バイクの圧縮低下を復活させる方法はある?症状・原因・対策を完全解説!

- 中古で手に入れたバイク、エンジンがかかりにくい…
- 加速が鈍いし、思ったより燃費が悪いな
- 「圧縮が下がってる」と言われたけど、よく分からない。直せるのかな
長期間放置されていたバイクは、エンジンの圧縮低下が起こりやすく、始動不良やパワー不足の原因となります。バイクに詳しくないと見逃しがちなこの問題は、放置するとさらに深刻なトラブルを引き起こすことも。
この記事では、バイクの圧縮低下が引き起こす症状や原因を詳しく解説し、DIYでの対策方法や修理費用についても触れています。
結論から言うと、根本解決にはエンジンのオーバーホールが必要ですが、圧縮回復添加剤を使うことで復活させられるケースもあります。
バイク本来の性能を取り戻すために、ぜひ最後まで読んでみてください。
バイクの圧縮低下が引き起こす主な症状

エンジンの圧縮が低下すると、様々な不具合が生じます。ここでは、代表的な症状として以下の5つをご紹介します。
- エンジンの始動困難
- 加速力の低下
- 燃費の悪化
- アイドリングの不安定
- 排気音の変化
圧縮率とは?
圧縮率とは、ピストンがシリンダー内で空気と燃料の混合気を圧縮する割合のこと。ピストンが上死点に達した時のシリンダー内の圧力を表しており、この数値によって、エンジンがどれだけ効率よく混合気を圧縮できるかが分かります。
圧縮率が適切であればエンジンは効率よく動作し、パワフルな走りを実現します。圧縮率が低下すると燃焼効率が悪化し、さまざまな症状が現れます。
圧縮率はエンジンの種類や排気量によって異なりますが、一般的な正常値は8~12kg/cm²程度。エンジンの健康状態を保つためには、圧縮率を適切に保つことが不可欠です。
症状1.エンジンの始動が困難になる
エンジン内部の圧力が不足すると、混合気の圧縮が不十分となり、爆発力が弱まります。その結果、エンジンがかかりにくくなる、または全くかからなくなることがあります。
特に影響が出やすいのは、エンジンが冷えた状態での冷間始動時。「以前は1回のキックでエンジンがかかっていたのに、最近は何度もキックしないとかからなくなった」とった場合は、圧縮低下が原因かもしれません。
エンジンの始動が困難になる原因はいろいろ考えられますが、圧縮低下も主要な原因の一つです。疑ってみる価値はあるでしょう。
症状2.加速力が低下する
圧縮低下が引き起こすもう一つの症状は、加速力の低下です。エンジンの圧縮が不足すると、燃焼効率が下がり、エンジンが必要なパワーを発揮できなくなります。そのため、スロットルを開けても思ったように加速しない、坂道でエンジンが苦しそうに感じるといった現象が起こるのです。
加速力の低下はライダーにとって大きなストレス。スムーズな加速が得られないと、安全な走行にも支障をきたす可能性があります。早めに原因を究明し、適切な対策を講じるべきでしょう。
症状3.燃費が悪化する
圧縮低下は、エンジンの燃焼効率を低下させます。燃焼効率が悪くなると、同じ量の燃料でも十分なパワーが得られなくなり、結果として燃費が悪化します。今までと同じように走っているのにガソリンの減りが早いと感じたら、圧縮低下の可能性を疑ってみましょう。
燃費の悪化は、ライダーの経済的な負担だけでなく、環境にも悪影響を及ぼします。
症状4.アイドリングが不安定になる
圧縮低下によりエンジンの回転が不安定になり、アイドリングがバラついたり、エンストしやすくなることがあります。信号待ちや渋滞時にエンジンが突然止まってしまったり、不規則な音を立てたりなどの症状が現れたら、圧縮低下の可能性があります。
アイドリングの不安定さを感じたら、まずはアイドリング回転数の調整を試してみるのも一つの方法です。調整しても改善されない場合は、根本的な原因究明に努めましょう。アイドリングの不安定さは、エンジンの不調を知らせる重要なサインです。
症状5.排気音が変化する
圧縮低下によって排気音が変化することがあります。正常な排気音と比べて、音が大きくなったり、異音が混ざったりすることがあります。これは、圧縮漏れによって排気ガスが正常に排出されず、排気系に負担がかかっていることが原因。
具体的には、以下のような変化が現れることがあります。
- 排気音が以前よりボソボソした感じになる
- 高回転時に「ガラガラ」という異音が混じる
- アイドリング時に不規則な音が聞こえる
- 全体的に排気音が痩せた感じになる
排気音の変化は、エンジン内部の状態を知るための重要な手がかりとなります。いつもと違う排気音に気づいたら、早めに点検を行いましょう。
圧縮低下の原因は主に3つ

