First Click Free
- First Click Freeとは
- ユーザ登録やログインの必要のあるサイト(※以下ログイン必要サイト)のコンテンツであっても、適切な処理がなされていれば、検索インデックスに含まれるようにしておくことは問題ないというGoogleのポリシーの1つを指す。「First Click Free」とは、「1クリック目は無料で見せます」という意味にあたり、Googleの検索結果から遷移した最初の1ページ目はユーザ登録やログインをしなくても見えるように制御が可能ということを表している。(1クリック目のコンテンツを表示した後に、次ページなどへ遷移する際にユーザ登録などへ遷移させることは可能)
- >> SEOでは「コンテンツを保護しながらGoogle検索のインデックスに含めること」を指します
略歴/流れ
Googleは、2005年にFirst Click Freeというポリシーを導入しました。
2009年には、First Click Freeポリシーの変更を行い、無料で読むことができる記事を1日5本までとする制限を設け、First Click Freeポリシーが悪用されていると感じるサイト運営者の保護を目的にしていました。
しかし、マルチデバイス環境やモバイルにもポリシーを反映させるために、Google検索とGoogleニュースを1日3本までに変更しています。
First Click Freeとは?
First Click Freeとは、「1クリック目は無料で見せます」という意味で、最初の1ページ目はログインやユーザー登録をしなくても見ることができます。
従来では、ログイン必要サイトがGoogle検索されることによって、ガイドライン違反に該当されています。
そのため、クローキングスパムとして扱われてしまうため、First Click Freeのガイドラインに準拠することによって、防ぐことが可能です。
具体的にGoogleがFirst Click Freeで重要視している点は、以下のとおりです。
・Googleの検索結果をクリックしてサイトにアクセスするすべてのユーザーは、アクセスしようとしているコンテンツの全文を表示できるようにする必要があります。
・Googleからアクセスするすべてのユーザーに表示されるページは、Googlebotに表示されるコンテンツと同じである必要があります。
・ユーザーが複数ページの記事をクリックした場合、ユーザーは記事全体を表示できる必要があります。これを可能にするには、すべてのコンテンツを1つのページに表示できます。これは、Googlebotとユーザーの両方に対して行う必要があります。または、Cookieを使用して、ユーザーが登録または支払いを求められる前に、複数ページの記事の各ページにアクセスできるようにすることもできます。
関連する単語の紹介
検索エンジン
検索エンジンは、インターネット上にあるWebコンテンツや画像ファイルなどの情報を探すためにシステムです。
検索エンジンの仕組みは、情報収集する仕組みの「クローラー」と、その情報を分類して登録をするデータベースの「インデックス」があります。
世界でもっとも利用されている検索エンジンはGoogleが圧倒的なjシェア率を占めているため、SEO対策を行う際には、Googleの品質ガイドラインを選ぶことが妥当と言えます。
ユーザーエクスペリエンス
エクスペリエンスとは、体験や経験という意味で、ユーザーがサービスや商品を通じて得られることを指します。
具体的には、ユーザーが触れる環境や物などによって、得られる心情の変化のことを言います。
ユーザーエクスペリエンスを改善することで、ターゲットの明確化をすることができ、品質の向上にも繋げられます。
ユーザーインターフェイス
ユーザーインターフェイスとは、ユーザーとサービスや商品に関わるすべての接点のことです。
接点や繋がりのことを意味しており、お互いの間での接続方法や伝達方法の仕方を言います。
Webコンテンツでは、使いやすさや見た目のことを指します。
例として、レイアウトや文字のフォント、メニューボタンなどが挙げられます。
Googlebot
Googlebotは、Googleのウェブクローラーのことを指し、インターネット上にある膨大なコンテンツを自動的に読み取っています。
具体的にGooglebotのクローラー種類は、以下の通りです。
クローラーの種類 | 内容 |
デスクトップクローラー | デスクトップ上でユーザーをシュミレートする |
モバイルクローラー | モバイルデバイスでユーザーをシュミレートする |
GooglebotはURLリストの全てのページにアクセスすることができ、クロールのタイミングやページ料はアルゴリズムによって決まっています。
このように、自分のWebコンテンツをGoogleの検索結果に表示させるためには、Googlebotにクロールされることが必要です。
Googlebotに早くクロールされやすくするためには、以下の方法を試すと良いと言えます。
- 新しく作ったページへのリンクを増やす
- Webコンテンツの更新回数を多くする
基本的には、Webコンテンツを作成した数日後には、自動的にクロールされます。
First Click Freeの影響とは?
First Click Freeの影響は、有料サイトであっても、Google検索からアクセスした最初のページは見ることが可能になりました。
そのため、企業サイトやコミュニティなどでFirst Click Freeを上手に利用することによって、幅広いユーザーにコンテンツを認知させて集客を狙うことが可能です。
しかし、First Click Freeの修正を行う際には、専門的な技術が必要になる場合があります。
さらに、コンテンツの種類によっては、タダ読みできるユーザーが増えてしまい、収益に繋がらなくなってしまうデメリットも挙げられます。