【風邪・花粉症予防】鼻うがいは毎日しても大丈夫?やり方や効果、ベストな頻度を解説

風邪やインフルエンザ、花粉症対策としてうがいや手洗いをこまめに行っている方は多いかと思いますが、風邪の予防や鼻の不快な症状の軽減に期待ができるセルフケアには「鼻うがい」がおすすめです。
鼻うがいは鼻をかんでも取りづらいネバネバした鼻水や感染の原因となるウイルスや細菌を洗い流せるとして、取り入れる方も増えていますが、鼻うがいは毎日行っても良いものなのでしょうか。
本記事では、鼻うがいの効果と適切な頻度について詳しく解説します。
また、初めての方でも鼻うがいが簡単にできるおすすめの製品についてもご紹介しますので、ぜひこの記事を参考に、鼻うがいを生活に取り入れてみてください。
鼻うがいとは

そもそも鼻うがいとは「鼻洗浄」とも呼ばれ、口で行ううがいのように、水を鼻の中に入れて埃やウイルス、細菌、花粉などの異物を洗い流す方法を指します。
通常、鼻水が溜まったときは鼻をかむのが簡単なセルフケアですが、鼻をかむだけでは粘り気のある鼻水やウイルス、細菌、膿などを取り除くのは難しいものです。
しかし、鼻うがいをすると鼻の奥に残る鼻水や膿などをスッキリ洗い流せるようになったり、鼻腔内の乾燥を防いだりすることが期待できます。
鼻うがいのやり方

ここでは、食塩を使った一般的な鼻うがいの方法をご紹介します。
【必要なもの】
- 洗浄液(水、塩)
- 鼻洗浄器具
鼻うがいでは一般的に、鼻洗浄用の器具を使用しますが、日本でも市販されている容器がいくつもあるので、利用してみましょう。
①洗浄液を作る
一般的な鼻うがいでは、洗浄液として生理食塩水を使用します。
沸騰したお湯500mlに5gの塩(小さじ1杯)を溶かし、これを40℃程度まで冷ますと濃度1%の生理食塩水が完成です。
アメリカでは、水道水で鼻うがいをした際に、水の中に含まれていたアメーバによって、アメーバ脳炎になって死亡したという症例が報告されており、鼻うがいに水道水を使わないよう警告を出しています。
日本では、飲用の水道水を使うにあたってはアメーバ脳炎のリスクは極めて低いとされていますが、ミネラルウォーターや沸騰したお湯で洗浄液を作るのが望ましいです。
②洗浄液を優しく鼻に流し込む
容器に洗浄液を入れ、前かがみの状態になって「あー」と声を出しながら鼻に洗浄液を流し込みます。
大きく上を向いて洗浄液を入れてしまうと、耳に洗浄液が入ってしまう恐れがあり、中耳炎の原因にもなるので、必ず前かがみで行いましょう。
また、勢いよく洗浄液を鼻の中に入れてしまうと、洗浄液が耳の中に入ってしまったり、鼻の粘膜を傷付けてしまう恐れがあるので、注意してください。
③反対側の鼻や口から洗浄液を出す
流し込んだ洗浄液を反対の鼻の穴から出します。
反対の鼻から出すのが難しい場合は、流し込んだ鼻の穴から洗浄液を出しても問題ありません。
④残った洗浄液を鼻や口から出し、軽く鼻をかむ
鼻腔内に残った洗浄液を顔を傾けて流し出します。
洗浄後、鼻を優しくかんで鼻の中に洗浄液が残らないようにしましょう。
鼻の中に洗浄液が残ってしまうと中耳炎の危険性があるので、注意が必要です。
鼻うがいの効果

