オフロードバイクの魅力とは?林道ツーリングで必要なアイテムや注意点についても解説

オフロードバイクの魅力は、場所を問わずにスムーズに走行ができたり、取り回しに優れていることなどが挙げられます。
この記事では「オフロードバイクの魅力」について紹介していきます。
他にも「オフロードバイクの林道ツーリングで必要なアイテム」や「オフロードを走行する際の注意点」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考に、オフロードバイクの魅力について理解を深めてみてください。
オフロードバイクの魅力

オフロードバイクの魅力については、以下があります。
- 場所を問わずにスムーズに走行ができる
- 取り回しに優れている
- 低燃費で維持がしやすい
それぞれの魅力について解説していきます。
場所を問わずにスムーズに走行ができる
オフロードバイクの最大のメリットといえるのが、場所を問わずにスムーズに走行ができることです。
オフロードバイクは、軽量化や耐久性と整備性を重視した構造で、機動性を重視されているバイクなので、一般的なバイクに比べて未舗装路を軽々と走行することができます。
車高が高いので、ワインディングでも寝かし込みやすく、トルクフルなエンジンはツーリングでも快適に走れます。
このように、場所を問わずにスムーズに走行ができるので、今まで見向きもしなかった横道や裏道、林道などを走る機会を増やすことができます。
取り回しに優れている
オフロードバイクは同排気量のオンロードバイクと比較すると、軽量に作られているので、取り回しに優れている特徴があります。
例えば、主力の250ccクラスにおいては、車重が120〜140kg程度になるので、初心者でも日常の取り回しが非常に楽といえます。
また、車体がスリムでハンドルの切り幅が大きいので、街乗りでも機動力を発揮してくれます。
足元が不安定になりがちな助成でも自由自在にコントロールすることが可能です。
低燃費で維持がしやすい
オフロードバイクは軽量に仕上げるために、ほとんどのモデルは単気筒エンジンを採用しており、オイル量も少なく、メンテナンス費も抑えることが可能です。
単気筒エンジンは燃費の良さも特徴なので、長距離で走行する際にも、コストを抑えることができます。
オフロードバイクは構造がシンプルな傾向にあるので、メンテナンス性が高いこともメリットといえます。
また、それぞれのパーツがオンロードバイクのそれに比べて安い傾向があります。
オフロードバイクの林道ツーリングで必要なアイテム7選

オフロードバイクの林道ツーリングで必要なアイテムについては、以下があります。
- オフロードヘルメット
- ゴーグル
- オフロードグローブ
- ブーツ
- ライディングジャケット
- プロテクター
- 最低限の工具
それぞれのアイテムについて解説していきます。
オフロードヘルメット
オフロードヘルメットは、オフロードを走るのに適した形状をしているので、オフロードバイクの林道ツーリングをする際には着用することをおすすめします。
頭頂部から長く伸びたバイザーは前を走るバイクから飛んでくる泥や石、日差しを防ぐ役目があります。
また、シールドではなくゴーグルを使うのは、曇らないようにする目的があります。
頭部を衝撃からしっかり守るためにもPSC(消費生活用製品安全法)、JIS(産業標準化法)、SG(製品安全協会)といった日本国内の安全基準を満たしたヘルメットを選ぶようにしましょう。
万が一、事故を起こしてしまっても、ヘルメットが外れないように、ヘルメットのあご紐はしっかり締めましょう。
ゴーグル
ゴーグルなしのオフロードヘルメットでは、石や泥が目にはねてしまうと失明してしまうリスクがあるので、必ずゴーグルも装着しましょう。
実際に、オフロードバイクのゴーグルは通気性の高さやレンズの曇りにくさ、フィット感などを考慮して作られています。
ヘルメットの上から装着するため、ゴムバンドの内側にシリコンが配置され、ゴーグルがズレないように滑り止めの役目があります。
ゴーグルのレンズにも種類が多くあり、透明なレンズ、曇りにくいダブルレンズ、紫外線や強い日差しをカットするミラーレンズなど、自分にあったゴーグルを選ぶようにしましょう。
オフロードグローブ
林道ツーリングではオフロードグローブを着用するようにしましょう。
一般的にオフロード用のグローブは薄手で作られており、プロテクションもほとんどありません。
なぜなら、繊細なアクセルワークやレバー操作をすることを目的としており、転倒のリスクを減らすことができるからです。
また、林道ツーリングに使用される多くのオフロードバイクにはハンドガードが装着されているので、オフロードグローブの少ないプロテクションでも安全性が高くツーリングを楽しむことができます。
ブーツ

