【風邪・花粉対策】鼻うがいはいつやる？正しい方法とタイミング、注意点を解説
鼻のセルフケアとして「鼻うがい」がありますが、風邪、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、副鼻腔炎の緩和など、様々な効果が期待されます。
では、鼻うがいはどのタイミングで行うのがベストなのでしょうか。
本記事では、鼻うがいの方法や適切なタイミング、行う際の注意点を解説します。
実は、鼻うがいを間違った方法で行うと、逆効果となってしまうのです。
鼻うがいにおすすめのアイテムについてもご紹介しますので、ぜひこの記事を参考に、鼻うがいについて理解を深めていただけたら幸いです。
鼻うがいとは
鼻うがいとは、鼻洗浄とも呼ばれ、水を鼻の中に入れて洗い流すことで鼻の中を綺麗に洗浄する方法を指します。
鼻をかんでもネバネバした鼻水や鼻の奥にあるウイルス、細菌、膿などを取り除くのは難しいです。
しかし、鼻うがいをすると鼻の奥に付着した汚れをスッキリ洗い流せるようになります。
鼻うがいは痛くない？
プールやお風呂で鼻に水が入ると、ツーンとした痛みを感じるため、鼻うがいも痛い、苦しいといったイメージを持つ方もいるでしょう。
水が鼻に入ると、細胞と水の濃度の差で浸透圧差が起きて細胞の粘膜が膨らみ、これが痛みの原因となります。
しかし、人間の体液とほとんど変わらない塩分濃度で作られた生理食塩水を使用して鼻うがいを行えば、痛みを感じたりしみたりすることはほとんどありません。
鼻うがいのメリット
鼻うがいの大きな目的は、風邪やアレルギー症状の改善や鼻の不快感の軽減などです。
鼻の中には埃やウイルス、細菌、花粉などの異物が侵入するため、鼻の中の粘膜に付着しやすいですが、鼻うがいによってこれらを取り除くことができます。
ここでは、鼻うがいによって得られる具体的な効果について見ていきましょう。
口呼吸を減らせる
鼻づまりによって口呼吸になっている人もいますが、口呼吸は、口腔内の乾燥や炎症につながるだけでなく、ウィルスを直接口の中に取り込んでしまう恐れがあります。
しかし、鼻うがいによって鼻の中がすっきりすれば、鼻呼吸がしやすくなり、口呼吸によるリスクの軽減につながるでしょう。
風邪・インフルエンザ対策になる
鼻うがいをすることで、風邪やインフルエンザなどの病気の原因となるウイルスを洗い流し、予防になります。
また、口呼吸になっていると細菌やウイルスがに直接入ってしまいがちですが、鼻づまりを解消すれば、鼻がフィルターの役割を果たし、感染症予防につながるでしょう。
アレルギー症状の対策になる
鼻うがいをすることで、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を取り除けるため、症状の緩和や予防につながります。
そのため、花粉症によってくしゃみや鼻づまり、鼻水などの症状に悩んでいる方は、手洗いや通常のうがいと同じく、鼻うがいを取り入れてみるのがおすすめです。
副鼻腔炎の緩和
鼻うがいは、副鼻腔炎（蓄膿症）の予防や、頭痛や目の奥の痛みなどの症状緩和の効果も期待できます。
副鼻腔炎の原因となるのはアレルギーや細菌感染で、鼻うがいで副鼻腔を直接洗い流すことができるため、予防になるのです。
鼻の不快感を軽減できる
花粉症やハウスダストなどが原因でムズムズしたり、鼻の乾燥によって不快感がある人もいるでしょう。
しかし、鼻うがいでネバネバとした鼻水をしっかり洗い流したり、鼻の中の粘膜に潤いを与えたりすることで、不快感を軽減できる可能性があります。
鼻うがいはいつやる？何回やれば良い？
鼻うがいに期待できる効果についてご紹介してきましたが、自宅でできる風邪や花粉症対策として鼻うがいを取り入れようと考えている方の中には、どのくらいの頻度で行えばよいか分からない方も多いでしょう。
ここでは、鼻うがいの適切な回数やタイミングについて説明していきます。
鼻うがいは毎日行ってもOK
基本的に、鼻うがいは毎日行っても問題ありません。
鼻の中に炎症が起こってから鼻うがいをしても改善に時間がかかってしまう場合がありますが、普段から鼻うがいを行えば、予防としての効果が期待できます。