鼻うがいは、鼻の奥に残る異物まで綺麗に洗い流せるため、鼻や鼻の奥で起こっている問題を解消し、病気の予防や改善に役立ちます。
鼻うがいに期待できる効果は以下の通りです。
- 風邪・インフルエンザの予防
- 花粉・アレルギー対策に効果
- 副鼻腔炎の予防・症状改善に効果がある
- 鼻の中の不快感を軽減できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
風邪・インフルエンザの予防になる
鼻うがいは、風邪やインフルエンザの原因となるウイルスや細菌などが多く付着している上咽頭を洗浄してくれます。
鼻づまり症状があるときは口呼吸になって、ウイルスや細菌が鼻のフィルターを通らずに、口から直接喉や肺に入ってしまうため、症状が悪化してしまいがちです。
しかし、鼻うがいをすればウイルスや細菌を洗い流せるほか、鼻本来の機能を取り戻すことができるため、風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。
花粉・アレルギー対策に効果が期待できる
鼻うがいは、花粉症やアレルギー性鼻炎に対しても有効です。
鼻の粘膜に付着した花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因となるものを洗い流すことで、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状を緩和する効果が期待できます。
副鼻腔炎の予防や症状改善に効果がある
副鼻腔炎とは、蓄膿症とも呼ばれ、顔や頭の骨の中に形成された副鼻腔に生じる炎症で、鼻づまりや鼻水が喉に垂れるなどの不快な症状が起きる場合があります。
鼻うがいでは、副鼻腔を直接洗い流すことはできないものの、鼻の奥の異物やネバネバした鼻水を洗い流してすっきりするほか、副鼻腔炎の予防や症状緩和の効果が期待できます。
鼻の中の不快感を軽減できる
鼻をかんでも、出てきにくいネバネバした鼻水でも、鼻うがいによって洗い流し、すっきりさせることが可能です。
また、鼻の粘膜に潤いを与えて、乾燥から生じる不快感の軽減にも役立ちます。
鼻うがいは毎日しても大丈夫?

鼻うがいは様々な病気の予防や改善に役立ち、鼻の不快感も軽減するため、毎日行ったり、1日に何度も行ったりする方も多いでしょう。
ですが、鼻うがいは毎日行っても大丈夫なのでしょうか。
ここでは、鼻うがいの適切な頻度について説明していきます。
鼻うがいは毎日してもOK
鼻うがいは基本的に、毎日行っても問題ありません。
鼻の中に炎症が起こってから鼻うがいをしても改善には時間がかかってしまうでしょうが、普段から鼻うがいを行うことで予防としての効果が高くなります。
慢性の鼻疾患を持つ方以外は毎日行う必要がありませんが、花粉の時期や屋外に長期間滞在した後、大掃除をした後など、適切なタイミングで行うのが望ましいです。
予防的に行うなら1日1〜3回程度がおすすめ
予防的に鼻うがいをするなら、片側100〜150mlずつ を1日1、2回程度、多くても3回程度を目安に行うのが望ましいです。
例えば、朝、帰宅後、就寝前に行うと、予防としての効果が期待できるでしょう。
症状がきつい場合は1日5〜6回程度
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの症状が酷くて辛いときは、1日に5〜6回程度鼻うがいをしても問題ないとされています。
しかし、鼻や喉に急性炎症がある場合は、鼻うがいによって、かえって症状が悪化する可能性もあるので、注意が必要です。
その場合は早めに耳鼻科等を受診して、急性の炎症に対する治療を優先した方が良いでしょう。
鼻うがいのやりすぎには注意!
鼻うがいはやりすぎると逆効果になってしまう恐れがあるため、1日1〜3回程度に留めておくのが望ましいです。
1日に何度も鼻うがいをすると、フィルターとしての役割を果たしている必要な粘膜の粘液まで洗い流してしまったり、鼻の粘膜を傷つけたりする危険性があり、症状の悪化や痛みに繋がります。
鼻本来のバリア機能を守るためにも、適切な頻度で鼻うがいを行いましょう。
鼻うがいならnicojaの電動鼻用洗浄器がおすすめ

鼻の不快感や鼻炎、鼻づまり、花粉症などに悩んでいる方は、nicojaの電動式鼻うがい器を利用するのがおすすめです。
nicojaは、家電製品や医療機器などをはじめ、幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までOEM、ODM製品を提供してきた日光精器株式会社が手がけるブランドです。
ここでは、nicojaの鼻うがいに最適な製品「電動鼻用洗浄器 ハナオート」について紹介していきます。
nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」は2種類
nicojaが提供する電動鼻用洗浄器は以下の2つがあります。
- 電動鼻用洗浄器 ハナオート
- 電動鼻用洗浄器 ハナオートDX
それぞれの違いは、タンクの容量とノズルの長さにあります。
詳しく説明しますので、比較してみてください。
電動鼻用洗浄器 ハナオート

