バイクに高圧洗浄機は使える?おすすめの高圧洗浄機や注意点についても徹底解説

バイクに高圧洗浄機は使えるのかどうか知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「バイクに高圧洗浄機は使えるのか?」について紹介していきます。

他にも「おすすめのバイクに使用する高圧洗浄機」や「高圧洗浄機でバイクを洗車する際の注意点」についても解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、正しいやり方でバイクに高圧洗浄機を使用してください

バイクに高圧洗浄機は使える?

バイクに高圧洗浄機は使うことはできますが、バイクの洗車には高圧洗浄機は向いていません。

水の勢いが強すぎると、塗装がはがれたり、車体内に水が浸入して電装系に異常を引き起こす可能性があります。

バイクは多少の防水対策が施されていますが、自然界では発生しないような高圧洗浄機の水圧には耐えられないので、浸水によってサビや腐食が生じやすくなります

また、バイクは小さな車体に多くの電子機器が詰め込まれており、高水圧の放水はそれらの機器に損傷を与える可能性があるのも事実です。

しかし、バイクに合った高圧洗浄機を使用したり、高圧洗浄機の注意点を理解しておくことで、バイクにも高圧洗浄機を使用することができます。

高圧洗浄機が使用しやすいバイクの種類

フルカウルやオフロードは高圧洗浄機を使いやすいと言えます。

フルカウルはカウルによって主要なパーツが覆われており、エンジンなどが水に侵食されるリスクが低いためです。

オフロードについては、泥だらけになることが多く、高圧洗浄機を使っても故障してしまうリスクが少ないと考えられます。

しかし、ネイキッドやハーフカウル、アメリカンなどは主要なパーツがカウルで保護されておらず、豪雨程度の水圧までしか耐えられない可能性があるので、高圧洗浄機を使うのには向かないといえます

そのため、高圧洗浄機を使う場合は家庭用の水圧が少し弱いタイプで洗車をすることをおすすめします。

バイクに使用する高圧洗浄機の選び方

バイクに使用する高圧洗浄機の選び方については、以下があります。

  • 水圧
  • 給水タイプ
  • 扱いやすさ

それぞれの選び方について解説していきます。

水圧

高圧洗浄機を選ぶ際には、水圧が5MPa以上のモデルを選ぶと、しっかりと洗浄することが可能です。

水圧が高いモデルは、長期間放置された汚れも簡単に落とせるため、洗車する時間を短縮することにもつながります。

ただし、水圧が強すぎると外壁や塗装が損傷する可能性があるため、注意が必要なのも事実です

水圧を切り替えられるタイプの高圧洗浄機であれば、バイクの状態を見ながら水圧を上げることができるのでおすすめです。

給水タイプ

バイクに使用する高圧洗浄機の選び方として、高圧洗浄機の給水タイプで選ぶことも重要です。

具体的に、高圧洗浄機の給水タイプには、以下のタイプがあります。

給水タイプ特徴
タンク式モーターとタンクが一体になっており、どこにでも持ち運ぶことができます。しかし、水を補充する手間や、大容量のタンクが重量が重くなってしまうデメリットがあります。
水道直結式水道の蛇口にホースを接続して直接給水するタイプです。作業中に水の残量を気にする必要がありません。水を補給する手間が省けるだけでなく、本体が軽量であることもメリットです。ただし、広範囲で使用する場合は長いホースが必要です。
自給式バケツやお風呂の残り湯、雨水タンクなどに溜まった水を直接給水できるタイプです。節水を重視する方におすすめです。洗浄力の低下を防ぐためには、定期的にホコリやゴミを取り除くフィルターの交換が必要になります。