特に、花粉の時期や長時間外に出かける場合、寒く乾燥しがちな時期などは持続的に行うと良いでしょう。
鼻うがいは1日1〜3回、やりすぎに注意
鼻うがいのしすぎは逆効果となるため、使用頻度には気をつけましょう。
鼻の粘膜には、ウイルスや花粉などの異物が体内に直接入るのを防ぐフィルターのような働きがありますが、1日に何度も鼻うがいを行うと、フィルターの役割をする鼻の粘膜を傷つけてしまう可能性があります。
1日1〜3回程度を目安として、鼻うがいのしすぎには注意してください。
朝と夜に鼻うがいをするのがおすすめ
うがいは1日のうちいつやるのが効果的かというと、朝と帰宅時のタイミングがおすすめです。
朝起きてすぐに鼻うがいを行えば就寝中に吸い込んだ汚れを洗浄し、帰宅後に行えば1日の生活の中で溜まった汚れをすっきり洗い流すことができるでしょう。
さらに、朝や夜中は唾液の分泌が少なくなり、喉が乾きやすくなっているため、潤すためにも有効です。
1日3回鼻うがいを行うかたは、起床時、帰宅後、就寝前のタイミングがベストといえますが、自分の決めたタイミングで継続的に行うと効果が期待できるでしょう。
市販の鼻うがい製品の場合は使用頻度や使用年齢を守る
鼻うがい用の商品は、洗浄タイプ、スプレータイプ、電動タイプ、子どもでも使用しやすいタイプなど様々なものが展開されています。
製品によって有効成分はもちろん、用法・容量や使用可能な年齢が異なっており、中には子どもや高齢者の利用が適さない商品もあります。
そのため、必ず製品に記載されている内容をチェックし、用法・容量を守って正しく使いましょう。
鼻うがいを自宅で行う方法
ここでは、鼻うがいを自宅で行う際の方法をご紹介します。
鼻うがいでは鼻洗浄用の器具を使用しますが、市販されている容器も多くあります。
洗浄液として、水や食塩を用意しましょう、
①洗浄液を作る
洗浄液は市販されている生理食塩水を購入して使用しても良いですが、水と塩を用意すれば自宅でも作れます。
沸騰した500mlのお湯を40 ℃程度に冷まし、そこに5gの塩（小さじ1杯）を溶かしたら完成です。
作った洗浄液を常温で放置すれば雑菌が繁殖するため、残った液は保存せず使用後は捨ててください。
②洗浄液を優しく鼻に流し込む
容器に洗浄液を入れ、前かがみの状態になって「あー」と声を出しながら鼻に洗浄液を流し込みます。
大きく上を向いて洗浄液を入れると、耳に洗浄液が入ってしまい、中耳炎を引き起こす恐れもあるので、必ず前かがみになって鼻うがいを行いましょう。
また、洗浄液を鼻の中に勢いよく入れると、耳の中に入ってしまったり、鼻の粘膜を傷つけたりする可能性もあるので注意してください。
③反対側の鼻から洗浄液を出す
流し込んだ洗浄液を反対の鼻の穴から出します。
口から出しても問題ありません。
反対の鼻から出すのが難しい場合は、流し込んだ鼻の穴から洗浄液を出しましょう。
④残った洗浄液を鼻や口から出し、軽く鼻をかむ
鼻うがいが終わったら、鼻腔内に残った洗浄液を顔を傾けて流し出します。
その後、鼻を優しくかんで洗浄液が鼻の中に残らないようにしましょう。
鼻の中に洗浄液が残ってしまうと中耳炎になる恐れがあります。
鼻うがいの注意点
鼻うがいを行うことで、風邪や花粉症予防、鼻の不快感軽減など様々な効果が期待できる一方で、正しい使い方をしなければ危険につながります。
ここでは、鼻うがいをする際の注意点について解説していきます。
水道水での鼻うがいは控える
鼻うがいに水道水をそのまま使うのはやめましょう。
日本の水道水は安全とも言われていますが、水道水にも含まれている細菌に感染してしまうことはないとは言い切れないため、ミネラルウォーターや沸騰したお湯で洗浄液を作った方が望ましいです。
また、水道水をそのまま鼻に注入すると、痛みを感じたり、鼻の粘膜をつけたりするなどのリスクがあります。生理食塩水を使用し、体液に近い濃度にして浸透圧を体液と同じくらいにすれば、これらのリスクを減らせるでしょう。
鼻うがい後、洗浄液が鼻の中に残らないようにする
