バイクのフルフェイスヘルメットの選び方とは?おすすめのヘルメットや注意点も紹介

バイクのフルフェイスヘルメットの選び方を把握しておくことで、安全にバイクを乗ることにもつながります

この記事では「バイクのフルフェイスヘルメットの選び方」について紹介します。

他にも「おすすめのフルフェイスヘルメット」や「バイクのフルフェイスヘルメットの注意点」についても解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、自分の要望に合ったバイクのフルフェイスヘルメットを選びましょう。

バイクのフルフェイスヘルメットの選び方

バイク ヘルメット

バイクのフルフェイスヘルメットの選び方については、以下があります。

  • サイズ
  • 重量
  • 通気性
  • 安全規格
  • デザイン
  • メーカー

それぞれの選び方について解説していきます。

サイズ

ヘルメットのフィット感は、ライディングに大きな影響を与えるので、自分の頭のサイズに合っているフルフェイスヘルメットを選びましょう。

例えば、フィット感が緩すぎると安全性が損なわれてしまい、逆にキツすぎると頭が圧迫されて痛みを感じることもあります

そのため、ネット通販での購入は避けて、近くのバイク用品店で頭部のサイズを測り、実際に試着することが大切です。

実際に、バイク用品店ではフィッティングサービスも提供されており、その場で調整してもらうことも可能です。

試着することで、サイズだけでなく視界や圧迫感、重さ、通気性なども体感することができます。

個々の頭や顔のサイズや形状によって異なりますが、まずは自分の頭囲を基準に適切なサイズを選ぶことが大切です。

重量

フルフェイスヘルメットを選ぶ際には、重量も重要なポイントです。

ヘルメットが重すぎると、首に負担がかかり疲れやすくなったり、事故時には遠心力が強く働き、頭部への衝撃も大きくなってしまいます

ライディングの快適性だけでなく、安全性の観点からも、重量が2kg以下のヘルメットを選ぶことをおすすめします。

近年は丈夫でありながら軽量なヘルメットも増えていますので、実際に店舗に行って試着するようにしましょう。

通気性

フルフェイスヘルメットは、頭頂部からあご先までシェルで保護するため、密閉性が高く、内部に熱がこもりやすい傾向があるので、通気性が高いフルフェイスヘルメットを選びましょう。

具体的には、通気性に優れたベンチレーション機能が付いたフルフェイスヘルメットがおすすめです

多くのメーカーが独自のベンチレーションシステムを採用しているヘルメットも多くあります。

通気性が高いフルフェイスヘルメットであれば、暑さや息苦しさを軽減し、一年中快適に使用することにもつながります。

安全規格

バイク用ヘルメットには安全規格が定められているので、必ずバイク用ヘルメットを選びましょう。

安全規格の種類特徴
PSC(ピーエスシー)マーク消費者の安全を確保するため、国は消費生活用製品安全法を定めています。その法に適合したヘルメットには、PSCマークの貼付が義務付けられています。バイク用ヘルメットを日本国内で販売するには、この安全基準を満たす必要があり、ヘルメットの側面などに小さなステッカーが貼られています。
SG(エスジー)規格製品の安全性を任意で認めた場合、製品にSGマークが付けられます。SG認定製品は、製品の欠陥によって人身事故が起きた場合、被害者に最高1億円の損害賠償が支払われます。
JIS(ジス)規格日本産業規格(JIS)は任意の規格で、ヘルメットに関してはJIS1種とJIS2種があります。JISをクリアしていなくても国内販売は可能ですが、品質基準が保証されません。
SNELL(スネル)規格SNELL規格は、バイク以外の用途にも対応した規格で、その審査は非常に厳格です。国際的な上位規格にもなっています。
Arai(アライ)規格アライヘルメットは独自のArai規格を定めており、その信頼性は高く評価されています。
DOT(ドット)規格アメリカ国内ではDOTマークが表示されていないとフルフェイスヘルメットは販売できません。

上記のようにフルフェイスヘルメットには、さまざまな規格が存在しており、規格認定を受けているかどうかで安全性を確かめることが可能です

デザイン

フルフェイスヘルメットは、単色のシンプルなものからカラフルなグラフィックモデルまで、さまざまなデザインがあるので、自分の要望に合ったデザインのヘルメットを選びましょう。

