【上位表示の考え方&やり方】SEO初心者はまず◯◯を意識しよう!

SEO対策初心者

SEO対策は初心者でも始められます。が、難しそうな気もしますよね。

でも、SEO対策の大半が、ひとつひとつを丁寧に取り組めば初心者でもできる内容ばかりです。

結論、SEO初心者は

  • SEOをあまり意識せず、ユーザーにとって優れた回答であるかを意識して書く
  • 競合が書いている記事を「自分なり」に分析してみること
  • 見出し構成を分析内容に従って書き起こして、様々な記事と比較して違いを確認すること

などから始めるとよいです。

ただ「そもそもなぜSEO対策が必要なのか」「オーソドックスなSEO対策のやり方」「ペナルティってなに?」といった疑問にも答えていくので、SEOの概要を知りたい方はぜひこの記事を読んでみてください。

どのようにサイトを運営していくべきか、どうSEO対策をしていくべきかを考えるためのヒントになればと思います。

SEO対策は初心者でもできる!

SEO対策初心者

SEO対策とは、「検索エンジン最適化」という意味があり、ウェブサイトが検索で上位表示されるよう調整する行為です。

「SEO対策は専門知識を持った人だけができる」と思っている方もいるかもしれませんが、初心者の方でもできます。

基本的な考え方は、ユーザーの検索意図を理解し、有益なコンテンツを作成するというものです。

SEOのためにできる対策はいくつかありますが、ひとつひとつは難しい内容ではありません。

SEO対策のために必要な考え方を身に着けて応用していけるよう、この記事でご紹介していきます。

SEO対策が必要な理由

まずはSEO対策をするとどんな効果が得られるのかを考えてみましょう。

SEO対策がうまくいき、ウェブサイトが上位表示されると、以下のような変化が起こると考えられます。

  • サイトのアクセス数が増える
  • サイトから収益が生まれる
  • 質の高いユーザーを呼び込める
  • サイトのファンができる

サイトのアクセス数が増える

SEO対策をしてサイトが上位表示されるようになると、
サイトのアクセス数が増えていきます。

しかも検索エンジンでサイトに訪れる人は、SNSのアカウントのファンとは違い、初めてサイトを訪れるという人が多いでしょう。

新規顧客への継続的なアプローチとなり、企業であれば認知度向上につながります。

1位と5位ではアクセス数が全然違いますので、やはり1つでも上位に表示されるようSEO対策をしていきたいところです。

サイトから収益が生まれる

サイトへのアクセス数が増えると、そのサイトから収益が生まれていきます。

サイト内で物品を販売している企業であれば、商品を購入してくれる人が出てくると売り上げに直結します。

商品を購入しなくとも、資料請求をしてくれる顧客が増えるという現象も考えられます。

個人ブログのように直接商品を販売していないというサイトでも、広告収入が期待できます。

質の高いユーザーを呼び込める

購買意欲高いユーザー

「質が高いユーザー」とは、ここでは購買意欲の高い顧客を意味します。

インターネットを活用したマーケティングは多様な方法があります。

「購買意欲は低くても認知度を高める」という目的の場合もありますが、SEO対策を行えば「購買意欲が高い新規顧客」の獲得につながる可能性があります。

購買意欲が高いユーザーとは

SEO対策は何か特定のキーワードがあって、そのキーワードで上位表示を狙います。

極端な言い方かもしれませんが、キーワードの選び方ひとつで購買意欲の高い顧客にアプローチできるといっても過言ではありません。

例えばダイエット商品を売りたいと思った時に、
「ダイエット 方法」と「商品名 購入」というキーワードでは商品名で検索している人の方が買う気があるとわかります。

どのようなユーザーに対してアプローチしたいのかによって、SEO対策をしていくべきキーワードを考えます。

サイトのファンができる

ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信し続けていけば、ユーザーとの信頼関係ができていきます。