圧縮低下の原因はいくつかありますが、ここでは以下の3つの代表的な原因について解説します。
- シリンダーの摩耗
- バルブの不具合
- カーボンの蓄積
1.シリンダーの摩耗
シリンダーの摩耗は、バイクの圧縮低下の主な原因の一つです。シリンダーは、ピストンが上下運動する筒状の部品。エンジンが長期間使用されると、シリンダーの内壁が徐々に摩耗していきます。
シリンダーとピストンの間には本来わずかなクリアランスがあり、この隙間をピストンリングが埋めることで圧縮を維持しています。シリンダーが摩耗するとクリアランスが大きくなり、ピストンリングが隙間を埋めきれずに圧縮が低下するのです。
摩耗を進行させる要因には、以下のようなものがあります。
- 高温・高圧環境下での繰り返しの使用
- 不適切なオイル管理(質の悪いオイルの使用や交換間隔の延長)
- 異物の混入(ほこりや金属粉など)
- 過度の高回転運転
摩耗したシリンダーを修理するにはオーバーホールの上、シリンダーの内壁を研磨するか、新しいシリンダーに交換する必要があります。
2.バルブの不具合
エンジンの吸気バルブと排気バルブは、燃焼室への混合気の供給や、燃焼後のガスを排出する役割を担っています。バルブが正常に動作しないとシリンダー内の圧力が逃げてしまい、圧縮が低下します。
バルブの不具合には、主に以下のようなものがあります。
- バルブシートの摩耗
- バルブステムの曲がり
- バルブスプリングの劣化
- バルブクリアランスの不適切な調整
バルブの不具合は、エンジンの性能低下や異音、振動などの原因となります。
3.カーボンの蓄積
エンジン内部で燃焼が不完全な場合、カーボンが蓄積することがあります。このカーボンはシリンダーヘッドやバルブ、ピストンリングに付着し、圧縮低下の原因となります。特に、短距離走行や低回転での運転が多いと燃焼室内の温度が十分に上がらず、カーボンの蓄積が進行しやすくなります。
カーボンの蓄積を防ぐには、定期的に高回転でエンジンを運転することや、カーボン除去剤を使用することが有効です。エンジンオイルの質を保つこともカーボン蓄積の予防に繋がります。蓄積が進行してしまった場合には、専門のクリーナーやオーバーホールが必要となることもあります。
バイクの圧縮抜けを診断する方法

圧縮低下を疑う症状が出たら、まずは自分で簡単にできる圧縮抜けのチェックを行いましょう。
ここでは、自己診断の2つの方法を紹介します。
- エンジン音で判断する簡単なチェック方法
- 圧縮測定器を使用した診断手順
エンジン音で判断する簡単なチェック方法
バイクのエンジン音は、圧縮状態を判断するための一つの指標となります。エンジンが正常に圧縮されている場合、一定のリズムで低く安定した音を発します。しかし、圧縮が低下しているとエンジン音が不規則になったり、普段と異なる異音が聞こえることがあります。
加速時のエンジン音にも注目してみてください。圧縮抜けがある場合は加速時に力強さが感じられず、正常時と比べて痩せた音になることがあります。
この方法は、専門的な工具が不要で誰でも手軽に行えるため、初期段階での診断に非常に有効です。ただし、主観的で経験が必要な方法であり、音だけでは最終的な判断が難しいため、他の方法と組み合わせて診断することをおすすめします。
圧縮測定器を使用した診断手順
基本的に、圧縮を測定するには圧縮測定器(コンプレッションゲージ)を使用します。各シリンダーの圧縮圧力を数値で確認し、正常値と比較することで圧縮抜けの有無を判断します。
圧縮測定の具体的な手順は以下のとおりです。
- エンジンを暖機運転する
- スパークプラグを取り外す
- 圧縮測定器をプラグホールに取り付ける
- スロットルを全開にする
- エンジンを数回クランキングする
- 測定値を記録し、他のシリンダーでも同様に測定する
- 測定値を正常値や他のシリンダーと比較する
正常な圧縮圧力はバイクの機種やエンジンの種類によって異なりますが、一般的に10-12kg/cm²程度。各シリンダー間の差が15%以上ある場合や、メーカー指定の正常値を大きく下回る場合、圧縮抜けの可能性が高いと言えます。
バイクの圧縮を復活させるには