林道でもっとも怪我をしてしまう確率が高いのが足なので、オフロードバイク用のくるぶしまでしっかりとガードできるブーツを着用するようにしましょう。
実際に、転倒した時にバイクの下敷きになったり、前走車が弾いた石が飛んできて当たってしまい怪我をしてしまうリスクがあるのも事実です。
また、サイズが合わなかったりすると靴擦れの原因になりますので、ネットで購入するのではなくて、可能であれば実際に試着してから購入するのをおすすめします。
さらに、オイルなどで滑りにくいように靴底に耐油性ラバーソールを採用しているブーツであれば滑って怪我をしてしまうリスクを減らせます。
ライディングジャケット
オフロード用やアドベンチャー用として販売されているライディングジャケットは林道ツーリングに最適です。
オンロードのジャケットと比較して、動きやすさや通気性に優れており、林道での激しい動きにも対応することができます。
モトクロスなどレーストラックで使用されるオフロードジャージを使う人もいますが、ポケットなどの収納は無いため、別途ウエストバッグやバックパックで対応が必要です。
また、専用のライディングパンツも着用することによって、動きやすかったり、怪我をしてしまうリスクを減らすことにもつながります。
プロテクター
林道ツーリングでは、岩や枝など予期せぬ障害物があるので、プロテクターは必ず着用するようにしましょう。
複数人でオフロードを走行していると、前のバイクの飛び石によって怪我をしてしまうリスクが高くなります。
実際に、二輪車死亡事故での死亡損傷主部位は、頭部損傷に次いで、胸部損傷の割合が高いというデータがあるのも事実です。
そのため、二輪車事故での被害を軽減させるには、胸部プロテクターを装着しておくことが非常に大切といえます。
最低限の工具
林道ツーリングではさまざまなトラブルが起こる可能性があるので、最低限の工具は持っているようにしましょう。
具体的に、最低限の工具については、以下があります。
- レンチ
- ヘックス
- ドライバー
- タイヤレバー
- 予備のチューブ
- タイラップ(結束バンド)
また、オフロードでは、タイヤの空気圧を落とすことでグリップを増やすことができるので、携帯タイプの空気入れやエアゲージを持っていくことで、より林道ツーリングを楽しむことにもつながります。
オフロードを走行する際の注意点

オフロードを走行する際の注意点として、舗装されていない路面を走るため、当然転倒の確率が高くなってしまうので注意が必要です。
実際に、オフロードを走行する初心者の方は最初コツを掴むまでは何度か転倒するケースが多くみられます。
そのためプロテクターやオフロードブーツを装着することを徹底して、自分の身体を守ることは必要不可欠です。
また、転倒によってバイクが壊れてしまうこともあるので、予備部品も持っておくことをおすすめします。
さらに、山奥の林道など他の人がいない場所へツーリングする際はソロツーリングではなく、複数人で行くようにしましょう。
オフロードバイクの選び方

