巨大なECモールである楽天市場。これからネットショップを運営する方や、さらなる売上の拡大を見込んで、amazonと合わせて楽天市場への出店を計画している方も多いのではないでしょうか。
今回は、楽天市場への出店を検討している方々に向けて、楽天市場にショップを展開するために掛かる費用である出店料をプラン別にまとめてみました。
ご自身のショップの売上や目標とする売上値と比較しながら、是非検討材料としてご覧いただければと思います。
※本記事では金額は税抜き表示しております。
楽天市場に参画するためにかかる出店料とは?
楽天市場に出店するにあたって考えておくべきことは、初期費用となる「出店料」と、継続的に掛かる「サービス利用料」です。
まずは、楽天市場に出店するために必要となる初期費用を解説していきます。プランによって料金や利用できる機能に差があるため、申込を行う前にまずはこちらで、おおよその予算感を身に着けてから申込をすることをオススメいたします。
出店するためには初期費用を見積もる必要がある
楽天市場に出店するためには、初回の支払金額として初期登録費用と月額出店料の一括払い(プランによって期間が異なる)を行う必要があります。
初期登録費用は、プランに関わらず税抜60,000円の支払いが必要になります。
したがって、初回の支払金額は初期登録費用60,000円+プラン別月額料金一括払い分となります。
楽天市場に参画するには。4つのプランがある
楽天市場の出店には、4つのプランが用意されており、いずれかのプランを選択することになります。
次の画像には、楽天市場が設けている4つのプラン別初期費用が掲載されています。
一番安いライトプランでは、179,400円で出店が可能で、フルサービスのメガショッププランでは660,000円の初期費用が必要になります。
それでは4つのプランでは、どのような違いがあるのでしょうか。プラン別のサービス内容を簡単にまとめていきます。
短期間で販売!一番手軽なライトプラン
3ヶ月間という短い契約期間で契約を行うライトプランは、楽天市場でまずは試してみたいという方や、販売期間が限定的な商品を販売予定の方におすすめです。
初期の出店料は、初期登録費用と契約期間分の月額料金である119,400円(月額39,800円)を全額前払いするため、総額で179,400円となります。
出店料項目 | 出店に必要な金額(税抜) |
初期登録費用 | 60,000円 |
月額出店料 × 一括払い月数 | 39,800円 × 3ヶ月分 = 119,400円 |
ライトプランで初回に支払う出店料 | 179,400円 |
ネットショップ運営初心者でも安心のがんばれ!プラン
月額出店料を割安に抑え、ネットショップ運営が少ない方でも参入しやすくしているのが「がんばれ!プラン」です。
月額出店料が抑えられている反面、月間売上高に応じて支払いが発生するシステム利用料が他のプランよりも割高に設定されています。
初期の出店料は、月額出店料19,500円の12ヶ月分を一括払いとして234,000円が必要となります。これに初期登録費用を加えて、294,000円となります。
出店料項目 | 出店に必要な金額(税抜) |
初期登録費用 | 60,000円 |
月額出店料 × 一括払い月数 | 19,500円 × 12ヶ月分 = 234,000円 |
がんばれ!プランで初回に支払う出店料 | 294,000円 |
ランニングコストを抑えた一番人気のスタンダードプラン
最も選ばれているというスタンダードプランは、ランニングコストを抑えているのが特徴です。
月額出店料は50,000円と設定されていますが、システム利用料ががんばれ!プランの約6割程度に抑えられています。ある程度の売上が見込める出店者にとっては、スタンダードプランの方が総コストがやすくなります。
スタンダードプランの月額出店料は、半年ごとの分割払いになっているため、月額出店料50,000円の6ヶ月分である300,000円に初期登録費用を加えた360,000円となります。
出店料項目 | 出店に必要な金額(税抜) |
初期登録費用 | 60,000円 |
月額出店料 × 一括払い月数 | 50,000円 × 6ヶ月分 = 300,000円 |
スタンダードプランで初回に支払う出店料 | 360,000円 |
登録可能商品数・画像掲載容量が無制限のメガショッププラン
商品数や掲載する画像数が多い出店者に向けたプランであるメガショッププラン。スタンダードプランでは20,000商品に限られ、画像容量も5GBまでに制限されていますが、メガショッププランでは無制限に掲載することができます。
消費者が商品を選ぶ際に、画像で商品を見れるというのは判断材料になりやすく購買に繋がりやすいことから、大規模なショップ展開を見据えている方にとっては、おすすめのプランです。
メガショッププランについても、月額出店料は半年ごとの支払になっているため、月額出店料100,000円の6ヶ月分である600,000円に初期登録費用を加えた660,000円が初回支払額になります。
出店料項目 | 出店に必要な金額(税抜) |
初期登録費用 | 60,000円 |
月額出店料 × 一括払い月数 | 100,000円 × 6ヶ月分 = 600,000円 |
メガショッププランで初回に支払う出店料 | 660,000円 |
全プランに共通する楽天市場でかかる利用料金とは?
