花粉でも喉の痛みや咳が出る?風邪との見分け方と対処法を解説

花粉でも風邪のように「喉の痛みや咳」などの症状が出ることを、あなたはご存知ですか?

花粉と言えば、目のかゆみや充血、鼻水、くしゃみが有名ですが、花粉によって喉に炎症が起きることで、痛みや咳を引き起こす場合があります。

今回は花粉症による喉の痛みの原因や風邪との見分け方、対処方法や予防法について解説します。

花粉症対策におすすめの商品もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

花粉で喉の痛みや咳が出る原因

花粉で喉の痛みや咳が出る原因には以下のようなものがあります。

  • 花粉が喉に付着することによるアレルギー反応
  • 口呼吸による喉の乾燥
  • 鼻水で喉を傷めることによる細菌感染

それぞれ詳しく解説します。

花粉が喉に付着することによるアレルギー反応

花粉は呼吸をすることで体内に取り込まれますが、鼻や喉には綿毛や粘液と呼ばれるものが存在し、異物をキャッチして体内へ侵入することを防いでいます。しかし取り込まれた花粉は鼻や喉に停滞することになり、結果として鼻や喉でアレルギー反応が出て炎症を起こすケースです。

口呼吸による喉の乾燥

花粉症により鼻水・鼻詰まりが起こることで口呼吸になり、喉が乾燥することで痛みを引き起こすケースです。特に日本人は1月~4月に飛散するスギ花粉によって花粉症の症状が出ることが多いと言われ、冬場の乾燥した空気や暖房の影響もあり、喉を痛めやすいと考えられます。

鼻水で喉を傷めることによる細菌感染

花粉症により増えた鼻水が喉に落ちること(後鼻漏)で粘膜を傷つけ、そこから細菌やウイルスが繁殖し炎症を起こすケースです。これは細菌やウイルスが引き起こしているため、花粉症から始まった「アレルギー性咽喉頭炎」と解釈されます。これは前述の口呼吸による喉の乾燥によっても引き起こされる可能性があります。

花粉症と風邪・コロナ・インフルエンザの違い

喉の痛みだけでは花粉症なのか風邪なのかといった判断は困難です。しかし他の症状や季節などの要素を考慮することで、ある程度推測することが出来るかもしれません。以下は花粉症や風邪、新型コロナウイルス、インフルエンザの特徴についてそれぞれまとめたものです。

花粉症風邪新型コロナインフルエンザ
発熱熱っぽい症状が出ることがある発熱することもあるありあり
鼻水・鼻づまりありあり少ないややあり
目や喉のかゆみあり少ない少ない少ない
季節性あり少ない少ないあり

上記の表から、

  • 発熱した場合は花粉以外の可能性が高い
  • かゆみの症状は花粉に多い
  • 花粉は季節に影響される

ということが分かります。

季節性に関しては次の項目で解説しますので、そちらを参考にしてください。

これらの要因からある程度の推測は可能ですが、正確に判断することは難しいため、症状が強いようであれば医療機関の受診を検討すべきでしょう。中には扁桃周囲膿瘍や急性喉頭蓋炎といった病気にかかっている可能性や、甲状腺の疾患といった緊急性の高い疾患の場合もありますので、激しい喉の痛みを感じたら早急に受診するようにしてください。

花粉の飛散時期について

前項で花粉症には季節性があるとお伝えしました。ここでは日本における花粉の飛散時期について解説します。花粉の飛散時期は地域やその年の気象条件などによっても異なりますが、一般的なデータとして参考にしていただけたら幸いです。日本で引き起こされる花粉症の原因植物は以下のようなものがあります。

  • スギ
  • イネ科植物
  • ヒノキ
  • ブタクサ

それぞれ詳しく解説します。

スギ

日本において最も花粉症の影響を与えています。飛散時期は1月~4月にかけてがピークとなり、北日本では少し遅く、南日本ではやや早まると言われています。林業や造林で植えられることが多いため、都市部周辺の山林から多く飛散します。

イネ科植物

カモガヤやオオバコといったイネ科植物による花粉症は、5月~7月にかけて多くなります。都市部や田園地帯で多く飛散します。

ヒノキ

3月~5月にかけて多く飛散するのがヒノキ花粉です。スギ花粉と時期が重なるために、判断が難しくなりますが、ヒノキはスギと比較しやや後半にピークを迎える傾向にあります。スギと同様、林業で植えられることが多く、都市部周辺の山林から飛来します。

