Google Caffeine(カフェイン)
- Google Caffeineとは
- Google Caffeineとは、Googleインデックスシステムの再設計・再構築プロジェクトのコードネームのこと。Caffeineは、従来のインデックスと比較して検索結果の鮮度が50%以上改善されたと説明されている。また、ニュースやブログ、フォーラムへの投稿に問わず、関連性の高いコンテンツを探し出すことが可能になっている。データ量にすると1日数十万ギガバイトの速度で新しい情報を追加している。※Caffeineはインデックスシステムの開発であり、アルゴリズムの更新ではない。
- >> SEOでは「GoogleのWeb検索における新システムのコードネームのこと」を指します
略歴/流れ
Google Caffeineは2009年8月10日に公表されており、Google Caffeineプレビュー版も同時にテスト公開されました。
2009年11月11日には、Google Caffeineプレビュー版の公開は終了しており、大規模な導入がされることが告知され、2010年6月8日にGoogle公式ブログでGoogle Caffeineが完成されたことが発表されました。
Google Caffeineを導入する前のインデックスシステムでは、「Big Daddy」というコードネームで呼ばれていた特徴があります。
Google Caffeineって結局なに?
Google Caffeineとは、Googleが2010年6月に完成発表されたGoogleのWebインデックスシステムのことを指します。
新規Webコンテンツに対する検知することができる量やスピードを向上させることができ、従来に比べてリアルタイムに検索結果に表示させることができました。
検索ユーザーに対しても、最新の情報が記載されているWebコンテンツを検索上位に表示させることができ、ユーザー満足度を上げることも可能です。
従来ではWebコンテンツは1つの国しか対象にしていなかった特徴がありますが、Google Caffeineによって複数国を対象にすることができる特徴も挙げられます。
関連する単語の紹介
検索アルゴリズム
検索アルゴリズムとは、検索キーワードから関連性が高く高品質なコンテンツを上位表示させるためのプログラムのことを指します。
検索上位を決定するための評価基準は、約200項目も存在している特徴があります。
具体的に検索順位を決定している項目としては、主に下記が挙げられます。
- コンテンツの品質
- 検索キーワードの関連性
- ユーザビリティ
- ユーザー位置情報
Google検索アルゴリズムは、毎年検索アルゴリズムの修正やアップデートを繰り返して、ユーザーにとってより適切な検索結果を表示させるように努めています。
SEO対策
SEO対策とは、自分自身のWebコンテンツを検索上位表示させるための対策のことを指します。
基本的に検索上位表示されているWebコンテンツは、ユーザーにとって高品質な情報が記載されており、質の高い被リンクが集まっている特徴があります。
SEO対策の方法については、下記表の通りです。
SEO対策の方法 | 特徴 |
コンテンツSEO | ・コンテンツの品質 ・コンテンツの信頼性の明示 ・キーワード選定 ・競合コンテンツの分析 |
内部対策 | ・内部リンク ・ページ速度の高速化 ・モバイルフレンドリー ・サイトマップ作成 |
外部対策 | ・外部リンクの獲得 ・拡散しやすいサイト設計 ・サイテーションの獲得 ・検索意図に合ったコンテンツ作成 |
また、最近はスマートフォンが一般的に利用されるようになり、さまざまなデバイスでもWebコンテンツのデザインが崩れることなく閲覧することができるコンテンツ作りが重要視されています。
HTML5
HTML5とは、従来では複雑だった処理が比較的簡単に行うことができ、構造を簡潔にまとめることができる言語のことです。
具体的にHTML5の特徴については、下記が挙げられます。
- タグが簡潔化された
- 位置情報の取得
- 動画や音声が簡単に利用可能
- グラフィックの描画
- 要素属性の見直し
上記以外にもさまざまな機能が追加されており、各主要ブラウザが積極的にHTML5を取り入れている傾向があります。
JavaScript
JavaScriptとは、プログラミング言語のことを指し、ユーザーとWebサービスの相互間のやりとりを円滑にすることができる特徴があります。
例として、ポップアップウィンドウやリアルタイムで動くグラフなどの動的Webページを作成して、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができるメリットが挙げられます。
プログラミング初心者でも比較的習得しやすいプログラム構文となっています。
また、フレームワークやライブラリーが充実しているため、効率よく開発を行うことができるメリットも挙げられます。
Google Caffeineの役割
Google Caffeineの役割とは、さまざまな情報を適切に処理して、ユーザーが入力したキーワードに対して、関連性が高い検索結果を表示させるための役割を持っています。
Webコンテンツを小分けにして解析することによって、検索アルゴリズム全体を継続的に更新することができ、新規のWebコンテンツも即座に検索表示させることができる特徴があります。
さらに、従来に比べて処理スピードは約50%も早くなり、インデックスの処理能力も向上したことによって、ユーザー満足度も高めることも可能です。
このように、Google Caffeineはキーワードと関連する高品質なコンテンツがより簡易的に検索可能することができる役割を持っています。
Google Caffeineのメリットや活用
Google Caffeineのメリットは、処理スピードが向上したことはもちろんですが、新しい情報が追加されても柔軟に対応することができるメリットが挙げられます。
ユーザーにとって最新情報を素早く提供することができるため、経済情報などの情報が正確にスピーディに幅広いユーザーに届けることが可能です。
検索結果の鮮度がさらにアップデートされているため、ニーズが少ないコンテンツも素早く探し出すことができます。
また、HTMLはもちろんですが、JavaScriptの実行能力も向上しているため、スパム検出にも活用することができる特徴もあります。