例えば、トップライダーのレプリカモデルなど多くのラインナップがあります。

見た目も重視する方は、バイクや服装との相性を考えながら、好きなデザインのフルフェイスヘルメットを選ぶのをおすすめします

メーカー

フルフェイスヘルメットは、販売しているメーカーによっても特徴が異なるので、メーカーで選ぶのもおすすめです。

具体的に、フルフェイスヘルメットを販売している主要なメーカーについては、以下があります。

メーカー特徴
アライ(ARAI)安全性と品質に対する強いこだわりを持ち、常に妥協せず製品開発に取り組んでいます。多くの名だたるレーサーやライダーからの信頼を勝ち得ており、世界中で高い評価を受けています。アライのヘルメットは、厳しい基準をクリアする「SNELL規格」を取得しています。衝撃から身を守るために特に設計された帽体形状も採用されているので、安全性を重視するライダーにおすすめです。
ショウエイ(SHOEI)1959年に設立され、オートバイ用ヘルメットを中心に製造・販売しているメーカーです。日本をはじめ、世界60カ国以上で展開されており、そのプレミアヘルメットの分野での地位は非常に高いです。製品開発段階から実際の走行環境を想定し、高品質な製品を提供しています。軽量かつ耐衝撃性に優れたシェルや内装など、安全性を追求したヘルメットは初心者からプロまで幅広いユーザーに支持されています。
オージーケーカブト(OGK KABUTO)独創的な製品開発で知られており、安全性だけでなく、スタイリッシュなデザインや機能性にも注力し、幅広いユーザー層に対応した製品を展開しています。特にフルフェイスヘルメットは、軽量で通気性があり、通話ガジェットやメガネにも対応しています。機能性を重視するライダーにおすすめです。
エージーブイ(AGV)空力性能や快適性、安全性など、さまざまな面で優れたヘルメットを販売しています。特にMotoGPなどのレーシング界での支持が高く、数々のトップライダーやチームとスポンサーシップ関係を結んでいます。そのヘルメットは高い保護性能やフィット感、信頼性を持ち、プロフェッショナルなライダーからも絶大な支持を獲得しています。

上記のように、メーカーによってフルフェイスヘルメットの設計するコンセプトが異なるので、自分の要望に合ったメーカーでフルフェイスヘルメットを選びましょう

おすすめのフルフェイスヘルメット5選

おすすめのフルフェイスヘルメットについては、以下があります。

  • MOTORHEAD RIDERS AEROTECH5(エアロテック5)
  • MOTORHEAD RIDERS SPIDER3 EXTRA (スパイダー3エクストラ)
  • SHOEI GT- Air3
  • SHOEI NEOTEC
  • ARAI ASTRO GX

それぞれのフルフェイスヘルメットについて紹介していきます。

MOTORHEAD AEROTECH5(エアロテック5)

引用元:2りんかん公式サイト

MOTORHEAD AEROTECH5(エアロテック5)は、2りんかんのオリジナルブランドフルフェイスヘルメットです。

初めてバイクに乗る方からロングツーリングを楽しむ方まで、安全で快適な性能を備えており、手頃な価格で販売されています。

本体にABS樹脂を使用し、独自の配合で軽量で強固なヘルメットを実現しており、国内基準SG規格をクリアしています

ヘルメットの後部にはスポイラーに内蔵された排気用ベンチレーションが装備されており、走行中のエアを取り込み後部の負圧を利用して効率的な排気を実現し、ヘルメット内部の空気を常に快適に保つことができます。

また、あごひも部には装着が容易なラチェットタイプが採用されており、脱ぎ着が簡単におこなうことが可能です。

MOTORHEAD RIDERS SPIDER3 EXTRA (スパイダー3エクストラ)

MOTOR HEAD RIDERS_SPIDER3 EXTRA|2りんかん
引用元:2りんかん公式サイト

MOTORHEAD RIDERSのSPIDER3 EXTRA (スパイダー3エクストラ)は、コンパクトなフォルムと軽量さをそのままに、ゆったりとしたフリーサイズのフィット感が特徴のフルフェイスヘルメットです。

