風邪予防には鼻うがいがおすすめ!期待できる効果や注意点を解説

鼻をかんでも鼻水が出なくてムズムズする、手洗いやうがいで風邪を予防できるか不安、と感じている方は、「鼻うがい」を試してみてはいかがでしょうか。
鼻の奥をきれいに洗浄できる鼻うがいは、風邪や花粉症を予防したり、症状を緩和したりするのに役立つのです。
本記事では、鼻うがいの期待できる効果について解説します。
また、鼻うがいをする際の注意点についても説明しますので、ぜひこの記事を参考に、正しい方法で鼻うがいを行い、風邪対策をしましょう。
鼻の機能と風邪との関係

風邪対策として、手洗いやうがいをする人がほとんどだと思いますが、鼻のケアはしっかり行っているでしょうか。
実は、風邪予防には鼻の機能を正常に保つことが重要なのです。
ここでは、鼻の機能と風邪との関係、そして鼻呼吸の重要性について説明していきます。
鼻の機能
鼻の機能は、匂いを感じたり、呼吸をしたりするだけでなく、重要な役割を担っています。
鼻には本来、空気を加湿して湿度を調節する機能と、異物や細菌、ウイルス、アレルギー物質などが侵入しないよう、粘液で異物を付着し、繊毛運動によって外に出そうとする感染防御機能が備わっているのです。
つまり、鼻呼吸は天然の空気清浄機のような役割を果たし、ウイルスに感染しづらくなる環境をつくるため、風邪予防につながります。
【鼻呼吸のメリット】
- 鼻腔の中で外気を加温・加湿する
- 鼻毛と線毛で細菌やウイルスなどの異物を除去する
- 加温・加湿された空気がのどを通り肺に届く
口呼吸になると風邪をひきやすくなる
鼻で呼吸をすることで、空気中の細菌やウイルスを取り除いてくれますが、鼻づまりや寝ているときの癖などが原因で、口呼吸になる場合もあるでしょう。
しかし、口呼吸では吸った空気や細菌やウィルスが直接気道に入ってしまいます。
その結果、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのです。
鼻うがいで鼻本来の機能を取り戻す
風邪で粘りのある鼻水が溜まっていると、鼻をかんでも出てこず、さらに症状が悪化するなどの悪循環に陥ります。
そのような場合におすすめの方法が、水を鼻の中に入れて異物を洗い流す「鼻うがい」です。
鼻づまりの症状があるときに鼻うがいを行うと、ウイルスや最近などの異物を体外に出し、鼻本来の機能を取り戻せます。
鼻呼吸ができるようになれば、喉の乾燥も防ぐことができるので、風邪の症状緩和にも役立つでしょう。
鼻うがいで期待できる効果

鼻うがいは、風邪やインフルエンザ対策としてだけではなく、様々な効果が期待できるので、手洗いや通常のうがいと同様、日常生活に取り入れたい方法です。
ここでは、鼻うがいで期待できる効果について具体的に説明していきます。
風邪・インフルエンザなどの感染予防になる
鼻呼吸は本来、鼻毛や鼻腔粘膜がフィルターの役割を果たし、埃やウイルス、花粉などの異物が体内へ侵入するのを防いでくれます。
しかし、鼻づまり症状があって口呼吸になると、ウイルスや細菌が鼻のフィルターを通らずに、口から直接喉や肺に入ってしまうため、風邪やインフルエンザの原因になるのです。
鼻うがいをすると、風邪やインフルエンザの原因になるウイルスや細菌などの感染経路である鼻粘膜や上咽頭部を洗い流し、鼻本来の機能を取り戻せるほか、鼻づまりを解消して鼻呼吸ができるようになるので、風邪やインフルエンザ予防になります。
花粉・アレルギー対策になる
鼻うがいとは花粉症などのアレルギー性鼻炎に対しても有効です。
鼻毛や鼻粘膜にアレルギー物質が付着した鼻腔をしっかり洗うことで、花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因となるものを除去します。
自律神経の乱れの改善
その結果、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を緩和する効果が期待できます。
自律神経系は上咽頭の近くにあるため、上咽頭の炎症が自律神経系の乱れを引き起こすとも言われています。
自律神経が乱れると、頭痛や眼痛、肩こりなどの身体的な症状のほかに、倦怠感や不眠、疲労感、多汗などの全身症状、イライラや不安・抑うつ気分などの精神症状が現れる恐れがあるのです。
そこで、鼻うがいを行うと、上咽頭を直接洗浄することで炎症を抑え、自律神経の乱れを改善する効果が期待できます。
副鼻腔炎の症状を緩和できる
副鼻腔炎(蓄膿症)は、顔や頭の骨の中にある副鼻腔という場所に炎症や膿が発生する病気で、鼻水や鼻づまり、頭痛や発熱などといった症状が出る場合があります。
副鼻腔炎の主な原因はアレルギーや細菌感染で、鼻うがいで副鼻腔を直接洗い流すことで予防につながります。
また、副鼻腔炎による頭痛や目の奥の痛みなどの症状を和らげるのにも、鼻うがいが有効です。
鼻の不快感の軽減
鼻うがいによって鼻の中の粘膜に潤いを与えることで、乾燥からくるムズムズとした不快感を軽減できる可能性があります。
また、鼻をかんでも出てこない粘り気のある鼻水も、鼻うがいによって洗い流せ、すっきりするでしょう。
鼻うがいのデメリットや注意点

