- ページランクとは
- 米Google社の共同創設者の1人、ラリー・ページが発案したWebページのランク付けを行うためのアルゴリズム。またはそのランク付け。アクセス数からではなく、他のWebページからのリンクを数値化して評価を行う。
- >> MEOでは「webページの信用度」を指します
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略歴/流れ
ページランクは、Googleが行なう独自のWebページ評価指標です。
一般的にページランクが高ければMEOの効果も高まると言われています。
1998年、Googleの創設メンバーであるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによってページランクは開発されました。
Webページのランクと勘違いされがちですが、開発者の「ペイジ」から取られたようです。
「良い論文はたくさんの論文から引用される」という考えからページランクが作られており、被引用数が元となっていると言われています。
ページランクの特許はスタンフォード大学が持っており、その使用権をGoogleがもらっている状況です。
ページランクは、主にGoogleツールバーで見れましたが、2014年10月に廃止が告知され、2016年4月には完全廃止されてしまい、現在は目に見える形で確認できません。
しかし、Google内部ではページランクを管理しており、今でも検索アルゴリズムの重要な位置付けと考えられています。
ページランクとは何か
ページランクは、Googleの検索エンジンがWebページの重要度を定量的に評価し、ユーザーに最適な結果を提供するための指標のことで、被リンクの数と質によって決定されます。
「多くの被リンクがあるWebページは、より人気である」という考え方に基づきGoogleが開発した数字的な判断基準といってもいいでしょう。
ページランクが高いからといって、必ずしもGoogle検索で上位表示されるわけではありません。
良質なリンクでなければ検索結果に反映されないので、被リンクを増やしてもスパムに該当すると判断されれば無意味です。
現在、ページランクを見ることはできませんが、Googleの検索アルゴリズムの1つと考えられているので、MEOのために考慮すべき項目といえます。
そのためページランクの向上は、MEO効果も期待されると考えていいでしょう。
関連する単語の紹介
被リンク
外部サイトから自サイトへ向けられたリンクをいいます。
被リンク数が多いと人気のあるサイトと判断されるため、昔から今も変わらずSEO対策において、非常に重要な対策のひとつです。
良質なリンク
高品質で関連性の高いリンクをいいます。
具体的には、「専門性が高く正確である」「最新の情報を保っている」「オリジナル性がある」「Googleのガイドラインに違反していない」「関連性が高い」といったWebサイトからのリンクです。
リンクを貼っているWebサイトの質が高くなければ、良質なリンクと判断されず、意味のないリンクと見られてしまいます。
スパムリンク
プログラムで自動生成されたリンク集だけのページなど、テーマ性に乏しい低質コンテンツを持つWebページからの悪質な被リンクをいいます。
一般的な活用方法、さまざまな目線から紹介
ページランクの活用方法をコンテンツ利用者と作成者からの視点で紹介します。
コンテンツ利用者からの活用方法
ページランクは、現在目に見える形で確認をできないため、コンテンツ利用者にはそこまで影響がないと考えられます。
しかし、閲覧しているページが他サイトから多くリンクをされている場合、ページランクが高いサイトと認識できるでしょう。
また、検索上位に出てくるサイトもページランクが高いとも考えられ、高品質な情報があるWebサイトと見てもいいかもしれません。
コンテンツ作成者からの活用方法
ページランクを高めると検索上位に表示されるメリットがあります。
少しでも検索上位に表示させたい場合は、ページランクを高めるといいでしょう。
具体的には、以下の方法があります。
- SNSなどを利用し、多くのユーザーに認知してもらって被リンク数を増やす
- 関連深いWebサイトと相互リンクを行う
スパムリンクではページランクを高められないので、関連性の高いWebサイトからの被リンクを促してください。
MEOにおける優位点・メリット・注意点
ページランクを高めると検索上位に表示されるので、MEOにおいてメリットがあります。
現在、ページランクを直接確認する方法はありませんが、検索アルゴリズムの評価対象として今も機能していると考えられているからです。
直接確認をできませんが、Mozのドメインオーソリティ(DA)や、ahrefsのドメインレーティング(DR)などをページランクの代替えとして参考にするといいでしょう。
MEOにおいても効果があるため、被リンクなど気にしない姿勢ではいけません。
被リンクの影響
運営サイトがどの程度リンクされているか、指標は認知しておくべきです。
しかし、ページランクは、被リンクをただ増やせばいいわけではないので注意しましょう。
被リンクされるWebサイトがページランクの低い低品質サイトであった場合、自サイトのページランクに影響はありません。
そこで、被リンクされるには、運営しているWebサイトの質を上げてください。
相手からリンクしたいと思われなくては被リンクを獲得できないからです。
ただWebサイトを作り、被リンクや相互リンクをお願いしたところで相手から嫌がられるでしょう。
質の高いWebサイトを作り、SNSなどで興味関心を持ってもらえるフォロワーに認知し、リンク獲得を促してください。
ページランクを高めることは簡単ではありませんが、基本となるのはWebサイトの質を高めることです。
MEOでメリットを出すためにはページランクを高めることも1つの手法ですが、そもそものコンテンツの質が低ければ意味がありません。
あまりにページランクを意識して、スパムリンクを含む被リンクを獲得すると、逆にGoogleからガイドラインに抵触したサイトと見なされる可能性もあるので注意してください。
その他関連する話
Mozやahrefsから自Webサイトの指標を確認するだけでなく、競合サイトも見てみるといいでしょう。
もし自サイトよりも多くの被リンクを獲得しているならば、コンテンツの内容の再検討や、SNSでのプロモーションに力を入れるなどMEO対策が見えてくるはずです。
なるべく関連性の高いサイトからの被リンクを獲得するためには、自分から動く必要もあります。
相互リンクなどを持ちかけてみてもいいかもしれません。