すると自然にサイトにファンがつくようになります。

人間は「自分が良いと思ったものを人に紹介したい」と考えますので、SNSなどで商品や記事をシェアしてくれるようになり、好循環が生まれていくでしょう。

初心者でもできるSEO対策の手順

SEO対策をするには、Googleが「このサイトを上位表示させたい」と判断するような記事を書かなくてはいけません。

Googleが評価する記事とは、ユーザーファーストが考えられた記事であり、検索者の検索意図を満たすような記事を書くというのがポイントになります。

記事を書く時に、このような手順を踏んでユーザーファーストなコンテンツ作りを目指しましょう。

  1. メインキーワード選び
  2. 競合記事を調査・分析をする
  3. ユーザーの心に刺さる構成・見出しを作る
  4. わかりやすい文章を書く
  5. HTMLコーディングをしていく
  6. リライトを継続していく

メインキーワード選び

まずはどんなキーワードでウェブサイトを上位表示させたいのか、というメインキーワードを決めます。

「ユーザーがどんなキーワードで検索するのか」を考えてみましょう。

このキーワード選びに失敗してしまうと、例え狙ったキーワードで1位になったとしても集客や収益化に失敗してしまう可能性があります。

誰も検索しないキーワードで1位になっても、意味がないからです。

メインキーワードは大変重要なので、時間をかけてじっくりと考えましょう。

▶キーワードと検索ボリュームの関係

検索ボリュームとは、特定のキーワードが月間で何回検索されたのかを示す数字です。

当然検索ボリュームの多いキーワードで上位表示されれば望ましいですが、検索ボリュームの多いキーワードは競合も強いので、SEO対策の難易度が上がります。

検索ボリュームの多いビッグキーワードに対し、検索回数が少ないキーワードをスモールキーワードといいます。

初心者はスモールキーワードから攻めて、着実なSEO対策をしていくのがおすすめです。

競合記事を調査・分析をする

SEO競合サイト

メインキーワードが決定したら、実際にそのキーワードで検索してみます。

「現在はどのようなサイトが上位表示されているのか」「ユーザーが求めている情報は何か」を確認するとともに、「発信したい内容とキーワードが合っているか」も確認してみましょう。

