長距離ツーリングで必要な持ち物とは?長距離ツーリングのポイントについても徹底解説

長距離ツーリングで必要な持ち物について知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「長距離ツーリングで必要な持ち物」について紹介していきます。
他にも「バイクの長距離ツーリングのポイント」や「長距離ツーリングの計画の立て方」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、バイクの長距離ツーリングで必要な持ち物を揃えましょう。
長距離ツーリングで必要な持ち物

長距離ツーリングで必要な持ち物については、以下があります。
- 車載工具
- 雨具
- シートクッション
- USB電源
- ETC
- スマホホルダー
- バイク専用シューズ
- シートバック・サイドバック
それぞれの持ち物について解説していきます。
車載工具
バイクで長距離ツーリングをする際に、車載工具があれば、小さなトラブルでも自分で対処することが可能です。
実際に、バイクの応急処置や簡単な部品交換は、車載工具セットがあれば何とかなるケースが多いです。
車種によって異なりますが、ソケットレンチやホームツールなど、必要最低限の工具をコンパクトにまとめて荷物に入れておくことをおすすめします。
また、手持ちの工具では解決できない場合は、近くのガソリンスタンドで対応してもらうのも検討しましょう。
予備パーツ
壊れやすい部品の予備を用意しておけば、走行中に故障が発生した際に迅速に交換ができます。
壊れやすい部品としては、以下が挙げられます。
- ブレーキレバー
- クラッチレバー
- プラグ
- ヘッドライトの球
- クラッチワイヤー
上記以外にも、長期間交換していないパーツがあれば、予備として持っておくことで、トラブルがあった場合でも対応することができます。
また、ツーリングに出かける前には壊れやすい箇所を点検し、必要に応じて事前に交換しておくことで、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
雨具
長距離ツーリングでは、途中で天候や気温が急激に変わることがよくあるので、雨具は必ず持つようにしましょう。
特に山間部では天候が急変する可能性が高いので、注意が必要です。
雨に見舞われたり、気温が急に下がったりすると、体力が消耗し、疲労が蓄積しやすくなるのも事実です。
さらに、風邪を引いたり、疲労から注意力が散漫になり、事故に遭いやすくなるなどのリスクが増します。
このように、万が一の際に備えて、レインウェアはライダーにとって不可欠なアイテムといえるでしょう。
シートクッション
バイクの長距離ツーリングでは、常に座りっぱなしの姿勢で、身体の痛みが問題になるので、シートクッションを持っておくようにしましょう。
バイクの種類によって異なりますが、排気量が大きくなると、エンジンの振動などが伝わりやすいため、注意が必要です。
実際に、痛みがあるとツーリングの楽しみも半減してしまうのはもちろん、運転の集中力が途切れてしまい事故の原因にもなってしまいます。
また、お尻の痛みを軽減するには、お尻を時々浮かしたり、休憩中にマッサージをするなども試してみることをおすすめします。
USB電源
長時間のツーリングでは、スマートフォンのバッテリーがなくなってしまうので、USB電源を持っておくと安心してツーリングを楽しむことにもつながります。
実際に、ナビゲーションが必要な場面でスマホのバッテリーが残りわずかになっていると、いつ電源が落ちてしまうか心配で、安全な運転ができなくなってしまう可能性もあります。
スマホ以外にも、ワイヤレスイヤホンやアクションカメラなど、USBポートを備えた機器ならどんな電子機器でも充電できるので、バイク用USB電源は必需品です。
このように、バイク用のUSB電源を取り付けておけば、スマートフォンの充電を気にすることなく快適に利用できます。
ETC
長距離のツーリングでは、目的によって異なりますが、高速道路を利用することが一般的なので、ETCを用意しておくことが便利です。
ETCを取り付けておけば、支払いの際に財布を取り出す手間が省けます。
また、ETCを使用することで平日の朝夕に適用される割引や休日割引、深夜割引など、さまざまな割引が受けられます。
また、高速道路の料金所を徐行で通過できるため、運転中の負担を軽減する意味でも、ETCは非常に便利なアイテムといえるでしょう。
スマホホルダー
長距離のツーリングでは、スマホでナビゲーションをする方であれば、スマホホルダーを持っていくことをおすすめします。
バイク向けのナビゲーションシステムもありますが、近年ではスマートフォンのナビゲーションアプリも充実しているのも事実です。
スマートフォンをナビゲーションとして使用し、バイクに取り付けるためのスマホホルダーを使えば、必要な時に簡単にナビゲーションを行うことができます。
例えば、グーグルマップやヤフーマップのアプリを事前にインストールしておけば、高性能なカーナビゲーションシステムとして活用することが可能です。
バイク専用シューズ
長時間ツーリングでは、バイク専用シューズを履いていくようにしましょう。
バイク専用シューズには、左足の甲に硬いサポートが組み込まれており、シフトチェンジ時に足への負担が軽減されます。
実際に、長距離ツーリングではシフトレバーが足に当たることで徐々に痛みが増し、結果としてシフトチェンジが難しくなってしまうケースもあります。
また、今履いている靴でツーリングをしたいという方には、シフトガードと呼ばれるアクセサリーを靴に着用することで、既存の靴を保護しつつ、バイク用のシフトチェンジの快適さを得ることができます。
シートバック・サイドバック
長距離ツーリングをする際には、通常よりも多くの荷物を持ち運ぶ必要があるので、シートバックやサイドバックを持っていくようにしましょう。
シートバックやサイドバックではなく、リュックで荷物を背負ってしまうと、疲労がたまりやすく、運転が難しくなるリスクがあります。
このように、荷物はシートバッグやサイドバッグに積んでバイクに装着することをおすすめします。
バイクの長距離ツーリングのポイント

