ベビーモニターで「うつ伏せ検知」など赤ちゃんの安全を守る機能とは

24時間お世話が必要な赤ちゃんは、眠っている時間も安心とは言い切れません。
SIDS(乳児突然死症候群)という突然死の心配がありますので、お昼寝や夜の就寝時間も見守りができる環境だと安心です。
ベビーモニターがあれば、離れた場所にいても赤ちゃんの状態や、お部屋の環境をチェックできます。
ベビーモニターにはどのような機能があるのか、購入せずにレンタルするメリットなどについてまとめました。
ご家庭の間取りや子育ての環境、赤ちゃんの状態によって、どのようなベビーモニターが向いているのかを考えていきましょう。
ベビーモニターとは
ベビーモニターは、遠隔にいても赤ちゃんの状態を確認できる便利なアイテムです。
家事で目を離す時、別の部屋でお昼寝をさせる時など、ベビーモニターがあればママも安心して過ごせます。
ベビーモニターの具体的な使用シーンや、使うと便利な時期、いつまで使うべきか、をお伝えします。
- ベビーモニターの使用シーン
- ベビーモニターを使う時期
ベビーモニターの使用シーン
ベビーモニターはあると便利なベビーグッズであり、「ないと子育てできない」というものではありません。
以下のような家庭、シーンでよく使われているようです。
- ワンオペになる日が多い家庭
- 双子や年子など子どもが多い家庭
- 在宅で仕事をしながら子育てをしている
- 寝室が離れた場所にある
- ねんねトレーニングを始める赤ちゃんに
- 外出中のペットの見守りに
- 将来的にはお留守番の見守りに
ベビーモニターがあると赤ちゃんの見守りのフォローになりますので、ワンオペが日常的になっている家庭で、ママやパパのフォローをしてくれる存在になるでしょう。
子どもが多い、在宅でパソコンに向かう時間がある、
というような、赤ちゃんに付きっ切りになれない時でも、ベビーモニターがあると便利です。
就寝時やお昼寝の見守り、さらには外出時のペットの見守りにも活躍してくれます。
ベビーモニターを使う時期
ベビーモニターを使う時期は、新生児期~2歳頃までが多いです。
動きが活発になる年齢で使うというよりは、ねんねの時間が長い時期の赤ちゃんに使う家庭が多い傾向があります。
2歳までは就寝時の窒息死が多いのが、理由のひとつに挙げられます。
就寝時でも目を離せない赤ちゃんを見守るためのグッズとして、SIDS(乳児突然死症候群)の対策として、利用を検討する人が多いという背景があります。
長く使うものではありませんので、「本当に購入すべきなのか」と悩む人が多いベビーグッズであるといえるでしょう。
うつ伏せ寝とSIDS(乳児突然死症候群)
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、元気だった赤ちゃんが眠っている間に突然死してしまう病気です。
日本での発症頻度はおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生後2か月から6か月に多いとされています。
発症は年々減少傾向にありますが、平成27年には全国で96人の赤ちゃんがこの病気で亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第3位となっています。
千葉県|乳幼児突然死症候群(SIDS)について
事故や窒息ではなく原因不明とされていますが、3つの対策が推奨されています。
- うつ伏せでなく仰向けで寝かせる
- できるだけ母乳で育てる
- 喫煙しない
(参照:厚生労働省|11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です)
「うつ伏せ寝ではなく仰向けで寝かせる」というのが対策のひとつになります。
1日の中で就寝時間が長い赤ちゃんの安全を守るために、ベビーモニターを使用すると安心です。
ベビーモニターの機能
ベビーモニターは製品によって機能が異なりますので、どのような機能を選ぶのかを検討しておくといいでしょう。
主な機能は、以下のようなものがあります。
- モニターの種類
- 撮影・録画機能
- 動体検知機能
- 2Way音声機能