バイクの圧縮を復活させる方法はいくつかありますが、根本的な解決と一時的な対処法があります。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、適切な方法を選択してください。
根本解決にはオーバーホールしかない
圧縮低下の根本的な原因を解決するには、エンジンのオーバーホールが必要です。オーバーホールとは、エンジンを分解し、内部の各部品を点検・修理・交換する作業のこと。シリンダーやピストン、バルブなどが摩耗している場合、これらの部品を交換することで圧縮を回復させることができます。
オーバーホールは高額な修理費用がかかるため、バイクの状態や予算に応じて判断する必要があります。
オーバーホールでの交換箇所
オーバーホールでは、主に以下の部品が交換対象となります。
- ピストンとピストンリング: 摩耗や損傷が見られる場合は、これらを交換することでシリンダーとの密閉性が回復し、圧縮が向上します。
- シリンダー: シリンダー内壁が摩耗している場合は、ホーニング加工(内壁の再研磨)を行うか、必要に応じてシリンダー自体を交換します。
- バルブとバルブシート: バルブが正しく閉じない場合、圧縮漏れが発生します。バルブやバルブシートの摩耗が進んでいる場合は、これらを交換します。
オーバーホールは大規模な作業となるため、専門のバイクショップに依頼するのが一般的です。
圧力回復添加剤で復活するケース
圧力回復添加剤は、比較的軽度の圧縮低下に対して効果を発揮する簡易的な解決方法です。これらの製品は、エンジン内部の摩耗部分を化学的に修復し、一時的に圧縮を回復させる効果があります。
圧力回復添加剤が効果的なのは、以下のような場合です。
- 圧縮低下が軽度から中程度の場合
- エンジンの使用年数が比較的短い場合
- 定期的なメンテナンスを行っているが、軽微な圧縮低下が見られる場合
- オーバーホールまでの一時的な対策として使用する場合
圧縮回復添加剤の選び方と使用方法

圧縮回復添加剤には様々な種類があります。ここでは、代表的な3つの製品を紹介します。
種類と特徴
ワコーズ|EPS(エンジンパワーシールド)
オイル上がり、オイル下がりを抑制し、圧縮漏れを防止する効果が期待できます。
EPSの主な作用メカニズムは、ダイラタント流体ポリマーという特殊な素材を使用することで油膜を増加させ、エンジン内部の圧縮を回復させることです。また、膨潤剤の作用によってエンジン各部のオイルシールをわずかに膨らませ、劣化したシール能力を回復させてオイル漏れを防止する効果もあります。
ニューテック|NC-202 コンプブースト
エンジンの圧縮圧力を速効で回復させる添加剤です。シリンダー金属面とピストン・ピストンリングの摺動面をコーティングし、磨耗や傷みを修復する効果があります。
NC-202の主な特徴と効果は以下のとおり。
- 即効性:施工後わずか30分のアイドリングで、シリンダーの磨耗を修復し、圧縮圧力を回復させます。
- エンジン性能の回復:出力回復、静粛性の向上、排出ガスの浄化、ブローバイガスの低減などの効果があります。
- 持続効果:オイル交換後も約2万km程度効果が持続します。
- 気筒間誤差の低減:圧縮圧力の気筒間誤差を極小に保ち、適正基準値まで回復させます。
NC-202は専門店での施工が推奨されていますが、自己責任で施工する場合は、エンジン暖機後にスパークプラグを取り外し、各気筒に直接注入する方法で使用します。
同社のさらに強力な製品にNC-900がありますが、こちらは店頭施工専用品のため、個人での使用はあまりおすすめしません。
スーパーゾイル
エンジンの圧縮回復と性能向上に対する有効性で広く知られている添加剤。
金属摩擦面に化合物を形成することで摩擦抵抗を低減し、エンジンの圧縮圧力を回復させる働きがあります。ピストンリングとシリンダーの当たりを均一にすることでオイル上がりを改善します。また、優れた酸化防止効果とフリクションの低減、圧縮の回復により、理想的な燃焼環境を作り出します。
軽度の圧縮低下ならスーパーゾイルの添加で回復が期待できますが、摩耗した部分を元に戻すことはできないため、深刻なエンジンの問題には対応できません。
向いているバイク
圧縮回復添加剤は、軽度の圧縮低下が見られるバイクや、古いバイクに向いています。
以下のようなバイクなら、効果が期待できるでしょう。
- 使用年数が比較的長いバイク: 長年使用しているバイクは、エンジン内部の摩耗が進んでいる可能性が高く、圧縮回復添加剤の効果が顕著に現れやすいです。
- 定期的なメンテナンスを行っているが軽度の圧縮低下が見られるバイク: 適切なメンテナンスを行っていても、使用による自然な摩耗は避けられません。このような状態のバイクでは、圧縮回復添加剤が効果的に働く可能性が高いです。
- 高回転型エンジンのバイク: スポーツバイクなどの高回転型エンジンは、ピストンリングやシリンダー壁面の摩耗が比較的早く進行します。これらのバイクでは、圧縮回復添加剤の効果が顕著に現れることがあります。
- 長距離走行を主とするバイク: ツーリングバイクなど、長距離走行を頻繁に行うバイクは、エンジンへの負荷が大きく、圧縮低下が起こりやすいです。このようなバイクでは、圧縮回復添加剤が効果を発揮しやすいです。
注意点と限界
圧縮回復添加剤は、あくまで一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。また、使用量や使用方法を間違えるとエンジンに悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。また、バルブ周りの不良による圧縮低下には効果が期待できません。
圧縮復活にかかる費用と時間の目安

