「MEOの順位チェックツールをいくつか比較したいな。自社でGoogleマイビジネスの運用をするためにも、おすすめツールがあれば検討したい」
このように、MEO対策を行う上で順位チェクツールの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。また、ツールを使うことでGoogleマイビジネス(以下、GMB)を自社で運用できるのか疑問に思う方も多いかと思います。
結論として、自社でも可能ですが精度の高い運用を目指すのであれば業者・代理店で運用を依頼するのがおすすめ。今回は、ツールの比較ポイントと合わせて、ツールを自社で導入するメリットとデメリットについてもご紹介します。
今後MEOで集客効果を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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MEOツールでできる5つのこと
MEO対策においてツールの使用は欠かせません。ランキング順位のチェックやGMBの機能補助など、MEO対策をより効果的に行うためにはとても優秀な役割を果たしてくれるでしょう。
Googleマップの利用ユーザーの増加やGoogle検索のアルゴリズム変動によって、ローカルビジネスの集客にGMBの運用は必須です。
GMB運用に活用できるMEOツールでできる5つのことについて、下記にて詳しくご紹介するのでぜひご参考ください。
1.検索地域と検索時間の分析
検索順位の結果は、検索する「時間帯」や「地域」によって変動しています。
しかし、時間帯による変動を確認するために定期的に端末をチェックするのとても大変です。また地域別の検索結果を調査するのは、MEOツールの導入をしなければとても困難なことです。
MEOツールを導入することで、検索時間の自動検出や地域別の消費者行動などを分析することができるようになります。これによって、的確な情報を取得することができるでしょう。
時間別・地域別のデータを可視化することで、効果的なMEO対策を行うことができます。
2.口コミやレビュー数の分析
MEO対策を行う上で、「口コミ」や「レビュー数」などの外部対策も重要な項目となります。
MEO対策では「関連性」「距離」「知名度」によって検索順位の表示に影響していると考えられ、口コミの数は「知名度」に関連しています。クチコミの多さ、レビュー数、またその質が大切となるため、ユーザーからの投稿に返信できるものは返信するようにしましょう。
これらのデータを管理できるMEOツールは、顧客管理の面でもとても役に立つこと間違いなしです。
3.流入経路やアクションの分析
ユーザーがどのようにして店舗情報にたどり着いたのか、またその後のアクションはどうか、MEOツールを活用することで分析をすることができます。
流入経路を把握しておくことで、ユーザーの検索意図を理解することができて新規顧客の獲得にもつながります。よりターゲットを明確にすることができるため、全体の流入数の増加にもつながるでしょう。
また検索デバイスもチェックすることができるため、デバイスごとに最適なターゲティングができるようになります。
4.競合サイトの検索順位チェック
MEOツールを活用することで、競合のサイトや店舗の検索順位を確認することができます。競合を分析することは、Googleの検索アルゴリズムについて把握できる重要な指数となります。
競合のコンテンツの変化や検索アルゴリズムを把握しておくことで、自サイト・自店舗への改善点が見つかるきっかけになるでしょう。
自らの分析も大事なのですが、競合を分析することでニーズのある要素を把握し、MEO対策に活用できるのです。
5.キーワード別の順位変動・アクセス分析
MEOツールを活用することで、キーワード別の順位変動やアクセス分析をすることができます。キーワードによっては検索順位が変わるため、適切なキーワード選定を行う必要があることに留意しましょう。
ツールを活用すると、キーワードを入力することで店舗順位を自動解析してくれます。これにより分析にかける時間を大幅に短縮してくれるため大変便利です。
的確なキーワード選定を行い、ユーザーのニーズについて詳細に分析をしてみましょう。
MEOツールを活用するメリットはGMBの機能補助
MEOツールの活用メリット
- GMBの機能を補助できる
- 口コミへの自動返信ができる
- インサイトデータのCSV出力ができる
- 営業時間や検索住所ごとの順位測定ができる
- メモ機能や予約投稿での運用効率化ができる
主にMEOツールを活用することは、上記のメリットがあります。
とはいえGMBの機能補助を行うことが一番の目的で、MEO対策を行うためにはGMBに登録しなければ何も始りません。GMBをきちんと運用した上で、運用効率化のためにツールを活用するということを覚えておきましょう。
MEOツールのデメリットはコストがかかること
MEOツールのデメリット
運用コストがかかる
MEOツールのデメリットを挙げるとすると、運用コストがかかってしまうことです。もちろん無料のツールもありますが、GMBを本格的に運用するのであれば有料ツールの機能を活用するのがおすすめ。
いくら有料ツールを導入しても、運用コストと業務量の費用対効果が見合っていなければもったいないです。ツール導入時は、機能を最大限に活かし高い集客効果を図りましょう。
【無料版】MEOツールを3つ比較
ツール名 | 検索順位チェック | 計測地域指定 | SEO対策の可否 | 完全無料 |
---|---|---|---|---|
I Search From | ○ | ○ | ○ | × |
Google広告 | × | × | ○ | ○ |
Promost「MEOチェックツール」 | ○ | ○ | × | ○ |
無料で使用できるMEOツールについて、かんたんな比較表にまとめました。以下にそれぞれ詳細をご紹介しているので、ご参考ください。
1.I search from
『I Search From』は言語や利用デバイスごとに的確な分析を行えるMEOツールです。またSEO対策にも効果的で、Google検索エンジン上の検索順位を表示できる面がとても便利と言えるでしょう。
I Search Fromのおすすめポイント
- 国、言語、使用端末を選択しての順位チェックが可能
- SEO対策の順位チェックツールとしても活用できる