ブタクサ

8月~10月にかけて多く飛散し、都市部や荒地に生えていることが多い植物です。スギなどと比較すると影響を及ぼす範囲は少ない傾向にありますが、接触すると鼻炎や結膜炎を引き起こす可能性があります。

花粉で喉に痛みがある場合の対処法

花粉で喉に痛みがある場合の対処法には、以下のようなものが挙げられます。

  • 喉に負担をかけない
  • うがいをする
  • 喉を潤す
  • 部屋を加湿する
  • 市販薬を活用する
  • 医療機関を受診する

それぞれ詳しく解説します。

喉に負担をかけない

痛みがあるということは炎症が起きている状態ですので、喉に負担をかけないようにすることが大切です。具体的には、大声を出すことや喫煙をすること、辛い物などの刺激物を食べることは避けましょう。

うがいをする

うがいをすることで喉に付着している花粉を流すことができます。また、喉の乾燥を防ぐことによって、一時的ではありますが痛みを軽減させる効果もあります。うがいをする際は喉だけではなく「鼻うがい」も効果的です。鼻うがいについては後半で詳しく解説しますので、そちらをご参考ください。

喉を潤す

乾燥することによる痛みを緩和させるため、水分補給はこまめに行うようにしましょう。直接的な喉の乾燥だけではなく、体内の水分量が少ないことも喉の乾燥に繋がります。定期的に水分補給をし、体内の水分バランスを保つようにすることが大切です。

部屋を加湿する

部屋を加湿することで喉の乾燥を防ぐことができます。喉の潤いを保つためには、おおよそ60%程度の湿度が必要と言われていますので、加湿器などを活用し、湿度を保つようにしましょう。また、外出先やオフィスなどで乾燥を感じた場合には、持ち運び用の小型加湿器が有効です。

市販薬を活用する

花粉症の症状が重い場合には医療機関の受診を推奨いたしますが、受診が難しい場合には市販薬を活用するのも良いでしょう。市販薬は主に症状を和らげてくれる薬であり、うがい薬やトローチ、喉の痛みの緩和に特化した内服薬などがあります。

医療機関を受診する

花粉症で医療機関を受診する際は「耳鼻咽喉科または内科」に行くと良いでしょう。それぞれの症状に合わせた薬物療法を受けられるため、早期の症状緩和が期待できます。目のかゆみといった症状の場合も、眼科だけではなく耳鼻咽喉科で目薬を出してくれるケースがほとんどです。

喉を痛めないための予防法

花粉が原因の喉の痛みは、花粉の飛散時期には繰り返し起こる可能性がありますので、予防が非常に大切です。花粉で喉を痛めないための予防法は以下のようなものがあります。

  • 外出時はマスク・眼鏡・帽子を着用する
  • 帰宅時には服などに付いた花粉を落とす
  • 窓からの換気は最低限の幅で行う
  • こまめに拭き掃除を行う
  • 鼻うがいを習慣に取り入れる
  • 空気清浄機や加湿器を活用する

それぞれ詳しく解説します。

外出時はマスク・眼鏡・帽子を着用する

外出する際にはマスクや眼鏡、帽子を着用し、粘膜や髪に花粉が付着することを防ぐようにしましょう。特に鼻や目、口といった粘膜に花粉が付着した場合には強いアレルギー反応が起こる場合がありますので、あらかじめ予防することが大切です。

帰宅時には服などに付いた花粉を落とす

外から家に入る際には、玄関先で服などについた花粉を振り落とすようにしましょう。また、上着は出来るだけ室内に持ち込まず、玄関に収納できるスペースを確保すると、花粉を室内に持ち込むことを防げます。

窓からの換気は最低限の幅で行う

環境省によると、レースカーテン越しに窓を10㎝開けて換気を行った場合、十分に換気が出来る上、花粉流入量を4分の1に減らすことが出来たというデータがあります。

(参照:花粉症環境保健マニュアル2022

換気はウイルスを増やさないためにも非常に重要ですので、開ける幅を意識して行い、換気を行いつつ花粉は出来るだけ室内に入れないようにしましょう。

こまめに拭き掃除を行う

意識をしていても、室内に花粉を持ち込まないことは不可能です。こまめに床や家具の拭き掃除を行い、花粉を排除するようにしましょう。その際、人の移動が少なく花粉が床に落ちている朝一番などに行うと効果的です。

