子供を家に置いて外出するのに法律や規制はある?子供の留守番に伴う危険性と安全対策

小さなお子さんをお持ちのパパやママは、外出時は子供を一緒に連れていくのがほとんどだと思いますが、子供が寝たときなど、ほんの少しの時間だけなら子供を家に置いて出かけようと思ったことはあるでしょう。

しかし、子供を家に置いて出かけた場合、なにか罰則はあるのでしょうか。

本記事では、子供の留守番に関する法律や規制、子供を家の中で1人にすることの危険性について解説します。

子供を留守番させる際に気をつけたいポイントや取り入れたい安全対策グッズについても詳しく紹介していきますので、ぜひこの記事を参考に、子供を危険から守るための安全な環境づくりを心がけましょう。

子供の留守番は何歳から大丈夫?

子供の留守番

子供だけでの留守番は、子供はもちろん、保護者も負担が伴うものですが、家庭の事情によっては子供を家に残して外出しなければならない状況になることもあるでしょう。

では、留守番を1人で任せても良い明確な年齢基準はあるのでしょうか。

詳しく説明していきます。

日本では子供の留守番に関する法規制がない

日本では、子供1人での留守番について法的な基準や年齢制限などはありません

そのため、子供を家に置いて外出して良いかどうかは子供の安全を第一に考えたうえで、各家庭で判断する必要があります。

ベネッセの調査によると、小学1年~小学4年のときに留守番を始めたというケースが多いようです。(引用:「約束事がポイント 子どもだけのお留守番」ベネッセ教育情報サイト)

赤ちゃんや幼い子供は自分で危険を判断することは不可能なため、子供を1人にせず、なるべく行動を共にするよう心がけるようにしましょう。

子供の留守番を法規制する国もある

日本には留守番を規制するための法律はありますが、このような問題を厳しく法律で規制している国もあります。

たとえば、アメリカでは留守番をできる年齢が州法で定められており、メリーランド州では8歳から、イリノイ州では14歳からとなっているのです。

また、ニュージーランドでは、14歳未満の子供を家に残す場合の条件を定めており、しっかりと安全が確保されていない状況で子供を1人で長時間留守番させるのは違法とされています。