鼻うがいは様々な効果が期待できる一方で、使い方によっては危険が生じるため、十分注意しなければなりません。
ここでは、鼻うがいをすることのデメリットや使用する際の注意点について解説していきます。
鼻うがいをしすぎると鼻の粘膜が傷つく
鼻の中の汚れを綺麗にしようと、1日に何度も鼻うがいをする方もいますが、鼻うがいのしすぎは逆効果となります。
鼻うがいをしすぎると鼻の粘膜を傷付けてしまったり、フィルター効果の役割がある粘膜の必要な粘液まで洗い流してしまったりする恐れがあるのです。
1日に何度も鼻うがいをした結果、症状の悪化や痛みに繋がるため、多くても1日3回程度に留めておくと良いでしょう。
洗浄液には生理食塩水を使う
鼻に水が入るとツーンとした痛みがあるのは、水と鼻水の浸透圧が異なるからで、水道水をそのまま鼻に注入すると、しみたり鼻の粘膜をつけたりするなどのリスクがあります。
人間の体液は塩分濃度が0.9%であるため、生理食塩水を使用し、体液に近い濃度にすることで浸透圧を体液と等しくすれば、これらのリスクを減らすことができるのです。
また、水道水には菌が潜んでいる可能性もあるため、洗浄液は水道水ではなく、生理食塩水を使いましょう。
正しいやり方をしないと中耳炎になる恐れがある
間違った方法で鼻うがいを行うと、中耳炎になるリスクがあります。
特に、以下の行動は中耳炎になるリスクが高くなるので絶対に行わないようにしましょう。
- 鼻うがいの際に大きく上を向く
- 唾液や洗浄液を飲み込む
- 鼻腔の中に水分が残っている
鼻腔内に残った洗浄液は、顔を傾けて流し出し、その後やさしく鼻をかんで、鼻の中に洗浄液が残らないようにしてください。
洗浄液を勢いよく押し出さないようにする
鼻うがいをする際に洗浄液が入った容器を強く押し出すと、鼻の穴に勢いよく注入されてしまいます。
その結果、洗浄液が耳に流れ込んだり、鼻の粘膜を傷付けたりする危険性があるのです。
そのため、洗浄液を鼻からゆっくりと注入していきましょう。
子どもの使用には注意する
小さなお子さんの場合、鼻うがいが上手くできない場合もあるため、保護者の指導のうえ注意して行ってください。
子どもは大人と違い、鼻に水が入ると痛いという先入観がない場合もあり、強く容器を押し込んで勢いよく水を流してしまうケースもあるので、最初は保護者が補助してあげるのが望ましいです。
お子さんの場合は市販の器具を使用する方がやりやすいですが、市販されている製品の中には年齢制限を設けているケースもあるため、安全に使用するためにも必ず使用年齢を守りましょう。
誤嚥しやすい方は鼻うがいを控える
誤嚥しやすい方は、鼻うがいをした際に洗浄液が気管支や肺に入ってしまう可能性があります。
そのため、鼻うがい自体を控えるのが適切です。
特に、高齢の方やお子さんは十分注意しましょう。
鼻づまりが酷い方や中耳炎の方は使用を控える
鼻づまりが酷い場合や喉に炎症がある場合、中耳炎の疑いがある方は鼻うがいを控えるのが望ましいです。
洗浄液が肺や気管支に入ってしまったり、症状が悪化してしまったりする可能性があります。
鼻うがいならnicojaの「ハナオート」がおすすめ

鼻の不快感や鼻炎、鼻づまり、花粉症などに悩んでいる方は、nicojaの電動式鼻うがい器を利用するのがおすすめです。
nicojaは、家電製品や医療機器などをはじめ、幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までOEM、ODM製品を提供してきた日光精器株式会社が手がけるブランドです。
ここでは、nicojaの鼻うがいに最適な製品「電動鼻用洗浄器 ハナオート」について紹介していきます。
nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」は2種類
nicojaが提供する電動鼻用洗浄器は以下の2つがあります。
- 電動鼻用洗浄器 ハナオート
- 電動鼻用洗浄器 ハナオートDX
それぞれの違いは、タンクの容量とノズルの長さにあります。
詳しく説明しますので、比較してみてください。
電動鼻用洗浄器 ハナオート

