モバイルファーストインデックス(MFI)
- モバイルファーストインデックスとは
- 現在(モバイルファーストインデックスが適用される前)、検索結果に表示される検索順位は、PCページが評価基準となってます。これが、モバイルファーストインデックスが適用されると、PCページからモバイルページへ評価基準が変更され、モバイルページを基準に検索順位が決定されるようになります。つまり、モバイルファーストインデックスとは、モバイル向けページを主要インデックスにするということです。
今後はモバイル向けページに、重要なコンテンツを省略することなく掲載することが重要となりそうです。
- >> SEOでは「スマートフォンサイトの評価基準のこと」を指します
略歴/流れ
モバイルファーストインデックスが誕生した経緯については、モバイルユーザーが大幅に増えたことが挙げられます。
情報化社会が進んでおり、ほとんどの方がスマートフォンを持っており、検索エンジンもパソコンではなくてスマートフォンからのアクセスが多くなっている傾向があります。
そのため、モバイルユーザーに向けて利便性を高めることを目的に、モバイルファーストインデックスが利用されるようになりました。
モバイルファーストインデックスとは?
モバイルファーストインデックスとは、スマートフォンに向けたモバイル版のサイトを優先して評価していく検索上位表示を決定する仕組みのことを指します。
基本的に検索上に表示されているWebコンテンツは、PCサイトとスマートフォンサイトでの差を減らして、さまざまなデバイスでもデザインを損なうことなく表示しています。
あらかじめモバイルファーストインデックス対策を行うことによって、デバイスごとにコンテンツデザインを変える手間を減らせるなどが可能です。
関連する単語の紹介
検索アルゴリズム
検索アルゴリズムとは、ユーザーが入力したキーワードに対して、インターネット上にあるWebコンテンツの中から関連性や重要性が高い検索結果を一覧表示させるためのプログラムのことを指します。
Googleでは、ユーザーにより適切な検索結果を表示させるために、年間500回以上も修正とアップデートを行っている特徴があります。
検索アルゴリズムアップデートの修正やアップデートによって、コンテンツ内容を変更するのではなくて、質の高いコンテンツを作成するが重要な要素として挙げられます。
クローラー
クローラーとは、検索エンジンが検索順位を決定する要素を、コンテンツを巡回して探すプログラムのことを指します。
具体的にクローラーが検索順位を決めるための要素については、下記の通りです。
- テキストファイル
- HTML
- CSSファイル
- JavaScriptファイル
- 画像
また、クローラーに検索されやすくするためには、リンクをテキストで設定することやURLの正規化などが挙げられます。
SEO対策
SEO対策とは、自分自身のWebコンテンツを検索結果の上位表示させるための施策のことを指します。
基本的には、ユーザーにとって高品質で有益なコンテンツを作成することによって、検索上位表示を狙うことが可能です。
SEO対策の種類については、下記表の通りです。
SEO対策の種類 | 内容 |
キーワード選定 | ・キーワードの最適化 ・ユーザーニーズの把握 |
内部対策 | ・HTMLタグの最適化 ・ユーザビリティの改善 |
外部対策 | ・被リンクの獲得 ・ナチュラルリンクの獲得 |
コンテンツSEO | ・コンテンツページのメンテナンス ・信頼性向上の施策 |
上記以外にもさまざまなSEO対策があるため、自分自身のコンテンツに合った方法を探してみることをおすすめします。
検索エンジン
検索エンジンとは、検索窓と呼ばれているボックスにキーワードを入力して検索することで、インターネット上にあるWebコンテンツから関連性が高いコンテンツを一覧表示させることができるシステムのことを指します。
具体的な検索エンジンの種類については、下記の通りです。
- yahoo
- Bing
- Baidu
- Duck Duck
上記以外にも世界各国には数多くの検索エンジンが存在しており、Google は検索エンジンの中でシェア率がもっとも高い特徴があります。
モバイルファーストインデックスのSEO対策
モバイルファーストインデックスのSEO対策について理解しておくことで、より効率的に幅広いユーザー集客に役立つことが可能です。
モバイルフレンドリーなWebサイトを制作する
モバイルフレンドリーなWebサイトを制作することによって、検索エンジンからの高評価を受けることが可能です。
基本的に、検索結果の上位表示させるWebサイトは、モバイルフレンドリー化されており、SEO対策を行う上で必要な項目として挙げられます。
モバイルフレンドリーのチェック項目は下記4つが挙げられます。
- タップ要素が近すぎる
- ビューポートが設定されている
- フォントサイズが適切に設定されている
- コンテンツサイズがビューポート対応されている
また、モバイルフレンドリーがされているのか調べるためのツールも多くあるため、これからWebコンテンツを作成しようとしている方は利用することをおすすめします。
デバイスによって異なる情報量の差を減らす
デバイスによって異なる情報量の差を減らすことによって、ユーザーから満足度を高めることができ、結果的に検索上位を上げることにも繋げることが可能です。
実際に、パソコンやスマートフォン、タブレットなどによってWebコンテンツの表示が変わってしまうとユーザーからのユーザビリティが下がってしまうデメリットがあります。
ページ表示速度を上げる
ページ表示速度を上げることによって、UXの向上や、サーバー負担も減らしてコスト削減などのメリットを得ることが可能です。
Google検索アルゴリズムアップデートでも「スピードアップデート」が発表されてからWebサイトの表示スピードはさらに検索順位を決めるための重要項目として扱われています。
具体的にページ表示速度を上げる方法として、下記が挙げられます。
- フォントの見直し
- 画像を軽くする
- CSS・JavaScriptコードをHTMLに読み込む
- コード量を減らす
Googleが無料提供している「Page Speed lnsights」を活用することによって、自分自身のWebサイトのページスピードを確認することが可能です。