バイク用おすすめヘルメットは?種類・用途に合わせた選び方

バイク走行に必ず必要なのが、ヘルメットです。

ヘルメットは多様なタイプがあり、デザインも豊富なので、どうヘルメットを選べばいいのか頭を悩ませてしまう人も少なくありません。

安全のためのヘルメットだと理解しつつも、
「どう安全性を比較すればいいのか?」と具体的な比較方法がわからないという方もいるかもしれません。

ヘルメットの種類により、どんな機能の違いがあるのか?

用途によってヘルメットの使い分けが必要なのか?

2りんかんで購入できるおすすめのヘルメットも紹介しますので、バイクヘルメットの選び方を理解し、お気に入りのヘルメットを選んでいきましょう。

バイク用ヘルメットの選び方

バイク用のヘルメットを選ぶ時に意識したいポイントを3つに絞りました。

  1. ヘルメットの種類
  2. 安全規格の有無
  3. バイクを乗る時の用途

これらのポイントを考えていくと、どんなヘルメットを選べばいいのかイメージがついていくでしょう。

それぞれのヘルメットの選び方について、詳しくご説明していきます。

種類別の特徴でヘルメットを選ぶ

ヘルメットには多様なタイプがあり、それぞれ見た目だけでなく、機能も異なります。

どんなシーンでヘルメットを使いたいのか、どんな機能を求めているのかを考えながら、ヘルメットを選んでいきましょう。

  • 安全性の高いフルフェイスヘルメット
  • 視野が広いシールドジェットヘルメット
  • シールドの着脱可能なストリートジェットヘルメット
  • スタイル重視のハーフキャップヘルメット
  • オープンなシステムヘルメット
  • 荒地も走れるオフロードヘルメット
  • ロングツーリングに最適なアドベンチャーヘルメット

