商品を増やす」というような、独自のブランディングが求められます。
楽天市場に出店した後の対策
楽天で出店したら、それだけで確実に売れまくるというわけではありません。
販売促進のためのプロモーションが必須となりますので、以下のような対策を行っていけるようにしましょう。
- SEO対策を怠らない
- 積極的にイベント参加する
- クーポンを活用する
- メルマガ配信で集客する
- お客様のレビューを集める
SEO対策を怠らない

楽天市場には多くの店舗が出店していますので、
まずはお店や商品を見つけてもらわなければいけません。
楽天の検索窓で検索した時に上位表示させるための、楽天SEO対策を行っていきましょう。
費用をかけずにアクセス数をアップさせられますので、集客の大きな要となります。
SEOの基本として売れるキーワードを見つけるのが
重要です。
ビックキーワードだと競合が多いので、ミドル・
スモールキーワードを含め、購買意欲の高いユーザーに刺さるような対策をしていきましょう。
積極的にイベント参加する
定期的に行われる楽天内のイベントでは、ポイ活を意識したユーザーの購買意欲が上がる時です。
「以前から気になっていた」という商品の購入だけでなく、ついで買いに繋がりやすいタイミングなのでイベントやキャンペーンを活用しましょう。
テレビCMやSNSでも、楽天イベントやキャンペーンの広告が流れます。
新規ユーザーを取り込むチャンスとなりますので、時期を把握して準備しておいてください。
クーポンを活用する
楽天のイベントやキャンペーンに合わせてクーポンを発行すれば、売り上げアップが期待できます。
ただ闇雲にクーポンを発行すればよいというわけではなく、季節の変わり目や新商品を意識した内容にすると効果的です。
有効期限は短めに設定すると、緊急性を感じて商品購入に繋がりやすいです。
メルマガ配信で集客する

メルマガ配信で定期的にユーザーとの接点を持ち、リピーターの獲得を狙います。
楽天メルマガ(R-Mail)は、基本料金無料で1通1円というシステムになっており低価格でメルマガ配信を始められます。
メルマガはまず開いてもらわないといけませんので、開きたくなるようなタイトル付けが重要です。
イベントやキャンペーンに合わせてクーポンを配信するなど、複合的に活用していきましょう。
お客様のレビューを集める
商品購入前に、多くのユーザーがレビューをチェックしています。
商品に関する内容だけでなく、お店の対応や届くまでの期間などがレビューされます。
高評価を得られれば信頼につながり、さらなる売り上げアップが期待できますので、レビューを多く集められると理想的です。
ただ待っていてもレビューをしてくれるユーザーは少ないため、「レビューキャンペーンを行う」
「特典を付与する」など対策をしていくといいでしょう。
レビューに返信するようにしておくと、低評価がついた時のお店の対応がわかりやすく新規顧客の安心につながります。
楽天の出店費用は高いだけの価値がある
他ECモールと比較すると、楽天は初期費用や出店費用が高いです。
なにがなんでも出店費用を抑えたいと考える人には不向きかもしれません。
しかし長い目で見た時に大切なのは店舗として売り上げを確保していくという点です。
単純に出店費用だけで比較せずに、サポートや集客のためのシステムがどこまで整っているのかを細かく確認してみましょう。
ECモールへの出店がゴールではないはずなので、
長く愛され続けるお店を運営していくために最適なモールを選べるようしっかりと知識をつけていきましょう。

まずは無料資料請求して、疑問点を解消。
パンフレットを確認してから出店のお申込みをしてみましょう!