- 温度センサー機能
- 子守歌などの音声機能
- うつ伏せ検知機能
モニターの種類
ベビーモニターには、タブレットのように専用で使う「専用モニター」と、スマホで映像を確認する
「スマホモニター」があります。
外出時にも使用したいのであればスマホモニターが便利です。
しかしwi-fiなどのネット環境が必要になり、防犯面で不安を感じる方もいるようです。
さらにスマホモニターだと、スマホで他のアプリを使用したい時に不便さを感じるかもしれません。
専用モニターの方が専用の機能が充実している傾向がありますので、自宅の中だけで使用するのであれば専用モニターの方がいいでしょう。
ただしスマホモニターの方が安価な場合が多いので、
使いやすい方を選びましょう。
撮影・録画機能
ベビーモニターはリアルタイムの映像を写し出すだけでなく、撮影や録画ができるものがあります。
撮影や録画をして記録として残しておきたいのであれば、暗所でも鮮明に撮影できるタイプを選んでおくといいでしょう。
周囲が暗くなると、自動で夜間モードに切り替わるものもあります。
製品によって画素数に違いがありますので、鮮明な映像や画像にこだわりたい方は、購入前にチェックしておきましょう。
動体検知機能
ベビーモニターは赤ちゃんが動いた時に通知してくれる、動体検知機能がついているタイプがあります。
赤ちゃんが昼寝をしているタイミングで家事や在宅勤務で集中していると、赤ちゃんが目覚めてもすぐに気付かないかもしれません。
しかし動体検知機能がついていれば、通知がありますので安心して家事や仕事に取り組めます。
音検知といって、赤ちゃんが泣いたときにお知らせしてくれる機能もあります。
タイマー機能がついているものがありますので、授乳の間隔に活用すると生活のリズムが掴めます。
2Way音声機能
2Way音声機能とは、ママの声だけでなく、赤ちゃん側の声もママに届けられる機能です。
双方での音声のやり取りが可能になり、離れた場所からでも赤ちゃんにママの声が届きます。
家事をしていて手が離せないタイミングで泣き声が聞こえるとママは焦ってしまうかもしれませんが、声であやせると赤ちゃんも安心できます。
温度センサー機能
ベビーセンサーは、温度センサーやアラート機能がついたものがあります。
温度センサーがあればモニターで常に室温をチェックできますし、設定温度から外れるとアラートで知らせてくれる製品もあります。
画面表示だけだと気付けない場合もありますので、
アラートで知らせてくれるタイプが安心です。
子守歌などの音声機能
ベビーモニターは、赤ちゃんが快適に過ごせるよう音が出るタイプがあります。
さざ波の音や胎内音、心音、ホワイトノイズなどが選べ、子守歌も数曲入っている場合があります。
赤ちゃんのお気に入りの音が見つかれば、離れていてもご機嫌で過してくれるようになるかもしれません。
モニターから操作できるだけでなく、赤ちゃんの動きを感知したら自動で音が流れる設定にできる製品もあります。
うつ伏せ検知機能
うつ伏せ寝が好きな赤ちゃんもいますが、SIDS(乳児突然死症候群)の危険がありますので、できるだけ仰向けで寝かせるようにしたいものです。
寝かせた時には仰向けだったのに、寝返りしてしまってうつ伏せになってしまう場合があります。
寝返りアラートやうつ伏せ通知で知らせてくれるベビーモニターがありますので、うつ伏せ寝が気になる場合は、うつ伏せ検知機能がついている製品を選ぶと安心です。
ベビーモニターはレンタルがおすすめ
多くの機能が搭載されたベビーモニターですが、
「そんなに長くは使わない」「乳児期だけでいい」と感じている方もいるでしょう。
ベビーモニターはレンタルができますので、購入ではなくレンタルを検討してみましょう。
- ベビーモニターをレンタルするメリット
- ベビーモニターをレンタルするデメリット
ベビーモニターをレンタルするメリット
ベビーモニターをレンタルにするメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 自宅の設置環境に合うか試せる
- 自宅の通信環境に合うか試せる
- 合わなければ返却・交換できる
- 期間限定で使用できる
- 購入するより安価