オフロードバイクの選び方については、以下があります。
- 使用目的
- 有名メーカーをチェックする
- デザインで選ぶ
それぞれの選び方について解説していきます。
使用目的
オフロードバイクの選び方として、どのように使うかによって、選び方が大きく異なります。
例えば、ロングツーリングや林道も走りたいという方には、400ccクラスのオフロードバイクがおすすめです。
また、街乗りからツーリングまで、オールマイティーに使いたいという人であれば、250ccクラスのオフロードバイクが向いているといえます。
簡単な始動方式がいいという人であれば、セルスターターのオフロードバイクがおすすめです。
具体的に、始動方式にはセルスターターとキックスターターがあり、セルスターターはボタンを押すだけでエンジンがかかりますが、キックスターターはバッテリーに負荷を掛けませんが、慣れるまで始動に時間がかかってしまうデメリットがあります。
このように、オフロードバイクの使用目的を明確にすることで、自分の合っているオフロードバイクを見つけることにもつながります。
有名メーカーをチェックする
オフロードバイクは車種によって特徴が異なりますが、メーカーによってもこだわりが異なるので、これからオフロードバイクの購入を検討している方は、有名メーカーをチェックするようにしましょう。
具体的に、有名メーカーの特徴については、以下があります。
有名メーカー | 特徴 |
カワサキ | ハイパフォーマンスのバイクを多く販売しているメーカーです。空冷エンジンながらも高い走破性で人気が高いモデルなどもあります。 |
ホンダ | 品質の高さが魅力です。エンジンの耐久性の高さには定評があり、ツーリングバイクとしてオフロードバイクを使いたい人におすすめのバイクメーカーです。 |
ヤマハ | デザイン性の高さが人気のメーカーです。中でも独特のスタイリングを持つセロー250は、名車としてオフロードバイク好きなら誰でも知っているくらい有名です。 |
スズキ | スポーティーなモデルが得意なメーカーです。個性的なモデルが多いメーカーなので、他の人とは違うデザインのバイクに乗りたいという人に向いています。 |
上記のように、バイクメーカーによって、オフロードバイクの特徴が異なるので、まずはどの有名メーカーにするのか選ぶことをおすすめします。
デザインで選ぶ
オフロードバイクを選ぶ際には、デザインは重要となります。
使用目的に合った排気量で選ぶのはもちろん、自分好みのデザインを選ぶようにしましょう。
万が一、使用目的に合った排気量で好きなデザインがなかった場合には、一旦自分が好きなデザインを最優先するのも悪くありません。
特に国内メーカーの現行車は少ない傾向にあるので、中古車を選ぶことで、選択肢を広げることができます。
しかし、車体の状態によっては故障が多く、修理費用が高くつくこともあるので、購入する前にはバイクの状態もしっかりと確認するようにしましょう。
おすすめのオフロードバイク3選

おすすめのオフロードバイクについては、以下があります。
- YAMAHA:セロー250
- HONDA:CRF250L
- KAWASAKI:KLX125
それぞれのオフロードバイクについて解説していきます。
YAMAHA:セロー250
項目 | 内容 |
エンジン | 空冷4ストローク単気筒OHCエンジン |
排気量 | 249cc |
シート高さ | 830mm |
重量 | 133kg |
参考価格 | 500,000円前後(中古車相場) |
セロー250とは、YAMAHAが誇る名車として、バイク好きなら誰でも知っているオフロードバイクです。
軽量で扱いやすく、シート高が低くて燃費が良いので、初めてオフロードバイクに乗る人にもおすすめです。
亜mた、メンテナンスがしやすくパーツ代も安いので、維持費も抑えることが可能です。
しかし、2020年のファイナルエディションを最後に、生産終了となってしまいました。
HONDA:CRF250L
項目 | 内容 |
エンジン | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 |
排気量 | 249cc |
シート高さ | 830mm |
重量 | 140kg |
参考価格 | 599,500円(新車税込価格) |
CRF250Lは、ストリートからダートまで、さまざまなシーンでタフな走行を楽しむことができるオフロードバイクです。
しなやかなスタイリングが特徴ですが、力強い走りも可能です。
また、単気筒エンジンのパルス感のある排気サウンドを楽しむことができるので、ツーリングをより楽しむことにもつながります。
軽量化と同時にオフロードで要求される剛性としなやかさのバランスを追求したスチール製フレームが新採用されているので、万が一転倒してしまっても壊れにくいといえるでしょう。
KAWASAKI:KLX125
項目 | 内容 |
エンジン | 空冷4ストローク単気筒OHCエンジン |
排気量 | 124cc |
シート高さ | 830mm |
重量 | 112kg |
参考価格 | 400,000円前後(中古車相場) |
KLX125は、国内では2016年まで販売されていた人気が高いオフロードバイクです。
車重が112kgとかなり軽量で、シート高も830mmと低く抑えられているので、女性の方でも扱いやすい特徴があります。
デジタルメーターを採用しており、普段使いや街乗りでも真価を発揮するマシンといえます。
オフロードバイクは魅力的なバイク!

今回は、オフロードバイクの魅力や林道ツーリングで必要なアイテムを紹介しました。
オフロードバイクの魅力については、以下があります。
- 場所を問わずにスムーズに走行ができる
- 取り回しに優れている
- 低燃費で維持がしやすい
また、オフロードバイクの林道ツーリングで必要なアイテムを把握しておくことで、安全に林道ツーリングを楽しむことにもつながります。
今回の記事を参考にして、オフロードバイクで安全に楽しく林道ツーリングを楽しんでください。