子供を家の中で1人にするリスク

子供を家の中で1人にするリスク

家の中には様々な危険が潜んでいるため、幼い子供を家に置いて出かけたり、子供と離れた部屋にいたりすると、以下のようなリスクがあります。

  • 地震などの災害に巻き込まれる
  • 犯罪に巻き込まれる
  • 子供の急な体調不良の対処に遅れる
  • 火や水の事故
  • 転落・誤飲などの事故

子供を家の中で1人にするリスクを詳しく説明していきます。

子供に留守番を頼むときだけでなく、赤ちゃんが寝ている間、少しの時間出かける場合にも危険を伴うので、危険性をしっかり把握しておきましょう。

地震などの災害に巻き込まれる

台風や水害についてはあらかじめ予想できますが、地震は予期せず起こるものなので、家に子供が1人でいる時に災害に巻き込まれる恐れがあります。

幼い子供であれば地震が起きた時にどのようにして身を守るのか、周りに助けを求めるにはどうしたら良いか分からず、その結果、救出が遅れてしまうこともあるでしょう。

犯罪に巻き込まれる

子供を家に置いて外出すると、その間に子供が侵入盗や強盗、強制わいせつなどの犯罪被害に巻き込まれるリスクがあります。

子供が1人家にいるときの侵入手口としては以下が挙げられます。

  • 鍵のかかっていないドアから侵入
  • 鍵のかかっていない窓から侵入
  • 窓ガラスを割って押し入る
  • インターホンを通して子供にドアを開けさせる

家に大人がいない状況だと分かると、不審者は様々な方法で屋内に侵入しようとするでしょう。

そのため、「ほんの数分なら」という軽い気持ちでドアに鍵をかけずに出掛けてしまうと、簡単に侵入されてしまうのです。

子供の急な体調不良の対処に遅れる

子供の急な体調不良

子供は直前まで元気であっても、突然体調が悪くなることがあります。

親が外出している間に水分不足になったり、エアコンが効いておらず熱中症になったりといったリスクがあるのです。

また、新生児や乳児の場合はSIDS(乳幼児突然死症候群)を引き起こす危険性があります。

家に誰もいなければ、このような子供の体調不良に気付けないため、対処が遅れてしまうでしょう。

火や水の事故

子供は大人と違い、火や水の怖さを理解していないものです。

そのため、いたずらや不注意によってキッチンのコンロに近づいて火傷をしたり、浴槽の水に溺れたりといった事故に遭う恐れがあります。

浴室では、床や浴槽で足を滑らせてしまうといった心配もあるでしょう。

子供から目を離さなければこのような危険から守ることができますが、子供を置いて外出してしまうと対処が遅れ、命に関わる場合もあるので注意が必要です。

転落・誤飲などの事故

転落や誤飲も子供の事故で多く、たとえ親が家にいたとしても、目を離した隙に起こりやすいものです。

特に、ベランダや窓などの高いところから転落すると命にも関わってきます。

外出する前に、子供の手の届かないところに物を置いたり、ベランダに出ないよう施錠に気をつけるなどの対策はできますが、子供はとにかく予測不可能な行動をするものなので、どれだけ対策をとっていてもリスクがないとは言い切れません。

子供を留守番させるときに危険から守る方法

子供を留守番させるときに危険から守る方法

幼いお子さんがいるご家庭は、できるだけ子供から目を離さないようにするのがベストですが、どうしても子供を家に置いて外に出なければならないこともあるでしょう。

ここでは、子供に留守番を任せるときにできる安全対策についてご紹介します。

危険な場所に近づかせないような工夫をする

大人にとっては危険とは思わない場所でも、赤ちゃんや幼い子供にとっては怪我の原因になる場合もあります。

事故を防ぐための対策としては目を離さないことが最も効果的ですが、1日中見守り続けるのは現実的に難しいため、家の中で安全に配慮した環境づくりをするのを心がけるのが望ましいです。

そのため、床にものを置かない、ベランダに出ないよう施錠する、浴槽に水を溜めないなど、起こり得る危険を予測して工夫してみましょう。

危険性について話しておく

言葉が理解できる年齢であれば、家にいるときの危険性についてしっかり話しておくのも有効です。

子供に留守番をしてもらう際は、以下の点を約束、確認しておきましょう。

  • インターホンや電話が鳴っても絶対に出ない
  • 留守番をしていることを周りに知られないようにする
  • 緊急時の連絡・通報・避難の練習をしておく

このように、防犯や防災対策としてはある程度は有効ですが、完全に防止することはできません。

そのため、幼い子供がいる家庭はなるべく1人での留守番を避けるようにするのが望ましいです。

安全対策グッズを活用する

家庭内での事故を防ぐため、安全対策グッズを活用して、家の中を安全な環境に整えておくのも有効です。

具体的には以下のものがあります。

  • コンセントカバー
  • コーナークッション
  • ベビーゲート
  • ジョイントマット
  • ドアロック
  • ベビーサークル
  • ベビーヘルメット
  • ベビーモニター

グッズはベビーショップやホームセンター、100円ショップ等で購入できますが、高額なものはベビー用品のレンタルサービスを利用するのもおすすめです。

子供を危険から守るおすすめ安全対策グッズ

おすすめ安全対策グッズ

先述した通り、家の中には様々な危険があるため、子供を置いて外出したり、子供と離れる時間があったりする場合は安全な環境づくりが大切です。

そこで、子供を危険から守るのに適したおすすめの安全対策グッズをご紹介します。

  • 見守りカメラ LOOK|リッチェル
  • 防水ビデオモニター|コンビ
  • ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2|トリビュート
  • ワイヤレスベビーカメラ BM-C2501|トリビュート
  • スマ@ホーム ネットワークカメラ KX-HBC200-W|パナソニック

全てベビレンタでレンタル可能な商品なので、ぜひチェックしてみてください。

見守りカメラ LOOK|リッチェル

見守りカメラ LOOK
引用:ベビレンタ

ハウスウェア製品やベビー用品などの製造・販売を手掛けるリッチェルが販売するベビーモニターです。

専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットから赤ちゃんの様子を確認できます。

撮影範囲は上下100度、左右360度となっており、暗くなると暗視モードに自動で切り替わるので、赤ちゃんが眠っている映像もしっかりチェックできます。

また、大きな音と動きを検知した際にスマホに通知が届くので安心です。

メーカーリッチェル
サイズ6.4×9.6cm
材質本体:ABS樹脂
その他動画保存場所:microSD(最大128GB 約14日保存可能)
手動保存場所:スマートフォン本体
有効画素数:200万画素

