WHATWG
- WHATWGとは
- WHATWGとは、Webの発展に興味を持つ人たちにより結成された、HTMLとWebアプリケーションに必要なAPIの開発に取り組んでいるコミュニティのことである。2004年、既存団体であるW3C(World Wide Web Consortium)が考えているXHTMLについての方向性、Webサイト構築現場のニーズへの対応に対して不満を表明した、Apple、Mozilla、Operaに所属するメンバーにより立ち上げられた。WHATWGには誰でも費用なしで参加することができる。
- >> SEOでは「より高機能なウェブアプリケーションを簡単に構築できるように仕様開発を行うこと」を指します
略歴/流れ
次世代のHTMLを開発する目的で2004年にWHATWGというコミュニティーが運営されました。
XHTMKやウェブ開発者の開発者の要望を軽視しているW3Cに対して、不満や不信感を持っている民間企業のエンジニアたちが最先端のHTMLを開発することを目的にしています。
実際にHTML5を2014年10月に発表がされて、文章の構造やタグなどが利用しやすくなった特徴があります。
WHATWGとは?
WHATWGとは、Web技術の標準仕様の検討や開発する目的として設立されたコミュニティーです。
DOMやHTMLなどのWeb開発に必要な技術の標準規格を決めている特徴があります。
設立メンバーについては、Googleやマイクロソフト社、Apple社などに勤めているエンジニアも開発者として加わっていました。
関連する単語の紹介
検索アルゴリズム
検索アルゴリズムとは、ユーザーが検索したキーワードに対して、関連性が高く高品質なWebコンテンツを検索結果に一覧表示させるためのプログラムのことを指します。
具体的な検索アルゴリズムの関連要素については、下記の通りです。
- コンテンツの品質
- 検索意図
- 高い関連性
- ユーザビリティ
検索アルゴリズムアップデートによって多少検索順位の変更が起こりますが、基本的にユーザーにとって有益なコンテンツを作成することが重要です。
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジン最適化とも呼ばれており、自分自身のWebコンテンツの内容をユーザーに正確に伝えたり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに分かりやすく最適化することを指します。
長期的に集客効果が持続するため、広告費用などのコストを下げることに効果的に働くことが可能です。
具体的なSEO対策としては、下記表の通りです。
SEO対策方法 | 特徴 |
内部対策 | Webコンテンツ全体のテキストやリンク、画像などの構造改善などを行う施策。 |
外部対策 | 他の高品質なWebコンテンツから被リンクやサイテーションなどの獲得をするための施策。 |
コンテンツSEO | 検索結果の上位表示を目的に、ユーザーニーズに沿った良質なコンテンツを作るための施策。 |
また、検索上位表示を獲得することによって、ブランド力をアップすることができるため、売上アップや受注率などのさまざまなメリットが挙げられます。
HTML5
HTML5とは、HTMLの改訂第5版のこととで、Webコンテンツを開発する言語として世界中で利用されています。
実際に、ホームページを制作する際には、必要不可欠な言語です。
具体的にHTML5のメリットについては、下記が挙げられます。
- レスポンシブ対応が簡単にできる
- 動画や音声のデータを再生できる
- 文章構造が分かりやすくなった
- 初心者でもサイト製作が容易になった
上記のように、検索エンジンとの相性がよく、SEO対策にも効果的に働くことが可能です。
W3C
W3Cとは、コンテンツの品質を統一することを目的に、Web技術の標準化を行っている団体のことを指します。
具体的には、下記のWeb技術に関わる仕様が公開されています。
- HTML
- XHTML
- CSS
- DOM
- XML
現在は、IT関連企業を中心に会員として加入している特徴があります。
HTML5の新機能
HTML5は、HTML4に比べてタグなどの記述がシンプルになり、分かりやすくなった特徴があります。
具体的なHTML5で追加された新たな要素については、下記表の通りです。
新要素 | 特徴 |
<audio> | 音声の再生を行う |
<aside> | 補足情報であることを示す |
<canvas> | 図形を描画する |
<embed> | 外部コンテンツの埋め込み |
<footer> | フッターであることを示す |
<header> | ヘッダーであることを示す |
<menu> | メニューを作成する |
<nav> | ナビゲーションであることを示す |
<section> | 一つのまとまりであることを示す |
<mark> | 指定されたテキストをハイライトする |
<video> | 動画再生を行う |
<meter> | 測定値を表す |
また、「Geolocation API」「File API」「Drag and Drop API」などの新しいAPIが追加されたことによって、Webアプリケーションを開発する際に役立つことが可能です。
WHATWGによって標準化されたHTML5のメリット
WHATWGによって標準化されたHTML5のメリットについては、Webコンテンツを開発することが容易になり、文章構造が分かりやすくなったことが挙げられます。
また、パソコンはもちろんですが、スマートフォンやタブレットなどのさまざまなデバイスでも表示することができるレスポンシブデザインにも対応することが可能です。
以前のHTMLで使用頻度が少ないタグやユーザビリティやアクセシビリティに悪影響を及ぼすタグについても廃止になったため、管理者やユーザーにとってもさまざまメリットが挙げられます。
WHATWGが重要視される理由
WHATWGが重要視される理由としては、Web技術の標準化を行うことができるため、インターネット全体のWebコンテンツの品質が安定することを期待することが挙げられます。
実際に、WHATWGがHTML5やDOMなどのWeb技術の標準規格を発行したことによって、W3CはHTML標準策定から撤退しました。