- 海外からの検索をシュミレート可能
2.Google広告
Google広告(旧:Google AdWords)を活用することで、MEO対策を行うことが可能です。管理画面上でリスティング広告とディスプレイ広告を管理することができ、SEO対策を合わせて高い集客効果を見込めるでしょう。
Googleアカウントをお持ちであれば使用することができますが、広告出稿サービスなので広告宣伝費がかかることに留意する必要があります。
「検索順位チェック」は行うことができないですが、短期的に集客を行うのであれば最適なサービスです。
Google広告のおすすめポイント
- Google Analyticsを連携可能
- リスティング広告とディスプレイ広告の一括管理ができる
3.Promost 「MEO順位チェックツール」
Promostの「MEO順位チェックツール」は、Googleマップ上の順位を毎日チェックできる機能があるツールです。地域別での計測もできるため、全国的に分析できるのが大きな特徴と言えるでしょう。
また特許取得済みで、日本初の計測市域が指定できるツールとしても認知されています。無料期間は14日ですが、その後料金が発生することはないので安心ですね。
Promost「MEO順位チェックツール」のおすすめポイント
- 世界中どの国でも計測可能
- 地域を指定してMEO順位チェック可能
- Googleマップの表示順位を毎日チェックできる
【有料版】MEOツールを5つ比較
ツール名 | 料金 | 契約期間 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
MEOチェキ | 0円〜/無料 | 6ヶ月~ | 1ヶ月間 |
COCO | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ |
Gyro-n | 1,500円/月 | なし | 14日間 |
On map eye | 500円/月 | 6ヶ月~ | ー |
MEO tracker | 20,000円/月 | 1ヶ月~ | 14日間 |
有料のMEOツールについて、かんたんな比較表にまとめました。有料ツールは多くの機能が備わっており、価格帯も無料~数万円と差が生じます。
以下にそれぞれ機能面など詳細をご紹介しているので、ご参考ください。
1.MEOチェキ
『MEOチェキ』はGMBの投稿管理などの機能補助から、検索順位のチェック、さらに競合や口コミなど分析も行うことができるツールとなります。
幅広く分析や計測を行うことができ、最大の特徴は「画像キャプチャ保持機能」が搭載されていることです。この機能は他のツールには搭載されておらず、実際の検索画面を画像で保存できるため後から確認しやすいことがメリットとなります。
様々なデータを自動習得してくれるため、効率よくMEO対策できるでしょう。
「MEO順位チェキ」のおすすめポイント
- 予約投稿機能が備わっている
- 自動で検索順位を取得して測定可能
- 検索結果を画像チャプタで保持できる
2.COCO
『COCO』は”地域No.1のお店を作る接客強化プラットフォーム"です。SMS(ショートメッセージ)を活用することで、かんたんに顧客アンケートを取ったり口コミを集めたりすることができることが一番の特徴といえるでしょう。
一括管理をすることができ、MEO対策に限らずSEO対策も行うことができるのが強みとなります。
口コミ獲得目標の設定もできるため、幅広い運用が可能です。
COCOのおすすめポイント
- 口コミを一括管理できる
- SEO対策も行うことが可能
- SMSを活用した顧客管理ができる
3.Gyro-n
『Gyro-n』のMEOチェックツールは、”検索言語設定”ができることが特徴です。GMBと連携することで質の高い分析が可能となり、インサイト分析や自動レポーティングができるようになります。
競合店舗との順位比較も行うことができるため、より高いニーズの分析が可能です。
Gyro-nのおすすめポイント
- 多言語検索に対応している
- 口コミ数やレビュー数の推移を可視化できる
- 店舗の営業時間に合わせた検索時間を指定できる
4.On map eye
『On map eye』は1アカウントを月額500円で利用することができるMEOツールです。とてもリーズナブルに導入することができるため、初めての有料MEOツールでも手軽に導入できるでしょう。
最低4キーワードを常時測定することができ、MEO対策の順位チェックを行うことができます。
On map eyeのおすすめポイント
- 検索順位を常時測定できる
- GMB運用に関するレポートが毎月配信
- 検索順位だけでなくインサイトデータの測定可能
5.MEO tracker
『MEO tracker』は毎日のGMBの順位を、自動でチェックできるMEOツールです。
対策キーワード数が50個〜設定でき、順位チェックに注力できるツールと言えるでしょう。またデバイスごとの順位測定もできるため、ピンポイントで欲しい情報を得ることができるのが特徴です。
社内やクライアントとGMBのデータを共有できるため、運用や管理がしやすいことが大きなメリットと言えます。
MEO trackerのおすすめポイント
- CSV出力でレポート化しやすい
- 順位移行グラフで確認しやすい
- クラウド型のMEOチェックツール
MEOツールを使った運用ポイント
MEO対策を行う上で、ツールの導入は必須といっても過言ではありません。GMB単体の運用ではできることに限界があり、なおかつ効率があまり良くないのです。
GMBの運用効率化や幅広い分析を行うためにも、ツールはとても重要な役割を果たしてくれるでしょう。
特にGMBに登録したばかりでMEOの評価を高めるまでの軌道が乗るまでは、効率よくGMBの運用を行うべきです。「時間がなかなか取れない」「どのような情報を収集すればいいのかわからない」という方は、ツールを導入してみてはいかがでしょうか。
またMEO対策に関するノウハウは幅広く、分析するべき内容はたくさんあります。場合によっては、MEO対策の業者や代理店に依頼をしてみるのもいいでしょう。
業者に頼らずMEO対策を行うことができるのは、ある程度MEO順位が軌道に乗ってから行うことをおすすめします。
MEOに関心を持ちこれから対策を行う場合、MEOは高い集客効果が見込めるためぜひ導入を検討してみてください。