MEO用語

サイテーション

サイテーション
サイテーションとは
言葉としては「引用」「言及」という意味。SEOの世界では「リンクではない形による、他ページ(他コンテンツ)の参照」を意味するものとして使われることが多い。

>> MEOでは「外部からの引用や外部サイトでの紹介のこと」を指します

略歴/流れ

対象の店舗や会社のリンクが無くとも、店などの名前をブログなどに書かれることを意味するサイテーションは、元々「サイテーションインデックス」と呼ばれていました。

そしてその歴史は、1950年頃より活発化してきたとされています。

この当時、文献などが急増したことにより、テーマ索引の集約などにかかる膨大な時間と労力に、人間の能力では限界を迎えたことは始まりです。

その後はさまざまな研究がなされ、「引用をたどれば、それに関連する研究や文献にまでアクセスできる」という発見とともに、サイテーションインデックスとデータベースの開発がなされています。

これがまさに、現在のサイテーションの原型となったものです。

サイテーションの種類・定義

サイテーションの種類・定義

サイテーションは直訳すると、「引用」「言及」といった意味を持つIT用語です。

SEOにおいては、「リンクは貼られていないが会社名や店舗名などがブログや紹介サイト等に記載されること」を指します。

Googleマップでの検索や、MEOなどのローカルSEOで用いられるサイテーションは、検索結果の上位表示に大きく関わってくる要因の一つです。

例えば、ある飲食店を訪れたユーザーが自身のブログやSNSにて、店舗情報や口コミなどについて書いたとします。

その際、店のリンクは貼らなかったとしても、その名前の飲食店について言及されるケースももちろん考えることが可能です。

また、オーガニック検索におけるSEO対策の場合、基本的にリンク(※)があることが望ましいとされています。

※Googleのクローラーは主にリンクを巡回してWebページなどを認識・分析した上で検索表示結果を審査するため

しかし、サイテーションの場合はリンクが無くても、そのURLや名前(サイト名や店舗名など)、住所や電話番号といった情報がまさしく「引用・言及」されていることで、被リンクに似た役割や効果を発揮するという説があります。

Googleは検索エンジンのクオリティアップを日々研究しており、検索エンジンであるGoogleがいかにユーザーのニーズに叶った結果を提供できるかという点も評価の1つです。

つまり、この評価基準の中に、Webサイトがユーザーにとってどれだけ評価されているかというポイントも含まれているということになります。

そのサイトについて、どれだけのサイテーションがついているか?または、そのサイテーションがプラスの評価のものか批判的なものかを審査したうえでWebページが評価され、アルゴリズムに従ってフィードバックがなされると考えることも可能です。

この原理より、いくらサイテーションが多くても、サイトが炎上していたり評価が悪かったりすることで、SEOに悪影響が及ぶという事にもつながります。

関連する単語の紹介

オーガニック検索

いわゆる通常検索のことを指し、検索結果ページに表示されるものから連動して表示される広告などを除くものを指します。

このことから「ナチュラル検索」「自然検索」とも呼ばれている用語です。

なおSEOにおいては、表示に関する対策などをこのオーガニック検索を対象に行っています。

ユニバーサル検索

検索結果に対してWebページ以外の情報を表示させる機能を指し、2007年から実装されたものです。

近年では、オーガニック検索による検索結果に、店舗などの場所や住所などの情報を併せて表示したり、ニュースや画像、動画(ビデオ映像)やTwitter情報などを含めたリアルタイムでの最新情報も表示されることが増えてきています。

一般的な活用方法、様々な目線から紹介

特に地域ビジネスにおいてはサイテーションを活用しない手はありません。

食べログやホットペッパービューティーなどの口コミ評価や、店内の内装や料理の盛り付けなどを工夫し、「撮影OK」といったふうにSNSへの対応を柔軟にすることも方法の一つでしょう。

インフルエンサーを起用し、良いサイテーションが知られると一気に店の知名度や評価が上がったなどといった例もあります。

また、SNSなどでサイテーションをくれた人に対してちょっとしたサービスを行うなど、よりサイテーションを集めやすい環境を作るという方法を取り入れる店舗も増加中です。

経営者から見たサイテーションのメリット・活用

ローカルビジネスでのサイテーションは、評価が上がるほど良いクチコミによって、顧客の獲得やブランディング効果などが期待できます。

さらにSEOを加えることで、自社の店舗やWebサイトを認知されやすくなるというメリットも得られるでしょう。

ユーザーから見たサイテーションのメリット・活用

ユーザーにとっても、地域の飲食店や美容室などを実際に利用した人のクチコミは非常に気になるものです。

そこで、店にサイテーションが多く集まっていることで、ユーザーはクチコミやブログ記事などでの評価を頼りに、お気に入りの店を見つけやすくなるでしょう。

また、クチコミ評価の悪い店を避けられるというメリットもあります。

MEOにおける優位点・メリット・注意点

MEOにおける優位点・メリット・注意点

Googleマップに登録している店などを検索結果上位に表示させるための対策の一つであるMEOにおいては、サイテーションが重要なポイントになります。

地域ビジネスでのMEOの多くは、特定のエリア内で主に検索されているローカルSEOによるものが大きいです。

地域ビジネスにおいては、いかに多くのサイテーションを集めるかが、店の評価や新規顧客の獲得につながりやすいのは言うまでもありません。

ただ注意点としては、悪い評価のサイテーションが多くなると店の評価が下がってしまうことです。

また、来客が勝手に撮影した写真や悪意のあるサイテーションなどで、プライバシーの侵害問題(一般の客が映り込んだ写真をそのままSNSにアップされるなど)といった問題が起こる可能性も考えておかなければなりません。

そのほかにも公式サイトの定期的な改良や、最新情報への更新、サイテーションのチェックなどを怠らないことが大切です。

あまりにも悪意のあるサイテーションに対しては、強い対策も検討する覚悟が必要な場合もあります。

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