赤ちゃんの日焼け止めおすすめ5選|新米ママが知っておきたい選び方の基本&注意点

赤ちゃんが外出をするようになると、日焼け止めを準備しなくてはいけません。
肌の弱い赤ちゃんは、大人と同じ日焼け止めを使用するというわけにはいきませんので、赤ちゃん用の日焼け止めを選んであげましょう。

〈この記事を読んでわかる内容〉

  • なぜ赤ちゃんに日焼け止めが必要なのか
  • どうやって赤ちゃんの日焼け止めを選ぶか
  • おすすめの赤ちゃん用日焼け止め
  • 日焼け止め以外のUV対策

これから増える赤ちゃんとの外出を楽しむために、赤ちゃんのためのUV対策の基本を確認しておきましょう。

赤ちゃんに日焼け止めは必要なのか

赤ちゃん日焼け止めなぜ

「そもそも赤ちゃんに日焼け止めが必要なのか否か」という疑問を持つかもしれませんが、赤ちゃんにこそ日焼け止めは必要です!
日本小児皮膚科学会からも、このように紫外線対策の重要性を呼び掛けています。

紫外線をたくさん浴びすぎると、このような心配があります。

① しわやしみなどの皮膚老化を早める
② 将来、皮膚ガンを起こしやすくなる
③ 目の病気(白内障、翼状片、網膜のメラノーマというガンなど)を起こしやすくなる
赤ちゃんのうちから、強い日焼けをしすぎないように注意してあげることは、生涯健康で過ごすために、とても大切なことです。

日本小児皮膚科学会より引用

赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄くデリケートなので、大人以上に紫外線から守ってあげる必要があるのです。

赤ちゃんの日焼け止めはいつから?

赤ちゃん日焼け止めいつから

赤ちゃん用の日焼け止めは新生児時期から使用可能なものもありますが、新生児は外気浴からのスタートになりますので日焼け止めは必要ありません。
外出をするようになる生後2ヶ月~3ヶ月頃から必要に応じて、日焼け止めを使用していきます。

ただし米国小児学会では生後6ヶ月以降の使用を推奨しています。
米国小児学会日焼けの安全性を参照

外出でも特に気を付けたいのは、4月~9月の紫外線が強い時期です。
長時間外出するのか、紫外線が強い時期なのか、などといった条件により、適切に日焼け止めを使ってあげるといいでしょう。

赤ちゃんの日焼け止めの選び方

大人よりも肌の弱い赤ちゃんに日焼け止めを選ぶ際には、いくつかの点に注意をしなくてはいけません。
特に肌の弱い体質の子もいますので、必ず肌に合うものを選んであげられるようにしましょう。

  • 安全性の高いものを選ぶ
  • 成分を見て日焼け止めを選ぶ
  • 日焼け止めの用途を考える
  • テクスチャーはお好みの物を
  • アレルギー反応をチェックする

安全性の高いものを選ぶ

赤ちゃん用の日焼け止めの安全性という意味では、この2点を意識します。

  • 簡単にオフできるか
  • 口に入っても安心か

日焼け止めが肌に残ったままの状態にならないよう、お湯で簡単にオフできるタイプが望ましいです。
強く擦ったり、肌に負担がかかったりしないよう、使用後の優しさも考えてあげましょう。

また手を口に入れたり、舐めたりしてしまう可能性もありますので、口に入っても安心できるタイプを選びましょう。

成分を見て日焼け止めを選ぶ

赤ちゃん日焼け止め成分

赤ちゃん用の日焼け止めの成分を見て、肌に優しい成分の物を選んであげましょう。
特にこれらの表示を意識してみてください。

  • 無香料
  • 無添加
  • 無着色
  • エタノールフリー(アルコールフリー)
  • パラベンフリー
  • 紫外線吸着剤フリー(ノンケミカル)

紫外線吸着剤フリーとは、肌の上で紫外線を跳ね返す成分でノンケミカルとも表示されます。
主な成分としては、酸化チタンや酸化亜鉛がありますのでこれらの表示に注意しましょう。

日焼け止めの用途を考える

赤ちゃんの月齢が低ければ、日常的に長時間のお出かけをするわけではありません。
日焼け止めは、その日の用途によって上手に使い分けるのがポイントです。

日常使いレジャー使い
SPF15〜20SPF30~40
PA++PA++~+++

「日焼け止めのSPFやPAが高ければ高いほど良い」と考える方もいるかもしれませんが、赤ちゃんへの刺激を考えて用途によりこれらの数値を目安としてください。
日本小児皮膚科学会でも、むやみに値を高くする必要はないと警告しています。