安全性の高いフルフェイスヘルメット

フルフェイスヘルメットおすすめ

フルフェイスヘルメットとは、首から上の頭部全体を包み込むタイプのヘルメットです。

サーキット走行に使われているヘルメットで、
最も安全性が高いです。

防風性・防寒性・防雨性能だけでなく、ヘルメット内の排気に優れた製品が多く、快適性も高いのが特徴です。

内部のパーツは取り外しができ、メンテナンスがしやすいのもメリットです。

一方、フルフェイスヘルメットは他のタイプと比較すると、重量感があり、首や肩に疲れを

感じやすく、価格も高めになるのがデメリットです。

視野が広いシールドジェットヘルメット

ジェットヘルメットは顎の部分のパーツがついておらず、フルフェイスヘルメットより解放感があります。

シールドジェットヘルメットとは、大きなシールドが標準装備されたタイプです。

あご部分がないので視界が広く、ヘルメットの着脱がしやすいというメリットがあります。

ただしシールドの下から風を巻き込み、風切り音が大きくなったり、雨に濡れるという心配があります。

シールドには、サングラスのように日差しを和らげるスモークシールド、丸みがあり顔からの距離が遠いバブルシールドなどの種類があります。

シールドの着脱可能なストリートジェットヘルメット

ストリートジェットヘルメットとは、シールドの着脱が可能で自分好みにカスタムできるタイプです。

シールドを着用しないのであれば、風や雨から目を守るためにライディング用のアイグラスを使用すると安全性が確保できるでしょう。

スタイル重視のハーフキャップヘルメット

ハーフキャップヘルメットおすすめ

ハーフキャップヘルメットとは、頭の上部のみを覆うヘルメットで、半ヘルや半キャップとも呼ばれます。

小型で軽量で、原付や小型二輪などの排気量が125cc以下のバイクに推奨されています。

他のヘルメットと比較すると価格が安価で、専門メーカー以外からも発売されています。

バイク初心者やデザイン重視の人に人気ですが、安全性は他のヘルメットよりも劣ると理解しておきましょう。

ハーフキャップヘルメット購入時は、安全規格マークをチェックするなどして安全性をより意識しましょう。

オープンなシステムヘルメット

あごの部分が上下に可動し、フルフェイスヘルメットとジェットヘルメットのいいとこどりをしたような機能があるのが、システムヘルメットです。

あご部分を下げればフルフェイスのような安全性が確保でき、あご部分を上げればジェットヘルメットのような解放感が感じられます。

ただし部品の数が多く、フルフェイスヘルメットよりも重たくなってしまう場合があります。

長距離使用すると、疲れやすくなってしまうかもしれません。

ヘルメットを着用したまま水分補給などの飲食ができるのは、システムヘルメットのメリットのひとつです。

荒地も走れるオフロードヘルメット

舗装されていないオフロードの使用に特化したのが
オフロードヘルメットです。

前頭部にひさしのようなバイザーというパーツがついており、前走者の砂や泥、木の枝から顔を守れる設計になっています。

激しい走行時に息苦しさを感じないよう、あごの部分が伸びた形状をしており、シールドもついていません。

安全性にも優れていますが、オフロードに特化しているため街乗りには不向きです。

ロングツーリングに最適なアドベンチャーヘルメット

アドベンチャーバイクに合うヘルメットとして人気が高まっているのが、アドベンチャーヘルメットです。

バイザーのあるオフロードヘルメットにシールドがついたようなヘルメットで、ロングツーリングに適しています。

バイザーやシールドは着脱可能な場合もありますので、オンロードとオフロードにスタイルチェンジができます。

ただしオンロード/オフロードの専門性に特化したヘルメットよりは、性能は劣ると覚えておきましょう。

ヘルメットの安全規格で選ぶ

ヘルメット安全規格

ヘルメットを被る目的は安全確保なので、
安全規格のマークについても意味を知っておくべきです。

主な安全規格のマークはこちらです。

SG規格製品安全協会の安全基準を満たしているというマーク
製品の欠陥で怪我を負うと対人賠償責任保険が適用
JIS規格日本工業規格(JIS)による規格
日本の国家標準を満たした製品につくマーク
PSCマーク国が定める安全基準を満たしているというマーク
国内ではこのマークがないと販売できない
SNELL規格
(スネル)
スネル記念財団という非営利の団体の安全規格
検査が厳しく国際的な上位規格
Arai規格
(アライ)
日本メーカー「アライ」による規格
SNELL規格よりも厳しい独自の規格
DOT規格
(ドット)
アメリカ製ヘルメットの標準規格
アメリカではこのマークがないと販売できない

