- オンページSEOとは
- オンページSEO(内部対策)とは、検索エンジンで上位表示されるように、Webページを「最適化」する方法を指します。最終目標は、Webサイトへのオーガニック検索流入を増やすことです。
- >> MEOでは「検索エンジンに向けてコンテンツを最適化すること」を指します
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略歴/流れ
オンページSEOは、SEOを学ぶとき最初に学習することが多い項目です。
1990年代初頭、さまざまな検索エンジンが熾烈を極めていましたが、当初のSEO対策はオンページSEOしかありませんでした。
これには、コンテンツの質や関連性が高いか、十分なテキストがあるか、HTMLのタグは正確に設置されているかなどを含んでいます。
2000年に入るとGoogleの台頭により、アルゴリズムによる検索手法が発達しました。
これにより、オンページだけでなく、ページに向けられている外部リンクの量と質というオフページの要素も含んで検索上位の表示が決まります。
このアルゴリズムの変更により、現在ではオンページSEOだけでは検索上位に表示させるには不十分となりましたが、今でも重要なものであることに変わりはありません。
オンページSEOとは
オンページSEOは、検索エンジンで上位表示されるようにWebサイト内を最適化する対策をいいます。
日本では「内部対策」「内部最適化」とも呼ばれており、他の施策と比較してかんたんで誰でもできる内容なので、企業のWebサイト運営者から個人ブロガーまで誰もが覚えておくといいでしょう。
具体例として、「タイトルにキーワードを入れる」「画像のAltタグを設定する」「URLは短く」などが挙げられます。
オンページSEOの最終的な目的は、検索エンジンからのオーガニック検索流入を増やすことです。
作業的に難しい内容ではありませんが、SEO対策の中でも実用性が高く、費用も必要ない最も初歩的なものといえるでしょう。
関連する単語の紹介
オフページSEO
自サイトに外部から働きかけてくる要素を改善することを指し、日本語では「外部施策」とも呼ばれます。
つまり、Webサイトを外部にリンクしてもらい、検索エンジンに評価してもらう対策です。
単純にリンクをたくさんされていればいいわけではなく、たとえば、口コミでどれだけ多くの人が評価しているか、評価内容はどんなものかなども重要になります。
検索エンジンから「質の高いサイトと評価されているWebサイト」からリンクされている方が、検索結果の評価も高いものになるので、いくら質の低いサイトからたくさんリンクされても意味がありません。
そのためには、質の高いコンテンツを制作することが重要でしょう。
メタタイトル
コンテンツのタイトルのことです。検索されたときに表示される一番重要な部分といっていいでしょう。
ここにキーワードが入っていないと、検索結果に出ないためオンページSEOにとって、最重要項目といっても過言ではありません。
メタディスクリプション
Webページの説明文を検索結果に表示させるために設定するmetaタグのことです。
検索時にタイトルの下の説明文と考えておけばいいでしょう。
PCならば120文字程度、モバイル版だと50文字程度が表示されます。
Altタグ
Web上で表示される「画像」の意味を説明するテキストのことです。
Googleの検索エンジンも「画像の意味」を理解するとき「Altタグ」を利用しています。
そのため、検索エンジンにコンテンツの内容を適切に伝えるためにも、「Altタグ」の設定は重要です。
内部リンク
自サイト内のページを繋ぐリンクのことです。
ページ単体の評価だけでなく、サイト全体の評価を向上させるためにも、内部リンクの存在は重要なので設けるといいでしょう。
オンページSEOの具体的な施策
オンページSEOの施策に難しいものはありません。
そこでここでは、オンページSEOの具体的な施策を紹介します。
URLを短いものにする
URLをなるべく短くして、キーワードを含めてください。
なお、短いURLは、Googleの検索エンジンのアルゴリズムの1つであると2008年に公表されています。
キーワードをしっかり選ぶ
作成するページやコンテンツの元となるキーワードをしっかり選びましょう。
たとえば、「MEO やり方」と検索したとき、自分が作成したWebサイトを上位表示させるには、「MEO やり方」というキーワードを意識したサイト作りが必要です。
まったくキーワードと関係ないページ作りをしてしまうと、検索されても上位表示されるはずがありません。
そのため、キーワードをしっかり選んでからサイト作りに進むといいでしょう。
メタタイトルにキーワードを入れる
メタタイトルに狙っているキーワードを含めないと、検索上位に表示されないと思っていいでしょう。
もしキーワードが決まっているならば、Googleで検索してみてください。
上位表示されている検索結果のタイトルには、キーワードが入っているはずです。
また、キーワードをなるべく前に持ってきた方が有利と言われているので、サイト制作時に気をつけるといいでしょう。
メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションを設定すると、検索上位に表示される声も聞くので、少々面倒ではありますが記述するといいでしょう。
内部リンクを入れる
内部リンクを入れると、サイトからの直帰率を下げてくれて、検索上位にしてくれる可能性があります。
とくに記事の冒頭に持ってくるとクリックされやすくなるので、なるべく早い段階で内部リンクを入れるといいでしょう。
タイトルをH1タグ、見出しはH2タグでマークアップする
H1タグはページタイトルをマークアップするための役割を果たし、H2タグは見出しをマークアップします。
タグを入れていることもオンページSEOにとって大切なので、基本的なことでありますがしっかりやりましょう。
画像にAltタグを入れる
画像のAltタグも重要です。手間は掛かりませんが、多少の画像検索経由の流入が発生します。
画像サイズの圧縮
画像サイズを圧縮すると、ページ表示速度が上がるため、アップロード時に意識するといいでしょう。
MEOにおけるオンページSEOのメリット
オンページを意識したWebサイトを制作すると、コンテンツを検索上位表示させるための施策になるため、MEOでも高い評価をされて上位表示されます。
また、費用を掛けずに取り組める施策なので、自分でもできるものです。
難しいものではないので、少しでも今より検索上位を目指す場合は、オンページSEOの施策を実施してください。