楽天市場の出店・開業案内よりダウンロードできる出店規約は皆さん読んでいますでしょうか?
楽天市場内の品質を保つために導入されている違反点数制度に大きく影響しています。
出店をするための基準と合わせて出店した後にも遵守していかなければならない規約ですので、「後から聞いてなかった!」とならないように抑えておきたいポイントをまとめていますので、是非参考にしてください。
ただし、この記事を読んだからといって、出店規約を読まなくて良いというわけではありませんので、この点念押ししておきます。
導入されている違反点数制度には要注意!
楽天市場では2016年より違反点数制度が導入をされています。
これは楽天市場がガイドライン・規約として定めている事項に対して違反している内容毎に点数を設けて、1年間の累積点数に応じてペナルティを課すという制度になります。
ペナルティの内容については、楽天市場内の表示制限や利用制限、営業停止、違約金徴収等といった非常に厳しい内容になっています。
出店審査の厳しさが増した時期でもあり、不正店舗を排除して信頼性の高いマーケットの構築を達成するために、楽天市場が大きく舵を切った年でもありました。
しっかりと確認しておかないと、うっかりミスで違反に該当してしまうような内容もあります。改めて利用規約は見直しておきましょう。
規約違反にならないように抑えるべきポイント
改めて利用規約を読み直して、不正・規約違反になっていないか確認が必要です。楽天市場側に見つかる前に修正しておきたいところです。
そして新たにコンテンツを追加する際にも注意が必要です。
取扱禁止商材を扱わないこと
いくら出店時の審査を通過したからと言って、取扱禁止商材は絶対に出品してはいけません。
特に法令で販売・所持が規制されている商材については一発で追放されてしまう可能性があります。もちろん他の項目でも罰則金となってしまう可能性もあるので、絶対に出品されないように仕組み作りしていきましょう。
法令違反になる表記違反
薬機法や景表法違反となるような消費者に対して誤った印象を与える表記にはかなり厳しく取締を行っています。
品質を重視している楽天市場にとって、誤認させるような表記で消費者の信頼を損なうようなショップには厳しい対応を取るという姿勢です。
特に表記に関するところは、うっかりと記載してしまうことは十分にありえます。リーガルチェックなどを入れたり、ダブルチェックで防止をしていきましょう。
課金回避行為など楽天市場を利用していながら楽天市場が損をするような行為
課金回避行為については引き続き厳しい処置が取られています。
楽天市場側としても「うちのサービス使ってるのだから、ルールにはある程度従ってよ!」という思いがあるかもしれませんね。
これだけ大手になってしまえば、市場内の秩序を保つ意味でも必要なことなのかも知れません。
消費者ユーザーの信頼を裏切る行為
楽天市場に出店しているという点で、消費者はある程度そのショップを信頼して購入をしています。
その消費者に対して、詐欺行為や恐喝行為など法を犯す行為をしたり、サクラ・自己レビューによって消費者に誤った誘導をさせるような行為などは厳しい対応が取られています。
ショップ運営をする以前に、人としてという内容も多いですが、やはり表記に関する部分は人為的なミスもあり得るので、十分に注意していきましょう。
楽天市場に出店する以上はルールである出店規約と向き合う姿勢は持っておくべき
.楽天市場のみならずECモールに出店する以上は、そのブランド力やシステムを利用しているので、そのECモールで設けられているルールに従ってネットショップを運営していく必要があります。
そのルールブックである出店規約とは、しっかりと向き合うことが必要となります。
- 何度でも読み込みはしておいて損はない
- 出店規約に従った運用は、健全なショップとして必要なことが多い
- 万が一のときのリスクマネジメントを想定
- 年始稼ぎ時は特に要注意(点数リセットが1月1日のため)
- 資金的な余裕がある場合は、外部コンサルティングの利用も検討
ここまでして楽天市場に出店するのかどうかを検討するのもひとつの経営判断だと思います。楽天市場への出店について闇雲に進めるのではなく、計画を持って運んでいくことをおすすめします。
まずは無料資料請求して、疑問点を解消。
パンフレットを確認してから出店のお申込みをしてみましょう!