バイクの長距離ツーリングのポイントについては、以下があります。
- こまめな休憩
- 眠気対策
- 正しいライディングポジション
- 調理器具を準備しておく
それぞれのポイントについて解説していきます。
こまめな休憩
長距離ツーリングでは、常に同じ姿勢になってしまうので、こまめな休憩をとるようにしましょう。
具体的には、ツーリング中は1時間から2時間ごとに休憩することをおすすめします。
疲れをためずに走り続けると、徐々に姿勢が悪くなったり、集中力が低下したりしてしまい事故の原因にもなってしまいます。
休憩時には、アキレス腱を伸ばしたり、首や肩、手首を回したりするストレッチをするだけでも、身体の疲労を取ることにもつながります。
眠気対策
眠気がある状態でバイクを走行してしまうと、集中力がなくなってしまい事故のリスクが高くなってしまうので、眠気対策をしっかりとおこないましょう。
眠気対策は人それぞれですが、強力なミント系ガムやコーヒーなどが効果的です。
このように、出発前や休憩時には眠気対策を行い、少しでも眠気を感じたら即座に休憩してリフレッシュするようにしましょう。
正しいライディングポジション
長距離ツーリングでは、同じポジションを維持することになるので、正しいライティングポジションでないと、疲れや凝りの原因になることがあります。
正しいライディングポジションについては、背筋を伸ばして肩をリラックスさせ、ハンドルをしっかり握り、常に前方を見据えて安定感を保つことが重要です。
また、直線走行時など、安全な場面で少し体を伸ばしたり、ポジションを変えて快適な姿勢を見つけるようにしましょう。
さらに、荷物を積む際には、乗車中に体を動かすスペースを確保することが大切になるので、シートバッグが腰を圧迫して動きづらい状態は避けるべきです。
調理器具を準備しておく
長距離ツーリングの目的地やルートにもよりますが、近くにコンビニや自動販売機がないケースも考えられるので、簡単な調理器具を準備しておきましょう。
例えば、小型のバーナーを持っていれば、休憩中にコーヒーを楽しむことが可能です。
また、インスタントラーメンを作ることもできるので、安心してツーリングをすることにもつながります。
いきなり全ての調理器具を揃えるのは難しいので、少しずつ調理グッズを揃えていくことをおすすめします。
長距離ツーリングの計画の立て方

長距離ツーリングの計画の立て方を把握しておくことで、ツーリングをより楽しめることはもちろん、安全にツーリングをおこなうことにもつながります。
具体的に、長距離ツーリングの計画の立て方については、以下のとおりです。
- 目的地を設定する
- ルートを考える
- 大まかな所要時間を決める
それぞれの計画の立て方について紹介していきます。
目的地を設定する
長距離ツーリングの計画の立て方として、まずは目的地を設定しましょう。
インターネットの情報やガイドブック、地図などを参考にしながら、目的地を決めることで、ツーリング初心者でも迷うことなく決めることができます。
目的地までの距離は、ライダーの経験や体力、使用するバイクによって異なりますが、初心者の場合は、150km程度を目安にすることをおすすめします。
また、疲労や悪天候を考慮して、ツーリングの途中で目的地の変更ができるように、複数の目的地を設定しておきましょう。
ルートを考える
長距離ツーリングの目的地を設定したら、次はルートを考えるようにしましょう。
ルート設定時の大切なポイントは、余裕を持つことが重要です。
なぜなら、ツーリング中には思わぬ出来事が起こることがあるからです。
例えば、地元の人や他のライダーと交流したり、体調不良やバイクのトラブルに見舞われるケースも考えられます。
冬場にツーリングを検討しているのであれば、日没が早いため、移動距離はさらに短くなるので注意が必要です。
また、一般道と高速道路のどちらを利用するかも検討する必要があります。
さらに、単調な旅にならないよう、行きと帰りで道を変えてみるのもおすすめといえるでしょう。
大まかな所要時間を決める
長距離ツーリングでは、目的に辿り着くためにも、大まかな所要時間を決める必要があります。
例えば、目的地とルートを決めたら、スマートフォンアプリなどの便利なツールを活用して、大まかな所要時間を計算するのをおすすめします。
特にツーリング初心者の場合は、経験が浅いので、予期せぬ事態に備えて、通常の移動時間の約2倍の余裕を持って計画するようにしましょう。
長距離ツーリング前にはバイクのメンテナンスが必要

長距離ツーリングではバイクのメンテナンスが必要です。
長時間の走行環境やさまざまな道路条件により、タイヤの摩耗やエンジンの負荷が増し、メカニカルな部品にストレスがかかってしまいます。
定期的な点検とメンテナンスによって、安全性とパフォーマンスを確保し、トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。
長距離ツーリングの出発前に、以下の項目を点検するようにしましょう。
- ブレーキパッドの交換
- バッテリーの電圧チェック
- エアクリーナーの点検と清掃
- ボルトの増し締め
- クーラント液の補充
- タイヤの交換と空気圧のチェック
- エンジンオイルの交換
- チェーンのメンテナンス
- プラグの交換
上記の項目を自分でできない場合には、バイクショップでメンテナンス依頼をすることをおすすめします。
必要なものを準備して長距離ツーリングを楽しもう!

今回は、長距離ツーリングで必要な持ち物や長距離ツーリングのポイントを紹介しました。
長距離ツーリングで必要な持ち物については、以下があります。
- 車載工具
- 雨具
- シートクッション
- USB電源
- ETC
- スマホホルダー
- バイク専用シューズ
- シートバック・サイドバック
また、長距離ツーリングの計画の立て方を把握しておくことで、ツーリングをより楽しめることはもちろん、安全にツーリングをおこなうことにもつながります。
今回の記事を参考にして、必要なものを準備して長距離ツーリングを楽しみましょう。