バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由とは?バイク屋にオイル交換してもらう手順も紹介

バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由について知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由」について紹介します。

他にも「バイク屋にオイル交換をしてもらう手順」や「バイクのオイル交換時期の目安や頻度」についても解説していきます。

ぜひこの記事を参考に、バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由を把握してみてください。

バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由

バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由については、以下があります。

  • 品質保証の確保
  • スケジュール調整が難しい
  • 利益が少ない
  • トラブルのリスクがある

それぞれの理由について解説していきます。

品質保証の確保

オイル交換は単純な作業と思われている方が多くいますが、バイクの状態を確認し、適切なオイルを選定し、作業をおこなうことが求められるので、オイル交換の飛び込みだと品質保証の確保が懸念に残るケースもあります。

実際に、飛び込みだとバイクのメンテナンス状況が不明確なので、最適なサービスを提供するのが難しいのも事実です

また、バイク屋としてのアイデンティティを損なうことを避けたいと考えるので、ほとんどのバイク屋では飛び込みでのオイル交換を嫌っています。

このように、バイクの安全性を最優先に考えると、飛び込みでオイル交換するのではなくて、事前に予約して十分な時間をかけて作業をするようにしましょう。

スケジュール調整が難しい

バイク屋では、毎日の作業スケジュールを事前に組んでいるので、飛び込みでオイル交換が入るとスケジュール調整が難しくなります。

飛び込みでのオイル交換を入れてしまうと、他の予約作業に影響を及ぼす可能性があるのも事実です。

特に、繁忙期には、予約でいっぱいの状況になるので、飛び込みでオイル交換を依頼したとしても、その日にオイル交換ができない可能性が高いです。

利益が少ない

バイクのオイル交換では、利益が少ないので、飛び込みでのオイル交換を嫌がっているバイク屋も多く見られます。

飛び込みでのオイル交換をする人の中には、あらかじめ購入したオイルを持ち込むケースも多く見られます。

そのような場合には、オイルの販売利益を得ることができず、工賃のみでの収益となってしまいます。

実際に、小規模なバイク屋は限られた収益源で経営をしているので、このような状況は経済的な負担となってしまいます。

トラブルのリスクがある

飛び込みでのオイル交換では、バイクの状態を把握できていないので、トラブルのリスクがあるので、バイク屋は嫌がるケースも多いです。

不適切なオイルを持ち込んで、そのオイルを使用してしまうと、エンジンの損傷などを招いてしまうリスクがあります。

最悪の場合には、バイク屋が責任を問われてしまう可能性もあります。

このように、リスクを避けるためにも、バイク屋は飛び込みでのオイル交換を控える傾向があります。

バイク屋にオイル交換してもらう手順

バイク屋にオイル交換してもらう手順については、以下があります。

  • 電話予約する
  • バイクの車種と年式を伝える
  • 予約日にバイクを持ち込む

それぞれの手順について解説していきます。

電話予約する

バイク屋にオイル交換してもらう手順として、まずは電話予約をしましょう。

電話をかける際には、「バイクのオイル交換をしたいので、○月○日○時に予約をお願いします」と伝えるだけで予約ができます。

また、実際に店舗に足を運んで、カウンターで予約することも可能です。

しかし、店舗に行ったからといって、優先的に予約を取ってもらえるということはないので、注意が必要です。

バイクの車種と年式を伝える

オイル交換を依頼する際には、バイクの車種と年式を聞かれるので、しっかりと伝えるようにしましょう。。

なぜなら、バイクの車種と年式によって交換するオイル量が異なるからです。

また、オイル交換時には、ドレンワッシャーやパッキンなどの部品の交換も必要となるので、事前に適合するパーツの準備が必要です

具体的に、以下の書類を準備しておくことで、あらかじめ自分が乗っているバイクの車種や年式を調べておくことができます。

  • 車種と年式が確認できる書類
  • 自賠責保険証
  • 自賠責保険 
  • 車検証
  • 新車保証書など

実際に、バイク屋がオイル交換するバイクの車種や年式を把握していないと、必要なパーツの在庫がなくオイル交換ができないトラブルが起こる可能性もあるので注意が必要です。

予約日にバイクを持ち込む

最後に、予約日にバイクを持ち込んで、カウンターで受付をおこないます。

そうすることで、店員がオイル交換の作業手続きをおこないます。

その際に、希望するオイルの種類を聞かれるので、好きなオイルを選択しましょう

しかし、バイク屋で取り扱っているオイルは店舗によっても異なるので、希望するオイルの油種がある場合には、事前に確認をしておきましょう。

最後に、料金を支払いを終わらせて、バイクの鍵を渡せばオイル交換作業の申し込みは完了です。

オイル交換を依頼する費用相場

オイル交換を依頼する費用相場については、以下のとおりです。

  • 50cc以下の場合:1,500円~2,500円
  • 125cc以下の場合:1,500円~2,500円
  • 400cc以下の場合:2,000円~4,000円
  • 400cc以上の場合:3,000円~6,000円
  • オイルフィルター交換:+1,000円~3,000円

上記のように、オイル交換はバイクの排気量や使用するオイル量などによって費用が大きく変わります。

実際に、オイル商品は多数あり、価格や性能もさまざまなので、そのため選ぶオイルの種類によっては、さらに費用が高くなるケースもあります。

また、バイクの店舗によっては、工賃無料キャンペーンなどによって、オイル交換が安くなっている場合もあるので、事前に確認をしておきましょう

オイル交換して期間が空いてしまったり、走行距離が5,000キロ以上走ってしまうと、オイルが劣化しやすく費用が高くなってしまう可能性もあるので、定期的な交換を心がけてください。

