Googleマイビジネスからリスティングを削除し、Googleマップにも店舗が表示されないようにしたい。
主に以下の4つの理由で、削除が必要な場合があるでしょう。
- 閉業
- 移転
- 重複
- 存在しない
しかし、Googleは一筋縄では情報を削除することができないのです。
でも、そこにはGoogleなりの本質的な理由があるのをご存じでしょうか?
本記事では、Googleの意図を踏まえたうえで、早くマップ上から店舗を消去できる(かもしれない)方法をご紹介します!
タップできる見出し
マップから完全に削除されるまでにはタイムラグがある
結論から言うと、単純に削除の手続きを行っても、直後にGoogleマップ上から店舗情報が消えることは、ほぼありません。
1週間程度で消える場合もあれば、消えるまでに1年ほどかかる場合もあるようです。
大抵のユーザーは、「なぜすぐに消されないのか」と、不満に思うかもしれませんね。
しかし、その理由は、Googleを脅かす《身勝手な使い方をするオーナーの存在》があるからなのです。
時間をかけてでもGoogleが排除したいものとは?
身勝手なオーナーは、いかにしてGoogleの脅威となり得るのか。
彼らがとる行為は、非常に単純ながら、Googleの方針に反するものだからです(ガイドラインには明記されていませんが)。
方針に反する行為
上位表示されなかった古いリスティングを一旦削除して再度登録しなおすことで、トラクションを獲得し、素早く、以前よりも良い順位で表示されようとする
Googleは、このような自分本位なオーナーの行動を大変嫌います。
上位表示のためだけに再登録をするオーナーの情報の信憑性は低く、ユーザビリティに重きを置くGoogleの立場ではメリットがほとんどないからです。
自分本位な使い方をするオーナーたちを野放しにしておくと、どうなるのか。
情報の信ぴょう性が低くなる
=ユーザビリティの観点で傷を負う
↓
ユーザーが離れる
↓
Googleにとって大損害となる
Googleが自分本位のオーナーを排除するためには、普通のユーザーに多少不便な思いをさせてでも、時間をかけて実際に閉業されたかどうかの裏付けを得ることを優先したのだと考えられます。
Googleマップから店舗をできるだけ早く削除する方法
そうは言っても、早く店舗を削除できるに越したことはないですよね。
上で説明したGoogleの意図を踏まえて、マップ上から表示を早く消せる(かもしれない)方法をご紹介します。
手順は、2つの段階に分かれています。
削除の段階
- Googleマイビジネスから削除
- Googleマップから削除を提案
1.Googleマイビジネスから削除する
まずは、管理画面からリスティングを削除します。手順は以下の通り。
①Googleマイビジネスにログイン
②「お店やサービス」で、管理する店舗の一覧を開く
③削除したいビジネスにチェックを入れる
④「操作」→「ビジネス情報を削除」
⑤〇件のビジネスを削除しますか?→「削除」
普通なら、ここで削除が完了し、Googleマップから店舗が消えるまで、しばらくの間待つことになります。
2.Googleマップから削除を提案する
Googleは多角的かつ客観的に情報を判断しますから、オーナーが「閉業しました」と言っても、閉業を裏付ける証拠が揃うまでは、リスティングを完全には削除しません。
そこで、Googleマップから「削除の提案」をします。
①Googleマップを開く
②削除する店舗のナレッジパネルから「情報の修正」を選択
③「閉業、休業、または削除」を選択
④「情報の修正を提案した理由」の中から選択
⑤証拠となる写真を添付して送信(可能なら)
「オーナー側」と「ユーザー側」の認識の一致をもって、削除のための判断要素として認識すると仮定しましょう。
仮説が正しければ、削除提案の数や、証拠となる写真の有無によって、完全削除までの期間が短くなったり、長くなったりする可能性があります。
できるだけ多く、良質な判断要素を、Googleに提出すると良いかもしれませんね。
まとめ
「まさか、天下のGoogle様が、こんな不便な仕様のまま放置しているなんて…」
と考えていた方もいたのではないでしょうか。
反対です。
天下のGoogle様だからこそ、悪質なユーザーを排除し、全てのユーザーとWin-Winの関係を築くために、試行錯誤をしているということがわかりましたね。
できるだけ早く、マップ上から店舗を削除したいなら、本記事で紹介した方法をぜひ試してみてください!