【電気治療器と低周波治療器は違う?】整骨院の電気治療と家庭用低周波治療器の違いを解説します

肩こりや腰痛に悩んでいる人の中には、「電気治療器」や「低周波治療器」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

今回は電気治療器と低周波治療器の違いから、電気治療の種類と効果、整骨院などの電気治療と家庭用低周波治療器の違いについて解説します。

最後にはおすすめの製品もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

「肩凝りや腰痛に悩んでいる」「整骨院に通っているが、家庭用でも効果があるか知りたい」という方の参考になれば幸いです。

電気治療器と低周波治療器の違い

電気治療器は、電気の刺激を利用して治療を行う装置全般を意味しており、その中の一つの種類としてあるのが低周波治療器です。電気治療を行う装置は、周波数によって分類されたさまざまな種類があり、目的や効果にも違いがあります。

電気治療器は接骨院などで多く導入されていますが、家庭用として販売されているものも数多くあり、その最も一般的なものが低周波治療器と言えます。

接骨院などで導入されている電気治療の種類

電気治療には、以下のような種類があります。

  • TENS(経皮的電気刺激療法)
  • 干渉電流刺激療法
  • 高電圧刺激療法
  • NMES(神経筋電気刺激法)
  • 微弱電流療法(マイクロカレント療法)

TENS(経皮的刺激療法)

皮膚を通して電気刺激を与えることで、神経や筋肉に働きかける治療法です。一般的に低周波治療はTENSに分類されます。

主な目的:痛みの緩和、血行促進、リラクゼーション

使用例:慢性的な腰痛や肩こり、筋肉痛、関節痛、神経痛など

メリット:副作用がほぼ無い、家庭用機器も販売されているので自宅で手軽に行える、鎮痛剤などを用いなくても、痛みを緩和することができるなど

低周波治療器とEMSの違い

低周波治療器と混同されるものに「EMS」があります。EMSとは、Electric(電気)、Muscle(筋肉)、Stimulation(刺激)の略であり、低周波治療器同様に、電気の刺激によって筋肉を強制的に動かす機器を指します。

そして低周波治療機器とEMSの違いは「医療認可を所得しているか否か」です。つまり、EMSの中で医療認可をされているものが「低周波治療器」と呼ばれるようになります。

医療認可を取得することで、以下のような違いも出てきます。

低周波治療器EMS
保険適用ありなし
施設接骨院や整形外科などの、保険診療を行っている施設整体やエステ、ジムなど
使用目的治療筋トレや痩身など

干渉電流刺激療法

中周波が用いられた電気治療であり、低周波と比較して、より深層部に働きかける治療法です。

主な治療目的:痛みの緩和、血行促進、リラクゼーション

使用例:五十肩などの慢性的な肩こりや腰痛、筋肉痛、関節痛、神経痛など

メリット:低周波のメリットに加え、さらに深層部に刺激を与えることができる

高電圧刺激法

いわゆる高周波治療であり、中周波よりも深い部分へ刺激を与える治療法です。高周波と聞くと痛いイメージを持つかもしれませんが、高い電圧を瞬間的に与えることを繰り返すため、痛みは少ない傾向にあります。

主な治療目的:痛みの緩和、創傷治療、むくみ改善

使用例:ぎっくり腰などの急性的な腰痛や肩こり、筋肉痛、関節痛、神経痛、むくみなど

メリット:中周波よりも、さらに深い部分へ刺激を与えることができる

NMES(神経筋電気刺激法)

筋肉や神経に電気刺激を与えることで筋肉を収縮させ、筋肉を強化するための治療法です。こちらも家庭用として販売されている製品があります。

主な治療目的:筋委縮の予防、筋肉の強化

使用例:リハビリテーション、スポーツ、中枢神経麻痺など

メリット:怪我や術後などのトレーニングが難しい状況でも使用できる、効率的に筋肉を強化することができるなど

微弱電流療法(マイクロカレント療法)

筋肉の損傷部位に上から電気を流すことで、細胞レベルで組織の修復を促進する治療法です。医療現場以外にも、プロアスリートのコンディショニングとしても採用されています。こちらも家庭用に販売されている製品があります。