初めての方でも簡単に鼻うがいができるのが、nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」です。
スイッチを押すだけで片手で簡単に洗浄できるため、高齢の方やお子さんでも使用しやすいです。
【ハナオートの基本情報】
メーカー | 日光精器株式会社 |
生産国 | 日本 |
タンク容量 | 190ml |
サイズ | 高さ152mm×幅43mm×奥行107mm(ノズル取り外し時) |
質量 | 220g(電池を除く) |
防水型 | 日常生活防水(防雨型)IPX3相当 |
付属品 | 計量スプーン、ノズルセット、お試し用洗浄剤(ソルトミント)10包 |
ソルトミント成分 | 塩化ナトリウム、メントール、ペパーミント |
医療機器区分 | 一般医療機器 |
電動鼻用洗浄器 ハナオートDX

ハナオートが190mlの容量であるのに対し、ハナオートDXでは380mlの大型タンクになっています。
片鼻でタンクの水を使い切ってしまう方や、副鼻腔までしっかり洗いたいという方は、大容量タイプのDXを選ぶと良いでしょう。
また、DXは手元が自由に動かせる50cmのロングノズル仕様となっており、使用中の腕の負担を軽減します。
【ハナオートDXの基本情報】
メーカー | 日光精器株式会社 |
生産国 | 日本 |
タンク容量 | 380ml |
サイズ | 高さ152mmx幅64mmx奥行130mm(ノズル取り外し時) |
質量 | 260g(電池除く)※ロングノズル取り付け |
防水型 | 日常生活防水(防雨型)IPX3相当 |
付属品 | 計量スプーン、ノズルセット、お試し用洗浄剤(ソルトミント)10包 |
ソルトミント成分 | 塩化ナトリウム、メントール、ペパーミント |
医療機器区分 | 一般医療機器 |
ハナオートの特徴
鼻うがいなら、電動の水流で、鼻の奥までしっかり洗浄する「ハナオート」がおすすめです。
ハナオートの使用方法は以下の通りです。
- 付属スプーン1杯分の食塩と、人肌程度のぬるま湯をタンクに入れる
- ノズル先端を軽く鼻に当てる
- 「エエエエエ」と発声しながら「入・切」ボタンを押して鼻洗浄をスタートする
- 「切」ボタンを押すと運転停止
ここでは、nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」と「電動鼻用洗浄器 ハナオートDX」の特徴を詳しく説明していきます。
洗いづらい鼻腔を洗浄
一般的なうがいでは、口腔や中咽頭を洗い流しますが、鼻腔や上咽頭までは洗えません。
しかし、ハナオートは電動の水流で、洗いづらい鼻腔までしっかり洗浄します。
風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎の原因となるウイルスや花粉、ハウスダストを洗い流すため、予防に効果的です。
電動式で楽に鼻洗浄ができる
風邪・花粉対策で鼻うがいを楽にしたい方は、電動式のハナオートがおすすめです。
タンクに付属スプーン1杯分の食塩と40℃未満のぬるま湯を入れ、ノズルを片方の鼻に入れてスイッチを入れるだけで洗浄が行われ、3分程度で両方の鼻の穴をすっきりと洗浄できます。
また、電動による安定した水流で洗浄するハナオートは、一定の水圧でやさしく洗うため、鼻の奥を通っても痛みなく行える点もメリットです。
選べる3段階の水圧
ハナオートの水圧は、「弱」「中」「強」の三段階調節が可能であるため、自分に合った強さを設定できます。
鼻うがいが初めての方や高齢の方、お子さんは弱い水圧で、慣れてきた方は中くらいの水圧で洗浄するのがおすすめです。
また、開始から1分後に自動で止まるタイマー付きなので、洗い過ぎる心配もありません。
DXなら大容量でたっぷり使える
ハナオートDXは380mlの大容量のタンクでたっぷり使えるため、花粉の多い日に利用したい方や、副鼻腔までしっかり洗いたいという方にもおすすめです。
また、手元が自由に動かせる50cmのロングノズルで、タンクを置いてノズルの位置を自由に動かせるので、使いやすいというメリットもあります。
本体直結のショートノズルも付属しているため、好みで変更可能です。
安心して使える日本製の医療機器
ハナオートを製造したのは、これまで幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までを手掛けてきた医療機器製造メーカーです。
高い技術力を駆使してハナオートが作られており、製品は一般医療機器としても認証されています。
また、繊細な鼻をケアをする衛生品だからこそ、安心して使用できる日本製にこだわって開発している点も強みです。
鼻うがいで風邪やインフルエンザ対策をしよう

鼻には本来、空気を加温・加湿する機能や、細菌が侵入しないようにするフィルター機能が備わっており、鼻呼吸をすれば口や喉の乾燥も防げるため、風邪予防になるのです。
そのため、鼻づまり症状がある場合は、鼻うがいを行って、鼻本来の機能を取り戻しましょう。
また、鼻うがいには、nicojaの電動鼻用洗浄器 「ハナオート」がおすすめです。
今回ご紹介した製品以外にも様々な製品がありますので、ぜひ公式オンラインショップをご覧ください。