読者として上位表示されているサイトを読んで、ユーザーとして感想を出してみましょう。

タイトルや記事内容を調査・分析し、記事作りの参考にしていきます。

ユーザーの心に刺さる構成・見出しを作る

調査をしたら、記事を書く前に構成や見出し作りから始めてみましょう。

狙っているキーワードに関するユーザーの悩みを解決するには、どのような構成で記事を書いていくといいでしょうか。

まず見出しを一通り作って、流れを確認してみましょう。

読み始めと読み終わりでは、どのような心の変化が起きるでしょうか。

ユーザーの求めている情報を丁寧に盛り込み、興味のある関連の単語や情報もカバーできるような構成を考えてみましょう。

わかりやすい文章を書く

構成・見出しが決まったら、わかりやすく文章を書いていきます。

専門用語を入れつつ、ユーザーが理解できるような配慮もしながら記事を書くように心がけましょう。

内部リンク機能を上手に使いながら内容の補足をしていくと、SEO対策としての効果も期待できます。

HTMLコーディングをしていく

Googleのクローラーにサイトの内容を伝えていけるよう、HTMLコーディングをしていきます。

HTMLでタグを入れていくという意味で、h2タグやh3タグといった見出し、アンダーラインやリストタグも含まれます。

HTMLで編集をすると聞くと難しく感じるかもしれませんが、ワードプレスのように操作が簡単なソフトウェアを使っていれば初心者でも問題ありません。

画像やイラストを挿入した際は、altタグも忘れずに設定しておきましょう。

▶正しくコーディングされていないと

正しくコーディングされていないと、Googleから適切な評価を受けられなくなってしまうかもしれません。

クローラーが効率よく、漏れなく情報収集をするために、HTMLタグを活用します。

ただしHTMLタグを設置すれば、検索順位が必ず上がるというものではありません。

HTMLタグは検索エンジンにとって、記事の内容を正確に読みこむための手段というイメージです。

リライトを継続していく

SEO対策リライト

記事が完成し公開された後も、必要があればリライトを繰り返していきます。

「サイト内に掲載した情報が古くなってはいないか」「競合サイトに変化はないか」「さらにオリジナリティのある記事は書けないか」などという点をチェックしていきます。

継続的に見直しを行うと記事の内容が洗練され、SEOとしても良い評価が得られると考えられます。

▶どんな記事をリライトすべきか

記事を公開し半年ほどたって検索順位が上がってきたら、リライトを検討します。

全ての記事をリライトする必要はありませんので、
このような記事に手を加えてみましょう。

  • 検索順位は高いがCTRが低い記事
  • 検索順位は低いが表示回数が多い記事
  • 検索順位は低いがCTRが高い記事

このように検索順位かCTRを上げたい、と思う記事は、リライトすると成果が見込めます。

SEO対策の種類

SEO対策種類

SEO対策の具体的な方法を考えていく上で知っておきたいのが、その種類です。

  1. コンテンツSEO
  2. 内部対策
  3. 外部対策

文章の書き方に関する「コンテンツSEO」、サイトの内側のシステムを整える「内部対策」、サイトの外側から対策をする「外部対策」の3つがあります。

SEO対策にはこれらの種類があるので全て取り組むのがベストではありますが、ひとつひとつ理解をし、できる対策からトライしてみましょう。

コンテンツSEO対策のやり方

高品質なコンテンツを作る「コンテンツSEO」のやり方や考え方について、ご説明します。

記事を実際に読むユーザーを意識しながら、ユーザーに必要とされるコンテンツを目指します。

  • 検索意図を正確に理解する
  • YMYLを理解しておく
  • SEOを意識しすぎない

検索意図を正確に理解する

検索意図とは、ユーザーがなぜそのキーワードで検索をしたのか、気持ちを読み取ることです。

表面的な内容だけでなく、いかに潜在的な検索意図を読み取れるかがポイントになります。

検索意図を深く理解し、ユーザーの満足度が上がれば、ユーザーファーストを掲げるGoogleでの検索順位が高くなると期待できます。

▶深く読みたい検索意図

検索意図を読むなんて、「正直めんどくさい」「記事になんの影響があるの」と思うかもしれません。

検索意図を深く読まずに作成された記事は、ユーザーの気持ちを理解していませんので、離脱率が高くなってしまうという問題があります。

サイトの滞在率や回遊率が低ければ、Googleからの評価も下がってしまうでしょう。

「この記事には求めている応えがある」「最後まで読みたい」と思わせるような内容にするには、やはり検索意図を深く理解しておく必要があるのです。

YMYLを理解しておく

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった言葉で、お金や人生に関係する重要な分野を指します。

ニュースや金融情報、健康に関する医療分野などが該当し、コンテンツには高い品質信頼性が求められます。

このような分野があると覚えておき、これらの内容に触れる場合は専門家に監修を依頼するなどの対策を行いましょう。

SEOを意識しすぎない

SEO初心者の方は、「コンテンツを作成する時にもいろいろ気にしなくちゃいけないんだな」と思うと、頭がいっぱいになってしまうかもしれません。