初めての方でも簡単に鼻うがいができるのが、nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」です。
スイッチを押すだけで片手で簡単に洗浄できるため、高齢の方やお子さんでも使用できます。
【ハナオートの基本情報】
メーカー | 日光精器株式会社 |
生産国 | 日本 |
タンク容量 | 190ml |
サイズ | 高さ152mm×幅43mm×奥行107mm(ノズル取り外し時) |
質量 | 220g(電池を除く) |
防水型 | 日常生活防水(防雨型)IPX3相当 |
付属品 | 計量スプーン、ノズルセット、お試し用洗浄剤(ソルトミント)10包 |
ソルトミント成分 | 塩化ナトリウム、メントール、ペパーミント |
医療機器区分 | 一般医療機器 |
電動鼻用洗浄器 ハナオートDX

ハナオートが190mlの容量であるのに対し、ハナオートDXでは380mlの大型タンクになっています。
片鼻でタンクの水を使い切ってしまう方や、副鼻腔までしっかり洗いたいという方は、大容量タイプのDXを選ぶと良いでしょう。
また、DXは手元が自由に動かせる50cmのロングノズル仕様となっており、使用中の腕の負担を軽減します。
【ハナオートDXの基本情報】
メーカー | 日光精器株式会社 |
生産国 | 日本 |
タンク容量 | 380ml |
サイズ | 高さ152mmx幅64mmx奥行130mm(ノズル取り外し時) |
質量 | 260g(電池除く)※ロングノズル取り付け |
防水型 | 日常生活防水(防雨型)IPX3相当 |
付属品 | 計量スプーン、ノズルセット、お試し用洗浄剤(ソルトミント)10包 |
ソルトミント成分 | 塩化ナトリウム、メントール、ペパーミント |
医療機器区分 | 一般医療機器 |
ハナオートの特徴
鼻うがいなら、電動の水流で、鼻の奥までしっかり洗浄する「ハナオート」がおすすめです。
ここでは、nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」と「電動鼻用洗浄器 ハナオートDX」の特徴を詳しく説明していきます。
洗いづらい鼻腔を洗浄
一般的なうがいでは、口腔や中咽頭を洗い流しますが、鼻腔や上咽頭までは洗えません。
しかし、ハナオートは電動の水流で、洗いづらい鼻腔までしっかり洗浄します。
風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎の原因となるウイルスや花粉、ハウスダストを洗い流すため、予防に効果的です。
電動式で楽に鼻洗浄ができる
風邪・花粉対策で鼻うがいを楽にしたい方は、電動式のハナオートがおすすめです。
タンクに付属スプーン1杯分の食塩と40℃未満のぬるま湯を入れ、ノズルを片方の鼻に入れてスイッチを入れるだけで洗浄が行われ、3分程度で両方の鼻の穴をすっきりと洗浄できます。
また、電動による安定した水流で洗浄するハナオートは、一定の水圧でやさしく洗うため、鼻の奥を通っても痛みなく行える点もメリットです。
選べる3段階の水圧
ハナオートの水圧は、「弱」「中」「強」の三段階調節が可能であるため、自分に合った強さを設定できます。
鼻うがいが初めての方や高齢の方、お子さんは弱い水圧で、慣れてきた方は中くらいの水圧で洗浄するのがおすすめです。
また、開始から1分後に自動で止まるタイマー付きなので、洗い過ぎる心配もありません。
DXなら大容量でたっぷり使える
ハナオートDXは380mlの大容量のタンクでたっぷり使えるため、花粉の多い日に利用したい方や、副鼻腔までしっかり洗いたいという方にもおすすめです。
また、手元が自由に動かせる50cmのロングノズルで、タンクを置いてノズルの位置を自由に動かせるので、使いやすいというメリットもあります。
本体直結のショートノズルも付属しているため、好みで変更可能です。
安心して使える日本製の医療機器
ハナオートを製造したのは、これまで幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までを手掛けてきた医療機器製造メーカーです。
高い技術力を駆使してハナオートが作られており、製品は一般医療機器としても認証されています。
また、繊細な鼻をケアをする衛生品だからこそ、安心して使用できる日本製にこだわって開発している点も強みです。
鼻うがいは1日1〜3回を目安に行おう

鼻うがいは、通常のうがいでは洗い流せない鼻腔まで洗浄でき、病気の感染予防やアレルギー対策に役立ちます。
鼻うがいは毎日行っても問題ありませんが、1日に何度もやりすぎると、鼻の粘膜まで洗い流し、傷つけてしまう恐れがあります。
そのため、1日1〜3回程度を目安にして、やり過ぎには注意しましょう。
また、鼻うがいには、nicojaの電動鼻用洗浄器 「ハナオート」がおすすめです。
今回ご紹介した製品以外にも様々な製品がありますので、ぜひ公式オンラインショップをご覧ください。