自宅の環境によって、「ベビーモニターの置き場所が安定しない」「電波が入りづらい」といった不具合があったとしても、レンタルであれば気軽に返却や製品の交換ができます。
「SIDS(乳児突然死症候群)のリスクが高い冬場だけ」「新生児期だけ」といった使い方もできますので、無駄なく安心な環境を整えられます。
ベビーモニターをレンタルするデメリット
一方、ベビーモニターをレンタルにするメリットは、
以下のようなものが挙げられます。
- お目当ての製品がない場合がある
- 新品ではない
- 弁償の不安がある
「絶対にこのベビーモニターがいい」というお目当ての製品が決まっている場合は、レンタルショップに取り扱いがないとレンタルできません。
他の人が使ったものになりますので、「使用感が気になる」という方には不向きであるといえるでしょう。
返却しなければいけませんので弁償のリスクがありますが、保証制度などを上手く活用すればそこまで気にならないでしょう。
べビレンタでレンタルできるベビーモニター
ベビーグッズのレンタル商品を多く取り扱うべビレンタで、レンタルできるベビーモニターをご紹介します。
- ベビーモニター KX-HC705-W パナソニック
- ワイヤレスベビーカメラ BM-DW01 ベビーモニター トリビュート
- スマ@ホーム ネットワークカメラ KX-HBC200-W ベビーモニター パナソニック
ベビーモニター KX-HC705-W パナソニック
専用モニターで赤ちゃんを見守るタイプのベビーモニターです。
明るさセンサー/音センサー/温度センサーが搭載されていて、眠っている暗い部屋でも見やすいのが特徴です。
2Way音声機能で、双方からの声が聞こえます。
胎内音、心音、ホワイトノイズ、波の音、雨音の5種類のおやすみ音と子守歌が搭載されており、赤ちゃんが泣いたら自動で音を流すという設定にもできます。
カラー | ホワイト |
3日間レンタル料金 | 5,680円 |
30日間レンタル料金 | 6,780円 |
360日間レンタル料金 | 20,980円 |
ワイヤレスベビーカメラ BM-DW01 ベビーモニター トリビュート
スマホでも専用モニターでも好みで使える、デュアルモードのベビーモニターです。
外出先のパパがスマホでモニターを見るという使い方ができますし、ママがちょっと買い物に行くタイミングでパパと赤ちゃんのお留守番を見守るという使い方もできます。
画像や動画をスマホに保存したい方にも向いていて、
おじいちゃん、おばあちゃんと共有する方もいます。
wi-fi環境が必要になりますので、購入を考えているという方もまずはレンタルでお試しして、通信環境に問題がないか確認しておくのがおすすめです。
カラー | ノーマル |
3日間レンタル料金 | 4,480円 |
30日間レンタル料金 | 5,079円 |
360日間レンタル料金 | 13,280円 |
スマ@ホーム ネットワークカメラ KX-HBC200-W ベビーモニター パナソニック
無料アプリをダウンロードして、スマホモニターで赤ちゃんを見守るベビーモニターです。
動作、音、温度といったお部屋の変化を察知すると、
スマホに通知がくるようになっています。
200万画素の高画質で、1日の録画映像をまとめて10倍速でチェックできます。
microSDカードで記録として残しておきたいという方にもおすすめです。
自動追尾機能がついていますので、左右にカメラが動き、動き始めた赤ちゃんの見守りもできます。
カラー | ノーマル |
3日間レンタル料金 | 4,879円 |
30日間レンタル料金 | 5,680円 |
360日間レンタル料金 | 16,879円 |
ベビーモニターで安心な見守りを
ベビーモニターは、赤ちゃんを別室でも見守れる便利なグッズです。
「家事に集中できる」「離れられるから物音を気にせず料理ができる」と、使ったママさん達からは好評です。
しかしベビーモニターはあくまでもサポートグッズなので、SIDS(乳児突然死症候群)などのリスクをゼロにできるわけではありません。
ベビーモニターを上手に使って、ママやパパも息抜きしながら笑顔で子育てできるような環境を整えていきましょう。