MEO用語

NAP

NAP
NAPとは
「NAP」とは、Name(店舗や会社の名前)、Address(所在地)、Phone(電話番号)の頭文字を取ったもののこと。ウェブ上でNAPが言及(サイテーション)されるときは統一された様式になるようにしておくのが、Googleマップ検索など地域情報の検索クエリに対して適切な結果を表示されるようにするのに好ましいとされている。ほとんどの場合は多少の表記揺れならばグーグルが吸収して同一のものだとみなしてくれるはずだが、それでも統一しておくほうがいいとされている。

>> MEOでは「記載情報の統一化による混乱を避けること」を指します

略歴/流れ

NAPが重要視されて背景には、2018年から本格化されたMEOがあります。

2018年ごろに、Googleマップ上で自分の店舗情報などをマップに表示させるMEOという手法が盛んに行われるようになりました。

これに伴って盛んになったのが、NAPです。

NAPとは?

NAPとは、店舗や会社情報の記載方法を統一させることです。

NAPとは、Name(店舗や会社の名前)、Address(所在地)、Phone(電話番号)の頭文字を取ったもので、webページやGoogleマイビジネスで表示する情報を統一させることでユーザーが検索した際に正確な情報を提供できます。

さまざまな媒体でName(店舗や会社の名前)、Address(所在地)、Phone(電話番号)の記載方法が異なってしまう場合やそもそも誤字がある場合は、各媒体ごとの情報が正確に共有されないことがあります。

具体的には、以下のような事例が当てはまります。

NAP

このような事態を避けるためにNAPの表示方法を統一させることが重要です。

関連する単語の紹介

サイテーション

サイテーションは、引用のこと指しNAPと同様にSEO対策で効果的と言われているものの一つ

SEO

SEOとは、検索エンジンでのページ評価のこと。

SEO対策を行いwebページを検索上位に表示させることで、検索エンジンからwebページを訪れる人数を増やすことができる。

構造化データ

構造化データとは、Googleなどの検索エンジンのクローラーがwebサイトを評価する際に、記載情報や記載内容を評価しやすいようにwebページを構造化すること。

様々な目線からみたNAPのメリット

ここでは、NAPの活用方法についてコンテンツ作成者と読者の2者の視点から解説していきます。

コンテンツ作成者

コンテンツ作成者は、Name(店舗や会社の名前)、Address(所在地)、Phone(電話番号)の3つの情報を自社サイトやサービスサイトで統一することでコンテンツ間の関連性を認識しやすくなって検索上位に表示させることが可能になります。

また、この際に忘れてはいけないのが他社やほかのメディアからの紹介記事です。

NAPは、自社サイトのみではなく他社のサイトでの紹介などで適用されます。

そのため、A社の自社サイトでは、「会社名:〇〇・住所:〇〇・電話番号:〇〇」と記載しているのに関わらず、B社がメディアでA社を紹介する際にA社の情報として「会社名:〇〇・住所:〇〇・tel:〇〇」と記載されてしまうとA社のNAPにブレがあると認識されてしまいます。

読者

読者としては、コンテンツごとのNAPが統一されていることでコンテンツごとの関連性を認識しやすくなります。

たとえば、以下のようにNAPがコンテンツごとに統一されていないと認識しにくいです。

  • 採用サイト:A株式会社
  • 自社HP:(株)A
  • オウンドメディアの運営社情報:株式会社A
  • Instagram:A

しかし、以下のようにコンテンツごとにNAPが統一されていると読者としても、コンテンツごとの関連性を認識しやすくなります。

  • 採用サイト:株式会社A
  • 自社HP:株式会社A
  • オウンドメディアの運営社情報:株式会社A
  • Instagram:株式会社A

MEOとNAP

MEOにおいて大切なことは、会社の情報を地図上で表示させることです。

この際に必要なことがNAPの統一によって、各種コンテンツ間の話題性を含めた情報を共有すること。

MEOでは、Googleマイビジネスの登録を行います。この際に、自社のホームページに記載されているNAP情報を一言一句間違えることなく記載することで、Googleマイビジネスに登録している情報とホームページの情報をリンクしてGoogleは認識することができます。

また、Googleマイビジネス以外にもInstagramやFacebookなどのNAP情報も統一することで、検索エンジンがSNSなどの話題性を考慮することが可能です。

このように、NAP情報を統一することで検索エンジンが各種コンテンツ間の関連性を見抜くことが可能になり、MEOにも効果を発揮することになります。

NAP情報を確認すべきコンテンツ

自社サイト

NAP情報を確認する際に一番最初に確認するコンテンツが自社サイトです。

基本的には、自社サイトの表記にNAP情報を統一することが多く、自社サイト内でNAP情報がブレてしまうと効果が薄くなってしまいます。

また、NAP情報をGoogleに伝える手段として構造化データを使用しましょう。

構造化データとは、自社サイトの情報を構造化することでGoogleのクローラーがサイト情報を確認しやすくすることです。

この際に、NAP情報も構造化することで正確なNAP情報を提供することが可能になります。

Googleマイビジネス

Googleマイビジネスは、Googleマップで表示される際に必要な情報です。

そのため、MEO対策としてNAP情報を統一させる際にはGoogleマイビジネスの登録情報の確認も必要になります。

クチコミサイト

クチコミサイトには、飲食店の場合は情報としてNAP情報が記載されていることがあります。

クチコミサイトのNAP情報が間違っていると効果が薄くなってしまうので、NAP情報が自社サイトと異なる場合はクチコミサイトの運営元に問い合わせをした上で修正してもらいましょう。

関連キーワード

SEO対策

MEO

構造化データ

-MEO用語
-, ,

© 2024 MEO対策のココだけ by さーぷらいず株式会社