免疫力が弱い赤ちゃんに空気清浄機を| いつまで?どう選ぶ?賢い選択は?

赤ちゃんは大人よりも免疫力が低く、感染症にかかりやすいです。
妊娠や出産で空気清浄機の購入を検討する方が多いのは、赤ちゃんにとって快適な環境を用意してあげたいと考えるからでしょう。
赤ちゃんが免疫力が弱い時期とは?
いつまで空気清浄機が必要なのか?
空気清浄機を選ぶポイントとは?
赤ちゃんの免疫力について、空気清浄機についてをまとめました。
赤ちゃんは免疫力が低い
赤ちゃんはお母さんから抗体という免疫の物質を譲り受けて生まれてきます。
わこうキッズ
この抗体は生後6ヶ月を過ぎると減少しますが、赤ちゃん自身の免疫が発達し始めるのは1歳を過ぎてからです。
すなわち、6ヶ月から1才半では免疫力は一生で最も低下しています。
赤ちゃんは免疫力が低く、風邪にかかりやすい状態です。
これは赤ちゃんが悪いわけでも、弱いわけでもなく、
人間として正常な状態であるといえるでしょう。
生後6ヶ月~1歳頃までの赤ちゃんは、人生の中で一番免疫力が下がっている時期だといえます。
大人よりも徹底した感染症対策が必要になると捉え、
空気清浄機などを使って環境を整えてあげるべきです。
免疫力が低いとどうなる?
では免疫力が低いと、具体的にどのような問題があるのでしょうか。
免疫が弱い状態だと感染に対する抵抗力が弱くなり、
感染を繰り返しやすい、または症状が長引きやすくなるという懸念があります。
ウイルスや細菌が体内に侵入すると、全身で以下のような症状が出る可能性があります。
鼻や耳 | 中耳炎 副鼻腔炎など |
口や喉 | 気管支炎 肺炎 呼吸不全 口内カンジダ症など |
皮膚 | 発疹湿疹など |
お腹 | 下痢 |
全身 | 発育不全 |
感染以外 | アレルギーなど |
免疫力が低いからといって、これらの症状が必ず出るわけではありませんが、リスクが高くなると考えておきましょう。
免疫力が低い赤ちゃんに空気清浄機ができること
人生の中で免疫力が低い時期の赤ちゃんのためには、
空気の換気などの感染症対策を意識するといいでしょう。
赤ちゃんとの暮らしに空気清浄機があれば、お部屋の空気を綺麗にしてくれるというメリットがあります。
- 空気中の不純物を除去してくれる
- アレルギーやウイルス感染を未然に防ぐ
- ママやパパを安心させてくれる
空気中の不純物を除去してくれる
空気中には、目には見えないほど小さなホコリや花粉などのハウスダストが浮遊しています。
空気清浄機は部屋の空気を取り込んで、これらの不純物やニオイを除去してくれるので、空気を綺麗な状態で保てるようになります。
これらの浮遊物は時間をかけて床に落ち、また舞い上がるという動きを繰り返しています。
赤ちゃんの生活範囲である床近くは、不純物が多い状態であると考えられます。
赤ちゃんをできるだけ良い環境で過ごせる環境を作りたいと思ったら、空気清浄機があると安心です。
アレルギーやウイルス感染を未然に防ぐ
アレルギー性鼻炎のアレルゲンの原因となるのは、空気中にいるダニだといわれています。
フンや死骸がハウスダストとして空気中に浮遊していますので、空気清浄機を使えばリスクが軽減するといえるでしょう。
またインフルエンザやコロナといった、ウイルスを除去できるようなタイプの空気清浄機もあります。
体調管理を重視したい場合は、細菌除去効果が高い空気清浄機を選ぶといいでしょう。
ママやパパを安心させてくれる
空気清浄機があれば空気中の汚れを除去してくれますが、なければ掃除やこまめな換気が必要になります。
小さな赤ちゃんのお世話は24時間待ったなしで、ママは自分の好きなタイミングでトイレにも行けないという状況は珍しくありません。
お部屋の掃除まで手が回らないという日もあるかもしれません。
空気清浄機は必ず購入しなければならない家電ではないかもしれませんが、置いておくと親の安心材料になるでしょう。
空気清浄機を過信しすぎないで
赤ちゃんとの暮らしに空気清浄機があると安心ではありますが、空気清浄機を使えば必ずウイルスに感染しないというわけではありません。
完璧な対策になるわけではないので、過信しすぎないようにしましょう。