「SPF 15 以上」、「PA ++ ~ +++」を目安
普通の生活においては、むやみに SPF の値の高いものを使う必要はありません。

日本小児皮膚科学会より引用

テクスチャーはお好みの物を

赤ちゃん用の日焼け止めのテクスチャーは、主にこのようなタイプがあります。

  • ジェルタイプ
  • ミストタイプ
  • ミルクタイプ
  • クリームタイプ
  • スティックタイプ

塗りやすさや落ちやすさだけでなく、パパママの好みもありますので、お好きなタイプを選んで心地よく使えるものを選びましょう。
傾向としては、クリームやスティックのように硬めのテクスチャーの方が落ちにくくなっていきます。

アレルギー反応をチェックする

どんなに優しい成分を厳選したとしても、肌の体質は1人1人異なります。
赤ちゃんの肌に合うかどうかを確かめるには、パッチテストをするのがおすすめです。

自宅でのパッチテストは、このような方法を参考になさってください。

1日目入浴後の清潔な状態にする。
腕の内側に指で薄く、10円玉大に塗っておく。
2日目24時間後チェックして、問題なければ同じように入浴後に10円玉大に塗る。
発疹などの異常があれば使用を中止し、皮膚科を受診する。
3日目24時間経過観察し、問題なければ使用可能と判断する。

赤ちゃんにおすすめの日焼け止め5選

赤ちゃん用の日焼け止めは多種多様なものが販売されています。
その中でも特におすすめの5つの日焼け止めを選びましたので、ご紹介します。

  • アロベビー |UV&アウトドアミスト
  • ママベビー|UV&アウトドアスプレー
  • ドクターシーラボ|ベビーUVクリーム
  • ベビーマドンナ |サンミルク
  • アトピタ|保湿UVクリーム

アロベビー |UV&アウトドアミスト

商品名アロベビー UV&アウトドアミスト (日焼け止め)
SPF&PASPF15/PA++
テクスチャーミストタイプ
内容量80ml
成分合成香料・合成着色料・アルコール・合成ポリマー・パラベン・シリコン・鉱物油・石油系界面活性剤が無添加
価格(税込み)2,640円

日焼け止めと虫よけが1本にまとまった、ミストタイプのスプレーです。
白浮きしにくく、べたつきもないのでサラっと使えて、お湯で落とせるので肌への負担もかかりません。

8種類の無添加にもこだわっていて生後0ヶ月から使用可能なので、日焼け止めデビューにおすすめしたい1本です。

新生児でも安心な日焼け止め
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ママ&キッズ|UVライトベール

商品名ママ&キッズUVライトベール
SPF&PASPF23/PA++
テクスチャーミルクタイプ
内容量90ml
成分無香料・無着色・低刺激・弱酸性・パラベン無添加・アルコール(エタノール)無添加・鉱物油無添加・石油系界面活性剤無添加
価格(税込み)2,640円

生後0ヶ月の赤ちゃんから使用できる、ミルクタイプの日焼け止めです。
紫外線をカットしながら肌の保湿ができてしまうような、潤い成分がたっぷり入っています。

200mlのポンプタイプ(5,500円)も販売していますので、兄弟・姉妹はもちろん、家族でもたっぷり使えます。
洗顔料でオフできますので、ママの化粧下地にも向いています。

潤い成分も重視するならコレ!
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ドクターシーラボ|マイルドUV

商品名マイルドUV
SPF&PASPF30/PA+++
テクスチャーミルクタイプ
内容量75g
成分無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコール無添加・石油系界面活性剤フリー
価格(税込み)2,530円

潤いヴェールを作る5種のセラミドが配合されていて、日焼けによるシミやそばかすが気になる大人も一緒に使える日焼け止めです。
普段使用しているボディーソープでさっと落とせるので、お風呂での手間もかかりません。

のびのよいテクスチャーで、軽いつけ心地が特徴です。

家族で使える日焼け止めならコレ!
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ベビーマドンナ |サンミルク

商品名ベビーマドンナサンミルク
SPF&PASPF30/PA++
テクスチャークリームタイプ
内容量45g
成分オーガニック配合率62%配合
無着色、無香料、さらに紫外線吸収剤不使用、パラベンフリー
価格(税込み)2,310円

マドンナブランドは、ママと赤ちゃんのためのオーガニックスキンケアシリーズの商品が豊富なブランドです。
ベビーマドンナのサンミルクは、オーガニック配合率62%で生後0ヶ月から使用できます。