主な治療目的:組織の修復

使用例:怪我の早期修復、筋肉のコンディショニングなど

メリット:電流の痛みがほぼ無い、筋肉の損傷をカバーし、痛みを軽減するなど

整骨院の電気治療と家庭用低周波治療器の違い

整骨院などで行われる電気治療と、家庭用低周波治療器には、以下のポイントに違いが表れます。

  • 治療目的
  • 周波数
  • 専門性

治療目的

整骨院などでは主に強い痛みの緩和やリハビリを目的とし、より筋肉の深層部に届くような中周波や高周波の電気治療器を使用することが多いと言えます。

家庭用低周波治療器の場合は、比較的軽度な痛みの緩和を目的としているため、違和感のある程度の肩こりや腰痛の緩和に効果的です。

周波数

整骨院などでの電気治療には中周波や高周波といった、より深い部分にアプローチするための比較的電圧が強い電気治療器が用いられます。

家庭用低周波治療器の場合は、一般的に低周波から中周波が用いられています。

専門性

整骨院などの場合は、比較的高い周波数を用いるため危険も伴い、専門知識がなければ使用することができません。それぞれの症状に合わせて、専門家が効果的かつ安全に電気治療を行ってくれます。

家庭用の低周波治療器の場合、周波数は低いものの、安全性が考慮されているため、専門知識がなくても、誰でも安全に使用することができます。

家庭用の低周波治療器が向いている人

家庭用の低周波治療器は、以下のような人に向いています。

  • 比較的軽度の痛みを緩和したい
  • 自宅で手軽に電気治療をしたい
  • 仕事先や旅行先でも電気治療をしたい
  • コスパ良く電気治療をしたい

比較的軽度の痛みを緩和したい

重度の痛みを感じている人は整骨院などの施設の受診をおすすめしますが、比較的軽度の肩こりや腰痛だと感じている場合には、家庭用の低周波治療器でも効果が期待できます。

また、血行促進などのマッサージ効果もありますので、1日の足の疲れの緩和など、リラクゼーション効果が欲しいという人にもおすすめです。

自宅で手軽に電気治療をしたい

整骨院などに通う場合、どうしても通う時間が限られてしまいます。希望する時間に予約が取れなかったり、空き時間に合わせる必要も出てくるでしょう。

家庭用の低周波治療器であれば、好きな時間に自宅で手軽に使用できることが一つの大きなメリットです。

仕事先や旅行先でも電気治療をしたい

整骨院などと併用し、外出先でも電気治療をしたいという人にも、家庭用の低周波治療器はピッタリです。

製品によってはコードレスのものや、スマホと連携できるものもありますので、持ち運びを想定している場合は、そのような製品を選ぶと利便性が良いでしょう。

コスパ良く電気治療をしたい

整骨院などの保険適用ができる施設の場合、一度にかかるコストは数百円~千円程度のことがほとんどですが、長期間通院することになった場合にコストがかさんでしまう傾向にあります。

家庭用低周波治療器の場合、購入時には数千円~物によっては数万円かかる場合がありますが、長い目で見ればコストパフォーマンスが高くなると言えます。特に家庭内に軽度の肩こりや腰痛の人が多いほど、整骨院などに通うよりもコストは下がります。

電気治療をオススメしない人

家庭用の低周波治療器を含め、以下のような人には電気治療をオススメしていません。

  • 心臓に疾患がある人
  • 体内に金属を埋め込んでいる人
  • 妊娠中の人
  • 皮膚に傷やタトゥーがある人

それぞれ具体的にご説明していきます。

心臓に疾患がある人

心臓に疾患がある方は、心拍に影響を及ぼしたり、ピースメーカーに異常をきたす場合があるため、おすすめしていません。電気治療を受けたい場合は、主治医に相談するようにしてください。

体内に金属を埋め込んでいる人

人工関節など、チタンやステンレス鋼といった金属を体内に埋め込んでいる人も、電気治療には注意が必要です。インプラントも金属に分類されますが、患部が遠い場合には問題がない場合もありますので、施術者に相談するようにしてください。