鼻うがいをして鼻腔内に残った洗浄液は、顔を傾けて流し出し、その後やさしく鼻をかんで、液が鼻の中に残らないようにしましょう。
鼻の中に液が残ってしまうと中耳炎を発症する危険性があります。
また、残った洗浄液を飲み込まないように注意してください。
洗浄液はゆっくりと押し出す
鼻うがいをする際に洗浄液が入った容器を強く押し出すと、液体が勢いよく噴射され、耳に流れ込んだり、鼻の粘膜を傷つけたりしてしまう恐れがあります。
そのため、洗浄液を使うときは弱い力ではじめ、ゆっくりと注入していきましょう。
鼻うがいをやめた方が良い人
鼻うがいをするのをおすすめしない人は以下のケースです。
- 中耳炎を起こしやすい人
- 鼻にポリープがある人
- 誤嚥を起こしやすい人
誤嚥しやすい方は、鼻うがいをした際に洗浄液が気管支や肺に入ってしまう危険性があるので、控えた方が良いでしょう。
また、現在鼻の疾患があり治療を行っている方は、担当医の指導のもと鼻うがいを行ってください。
鼻うがいならnicojaの電動鼻用洗浄器がおすすめ
鼻の不快感や鼻炎、鼻づまり、花粉症などに悩んでいる方は、nicojaの電動式鼻うがい器を利用するのがおすすめです。
nicojaは、家電製品や医療機器などをはじめ、幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までOEM、ODM製品を提供してきた日光精器株式会社が手がけるブランドです。
ここでは、nicojaの鼻うがいに最適な製品「電動鼻用洗浄器 ハナオート」について紹介していきます。
nicojaの「ハナオート」と「ハナオートDX」との違い
nicojaが提供する電動鼻用洗浄器は以下の2つがあります。
- 電動鼻用洗浄器 ハナオート
- 電動鼻用洗浄器 ハナオートDX
それぞれの違いは、タンクの容量とノズルの長さにあります。
詳しく説明しますので、比較してみてください。
電動鼻用洗浄器 ハナオート
初めての方でも簡単に鼻うがいができるのが、nicojaの「電動鼻用洗浄器 ハナオート」です。
スイッチを押すだけで片手で簡単に洗浄できるため、高齢の方やお子さんでも使用できます。
電動鼻用洗浄器 ハナオートDX
ハナオートが190mlの容量であるのに対し、ハナオートDXでは380mlの大型タンクになっています。
片鼻でタンクの水を使い切ってしまう方や、副鼻腔までしっかり洗いたいという方は、大容量タイプのDXを選ぶと良いでしょう。
また、DXは手元が自由に動かせる50cmのロングノズル仕様となっており、使用中の腕の負担を軽減します。
ハナオートの特徴
鼻うがいをするなら、電動の水流で、鼻の奥までしっかり洗浄する「ハナオート」がおすすめです。
ここでは、nicojaのハナオートの特徴を詳しく説明していきます。
特徴①洗いづらい鼻腔を洗浄
一般的なうがいでは、口腔や中咽頭を洗い流しますが、鼻腔や上咽頭までは洗えませんが、ハナオートは電動の水流により、洗いづらい鼻腔までしっかり洗浄します。
風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎の原因となるウイルスや花粉、ハウスダストを洗い流すため、予防に効果的です。
特徴②電動式で楽に鼻洗浄ができる
ハナオートは電池式のため、初めての方でも楽に使用できます。
また、電動による安定した水流で洗浄するハナオートは、一定の水圧でやさしく洗うため、鼻の奥を通っても痛みを感じにくいです。
特徴③選べる3段階の水圧
ハナオートの水圧は、「弱」「中」「強」の三段階調節が可能であるため、自分に合った強さを設定できます。
また、開始から1分後に自動で止まるタイマー付きなので、洗い過ぎる心配もありません。
正しい方法で鼻うがいをしよう
鼻うがいは、正しい方法で行うと多くのメリットを得られます。
しかし、間違った方法で行ったり、1日に何度も洗浄したりすると症状が悪化するなどの逆効果になるので気をつけましょう。
また、鼻うがいには、nicojaの電動鼻用洗浄器 「ハナオート」がおすすめです。
今回ご紹介した製品以外にも様々な製品がありますので、ぜひ公式オンラインショップをご覧ください。