オーガニックシアバターも配合されていて、保湿成分もたっぷりと含まれています。
甘く爽やかなマンダリンオレンジの香りがします。

オーガニックにこだわるならコレ!
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アトピタ|保湿UVクリーム29

商品名アトピタ保湿UVクリーム29
SPF&PASPF29/PA+++
テクスチャークリームタイプ
内容量30g
成分紫外線吸収剤不使用・無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー
価格(税込み)935円

ドラッグストアなどでも購入できるお手頃価格の赤ちゃん用の日焼け止めです。
シリーズではSPF29だけでなく、SPF50の日焼け止めもありますので用途によって使い分けてください。

ウォーターベースの日焼け止めで、肌をゴシゴシこすらず落とせます。
酸化チタンが含まれていますので、気になる方はよく成分を確認してください。

日常使いできる日焼け止め
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赤ちゃんのUV対策のポイント

赤ちゃんとの外出は、日焼け止めの使用と同時にこれらの点にも留意しておきましょう。

  • 日焼け止めは2~3時間おきに
  • 服装も工夫してあげる
  • 日焼け止めは虫除けの前に塗る

日焼け止めは2~3時間おきに

日焼け止めを朝塗って外出したとしても、時間の経過とともに日焼け止めが落ちている場合があります。
赤ちゃんが思わぬ日焼けをしてしまわないよう、2~3時間経ったら日焼け止めを塗りなおしてあげましょう。

月齢が小さいうちは長時間の外出はできるだけ控えましょう。
紫外線が強い4月~9月は20分以上の日差しを浴びないように、配慮するべきです。

長時間のお出かけの場合は、日陰でやすむ、水分補給をするなど、赤ちゃんの様子を確認しながら楽しむようにしましょう。

服装も工夫してあげる

夏の暑い日は、日差しを避けるために薄手のおくるみや羽織りのガーゼを用意しておきましょう。
通気性や速乾性に優れた綿100%のものだと、赤ちゃんも心地よく過ごせるでしょう。

帽子が被れるようであれば用意してあげて、汗をかいたら肌トラブルにならないよう着替えもあると安心です。
ベビーカーに乗る時は薄手のおくるみを膝にかけてあげて、歩く時は帽子を被せてあげるなど、状況に応じてアイテムを使い分けてください。

日焼け止めは虫除けの前に塗る

日焼け止めを塗りたい季節は、虫除けも同時に使用するという方が多いでしょう。
双方を利用する際には、まずは日焼け止めを塗ってから最後に虫除けを使用します。

虫除けは肌の1番外側に塗らなければ効果がありませんので、虫除けが最後になります。
アロベビーのように日焼け止めと虫除けが1本になったタイプもありますので、管理を楽に使用したい方におすすめです。

赤ちゃんへの日光浴の効果

赤ちゃん日光浴

赤ちゃんであろうと紫外線対策をしなければいけませんし、日焼け止めは必要です。
しかし日光浴は日光浴の効果がありますので、過剰なUV対策をする必要はありません。

赤ちゃんの日光浴には、このような効果があります。

  • 体内でビタミンDが形成される
  • 体内時計が整いやすくなる

ビタミンDとはカルシウムを体内に取り込みやすくして、骨化を正常にする働きがあります。
食べ物で摂取するのも大事ですが、日光浴をして適度に紫外線を浴びるのも重要だと考えられます。

また夜中の授乳のある赤ちゃんは、体内時計が整っていません。
外気や日光の刺激を受けると、夜に「メラトニン」という眠気ホルモンの分泌が増えて、良い眠りにつけるようになります。

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大人用の日焼け止めは3歳から

一般的には、3歳を過ぎて肌に問題がなければ大人用の日焼け止めを使用して良いといわれます。
ただし子供の肌の体質は個々によりますので、年齢ではなく個人の状況で判断するといいでしょう。

小学生くらいまでは、敏感肌用や落としやすいタイプを選ぶと安心です。
肌の弱い子供であれば、新しい日焼け止めを使用するときにはパッチテストをするなどして、安心できるものか確認してから使うようにしましょう。

赤ちゃんの日焼け対策は過剰になりすぎずに

赤ちゃんとのお出かけの準備に、日焼け止めは必須アイテムとなります。
赤ちゃんの肌を1番に考えて、優しく心地よく使えるタイプを選んでください。

産後のママも一緒に使えるタイプが多くあります。
赤ちゃんとのお出かけが楽しくなるようなお気に入りの1本を見つけて、楽しい時間を過ごしてください。