圧縮復活にかかる費用と時間は、作業内容によって大きく異なります。ここでは、DIYとプロへの依頼、それぞれの費用と時間の目安を紹介します。
DIY作業にかかる平均的な費用
圧縮回復をDIYで行う場合、必要なツールと添加剤の費用が主なコストになります。圧縮測定器は5,000〜1万円程度、圧縮回復添加剤は3,000〜5,000円程度が相場です。これらのツールや材料を揃えれば、比較的安価に圧縮回復作業を行うことができます。
ただし、DIYの場合は正確な測定や添加剤の適切な使用が求められるため、ある程度の知識と経験が必要です。また、工具の使用に慣れていない場合、作業時間がかかることも考慮するべきでしょう。
ショップに依頼した場合の修理費用の相場
バイクショップに圧縮回復を依頼する場合、費用は作業内容に応じて異なります。圧縮測定のみの場合は5,000〜1万円程度、圧縮回復作業を含む場合は3万〜5万円程度が相場でしょう。オーバーホールを含む場合はさらに高額になり、10万円以上かかることもあります。
プロに依頼することで、正確かつ安心して作業を任せることができる反面、費用が高くなる点を考慮する必要があります。
作業時間の目安
DIYでの圧縮回復作業は、準備から実施まで数時間程度で完了することが一般的です。圧縮測定や添加剤の投入は、慣れている場合は1〜2時間で終わるでしょう。しかし、初めての作業や詳細な点検を行う場合は、半日以上かかることもあります。
一方、プロに依頼した場合は、通常1日から数日で作業が完了します。オーバーホールが必要な場合は、バイクの状態や部品の取り寄せ状況によっては、1週間以上かかることもあります。
圧縮低下トラブルを回避する方法

圧縮低下は、日頃のメンテナンスで予防することができます。ここでは、圧縮低下トラブルを回避するための5つの方法を紹介します。
定期的なエンジンオイル交換
エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑と冷却、そして摩耗の防止に重要な役割を果たします。定期的なエンジンオイル交換を行うことで、シリンダーやピストンリングの摩耗を防ぎ、圧縮を安定させることができます。交換頻度は使用状況にもよりますが、通常は3,000〜5,000kmごとが推奨されています。
スパークプラグの定期交換
スパークプラグは、燃焼室での点火を担う重要な部品です。プラグの電極が摩耗したり汚れが付着すると、点火不良を引き起こし、燃焼効率が低下します。結果として圧縮の低下にもつながるため、スパークプラグの定期交換が重要です。一般的には、5,000〜10,000kmごとに交換するのが理想的です。
バルブとシリンダーの定期点検
バルブとシリンダーは、エンジン内部で圧縮を保持するために重要な役割を果たします。これらの部品が摩耗したり、適切に機能していない場合、圧縮が低下します。定期的な点検と必要に応じた調整や修理を行うことで、圧縮低下を未然に防ぐことができます。
適度に高回転を使用する
エンジンを高回転で回すことは、燃焼室内のカーボン堆積を防ぐ効果があります。カーボンが堆積すると、バルブやシリンダーに悪影響を与え、圧縮低下の原因となります。高速道路などでは、適宜エンジンを高回転まで回すと良いでしょう。ただし、法定速度には注意してください。
エンジンコンディショナーの使用
エンジンコンディショナーは、燃焼室内のカーボンを除去し、エンジン内部を清潔に保つための添加剤です。定期的に使用することで、カーボンの蓄積を防ぎ、圧縮を安定させることができます。エンジンコンディショナーはオイル交換時に併用すると効果的です。
まとめ

圧縮低下は、エンジン性能の低下や燃費の悪化など、さまざまなトラブルを引き起こします。
定期的なオイル交換やスパークプラグの交換、バルブやシリンダーの点検を行うことで、圧縮を安定させ、バイクの性能を長期間維持することが可能です。また、圧縮回復添加剤の使用や、必要に応じてオーバーホールを行うことで、バイクの寿命をさらに延ばすことができます。
最高の状態で走り続けるために、今すぐ適切なメンテナンスを始めましょう。この記事が、あなたのバイクライフをサポートする一助となれば幸いです。
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