上記のように、給水タイプによって高圧洗浄機を選ぶことで、洗車する際の手間を減らすことにもつながります

また、水が出せない場所でもバイクを洗車したいという方は、タンク式の高圧洗浄機を選ぶことをおすすめします。

扱いやすさ

バイクに使用する高圧洗浄機を選ぶ際には、扱いやすさで選ぶようにしましょう。

片手で使える高圧洗浄機なら、バイクを隅々まで洗うことができ、力が弱い女性でも簡単に使用することができます

軽量なものであれば、腕の疲れを最小限に抑えることができるので、商品の重さなども考慮しましょう。

また、ノズルの種類が豊富な高圧洗浄機を選ぶことによって、さらに洗車がしやすくなります。

さらに、バイクには塗装が施されているデリケートな箇所についても、ノズルを変更することで、ダメージを最小限に抑えることができます。

バイク洗車におすすめの高圧洗浄機5選

バイク洗車におすすめの高圧洗浄機については、以下があります。

  • Makita(マキタ)MHW080DZK
  • ケルヒャー(Karcher) モバイル高圧洗浄機 KHB 6 1.328-113.0
  • IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) タンク式高圧洗浄機 SDT-L01
  • Thanko(サンコー) タンク式充電どこでも高圧洗浄機 ACTD2WS8
  • HiKOKI(ハイコーキ) マルチボルトシリーズ AW18DBL

それぞれの高圧洗浄機について解説していきます。

Makita(マキタ)MHW080DZK

項目内容
サイズ長さ438×幅218×高さ269mm
重量6.7kg
水圧3~5.5Mpa
給水タイプ自給式
付属品トリガガン・高圧ホース5m・バリオスプレランス・ 洗浄ブラシ・サイクロンジェットノズル・泡ノズル・ 耐圧ホース3m・吸水コネクタ・ ワンタッチジョイント・ホースクランプ・ノズル穴掃除ピン・自吸ホースセット・(ストレーナ・吸水フィルタ付)

Makita(マキタ)MHW080DZKは、AC機に同等の水圧がある高圧洗浄機です。

サイクロンジェットノズルや洗浄ブラシノズル、泡ノズルなども装備されているので、泥汚れなどの頑固な汚れも簡単に落とすことが可能です

収納ポケットも付いているので、使用時にもアタッチメント類をスッキリと収納できるので、効率よく洗車ができます。

ケルヒャー(Karcher) モバイル高圧洗浄機 KHB 6 1.328-113.0

項目内容
サイズ長さ302 x 幅89 x 高さ265mm
重量1.3kg
水圧最大2.4Mpa
給水タイプ水道直結式(別売部品)/自給式(別売部品)
付属品バリアント・バッテリー18V 2.5Ah・充電器(18V専用充電アダプター)・本体側カップリング

ケルヒャー(Karcher) モバイル高圧洗浄機 KHB 6 1.328-113.0は、コードレスでありながらコンパクトでポータブルな高圧洗浄機です。

片手で持てるほど軽量でコンパクトな設計なので、持ち運びが容易であり、電源の確保に困ることなく手軽にバイクを洗車することができます

バイクの洗車以外にも、ベランダ掃除や車の洗車などの日常生活のシーンとして使用できるので、高圧洗浄機を頻繁に使用したいと思っている方にもおすすめです。

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) タンク式高圧洗浄機 SDT-L01

項目内容
サイズ幅約48×奥行約28×高さ約48cm
重量約7kg
水圧4.5MPa
給水タイプタンク式
付属品タンク・ガン・拡散可変ランス・ガンコネクター・高圧ホース(5m)・ノズルクリーニングピン・手動ポンプ・バッテリー・充電器

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) タンク式高圧洗浄機 SDT-L01は、静音タイプなので集合住宅でも利用でき、温水や洗剤も使える大容量のタンク式高圧洗浄機です

約26Lの大容量タンクを備えているので、水がない場所でもバイクの洗車が可能です。

また、水圧切り替え機能や、取り扱いやすい取っ手があるので、女性でも簡単に使用することができます。

Thanko(サンコー) タンク式充電どこでも高圧洗浄機 ACTD2WS8

項目内容
サイズ幅360×奥行き240×高さ880(mm) ホース:7000mm
重量3.9kg
水圧6MPa
給水タイプタンク式
付属品ハンドル・ウォーターガン・ウォッシュブラシ・ホース・洗剤ポケット・ACアダプター・シガーアダプター・タオル

