- SERPsとは
- SERPとは、ユーザーが検索エンジンで検索を行った際に表示される検索結果画面のことです。この画面で上位表示されることはアクセス数のアップに繋がり、そのための施策がSEOです。複数形でSERPsと表現されることもあります。
- >> MEOでは「ユーザーが検索窓に入力いたキーワードに対応して表示される検索結果のこと」を指します
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略歴/流れ
1991年に、世界で初めてWebサイトが公開されました。
そして、1997年頃から検索エンジンのローンチについての研究がさかんになり、1999年頃までの検索エンジンは、単純に検索結果のみが表示されるSERPsでした。
そこから2002年に「Google Adwords(検索連動型広告)」のサービス提供が始まったことで、SERPs上には検索結果に加えて広告が表示されるようになったのです。
Google AdwordsとはSERPsに、検索したキーワードに反応して関連する広告などを表示するサービスを指し、SERPsに広告などを取り入れることにより広告収入を得るビジネスや、売り上げを伸ばしている企業も近年増えてきています。
さらに2017年頃には、「アンサーボックス」「ローカルパック」「ナレッジパネル」と、3つの機能が追加されました。
SERP(サープ)とは?
SERP(サープ)とは、「Search Engine Result Pages」を略したもので、「検索エンジンによる検索結果ページ」を意味します。
複数形でSERPs(サープス)と呼ぶのが一般的です。
SERPsの役割としては、ユーザーの検索意図と一致するコンテンツが含まれるWebサイトなどを、タイトルや文字構成、画像や説明文によって記された部分を抜粋したものを検索エンジンのアルゴリズムを元に表示させることが挙げられます。
当然ながら、SERPsで上位に表示されればクリック率も高くなり、運営者にとって顧客の獲得や収益につながるでしょう。
なおSEO対策とは、検索結果であるSERPs上で上位表示を狙うことも含みます。
SERPsで表示される順位が決定される要素には、キーワードを含むタイトルやコンテンツの質と内容、ドメインの評価などといった多くのアルゴリズムが関連しているといえます。
「アンサーボックス」「ローカルパック」「ナレッジパネル」を詳しく紹介
ここでは、2017年以降より、SERPsに追加された「アンサーボックス」「ローカルパック」「ナレッジパネル」についての説明をします。
アンサーボックス
検索されたキーワードに対し、通常の検索結果画面よりも上部にあるボックス型の場所に検索結果が表示されるものを指します。
自然検索の1位よりさらに目立つ場所に表示されるので、認識率もクリック率も高い傾向にあります。
ローカルパック
Google検索で「ネイルサロン」「ラーメン屋」といったローカルキーワードに対して表示される、地図情報がベースとなった検索結果です。
ナレッジパネル
検索された人物や場所、組織や物事についてSERPsに表示されるボックスを指します。主な情報がトピックスごとにまとまっており、その概要などを即座に確認できる機能です。
モバイルではSERPs上部に、デスクトップの場合はSERPs右上に表示されます。
関連する単語の紹介
ドメイン
簡単に言えばインターネット上の住所みたいなもので、Webサイトがどこにあるか、ネット上のコンピューターやネットワークの接続先などを識別するために使用される名称の一部のことです。
ユニバーサル検索
検索結果画面にて、Webサイトのページ以外のコンテンツも表示させる機能で、Googleが開発し、2007年から実装されました。
CTR
「クリック率」を指し、Click Through Rate の略称です。ユーザーの前に表示された画面のうち、彼らがクリックした回数の割合を計算したものです。
CTR(%)=クリック数÷広告の表示回数(インプレッション数)×100という計算式を用います。
一般的な活用方法を様々な目線から紹介
活用方法としては、ユーザーが自然検索しやすいキーワードに加え、相性の良いキーワードを選ぶことです。
次に、SERPs Feature Trendチャートと言ったツールを使ってマークアップを最適化し、ユニバーサル検索の中に入る確率を上げるという方法も上位表示への対策の一つでしょう。
また、マークアップを最適化すればアンサーボックス内に入る可能性も上がります。
ただし、アンサーボックスに入ることを目的としてマークアップなどを行うのであれば、ドメインが強いサイトのみで行うことをおすすめします。
スマホとパソコンでは表示が違うことも考慮し、それぞれを見やすく改良することも忘れてはいけません。
企業から見たSERPsのメリット・活用
企業が自社のWebサイトを持ち、運営することは、集客および収益アップに大きくつながります。
この場合、ユーザーは検索によって辿り着いたSERPsから自然流入することになり、メルマガや広告配信などユーザーの意図しないものを提供しなくて済みます(顧客離れの防止)。
逆に、ユーザーが自ら意図しての接触となることで、より需要も高まるでしょう。
そのための活用法としては、対象となるユーザーが引き込まれるようなタイトルやキャッチコピー、画像などをSERPsに表示させて一目でコンテンツの内容を伝え、クリックを促す必要があります。
ユーザーから見たSERPsのメリット・活用
特に2017年から加わった新機能によって、ユーザーは検索意図に一致するSERPsばかりでなく、それに関連するコンテンツも自然と目にする機会が増えました。
それによって、同じキーワードで検索しているほかのユーザーが、キーワードとセットでどのような情報を検索しているかを知ることができます。
自分の知りたい情報に加えて、参考に出来る情報やより有益な情報を得られることが、大きなメリットといえるでしょう。
MEOにおけるSERPsの優位点
Googleマップにおけるマップエンジン最適化を指すMEOとSERPsを連携させて活用できる優位点があります。
ローカルパックの導入により、SERPsとGoogleマップ連携させて、検索と同時に地図を表示させる機能が使えるようになりました。
SEO対策されたSERPsの機能とMEOの相乗効果で、他のコンテンツよりも目立つ箇所に表示されることが、大きな優位性といえるでしょう。
MEOとSERPsが組み合わさることは、ローカルパックで店舗への来客数を増やすことやブランディングにもつながります。
注意する点は、MEOの弱点としてレビューや悪い口コミによる影響を受けやすい部分があるということです。
それをカバーするためには店舗の改善だけでなく、SERPsをよりニーズに見合うものにしていくかを常に考える必要があります。