レンタルするならこちら

防水ビデオモニター|コンビ

防水ビデオモニター
引用:ベビレンタ

コンビが提供する、防水機能搭載で水がかかりやすいキッチンやお風呂に持ち込んで見守れるビデオモニターです。

親機はテーブルなどに置けるだけでなく、ウエスト部分に付けて携帯することもできるので、シーンに合わせて使えます。

子機は上下左右に動かせる可動式カメラです。

また、ナイトビジョンにより暗闇でも確認でき、眠っている赤ちゃんの様子も見守れます。

メーカーコンビ
サイズ親機:W85×D50×H147mm
子機:W80×D58×H142mm
重量親機:200g子機:150g
セット内容・親機本体(モニター)1台
・子機本体(カメラ)1台
・ACアダプター2個
その他親機は電池でも使用可能
※単4形アルカリ乾電池4本使用(別売)

レンタルするならこちら

ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2|トリビュート

ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2
引用:ベビレンタ

トリビュートが販売する、赤ちゃんを見守る機能が充実したベビーモニターです。

赤ちゃんの動きを自動で追いかけるオートトラッキング機能搭載で、ハイハイをしたり、動き回ったりする赤ちゃんの動きを見逃しません。

また、赤ちゃんが起きだしたら、モニターの電源が自動でオンになり、モニター越しに赤ちゃんと声のやり取りができるボイスオン機能が搭載されています。

メーカートリビュート
サイズカメラ:約85×100×110mm
モニター:約120×43×83mm
重量カメラ:約223g
モニター:約176g
その他カメラ遠隔操作、双方向音声、オートトラッキング、ナイトビジョン、ボイスオン、大容量充電池内蔵、室温アラーム

レンタルするならこちら

ワイヤレスベビーカメラ BM-C2501|トリビュート

引用:ベビレンタ

離れていても赤ちゃんの様子が確認できる、ワイヤレスベビーカメラです。

常時モニタリングするのはもちろん、赤ちゃんが泣いたときにだけモニターが自動で起動する機能も搭載されており、さらにママの声を赤ちゃんに届ける機能も付いています。

暗視機能もあるため、赤ちゃんが寝ているときでもしっかり見守れます。

メーカートリビュート
サイズカメラ:約86×86×100mmモニター:約20×70×23mm
重量カメラ:約140g モニター:約175g

レンタルするならこちら

スマ@ホーム ネットワークカメラ KX-HBC200-W|パナソニック

引用:ベビレンタ

高画質カメラで、家事をしているときや在宅勤務中でも、離れた部屋にいる赤ちゃんの様子を見守りできるベビーカメラです。

1台のカメラにつき最大8台のスマートフォンが登録可能で、専用アプリを使用して無線LANに接続するだけで簡単に使用できます。

別売りのmicroSDカードを使用すれば、赤ちゃんの様子を動画で記録することも可能です。

メーカーパナソニック
サイズ約133×98×98mm
重量約460g

レンタルするならこちら

子供を置いての外出には注意!家の中の安全対策をしよう

子供を置いての外出には注意

子供の1人での留守番は何歳からが良いという明確な基準や法律はないため、家庭環境や家庭の事情、子供の成長速度を考慮して各家庭で判断する必要があります。

ですが、家の中には様々な危険があるため、赤ちゃんや乳幼児に対してはできるだけ目を離さず、出かける時は一緒に連れていくのが望ましいです。

赤ちゃんが寝ている間に家事をする、お風呂に入る、ゴミを出しに行くなど、少しの時間でも幼いお子さんと離れる場合は、今回ご紹介した安全対策グッズを活用するのがおすすめです。

ベビレンタではベビーモニターやベビーサークルなど、様々なベビー用品を取り揃えており、必要な期間だけレンタルすることができるので、ぜひ利用してみてください。