- リスクを100%防ぐわけではない
- 基本的な掃除や換気を忘れずに
リスクを100%防ぐわけではない
小さな赤ちゃんは自宅で過ごす時間が長くなりますが、外出もするでしょう。
生後6ヶ月頃から保育園に通いだす赤ちゃんもいますし、そうでなくても児童館や公園など地域の遊び場に出向く機会が増えていく頃です。
自宅で空気清浄機を使って、完璧に対策をしていたとしても、ウイルスはどこから感染するかわかりません。
パパやママが外出した時に、意識せずにウイルスを持って帰ってしまうかもしれません。
空気清浄機は、日常的な暮らしの中でリスクを軽減させられる程度のものであると覚えておきましょう。
基本的な掃除や換気を忘れずに
空気清浄機は空気中のホコリや汚れを除去してくれる効果が期待できますが、だからといって掃除や換気を怠ってはいけません。
部屋の掃除をした上で、フィルター掃除などのお手入れが行き届いた空気清浄機を使うと、より快適な環境を維持できるようになるでしょう。
目には見えないホコリなどの浮遊物は時間が経つと、
床に落ちてきます。
人が動くとまた舞い上がってしまいますので、基本的なお掃除も忘れないようにしましょう。
赤ちゃんの空気清浄機の選び方
空気清浄機には多数の種類がありますので、赤ちゃんがいる家庭向けの空気清浄機の選び方についてご説明します。
機能はもちろん、吸引口の場所などのチェック項目がありますので、購入前に確認しておくといいでしょう。
- 機能で選ぶ
- フィルター性能で選ぶ
- 適用畳数・床面積で選ぶ
- 吸引口の場所で選ぶ
機能で選ぶ
空気清浄機はどれも同じというわけではなく、機能に違いがあります。
加湿器や除湿器がついているもの、イオン機能がついているものなど、特徴をご説明します。
加湿機能付き空気清浄機
冬場は空気が乾燥してしまいますので、赤ちゃんが過ごす部屋には加湿器を準備した方がいいでしょう。
空気清浄機も置くのであれば、加湿器の機能が付いた空気清浄機がおすすめです。
空気が乾燥すると空気中のウイルスの動きが活発になり、喉に菌が付きやすくなってしまいます。
大人は喉の不調を感じる程度で済むかもしれませんが、免疫力が低い赤ちゃんは発熱などの症状が出ても不思議ではありません。
エアコンを使う場合にも空気が乾燥しますので、加湿器が大活躍するでしょう。
除湿機能付き空気清浄機
湿気が気になる部屋や梅雨の時期には、除湿器機能付きの空気清浄機がおすすめです。
湿度が高いとカビが発生しやすくなりますが、カビはアレルギーや感染症などの原因になるといわれています。
換気をすれば空気は入れ替わりますが、除湿まではできません。
日常的に洗濯物を部屋干しする家庭であれば、除湿器機能付きの空気清浄機が洗濯物の乾きもサポートしてくれるでしょう。
イオン機能付き空気清浄機
イオン機能付きの空気清浄機とは、イオンの力で空気中のウイルスなどの微粒子を無力化させる仕組みです。
脱臭・除菌・静電気除去の効果が期待でき、ウイルスやカビの繁殖を防いでくれます。
ファンが付いていないので音が静かなタイプが多く、
赤ちゃんが寝てる時間でも快適に使用できるというメリットがあります。
アレルギー対応付き空気清浄機
特に赤ちゃんのアレルギー対策のために空気清浄機を購入したいという場合は、アレルギー対応機能付きという表示があるタイプを選ぶといいでしょう。
アレルギーの原因は遺伝要因と環境要因であるといわれていますので、両親のどちらかがアレルギー体質であるという家庭は遺伝する可能性があります。
遺伝要因は変えられませんが、空気清浄機によって環境の改善ができるかもしれません。
脱臭機能付き空気清浄機
ペットを飼っている家庭であれば、脱臭機能付きの空気清浄機がおすすめです。
脱臭機能に特化した空気清浄機は、ペット臭やタバコ臭といった気になるニオイを除去してくれるので、髪や洋服にニオイがつきにくくなります。
ペットの毛やフケもハウスダストの原因になりますので、適した空気清浄機を選ぶといいでしょう。
フィルター性能で選ぶ
空気清浄機選びの際には、フィルターの性能にも注目してみましょう。
汚れを感知する性能が搭載されたものや、除菌・除去効果が高いものなど、それぞれ特徴があります。
