canonical
- canonicalとは
- canonicalとは、正式なURLを検索エンジン側に伝えるURLの正規化を目的としたものです。link要素の中で使われる属性値で、head要素の中で使います。 canonicalを設定すると、複数の重複ページが存在している場合に、検索エンジンに優先させるべきページを伝えることでそれ以外のページは重複ページであることを伝える事ができます。
- SEOでは、重複ページと認識されないためのタグのことを指します。
canonical属性を使う場面
基本的に何も設定していない重複ページがあるサイトの場合、検索エンジンはそれらをすべてクローリングしようとします。
するとすべてのページがインデックスされてしまい、サイト内で同じようなコンテンツがたくさんあると認識されてしまうのです。
そこでcanonicalを正しく使うと、重複コンテンツがどちらもインデックスされるのを防げます。
canonical属性はどこに記載するのか
canonicalは、head要素のなかで使います。
間違えてbody要素のなかで使用しても、無視されるので要注意。
[st-mybox title=”” webicon=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]<head>
<link rel="canonical" href="<http://example.com/>">
</head>
このように記載することで、指定したURLのページがインデックスされることになります。
また確実に処理されるため、canonicalはhead要素のなかでもトップのほうに記載しましょう。
canonicalで得られるメリット
canonicalで得られるメリットは、以下の3種類です。
ECサイトなど似た商品を販売するときにも検索エンジンが認識しやすい
ECサイトでは、同じ商品の色違いを別のページで紹介していることもあります。
そのとき似ている商品と説明を勘違いし、検索エンジンがコピーコンテンツと見なすことも。
canonicalを設定することで、このような判断ミスがなくなります。
スマホサイトとWebサイトでURLが異なる場合でも重複ページにならない
なかにはスマホサイトとPC向けサイトで、内容が同じなのにURLが異なることも。
このままではクローラーによて、重複ページと認識されてしまいサイトの価値が下がってしまいます。
そこでcanonicalを設定し、該当するページ同士を同じものだと認識させるのです。
ABテストによって該当箇所以外が同じページを重複コンテンツと見なさない
ABテストを行いたい場合、1箇所のみ変化させて他のコンテンツは同じなのが通常です。
ただしこのままでは、悪質なコピーコンテンツと見なされてしまうでしょう。
そこでcanonicalを1記事に設定し、2記事目はインデックスされないようにするのがおすすめです。
canonicalによくある認識間違い
canonicalによくある認識間違いとして、4つ紹介します。
絶対URLのつもりで相対URLを記載する
[st-mybox title=”” webicon=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]ダメな例:
< link rel="canonical" href="example.com/cupcake.html ">
良い例:
< link rel="canonical" href="/cupcake.html" >
良い例:
< link rel="canonical" href="<http://example.com/cupcake.html>" >
[/st-mybox]
前提として「http://」「https://」がついていない場合は、すべて相対URLと認識されます。
そのためダメな例は、相対URLとして認識されているのです。
つまりダメな例でいくと「https://example.com/example.com/cupcake.html」と、ドメインが二重認識されてしまうので正しくありません。
よってダメな例の書き方をしてしまうと、canonicalは正しく認識されず未設定になります。
無意識にcanonicalを設定してしまっている
ページを作成するとき、テンプレートを使用している場合は要注意。
参照元にcanonicalが設定されている場合、コピペなどによって無意識に複製していることがあります。
canonicalは正しく使えていないと意味がないので、テンプレートを用いてページ作成した場合は確認してみましょう。
知らないうちにカテゴリーページへのcanonical設定をしている
こちらも無意識のうちにcanonical設定がされているというもの。
とある記事の内容が上位のカテゴリーページの内容と一致していた場合、知らない間に記事ページをcanonical設定していることがあります。
カテゴリーページをインデックスに登録したくないのであればそのままで、もしどちらも登録させたいのであれば「canonicalを無効化」しておきましょう。
また、カテゴリーページに自分のページへのcanonical設定をするというのも良いです。
head要素以外の部分にcanonicalを設定する
先述したとおり、canonicalはhead要素のなかに設定する必要があります。
もしbody要素のなかに設定した場合、Googleはこれを無視するという決まりになっているのです。
canonicalを設定したからといって、かならず処理されるわけではありません。
しかし適切にcanonicalを設定しておかないと、インデックスされてしまいサイト評価を落とすかもしれないので要注意です。
関連する単語
canonicalに関連する単語について解説します。
重複コンテンツ
1つのWebページに書かれた内容が、他のページでも重複しまっていること。
この場合、2つのページともが重複したコンテンツを記載していると見なされ、サイト全体の評価が落ちてしまう原因になります。
他サイトのコンテンツを真似した場合、さらなる重大な問題として認識されます。
head要素・body要素
html文書は、head要素・body要素にて構成されています。
WEBページの基本情報が記述されるのが「head要素」、webページのコンテンツが記述されるのが「body要素」です。
このhead要素・body要素内にさまざまな指示を記載して、私たちが見ているサイトが形成されています。
検索エンジン
検索エンジンとは、物事を調べる際に使うGoogle・Yahoo!といったサイトのこと。
膨大な量のなかから、該当する記事を探し出します。
現在圧倒的にGoogleシェア率が高く、SEO対策はGoogle攻略とも言われています。
クローラー
クローラーとは、ページをインデックス登録する際に巡回するロボットのこと。
上位表示されるための要素をサイト内から見つけ出し、反映するためのものです。
クローラーが巡回することをクローリングといい、これらが行われることでページがインデックス登録される仕組みです。
インデックス登録
インデックス登録とは、検索した際に表示される結果ページに該当ページを掲載するための登録。
インデックスされなければ、SEO対策した記事でも結果に表示されることはありません。
クローラーが巡回したのち、ページがインデックス登録される仕組みです。
関連リンク
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