パンダアップデート

パンダ
パンダアップデートとは

Pandaアップデートとは、Googleが2011年に開始した検索エンジンのアルゴリズムの変更を指すコードネームである。

Pandaアップデートの主眼は、より良質なサイトをユーザーに届けることであるとされる。例えば、Webページの量産が目的であるだけの無意味なコンテンツ、どこかのサイトの情報をコピーして作成されたコンテンツ、コンテンツファームによる記事などについては評価を下げ、より高品質で独自性の高いコンテンツを優先的に表示するというに検索アルゴリズムが改良されているという。

パンダアップデートは英語圏では2011年初旬以降、英語版のWeb検索サービスを筆頭に順次行われてきた。2012年7月には日本語および韓国語の検索アルゴリズムに対するパンダアップデートの適用が開始されることが発表された。


SEOでは、検索エンジンのアップデートのことを指します。

略歴/流れ

略歴/流れ

Googleは2000年9月に検索サービスを開始して以来、自社が提供する検索エンジンに対して定期的なアップデートを行っています。

特に大規模な変更が行われる際にはボストンアップデート、カフェインアップデートといったユニークな名前が付けられたアップデートが発表されていました。

そんな中、コンテンツの質を向上するために2011年2月に行われたのがパンダアップデートです。まず英語圏で提供され、日本には2012年7月に導入されました。

このアップデートによって、検索結果の11.8%に影響を与えたと言われています。低品質なサイトが不当にGoogle検索結果の上位表示されるという問題が大幅に減少し、優良なWEBサイトが検索上位に上がりやすくなりました。

2013年3月までは、毎月1回ペースで手動アップデートが行われていましたが、それ以降はコアアルゴリズムアップデートに統合されると言う理由で自動化し、不定期での実施となっています。

パンダアップデートとは?

定義

パンダアップデート(Google Panda)は、2011年2月に最初に行われたGoogleの検索結果ランキングアルゴリズムに対する大規模な更新です。

Googleの検索アルゴリズムを開発したナヴニート・パンダ(Biswanath Panda)が名前の由来となっており、パンダの模様が白と黒であることから白黒はっきりさせる(black and White)という意味も含まれていると言われています。

パンダアップデートで評価対象となるのは、主にコンテンツの質です。

以下のようなWEBサイトは低品質として順位が下がる対象となります。

  • プログラムによる自動生成
  • 無断複製
  • 誘導を目的としたもの
  • 他サイトとの重複が多い
  • 広告の割合が多い(収益のみを目的としたアフィリエイトなど)
  • HTMLのマークアップが正しくない
  • 内容が薄い
  • 独自性がない
  • 専門性が低い

一方、優良なコンテンツだと判断されるのはE-E-A-T(Experience-Expertise-Authoritativeness-Trustworthiness)の要素が備わっていて、それぞれの指標が高いと考えられるWEBサイトです。

E-E-A-Tとは、経験、専門性、権威性、信頼性を意味し、Googleはコンテンツの質を判断する指標としてこの4つを検索品質評価ガイドラインであげています。

このアップデートによって、検索の上位に低品質なサイトが並び、優良なサイトが下位にまわってしまうという問題が大幅に改善することができたのです。現在でも年数回、タイミングは未発表で不定期に行われています。

パンダアップデートは、求めている情報をできるだけ早く見つけたいと考える閲覧者にとって非常に有益な機能です。一方で、WEBサイトを作る側にとっても検索結果の順位を左右するSEOの重要なポイントだと言えます。

関連する単語の紹介

関連する言葉
  • コアアルゴリズム
  • 検索アルゴリズム
  • アップデート
  • コンテンツ
  • E-E-A-T

コアアルゴリズム

アルゴリズムとは、動作や計算などの手続きの流れを形式的に表現したものです。

コアアルゴリズムは、中心となるアルゴリズムという意味です。パンダアップデートを提供するGoogleのコアアルゴリズムは検索結果の順位を決めるために作られています。