コンパクトで軽量なボディは、都会の走行からツーリングまで様々なシーンで活躍が可能です

有害な紫外線を99%カットするシールドは肌をしっかり保護し、ワンタッチで取り外しができます。

さらに、ECE規格(22-06)の耐傷性に対応しており、従来よりも傷がつきにくく、クリアーな視界を確保できます。

ワンタッチバックルを採用し着脱も簡単で、ヘルメットデザインと調和したブラックの仕上がりです。

SHOEI GT- Air3

SHOEI GT-Air3予約受付中|2りんかん
引用元:2りんかん公式サイト

SHOEI GT- Air3は、新しい設計が採用されているヘルメットボディは空力性能を向上させ、高速走行時の安定性を高めることができます

また、高効率なベンチレーションやセンターロック式シールドも採用されています。

安全で快適なツーリングをしたいライダーにおすすめのフルフェイスヘルメットです。

SHOEI NEOTEC3

SHOEI NEOTEC3|2りんかん
引用元:2りんかん公式サイト

SHOEI NEOTEC3は、人気のあるシステムヘルメットのトップモデルです。

よりスタイリッシュで快適、そして安全なライディングを楽しめる高性能で高機能な特徴があります。

 内装の表面生地は、汗をかきやすい部分には吸水速乾性のある生地を使用し、ヘルメットを着脱する際に肌に摩擦が生じやすい部分には柔らかい起毛生地が採用されています

また、高い密閉性と剛性を実現したシールドシステムも採用されています。

シールドロックボタンにはバネが使用され、ロック時の保持力が強化され、転倒時などの予期せぬシールドの開放を防止できます。

ARAI ASTRO GX

引用元:2りんかん公式サイト

ARAIのASTRO GXは、安全性を確保しつつ、ツーリングをより快適にする最新の機能が数多く搭載されているフルフェイスヘルメットです。

快適性と機能性をさらに向上しており、長時間の着用でも疲れにくいフィット感を得ることができます

F1用ヘルメットにも採用されているスーパーファイバー製ベルトなど、さまざまな素材を組み合わせ、強靱かつ軽量化を実現しました。

バイクのフルフェイスヘルメットの注意点

バイクのフルフェイスヘルメットの注意点については、以下があります。

  • ヘルメットには寿命がある
  • メンテナンスをしっかりとおこなう

それぞれの注意点について解説していきます。

ヘルメットには寿命がある

ヘルメットには寿命があるので、3年を目安に交換するようにしましょう。

もしも走行中に転倒して衝撃を受けた場合、外観に変化がなくても衝撃吸収ライナーが既に圧縮されてしまい、そのヘルメットの安全性が低下しているため、使用を中止しましょう。

また、ヘルメットは未使用でも素材の老化などにより寿命が低下していくのも事実です。

バイクヘルメットには製造年月日が記載されていますが、使用方法や保管方法、そして受けた衝撃によって寿命は異なるので、寿命の判断がつかない場合は販売店などで機能を確認することが重要です

このように、新品であっても、一度でも強い衝撃を受けた場合は使用を中止して、新しいヘルメットに交換することをおすすめします。

メンテナンスをしっかりとおこなう

バイクのフルフェイスヘルメットは、メンテナンスを怠ってしまうと、劣化スピードが早くなってしまうので、メンテナンスをしっかりとおこなうようにしましょう。

例えば、シールドの汚れは走行を妨げる可能性もあるので、気付いたら早めに水拭きして汚れを落とし、しっかりと拭き上げるようにしましょう

しかし、アルコール入りの除菌ティッシュでシールド部分を拭いてしまうとコーティングを傷つける可能性もあるので、アルコール入りのウェットティッシュの使用は避けましょう。

また、ヘルメットの内部を清潔に保ち、臭いの発生を抑えるためにも、ツーリングなど長時間着用後は内装を外して中性洗剤で洗うことをおすすめします。

おすすめのフルフェイスヘルメットを選ぼう!

今回は、バイクのフルフェイスヘルメットの選び方やおすすめのフルフェイスヘルメットを紹介しました。

バイクのフルフェイスヘルメットの選び方については、以下があります。

  • サイズ
  • 重量
  • 通気性
  • 安全規格
  • デザイン
  • メーカー

また、おすすめのフルフェイスヘルメットを把握しておくことで、自分の要望に合ったフルフェイスヘルメットを見つけることにもつながります

今回の記事を参考にして、おすすめのフルフェイスヘルメットを選んでみてください。