妊娠中の人

子宮の収縮を引き起こし、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中の人にも電気治療はおすすめしていません。どうしても受けたい場合には、産婦人科の担当医に相談するようにしてください。

皮膚に傷やタトゥーがある人

皮膚に傷がある場合には、電気の刺激によって傷を悪化させてしまう可能性があります。タトゥーが入っている場合には、発熱や火傷につながる可能性があるため、おすすめしていません。

低周波治療器なら「nicoja」のスマート低周波がおすすめ

引用:nicoja公式オンラインショップ

低周波治療器を検討している場合には、nicojaの「スマート低周波」がおすすめです。

nicojaは家電製品や医療機器などをはじめ、幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までOEM、ODM製品を提供してきた実績のある日光精器株式会社が手がけるブランドです。

nicojaの低周波治療器である「スマート低周波」がおすすめな理由は以下の通りです。

  • 深部の筋肉まで届く「オリジナル周波」
  • スマートフォンで操作が可能
  • 4つのモードを搭載
  • 15段階の強さ調整
  • 持ち運びに便利なマカロンサイズ

それぞれ詳しく解説します。

深部まで届く「オリジナル周波」

引用:nicoja公式オンラインショップ

今まで大型器でしか作れなかった技術を、小型器への搭載を実現したのがこちらの製品です。

深い部分の筋肉までしっかりほぐすことが出来るオリジナル周波を用いて、頑固な凝りもほぐしてくれます。また、低周波で感じやすい「ピリピリ」とした痛みが抑えられているのも嬉しいポイントです。

スマートフォンで操作が可能

引用:nicoja公式オンラインショップ

専用のアプリをダウンロードすれば、スマートフォン上で操作が可能です。一般的には本体とは別にリモコンが付いているケースも多くありますが、こちらは本体だけを持っていけば良いので、外出時にも手軽に持っていくことができます。

4つのモードを搭載

引用:nicoja公式オンラインショップ

肩や腰、足腕、入念といった4つのモードを搭載しており、部位や好みに合わせて使用することができます。アプリを使用すれば、全モードとも約15分で自動終了してくれるため、残りの分数を気にせず使えるので便利です。

15段階の強さ調整

引用:nicoja公式オンラインショップ

15段階の強さ調節が可能なので、好みや凝りの症状によって強さを細かく変えることが出来ます。「ピリピリした感覚が苦手」「強い刺激が怖い」という方にも非常におすすめです。

持ち運びに便利なマカロンサイズ

引用:nicoja公式オンラインショップ

本体は直径約44㎜のマカロンサイズなので場所も取らず、足が疲れやすい旅行などにも手軽に持って行くことが出来ます。専用ポーチも付いているので、入れ物を用意する必要や、カバンの中で絡まってしまうといった心配もありません。

筋肉疲労の解消なら「マイクロアクティヴ」もおすすめ

引用:nicoja公式オンラインショップ

nicojaのコンディショニング機器である「マイクロアクティヴ」は、プロアスリートも使用している、筋肉のアフターケア製品です。

微弱電流療法(マイクロカレント療法)を採用した電気治療器であり、損傷部位のケアをサポートしてくれるものであり、立命館大学との共同研究により開発されました。

一度に使用できる時間が決められている低周波治療器とは異なり、マイクロアクティヴは、あてれば充てる程に良いとされ、運動を行う方の電気治療にはピッタリです。

それぞれの違いを理解して、自分に合った電気治療を選ぼう

低周波治療器は電気治療器の種類の一つであり、一般的に販売されている電気治療器の中でもメジャーな装置です。電気治療器には周波数帯によって、さまざまな種類があり、その効果が異なります。

整骨院などで導入されている電気治療器は、比較的周波数が高く、専門家が症状に合わせて電気治療器の種類を選定し、施術を行ってくれます。家庭用低周波治療器は、安全が考慮されて設計されているため、周波数は低めではありますが、自宅で手軽に電気治療を行うことができます。

症状や求めているメリットなどによって、どちらがご自身に合っているかを判断していただくと良いでしょう。

家庭用低周波治療器を検討している場合には、nicojaのスマート低周波がおすすめですので、気になった方は公式オンラインショップをご覧ください。