検索アルゴリズム

検索エンジンで検索をすると、あらかじめ収集されていた膨大なWEBサイト情報をもとに関連性や重要性が高いものを検出し、ランキング形式で表示されます。

この時、データベースから情報を抽出し結果として画面に表示するまでの手続きの流れを形式的に表現したものが検索アルゴリズムです。

アップデート

アップデート(update)は「更新」を表す言葉で、主にプログラムを最新の状態に改善する際に用いられます。

新機能の追加、問題の修正、機能の変更など、アップデートごとにその内容が異なり、規模の大小もさまざまです。

コンテンツ

コンテンツとは、情報の中身のことを言います。例えば、WEBサイト内の文章、画像、動画、メールマガジン、SNS、口コミなどもコンテンツの一つです。

E-E-A-T

Googleがコンテンツの質を判断する指標の一つです。経験、専門性、権威性、信頼性の4つを表しています。

パンダアップデートを様々な目線から紹介

活用
  • 検索する側
  • WEBサイトを作成する側

検索する側

以前は、上位にキーワードの一致率が高いだけの低品質なWEBサイトが上がることが多く、本当に求める情報を得るまでに時間がかかってしまうことが多々ありました。

しかし、パンダアップデートが行われてからは低品質なWEBサイトが上位に紛れ込む可能性が減り、よりスムーズに優良なサイトに迅速にたどり着くことができるようになっています。

そのため、利用者の不満が溜まりにくく、満足度が高い状態でのWEB検索が実現できるのです。

WEBサイトを作成する側

パンダアップデートによって、検索結果の上位表示だけを目的としたWEBサイトは低品質なWEBサイトと判定されるようになりました。

その結果、独自性や専門性の高い優良なWEBサイトが検索上位に上がり、閲覧者の目に留まりやすくなったのです。そのため、制作する側が正当に評価され、よりよいコンテンツを作る為のモチベーションアップにつながります。

また、パンダアップデートの評価基準を意識して優良なコンテンツを作ることで、SEO効果が高まり集客力向上を期待することもできます。

「パンダアップデート」のメリット・注意点

メリット・注意点

パンダアップデートのメリット

パンダアップデートは、検索結果上位に低品質なコンテンツを表示させないようにすることを目的として行われるアップデートです。

そのため、低品質なコンテンツを含むWEBサイトであればランクダウンを余儀なくされますが、Googleが推奨するE-E-A-T(体験、専門性、権威性、信頼性)の高いコンテンツを多く含むように工夫することで効率的に検索結果上位を狙うことができます。

E-E-A-Tそれぞれの内容は以下の通りです。

  • 体験(作成したコンテンツに関わる経験の度合)
  • 専門性(ジャンルに特化した正確で豊富な情報が提供されている)
  • 権威性(権威の度合い。受賞歴、認知度の高いサイトからの被リンク、紹介など。)
  • 信頼性(コンテンツの作成・提供を誰が行っているのかが明確で、正確な情報が提供されている)

パンダアップデートの注意点

作成側に悪意がない場合でも、低評価サイトとしてパンダアップデートによって、品質に関するガイドラインに反するとペナルティが課せられてしまう場合があります。

ペナルティを与えられると、検索順位・集客率が下がるなどSEOに大きな悪影響を与えてしまいますので、ガイドラインの内容を認識してなるべくペナルティを回避する対策を行うことが大切です。

ペナルティの状態は、Googleが無料提供しているグーグルサーチコンソールから確認できます。

運悪くペナルティ判定が下されてしまった場合は、内容を訂正してGoogleへ再審査リクエストを行うか、noindexタグを利用してインデックスを解除するといった対処を早急に行うのがおすすめです。

その他関連する話

関連する話

パンダアップデートの比較対象となりやすいのがペンギンアップデートです。

ペンギンアップデートは、(Google Penguin)は2012年4月に導入されたGoogleの検索アルゴリズムアップデートで、パンダアップデートと同様に白と黒の2色であるペンギンの模様から白黒をつけるという意味から名前が付けられたと言われています。

どちらも低品質なコンテンツを使ったWEBサイトを排除し、不当に検索結果上位に入るのを防ぐという点は同じですが、ペンギンアップデートが低評価の対象としているのは主にブラックハットSEOが行われたと見られるコンテンツです。

例えば、キーワードを過剰に埋め込む、自動プログラムで大量のコンテンツを作って情報量を多く見せるなど、アルゴリズムの隙をついて検索上位にランキングさせようとしているWEBサイトが対象となります。

誤ってブラックハットSEOとみられるコンテンツを作成したとしても、ペナルティ対象となりますので注意が必要です。

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