途中_エンティティ

 

エンティティ (entity)とは
エンティティとは、実体、存在、実在(物)、本質、本体などの意味を持つ英単語。ITの分野では、何らかの標識や識別名、所在情報によって指し示される、独立した一意の対象物をエンティティということが多い。

SEOでは曖昧な検索ワードでも、ユーザーの求めるものに適合した検索結果を提供する技術・概念のことを指します。

エンティティとは

エンティティ(entity)とは「実在・存在・実体」などの、意味を持つ英単語です。

つまり、エンティティ対策とは、次のような情報をユーザーとGoogleに認識してもらうことをさします。

エンティティ対策で認識してもらう情報
Webサイトを運営している人や企業がそもそも実在するのか?
コンテンツを作成・監修している人がそもそも実在するのか?
Webサイトを運営している人や企業が他のWebサイトやSNSでどのように評価されているのか?
コンテンツを作成・監修している人が他のWebサイトやSNSでどのように評価されているのか?

略歴/流れ

googleがセマンティック検索を導入した背景として、検索クエリの多様化とAIの発展が関係していると考えられます。

googleで検索されるクエリのうち、新しい検索クエリは15%ほどと言われているのです。

それだけ、検索クエリの多様化・複雑化が進んでいます。

検索クエリの多様化・複雑化に伴い、google側はユーザーニーズを満たすためにAI技術を使い、セマンティック検索を導入しました。

googleはつねに「ユーザーの意図とマッチした検索結果を表示させる」「情報を最もわかりやすい形式で提供する」を方針としているため、セマンティック検索はまさにgoogleの方針通りの検索技術と言えるでしょう。

種類・定義

セマンティック検索の主な例は4つです。

  • リッチスニペット
  • アンサーボックス
  • ナレッジグラフ
  • 類義語の太字

それぞれの意味やどのようにユーザーの検索を手助けするのか、解説します。

リッチスニペット

リッチスニペットとは、よりユーザーをひきつける検索結果表示です。

通常の「スニペット」という言葉は、サイトタイトル下部に表示される、サイト説明欄を指します。

一方で、リッチスニペットは、通常のテキストに追加して付加情報も表示させるのです。

リッチスニペットによって、ユーザーはよりページに興味を持ちます。

アンサーボックス

アンサーボックスとは、ユーザーの求める疑問に対して、答えを表示する部分です。

たとえば「ドル 円」と検索した場合、現在のアメリカ合衆国ドルが日本円でいくらになるかを表示。

具体的な説明ではなく、明確な答えだけを表示し、ユーザーの疑問を解消してくれます。

ナレッジグラフ

ナレッジグラフは、検索をした際、関連性の高い情報を推測して、サマリー表示する機能です。

たとえば「日本」と検索した場合、右側に首都や面積、人口などの情報が表示されます。

主に、付加情報を与えてくれるものと考えて良いでしょう。

類義語の太字

セマンティック検索をすると、スニペット欄の類義語を太字で表示します。

たとえば「東京 飲み屋」で検索した場合、「居酒屋」というワードも太字表示されるのです。

あくまで関連語ではなく類義語なので、多くの場合検索ワードと同一の部分しか太字表示されません。

しかし、類義語として太字表示されているページは、それだけ評価が高いという証拠です。

関連する単語の紹介

E-A-T

 

クエリ

クエリとは、データベースに対する問い合わせという意味です。

具体的には、データの抽出や更新などの処理要求を文字列で表すことですが、「検索クエリ」においては「検索キーワード」と考えて問題ありません。

よって、正確には、ユーザーは検索したいワードを大きなデータベースに問い合わせしていることになります。

類義語

類義語とは、言葉の形は異なるものの、よく似ていたり、場合によっては代替可能な言葉を指します。

たとえば「お金」ひとつとっても、いくつもの類義語があるのです。

  • 硬貨
  • 貨幣
  • 金銭
  • マネー

同じ意味で、同義語とも呼ばれます。

関連語

関連語とは、キーワードに対して関連性の高い言葉です。

googleでは、関連語が検索表示ページ下部に表示されます。

たとえば「SEO」で検索した場合。

  • SEOとは わかりやすく
  • SEOとは 簡単に
  • SEO会社
  • SEOとは何か
  • SEO対策 やり方
  • SEO対策 費用
  • SEO 資格
  • SEO 本

これらがSEOの関連語として表示されます。

あいまい検索

あいまい検索とは、検索したキーワードのなかから、似たような内容を検索する技術です。

あくまで似ている文章を検索するだけで、答えを表示するものではありません。

セマンティック検索と混同しがちなワードなので、注意しましょう。

対策

具体的には、次のような対策をおこなうことで、ユーザーとGoogleにエンティティを認識してもらいやすくなります。

エンティティ対策一例
Googleマイビジネスに登録する
Webサイトに運営企業や運営者情報を掲載する
Webページやコンテンツ内に監修者やコンテンツ作成者情報を掲載する
SNSや他WebサイトでWebサイトやWebページと同じジャンルの情報を発信する
SNSや他Webサイトで専門家として評価してもらう
Googleマイビジネスの登録や、運営者情報などは自社でコントロールできるため、すぐにできる対策です。

SEO対策への効果はケースバイケースですが、エンティティは今後さらに評価の比重が大きくなると予想されるため、今のうちから対策しておくことをおすすめします。

MEOにおける優位点・メリット・注意点

セマンティック検索の対策として、構造化データマークアップがあります。

セマンティック検索は、ユーザーの意図を理解し、意図に関連した適切なコンテンツを提供することです。

そこで自身のページを表示するには、検索エンジンにサイトを理解してもらわなければいけません。

構造化データマークアップは、検索エンジンがページの内容を理解できるように、マークアップするコードです。

決められたタグで囲うと、検索エンジンに対して、ページの内容をより正確に伝えられます。

クエリによってはリッチスニペットとして表示されため、構造化データマークアップを行っておいた方が良いでしょう。


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