確かにSEO対策は大切ですが、気にしすぎて不自然な文章になってしまったり、手が止まってしまっては本末転倒です。

大切な「ユーザーの悩みを解決する」という目的を思い出し、ユーザーの動機に応えられるような文章を作成していきましょう。

内部SEO対策のやり方

内部対策SEO

内部対策とは、サイトの仕組みを整えていくSEO対策です。

以下のような項目を意識してみましょう。

  • メタディスクリプションを設定する
  • 内部リンクを設定する
  • スマホ対応のデザインにする
  • ページの読み込み速度を早くする

メタディスクリプションを設定する

メタディスクリプションとは、記事の内容をわかりやすく要約した100~120文字程度の文章です。

検索結果に表示される部分でもあるので、ユーザーにまずはサイトをクリックしてもらうための重要な導入文であるといえます。

メインキーワードを含めながら、パッと見ただけで「知りたい内容が書かれている」とわかってもらえるようなメタディスクリプションを設定しておきましょう。

内部リンクを設定する

内部リンクとは、同じサイト内で関連記事を紹介し、つなぐリンクです。

サイト内でクローラビリティが高まり、インデックスされやすいサイトになっていきます。

ユーザーにとっても気になる関連情報が得られますので、再検索の手間が省けます。

スマホ対応のデザインにする

今はパソコンで検索をする人よりも、スマホで検索する人の方が多い時代です。

そのためGoogleもスマホの読み込み速度が速く、閲覧しやすいサイトを推奨しています。

レスポンシブデザインにするなどして、スマホで見やすいサイトを作るようにしましょう。

ページの読み込み速度を早くする

ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーの離脱率に直結します。

ユーザーファーストではありませんので、快適にサイトが閲覧できるよう読み込み速度を速くしましょう。

画像や動画のサイズを小さくするなど、重たくならないよう工夫してください。

外部SEO対策のやり方

内部対策とは反対のサイト外の対策である、外部対策としてできる内容はこちらです。

  • ナチュラルリンクを増やす
  • ソーシャルボタンを設置する
  • 低品質な被リンクを避ける
  • リンク切れがないようにする

ナチュラルリンクを増やす

ナチュラルリンクSEO

他サイトやSNSからリンクを貼ってもらうと被リンクがつきます。

被リンクがたくさん集まると、「良質な記事として指示を得ているサイト」とGoogleが認識します。
サイトを運営しているとだんだん被リンクがついてきますので、自然な被リンク(ナチュラルリンク)を多く集めていきましょう。

ソーシャルボタンを設置する

ブログ記事やサイト内にソーシャルボタンを設置しておくと、簡単にシェアができるようになります。

多くのユーザーがSNSでシェアをしてくれると、サイテーションにもなりますのでおすすめです。

サイテーションとは、「言及、引用」という意味で、インターネット上で言及されているとSEO効果があると考えられています。

サイテーションはリンクがついていなくていいので、自然に拡散されていくと理想的です。

低品質な被リンクを避ける

SEO対策において被リンクは重要ですが、検索順位を上げるためだけに自作自演で被リンクを貼るような行為はマイナスでしかありません。

低品質な被リンクの数だけ稼ぐというようなやり方では、SEO対策になるどころかペナルティを受ける可能性もあります。

低品質な被リンクを販売する会社もありますので、甘い話には注意してください。

リンク切れがないようにする

「ユーザーにとって有益な情報なので紹介した」という外部リンクも、リンクが切れてしまってはGoogleからの評価が下がる要因になるかもしれません。

クリックした先のリンクが切れていると、ユーザーが不快に感じてしまいます。

記事のリライトをするタイミングなどでいいので、時々外部リンクも確認しておくと安心です。

初心者が使いたいSEO対策ツール

SEO対策のために使いこなせると便利なツールがいくつかあります。

初心者でも使える、代表的なものをご紹介しますので、
登録して使ってみましょう。

  • 【無料】Google Search Console
  • 【無料】Google Analytics
  • 【無料】Googleキーワードプランナー
  • ラッコキーワード
  • ahrefs(エイチレフス)
  • GRC(ジーアールシー)

Google Search Console(サーチコンソール)

SEOサーチコンソール

Googleのサーチコンソールというツールで、サイトを訪れたユーザーがどんなキーワードで検索したか、というような内容がわかります。

SEO対策の基本ともいえるツールで、Googleアカウントをお持ちの方なら誰でも無料で利用できます。

  • 検索パフォーマンスの分析
  • URL検査
  • インデックス状況の確認
  • リンク状況の確認
  • ペナルティの警告確認

このような内容を知れるツールであり、特に検索パフォーマンスの分析では検索順位や流入キーワードがダイレクトにわかります。

今後どのようなSEO対策をしていくかの指針になるツールなので、まずサイトを登録しておきましょう。

Google Analytics(アナリティクス)