またフィルターに関してチェックしておきたい項目として、お手入れがあります。
フィルターの交換頻度や日頃のお掃除の手軽さは、購入前にチェックしておきたい項目です。
「フィルターの汚れを掃除機で吸うだけ」「フィルター交換は10年に1度」というタイプもありますので、空気清浄機の性能を保つためにもお手入れしやすいと思うものを選びましょう。
適用畳数・床面積で選ぶ
空気清浄機を選ぶ際には、使う部屋の広さに合わせたものを選ぶのが重要です。
適用畳数や床面積といった表現がされており、実際の部屋の広さよりも広範囲対応のものを選べば早く空気を綺麗にできます。
機能が増える、適用畳数が広くなると空気清浄機そのもののサイズ感もアップしますので、圧迫感を感じないよう、生活スタイルに合うものを選びましょう。
吸引口の場所で選ぶ
空気清浄機は、部屋の空気を吸い込んで出すという動きを繰り返しています。
赤ちゃんは床に近い場所で生活していますので、
空気清浄機の吸引口が下についていた方が赤ちゃんに近い部分の空気を早く綺麗にできます。
360度の空気を吸引するような空気清浄機もありますので、置き場所や赤ちゃんが過ごす場所によって合うものを選びましょう。
空気清浄機はレンタルで
赤ちゃんとの暮らしに空気清浄機はあった方がいいです。
しかし「空気清浄機は高額なので失敗できない」
「本当に置くべきなのか効果がわからない」と、購入を迷う方も少なくないでしょう。
ベビーグッズはベビーベッドやベビーサークルなど、期間限定のものが多いですが、どれも場所をとるものばかりです。
「空気清浄機の置き場所を決めかねている」という家庭もあるかもしれません。
空気清浄機をレンタルするという選択肢があります。
レンタルだと、以下のようなメリットがあります。
- 実際に使うから効果がわかる
- 置いてみたサイズ感をチェックできる
- 使わない季節は返却すればいい
- 複数の空気清浄機を比較できる
- 里帰り中や引っ越しがあっても問題ない
「〇歳まで使う」「この冬だけ使う」という使い方でもいいでしょう。
まずはレンタルで、赤ちゃんのお部屋に空気清浄機を準備してみましょう。
赤ちゃんの免疫力に関するよくある質問
赤ちゃんの免疫力に関するよくある質問をまとめました。
- 赤ちゃんは生後何ヶ月頃から風邪をひきますか?
- 赤ちゃんの免疫力をアップさせる食事は?
- ママが風邪をひいたら赤ちゃんにうつりますか?
赤ちゃんは生後何ヶ月頃から風邪をひきますか?
赤ちゃんが風邪をひきやすくなるのは、免疫力が下がってくる生後6ヶ月頃からです。
感染すると心配してしまうかもしれませんが、新しい免疫を獲得して丈夫になっていきますので見守っていきましょう。
赤ちゃんの免疫力をアップさせる食事は?
食事で免疫力アップを意識するのであれば、ヨーグルトや納豆などの発酵食品、バナナや大豆などのオリゴ糖を含む食品を積極的に摂取しましょう。
腸内細菌を獲得するような食事を摂取し、タンパク質やビタミン、ミネラルといった免疫細胞の活性化させるような食品もバランス良く取り入れていくといいでしょう。
ママが風邪をひいたら赤ちゃんにうつりますか?
ママに限らず家族が風邪をひいたら、赤ちゃんにうつる可能性があります。
常に近くにいますので、ママが風邪をひいたらすでに赤ちゃんも風邪をひいているかもしれません。
ママが抗体をもっていない風邪であれば、新生児の赤ちゃんでもうつる可能性があります。
母乳から風邪がうつると心配する方がいますが、母乳からウイルスが感染する心配はありません。
免疫力の弱い赤ちゃんには空気清浄機を
赤ちゃんは大人よりも免疫力が低く、大人よりも症状が悪化しやすいです。
そのため空気清浄機を利用して、部屋の空気を綺麗に保っていけるといいでしょう。
赤ちゃんが自身の免疫を獲得し、風邪をひきにくくなるのは5歳頃だといわれています。
生後6ヶ月~1歳6ヶ月頃が、人生で最も免疫が低い時期だといわれていますので、対策の目安に覚えておきましょう。
期間限定で空気清浄機を使うのであれば、レンタルがおすすめです。
べビレンタで空気清浄機を使いたいタイミングだけレンタルし、経済的にも賢く子育てをしていきましょう。