エンティティ
- エンティティ(semantic))とは
- エンティティとは、実体、存在、実在(物)、本質、本体などの意味を持つ英単語。ITの分野では、何らかの標識や識別名、所在情報によって指し示される、独立した一意の対象物をエンティティということが多い。
- SEOでは名詞を構成するための言語を指します。
エンティティとは
エンティティとは、名詞を構成するための言語を指します。
たとえば「学生」という検索ワードをしめすために、どういった定義をしていくかという上で、エンティティが必要です。
ソフトウェア設計の分野では、抽象的にモデルされた現実世界の対象物や概念が、エンティティと呼ばれます。
関連する単語の紹介
インスタンス
インスタンスとは、事実や事例などの意味を持ちます。
ソフトウェアの分野では、あらかじめ定義されたプログラムやデータ構造を、展開し、処理、実行できる状態にしたものです。
エンティティと似たもので「実体」とされることもあります。
オブジェクト
オブジェクトとは、ものや物体、対象を意味します。
インスタンス、エンティティ同様「実体」という意味を持ち、コンピューターグラフィックスで空間に配置した、立体などがオブジェクトです。
形態素解析
形態素解析とは、自然言語を形態素まで分割する技術です。
形態素とは、言葉が意味をもつまとまりの単語の最小単位を指します。
たとえば、通常の話し言葉などは、以下のように分けられるのです。
- 代名詞
- 副助詞
- 名詞
- 助詞
- 名詞
- 動詞
- 助動詞
このように最小単位になった単語の種類や活用形を、割り出していきます。
自然言語処理
自然言語処理とは、話し言葉や書き言葉の持つ意味を、コンピューターで解析する処理を指します。
自然言語とは、普段、人が使う話し言葉や書き言葉などです。
BERT
BERTとは「Bidirectional Encoder Representations from Transformers」の略称です。
頭文字をとって、BERTと呼ばれています。
SEOでは、自然言語処理の一つで、多様化するクエリに対応するために用いられ、文脈を読むことができる技術です。
セマンティック検索
セマンティック検索とは、検索キーワードからユーザーの意図や目的を理解し、最適な結果を表示させるための技術や概念です。
文の構成が不自然だったり、会話文のようなワードでも、適切なページを表示させられます。
一般的な活用方法、様々な目線から紹介
セマンティック検索は、キーワードに対して適切でないコンテンツを認識し除外します。
適切でないコンテンツを除外することで、ユーザーにより質の高いコンテンツを与えられるためです。
googleは公式に、セマンティック検索がSEOに影響があるという発表はしていませんが、間違いなく評価に関係していると言えるでしょう。
セマンティック検索の対策としては、質の高いコンテンツを作ることです。
特定のキーワードに関連するトピックやキーワードを網羅的に盛り込んだり、よりユーザーの求めている情報を考えて作りこまなければいけません。
エンティティの注意点
エンティティを意識する際は、概念を示すためのワードの配合量を考えた文章が大事です。
配合量が少なすぎても多すぎても、エンティティを示せなくなってしまいます。
たとえば「学生」という言葉を構成するために「クラス」という言葉を使いますが、あまりにも「クラス」という単語が多くなりすぎると「学生」ではなくなる可能性があるのです。
「学生」を構成するためには、氏名・学年・進級・卒業など、さまざまな言葉があります。
これらをバランスよく配合して「学生」を構成しなければいけません。