Googleアナリティクスというツールで、サイト上の
ユーザーの行動を分析できるツールです。

  • リアルタイムの利用状況
  • ユーザーの基本属性
  • ユーザーがどこから来たか
  • サイト内でのユーザーの動き
  • サイトの成果

ユーザーの使っている端末の種類や、検索から訪れたのか広告をクリックして訪れたのか、どの記事を読んでからどのページに飛んでいるのか、などの行動がわかるようになっています。

サーチコンソールと合わせて使うと、多くの情報を得られます。

Googleキーワードプランナー

キーワードに関するSEO対策ツールといえば、Googleのキーワードプランナーです。

  • 月間検索数
  • 関連キーワード
  • 競合性の高さ
  • 広告出稿時の入札単価
  • キーワードの検索ボリューム

このような内容が調べられ、新しいキーワードを見つけたい時のヒントが得られるツールです。

キーワードの検索ボリュームも調べられるので、「もしこのキーワードで上位表示させられたらどのくらいのアクセスが見込めるか」というのもわかります。

新しい記事を書く前のリサーチに活用したい、SEO対策ツールです。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、メインキーワードに関連するキーワード情報を調べられるツールです。

サジェストや共起語、類義語といった、記事を書く前に頭に入れておきたい関連キーワードがわかります。

キーワードの選定から、調査・分析の段階でも活用できるツールで、無料版でも充分使えます。

Googleキーワードプランナーと合わせて使うと、キーワードの漏れなく対策できるでしょう。

ahrefs(エイチレフス)

有料ツールであるahrefs(エイチレフス)は、競合サイトの調査・分析をするのに役立つツールです。

SEO対策をする上で自身のウェブサイトだけでなく、同じキーワードで上位表示を狙っている競合、すでに上位表示されているライバルサイトの分析をするのも重要です。

  • 競合サイトの被リンク分析
  • 検索エンジンの上位表示コンテンツ
  • 想定流入キーワード
  • 外部サイトからの被リンク確認
  • 内部被リンクのデータの取得

サーチコンソールやアナリティクスをすでに使いこなし、「もっとSEO対策に力を入れたい」という状況になったら使ってみるといいでしょう。

GRC(ジーアールシー)

GRC(ジーアールシー)は、自身で運営するウェブサイトの検索順位の変動を確認できるツールです。

1日1回測定ができ、毎日の検索順位の変動を記録していきます。

検索順位を確認するならサーチコンソールで充分という方もいるでしょうが、Googleだけでなく、Yahoo!やBingの検索順位も同時にチェックできます。

有料のツールですが、プランによって無制限に登録できるので、運営サイトが多い人やチェックしたいキーワードが多い人におすすめです。

初心者が失敗しがちなSEO対策

初心者SEO失敗

SEO対策は初心者が始められる内容も多いですが、失敗例もあります。

初心者がやってしまいがちな、SEO対策の失敗例をご紹介します。

  • ターゲットがぼんやりしている
  • 勝てないキーワードで戦っている
  • 成果がでるまで我慢できない

ターゲットがぼんやりしている

記事を書く際には検索意図を読むのが大切だとお伝えしましたが、そのためにはターゲットや目的を明確にさせておく必要があります。

ターゲットや目的がぼんやりしたまま書き始めてしまうと、ユーザーが知りたい内容ではなく、自分が発信したい内容ばかりを主張したサイトになってしまいます。

記事を書き始める前のリサーチを省きたくなってしまうかもしれませんが、戦略をしっかり練ってから記事を書くようにしましょう。

▶検索クエリ4つの意図

検索クエリには4つの意図があるといわれています。

内容具体例
Knowクエリ情報を知りたい〇〇とは
Goクエリ特定のサイトを検索テーマパーク名
飲食店名、など
Doクエリ行動を起こしたい会員登録
資料請求、など
Buyクエリ購入したい口コミ
評判、など