バイクのオイル交換時期の目安や頻度

バイクのオイル交換時期の目安や頻度については、以下があります。

  • 走行距離
  • 期間
  • オイルレベルゲージ

それぞれの項目について解説していきます。

走行距離

バイクのオイル交換の時期の目安は、一般的には走行距離3,000~5,000kmが目安です。

オイル交換が遅ければ遅いほどバイクの性能が落ちてしまうリスクがありますが、早いことにはデメリットはありません。

しかし、新車の場合には、初回1,000km程度走行したところでオイル交換をおこなうようにしましょう

交換時期はあくまでも目安になり、バイクの乗り方や乗る頻度によっても異なるのも事実です。

このように、オイル交換は早すぎることないので、できるだけ早めのオイル交換を心掛けましょう。

期間

オイル交換時期の目安として、一般的には半年ごとに交換するようにしましょう。

エンジンオイルは、エンジン内の空気に触れているだけでも劣化が進んでしまうのも事実です。

そのため、走行距離が短い場合でも、長期間放置されているバイクでは、エンジンオイルが劣化している可能性が高いです

さらに、外気温や湿度などの環境変化によってエンジンオイルが劣化していくリスクも考えられます。

オイルレベルゲージ

バイクのオイル交換時期の目安として、オイルレベルゲージが付いているバイクであれば、オイルの残量や汚れ、粘度をチェックするようにしましょう。

バイクによっては、オイルの残量が少なくなると警告ランプがでるようになっているので、異常があればすぐにオイル交換をするようにしましょう

万が一、オイルを交換をしても警告ランプが点灯するのであれば、センサーやポンプの不良も考えられるので、バイク屋で点検・修理をしてもらいましょう。

エンジンオイルの役割

エンジンオイルの役割については、以下があります。

エンジンオイルの役割内容
洗浄エンジンを稼働させていると、ガソリンが燃焼することによって汚れがエンジン内部に蓄積していきますが、エンジンオイルは蓄積した汚れを清浄する効果があります。バイクのパフォーマンスを維持する重要な役割があります。
防錆運転中はエンジン内部が高温になり、温度差によってエンジンに水滴が付きやすくなり、錆の原因となります。エンジンオイルは、パーツをオイルでコーティングして錆を予防することができます。錆はエンジンのパフォーマンスを低下させたり、放置していると重要なパーツを劣化させる原因にもなります。
冷却エンジンオイルは、ガソリンの燃焼やパーツの摩擦などの熱を冷却する役割があります。走行中はエンジン内部を循環しながら各パーツを冷却しています。エンジン内の温度が上がりすぎてしまうと、ピストンやシャフトなどのパーツが破損するリスクが高くなってしまいます。
潤滑エンジン内部のピストンやシャフトを滑らかに動かして、車の燃費や加速性能を維持する効果が見込めます。新しいエンジンオイルは一定の粘り気があるので、金属製のパーツの表面をコーティングして滑らかに動かす効果があります。エンジンオイルの酸化が進んでくると粘度が下がり、潤滑作用が弱くなり、パーツの摩耗やエンジンの焼き付きを引き起こす原因にもなります。
密封エンジンオイルは内部の気密性を維持する効果を持っており、エネルギーの生成効率を向上させる役割があります。長く乗っているバイクはパーツの摩耗が進んでしまい、気密性を維持することが困難になります。。定期的にエンジンオイルを交換することによって、密封効果を維持することが可能です。

上記のように、エンジンオイルは各パーツの保護や性能を引き出す効果があるので、定期的に交換することが重要といえます。

エンジンオイルの選び方

エンジンオイルの選び方については、以下があります。

  • 指定された粘度
  • オイルグレード
  • バイクの使用状況

それぞれの選び方について解説していきます。

指定された粘度

バイクには、メーカーによって指定されたオイルの粘度があるので、これからオイル交換をしようとしている方は、指定された粘度のオイルを選びましょう。

メーカーが指定したオイル粘度であれば、エンジンの本来の性能を発揮することが可能です。

車体にも記載されていなければ、取扱説明書やメーカー公式サイトなどにバイクの年式やグレードによってオイル粘度が記載されています

また、同じ車種によっても年代によってオイルの粘度が異なる可能性があるので、事前に確認しましょう。

オイルグレード

オイルの粘度はバイクの車種によって指定されていますが、オイルのグレードは自分の好みのものを選択することができます。

既述したように、オイルには規格が定められており、性能を含めたグレードに分けられています。

オイル規格の表記があるので、オイルの品質や性能を選ぶことが可能です。

オイルの種類によって異なりますが、値段が安すぎるオイルを選んでしまうと、オイル交換時期が早くなってしまうなどの手間がかかってしまうので注意が必要です。

バイクの使用状況

バイクの使用状況によっても、オイルの粘度を選ぶようにしましょう。

例えば、峠走行や高速走行が多いなら粘度が高いオイルの方が高温時でも粘度を保つことができます。

逆に、街乗りが多いのであれば、低粘度のオイルの方が始動性に優れています。

しかし、メーカーが指定しているオイル粘度よりも低くしてしまうと、エンジントラブルの原因にもなるので、事前に店員や整備士などに相談するようにしましょう。

バイクのオイル交換は事前に予約しよう!

この記事では、バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由やバイク屋にオイル交換してもらう手順を紹介しました。

バイク屋がオイル交換の飛び込みを嫌がる理由については、以下があります。

  • 品質保証の確保
  • スケジュール調整が難しい
  • 利益が少ない
  • トラブルのリスクがある

また、オイル交換を怠ってしまうと、オイルが劣化しやすく、結果的にコストがかかってしまう可能性もあるので、定期的な交換を心がけましょう

この記事を参考に、バイクのオイル交換は事前に予約するようにしましょう。