Thanko(サンコー) タンク式充電どこでも高圧洗浄機 ACTD2WS8は、30~40分間連続稼働可能なバッテリー駆動の高圧洗浄機です。

35リットルの大容量タンクが付いており、約15〜20分間使用できるので、長時間の作業に最適です

タンク容量が大きいので、重量が重くなってしまいますが、キャスターが付いているので移動は簡単にできます。

HiKOKI(ハイコーキ) マルチボルトシリーズ AW18DBL

項目内容
サイズ全長302×全幅254×全高473mm
重量5.2kg(蓄電池装着時)
水圧0.5~2.0MPa
給水タイプタンク式/水道直結式(別売部品)/自給式(別売部品)
付属品急速充電器・トリガガン・バリアブルノズル・高圧ホース(3m)・ノズルクリーナピン

HiKOKI(ハイコーキ) マルチボルトシリーズ AW18DBLは、水道に直接接続することも可能で、機動性に優れたコンパクトなタンク式高圧洗浄機です。

付属の部品を使用すれば、水道に直接接続することもできます。

また、水道や電源の有無に関係なく広範囲で使用でき、噴射調節機能も使用することができます。

コンパクトで機動性に優れ、持ち運びや収納も簡単なのが魅力な高圧洗浄機です。

高圧洗浄機でバイクを洗車する際の注意点

高圧洗浄機でバイクを洗車する際の注意点については、以下があります。

  • 至近距離で噴射しない
  • 水をマフラーに入れないようにする
  • チェーンのメンテナンスをおこなう

それぞれの注意点について解説していきます。

至近距離で噴射しない

近距離で噴射してしまうと、水圧が強すぎて、思わぬ故障が起きてしまうリスクがあります。

バイクに高圧洗浄機を使用するには、水の勢いを少しでも和らげるためにも、少なくとも1メートル以上離れて使用することが重要です

しかし、タイヤやチェーン周りに関しては、近距離でも影響はほとんどありません。

このように、至近距離で噴射してしまうと、水圧が強すぎると、塗装がはがれたり、車体内部に水が侵入して電装系に異常が生じる恐れがあるので注意が必要です。

水をマフラーに入れないようにする

バイクを高圧洗浄機で洗う際には、マフラーの穴に水が入り込む可能性があるので、注意が必要です。

バイクのエンジンは、多少の水であればエンジンの熱で蒸発するので、洗車中でも少量の水であれば問題ありません

しかし、高圧洗浄機やホースで大量の水をマフラーに入れると、エンジンに損傷を与えたり、重大な事故につながる可能性があります。

チェーンのメンテナンスをおこなう

チェーンに付着した水分を拭き取らないと、錆びが発生してしまうので、高圧洗浄機の使用後には、チェーンのメンテナンスをおこなうようにしましょう。

また、高圧洗浄機を使用することでチェーンオイルも除去されてしまうので、チェーンオイルも追加するようにしましょう

万が一、そのまま走行を続けるとチェーンの寿命が短くなってしまったり、最悪の場合にはチェーンが破損してしまうリスクもあります。

そのため、高圧洗浄機で洗車をおこなったら、最後にはチェーンのメンテナンスも忘れずにしましょう。

正しいやり方でバイクの洗車に高圧洗浄機を使おう!

今回は、バイクに高圧洗浄機は向いているのか、洗車におすすめの高圧洗浄機を紹介しました。

バイクに高圧洗浄機は使うことはできますが、水の勢いが強すぎると、塗装がはがれたり、車体内に水が浸入して電装系に異常を引き起こす可能性があるので、バイクの洗車には高圧洗浄機は向いていないといえます

また、バイクに使用する高圧洗浄機の選び方については、以下があります。

  • 水圧
  • 給水タイプ
  • 扱いやすさ

今回の記事を参考にして、正しいやり方でバイクの洗車に高圧洗浄機を使用してください。