鼻うがいを習慣に取り入れる

引用:nicoja公式HP

うがいは習慣になっていても、鼻うがいを習慣にしている人はまだまだ少ないのではないでしょうか。鼻うがい(鼻洗浄)では、生理食塩水などを使用し鼻の中の花粉や細菌、鼻水などの異物を取り除くことができ、花粉症の症状緩和や予防に効果的です。

普段から鼻うがいを習慣にしておくことで、花粉症の症状の緩和や風邪対策にも役立ちます。鼻うがいをする際は痛みが感じにくく、使い勝手の良い電動タイプを選ぶことがおすすめです。

空気清浄機や加湿器を活用する

空気清浄機を利用して空気を清潔にすることや、加湿器を使って室内の湿度を管理しておくことで喉の痛みを予防する効果があります。空気清浄機には「花粉モード」という花粉に特化した運転モードが搭載されているものもありますので、一度機能を確認してみると良いでしょう。

また、普段から室内の湿度が60%程度になっているよう気を配り、必要に応じて加湿器を活用することもおすすめです。室外やワークスペースなど、湿度の管理が自由に出来ない状況では小型の超音波吸入器などを活用すると良いでしょう。

花粉の症状緩和なら「nicoja」の製品がおすすめ

引用:nicoja公式HP

nicojaは家電製品や医療機器などをはじめ、幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までOEM、ODM製品を提供してきた実績のある日光精器株式会社が手がけるブランドです。

「安心して長く使って欲しい」という思いから、医療機器については厚生労働省から必要な許可の取得や、ISO13485認証も有しており、全ての製品がMade in Japanで作られています。

今回はnicoja製品の中から、花粉による症状の緩和と予防におすすめのものをご紹介します。

鼻ケア 電動鼻用洗浄器 ハナオートDX

引用:nicoja公式HP

一般的に鼻うがいのツールには手動のものもありますが、痛みの少なさや使い勝手を考慮すると電動タイプがおすすめです。こちらの製品の特徴には以下のようなものがあります。

①痛くない洗浄液

鼻を洗う、というと痛そうなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。これは水と鼻水の浸透圧が異なることで起きる痛みですが、こちらの製品で仕様する洗浄液は体液と近い塩分濃度を使うため、痛みなく洗浄することができます。

②水圧は3段階

水圧は「弱」「中」「強」の3段階から選ぶことができるため、ご自身に合った強さに調整できます。また、開始から1分で自動で止まるタイマーも付いているので「どのくらいやったらいいか分からない」という方にも安心です。

③安定した水流

安定した水流が出続けることも、電動の良いところです。安定的な水流が自動で出てくることによって、洗浄液が奥までやさしく届き、初めてでも簡単に鼻洗浄を行うことができます。

喉ケア 家庭用超音波吸入器 のどモイスチャー

引用:nicoja公式HP

持ち運んで喉の加湿が出来る、超音波吸入器です。(※ネブライザーではありません)

こちらの製品の特徴には以下のようなものがあります。

①医療現場と同じ方式

医療現場で使われている吸入器と同じ方式で直径10~14μmの細かいミストを発生させ、喉の奥まで届いて喉を潤してくれます。

②軽量・小型サイズ

直径4.1㎝、高さ11.2㎝と小型で、持ち運びにも便利な大きさです。重さも乾電池を含み約75gしかないので、鞄に入れていても苦にはなりません。

花粉による喉の痛みは予防が大切

花粉は目のかゆみや鼻水だけではなく、喉の痛みや咳も引き起こすことがあります。一見、風邪との見分けが付きにくい症状ですが、

  • 発熱した場合は花粉以外の可能性が高い
  • かゆみの症状は花粉に多い
  • 花粉は季節に影響される

といった点を考慮すると、花粉か風邪かといった判断がある程度できると言えます。

しかし、喉の症状だけでは正確な判断は困難ですので、医療機関の受診や悪化させないための工夫、予防策が非常に重要です。予防策としては出来るだけ花粉を家に持ち込まない、こまめな掃除、部屋の湿度管理、鼻うがいの習慣化が非常に有効ですので、日頃から意識するようにしましょう。

喉の症状緩和や鼻うがいの製品を検討されている方は「nicoja」の製品がおすすめです。今回ご紹介した製品以外にも沢山の製品がありますので、是非公式オンラインショップをご覧ください。