まずはどの目的をもったユーザーに向けて記事を書いているのかを考えてみましょう。

これらの意図が異なれば、サイトに訪れたユーザーの行動も変わるとわかります。

例えばKnowクエリで検索した人は、すぐに何かを購入する人ではありません。

ユーザーの悩みや求めている答えは何かを考え、
見合った情報を発信するようにしましょう。

勝てないキーワードで戦っている

「誰も検索しないキーワードで1位になっても意味がない」と先述しましたが、反対に絶対に勝てないキーワードで戦っても勝ち目はありません。

絶対に勝てないキーワードとは、競合が強すぎる
検索ボリュームが多すぎるキーワードです。

最初のキーワード選びの段階で失敗しているという状態ですと、どんなに頑張ってもSEO対策の効果を感じられません。

競合の調査もしっかりと行い、戦える土俵で戦っていきましょう。

▶ビッグキーワードを狙いたい時は

例えば「生命保険」というキーワードはビックキーワードとなり、検索数も多いですが、競合も強くて多いです。

初心者がいきなりこのようなキーワードで戦うのは難しいので、関連キーワードをプラスして難易度を落としていきましょう。

「生命保険 おすすめ」だと、まだ難しそうですが、「アフラック 医療保険 請求」というように内容を具体的にしながら、キーワードを絞っていきます。

初心者ならば、このように戦略を練って小さなキーワードから挑戦していきましょう。

成果がでるまで我慢できない

WEBマーケティングは、メルマガやSNSといった方法もありますが、SEO対策はその中でも最も時間がかかる戦略だといっても過言ではありません。

初心者でも勉強すればできるので、コストや再現性といった面では優秀ですが、手間や時間がかかるのが難点です。

成果を感じられるまでには半年~1年程度の時間がかかるかもしれません。

途中で諦めてしまうと当然成果は出ませんので、コツコツとサイトを成長させながら、根気強く継続していけるよう頑張りましょう。

SEO対策のペナルティとは

SEO対策ペナルティ

間違ったSEO対策をするとGoogleからペナルティを受ける可能性があります。

ペナルティを受けると検索順位が下がるだけでなく、検索結果に表示されなくなってしまう場合もあります。

ペナルティを受ける要因や、もしペナルティを受けてしまったらどうすべきかを確認しておきましょう。

  • ペナルティを受ける要素
  • ペナルティを受けてしまったら

ペナルティを受ける要素

以下のような要素があると、Googleのペナルティを受けてしまうかもしれませんので注意しましょう。
(参照:Google検索セントラル

  • 低品質なコンテンツ
  • オリジナルコンテンツが乏しい
  • 不正なリダイレクト
  • 無断コピーされたコンテンツ
  • 価値のないアフィリエイトサイト
  • 不自然な被リンク
  • フィッシングやウイルスなど悪意あるページ、など

丁寧にサイトを作成していれば問題ない項目ばかりではありますが、頭の片隅に入れておきましょう。

ペナルティを受けてしまったら

もしも「ペナルティを受けたのかな」と違和感を感じたら、サーチコンソールで確認できます。

ペナルティを受けているかの確認や、解除のための再審査リクエストもサーチコンソールでできます。

再審査のリクエストには数週間の時間がかかるといわれています。

そもそもペナルティを受けないよう、正しい方法でSEO対策を行っていきましょう。

初心者がSEO対策で覚えておきたいのは

SEO対策は初心者でもできますが、プロでも難しいものです。

失敗するとペナルティを受ける可能性もありますので、
やり方を間違えないようにしたいものです。

アレもコレも取り入れようとすると複雑に感じてしまうかもしれませんので、まずはひとつだけ覚えておきましょう。

ユーザーファーストなサイトを作成するという点です。

コンテンツの内容はもちろん、スマホ対応にしたり、読み込み速度を速くするのも、ユーザーに快適にサイトを閲覧してもらいたいという気持ちがあれば、当然の対策になるといえます。

まずはできる対策からスタートし、どんどん記事を公開できるよう手を動かしていきましょう。