用途に合わせてヘルメットを選ぶ

どのようなシーンでバイクに乗るのかに合わせて、ヘルメットを選ぶのもいいでしょう。

「ツーリングで景色を楽しみたいからジェットヘルメット」「通学で乗りたいからスタイル重視のハーフキャップヘルメット」など、用途や好みは人それぞれです。

ツーリングや街乗りなど、シーンに合うヘルメットを考えてみましょう。

  • ツーリングなら快適性と軽さを重視
  • 街乗りメインなら着脱のしやすさを重視
  • スポーツ走行なら安全性を重視

ツーリングなら快適性と軽さを重視

ツーリングおすすめヘルメット

長時間のヘルメット着用が想定されるツーリングでは、快適性を重視しましょう。

短時間では不具合のないヘルメットでも、長時間着用すると窮屈さや重さを感じ、疲労につながってしまうかもしれません。

サイズが合うヘルメットを選ぶのはもちろん、悪天候でも視界が確保できるヘルメットを選びます。

フルフェイスヘルメットを選べば、安全性や機能性が期待できます。

軽さも求めたいという場合はジェットヘルメット、解放感が感じられるシステムヘルメットもツーリングにおすすめです。

街乗りメインなら着脱のしやすさを重視

通勤や通学、買い物といった日常的な街乗り用のヘルメットを探しているのであれば、着脱のしやすさをポイントに考えてみましょう。

安全性の高いフルフェイスヘルメットや、ジェットヘルメットがおすすめです。

愛車に合うデザインでハーフキャップヘルメットを選ぶという方もいるでしょう。

通勤や通学のように悪天候の日も着用する予定がある場合は、シールド付きのタイプがおすすめです。

スポーツ走行なら安全性を重視

サーキットなどで本格的なスポーツ走行を楽しむためのヘルメットなら、第一に安全性を重視します。

サーキットではフルフェイスヘルメットが必須項目です。

ヘルメットだけでなく、プロテクターを着用するなどして、さらに安全性を高めてください。

おすすめのヘルメット紹介

2りんかんで購入できる、おすすめのヘルメットをご紹介します。

  • おすすめのフルフェイスヘルメット
  • おすすめのシステムヘルメット
  • おすすめのアドベンチャーヘルメット

おすすめのフルフェイスヘルメット

「MOTORHEAD(モーターヘッド)」という2りんかんのオリジナルブランドのフルフェイスヘルメットです。

ヘルメット内部のエアコンディショニング機能に優れているので快適に着用でき、パーツを外しての洗濯ができるので清潔に保てます。

サイズやカラー展開が豊富で、本格的な機能がついていながら12,800円(税込)とコストパフォーマンスも高いフルフェイスヘルメットです。

おすすめのシステムヘルメット

日本を代表するヘルメットメーカーのひとつである「SHOEI」のシステムヘルメットです。

快適性と高い安全性で人気を博したNEOTECシリーズのひとつです。

フェイスカバー全開時のロック機構は2段階で、フェイスカバーが閉じない強い保持力を発揮します。

一方、フェイスカバー開閉時はシェル側へフェイスカバーを引き寄せることで密閉性を高めています。

おすすめのアドベンチャーヘルメット

ツアークロスVは、シールドとバイザーの着脱が可能なヘルメットです。

シールドを外せばオフロードスタイル、バイザーを外せばオンロードスタイルと、多様なスタイルで活躍してくれるヘルメットです。

ヘルメット有名メーカーのアライにより、高い安全性能を備えた設計となっています。

バイクヘルメットに関するよくある質問

ヘルメットよくある質問

バイクヘルメットに関するよくある質問をまとめました。

  • ヘルメットは中古でもいいの?
  • ヘルメットの有名メーカーとは?
  • 女性におすすめのヘルメットは?
  • 頭のサイズの測り方は?

ヘルメットは中古でもいいの?

ヘルメットの中古はあまりおすすめできません。

バイクパーツの中古品売買では、ヘルメットも取り扱いがあるようです。

ヘルメットは安全のための装具であり、
耐用年数は一般的に3年とされています。

法的な規定があるわけではありませんが、以前の持ち主の使用状況が不明な場合は注意が必要です。

ヘルメットの有名メーカーとは?

ARAI(アライ)SHOEI(ショウエイ)
OGK-Kabuto(オージーケーカブト)がヘルメットの世界3大メーカーだといわれています。

日本のメーカーであるARAI・SHOEIが二大巨頭といわれていますので、ヘルメット選びに迷ったらメーカーも参考にするといいでしょう。

女性におすすめのヘルメットは?

女性ライダーのヘルメット選びでは、安全性とデザイン性が重視されています。

安全性を第一に考えるとフルフェイスヘルメットがおすすめですが、丸っこいフォルムのかわいさからジェットヘルメットも人気です。

見た目のおしゃれさやバイクとの相性も重要な女性のヘルメット選びですが、長距離ツーリングを想定しているのであれば軽量されたタイプもおすすめです。

頭のサイズの測り方は?

頭の外周が1番広い部分をメジャーで測定します。

まゆの上辺りを水平にメジャーで測定し、ヘルメットのサイズ表でサイズを確認します。

メーカーや製品によって、多少の誤差が生じる場合があります。

ヘルメット購入が初めてで不安がある場合は、2りんかんの店頭でヘルメットフィッティングサービスをご利用ください。

利用前に、ヘルメットフィッティングサービスの対象店舗をご確認ください。

2りんかんの店舗で実施
【PR】

バイクのヘルメットは安全性を第一に

バイクのヘルメットはいくつか種類があり、どれを選ぶべきか迷ってしまうという人もいるでしょう。

しかしバイクのヘルメットは複数個持っていて、気分や服装に合わせてその日のヘルメットを決めるという人もいるようです。

機能性やデザインで複数個持っているという人もいますし、フルフェイスヘルメットばかりいくつも持っているという人もいます。

ヘルメット選びでは、まずは安全性を第一に考え、使いやすさや快適さも求めていきましょう。