楽天市場でショップを運営していくにあたり、出店料とは別に従量制の各種月額課金システムが設けられています。
そのほとんどが月額の売上高に対して発生する費用となっています。
楽天市場に出店していると継続的にかかる利用料金一覧
①システム利用料
楽天市場を利用するにあたって、月額売上高に応じて支払いを行うのがシステム利用料で、選択するプランと月間売上高、平均単価そして購入経路がパソコン経由かモバイル経由かに応じて適用される料率が異なります。
売上高を重ねるごとに適用される料率が下がり、平均単価が上がる毎に料率が下がっていきます。
条件によって料率が様々なため、複雑に見えますが楽天市場の出店・開業案内では、月額費用シュミレーションを行うことが出来るため、目標月商と客単価から簡単に月額費用の算出ができます。
②システムサービス利用料(楽天スーパーポイント負担金)
楽天市場でサービスを利用したことがある方はおなじみかも知れませんが、購入をすると「楽天ポイント」と呼ばれるポイントが付与されます。
通常の購入では購入価格の1%が付与されますが、実はこれは出店者側が負担をしています。したがって従量制で月間売上の1%をシステムサービス利用料として支払います。
ちなみに、消費者が楽天ポイントを利用して商品を購入した分については、2ヶ月後に振り込まれます。
③利便性恒常のためのシステム利用料
楽天市場のさらなる利便性の向上のために出店者に対して、月間売上の0.1%をシステム開発・運用整備の費用として支払うことになっています。
④楽天アフィリエイト宣伝経費
楽天市場では、楽天アフィリエイトというサービスを導入しています。ブログなどで、楽天市場にある商品を紹介して、その記事を経由して商品を購入すると紹介した人に手数料が支払われる仕組みです。
楽天アフィリエイトを通じて売上が上がった場合には、その売上とジャンルに応じた料率を掛けた金額、そして売上高に応じた適用料率を掛けた金額を加えた金額を支払います。計算式は以下の通りになります。
・A = アフィリエイト経由売上 × ジャンル別料率(2.0%~8.0%)
・B = A × 売上高に応じた適用料率
・支払金額 = A + B
決済サービス利用料金
楽天市場では、サービスの利用にあたって様々な決済方法が利用できるのがメリットでもあります。この決済サービスを利用するにあたって、支払いが発生するのが楽天ペイ決済利用料金です。
出店者側にとっても、入金管理は非常に大変な業務なので、入金消込や決済代行機能が付いているのは、非常にメリットがあります。
この利用料金は、月間売上高と平均決済単価に応じて料率が変動します。そして決済金額の入金時に決済サービス利用料分が相殺されて入金されます。
楽天市場の出店料は本当に高いのか?
今回は楽天市場の出店料についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
ECモールに出店するという点では、他の競合ECモールに比べて参入するためのコストは決して安くはありませんが、やはり魅力的なのはその集客力です。
また売上が伸びるほどに手数料率はどんどんと下がっていきます。しっかりと安定した売上を伸ばしていきたい。大きな商店に成長していきたいと考える上で、楽天市場は非常に魅力的なECモールです。
ご自身の目指す形を比べながら、最適なショップ選びを進めていきましょう。
まずは無料資料請求して、疑問点を解消。
パンフレットを確認してから出店のお申込みをしてみましょう!